アンタークティカ(Antarctica) チューリップ ― 2021年04月21日 13時02分45秒
フゲンゾウ(普賢象) ― 2021年04月22日 14時14分14秒
フゲンゾウ(普賢象)とは言っても、象の種類ではありません。桜の一種です。
花の雌しべの先端が曲がっていて普賢菩薩(ふげんぼさつ)の乗る白象の鼻に似ているため、この名が付いたと言われています。
国営昭和記念公園で、フゲンゾウが咲いていました。
フゲンゾウ(普賢象、学名:Cerasus Sato-zakura Group ‘Albo-rosea’ Makino)はバラ目、バラ科、サクラ属の植物です。オオシマザクラを基に生まれたサトザクラ群のサクラで、日本原産の栽培品種のヤエザクラ(八重桜)です。
花は大輪の八重咲きで、淡い紅色をしていますが開花が進むほど花弁が白くなっていき、最盛期を過ぎると花の中心部が赤く染まっていきます。
関東地方での開花期は4月下旬と、遅咲きの桜です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
クンフー(Kung-Fu) チューリップ ― 2021年04月22日 16時57分13秒
上野公園にて ― 2021年04月22日 18時42分15秒
国宝「鳥獣戯画」全巻一挙公開 ― 2021年04月23日 13時40分46秒
「鳥獣戯画」という言葉は聞いたことが無くても、このウサギさんやカエルさんたちの絵は誰もがどこかで見たことがあるはず・・・・・というほど有名な絵画「鳥獣戯画」。
「鳥獣戯画」は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて描かれたとされる、紙本墨画の絵巻物です。「鳥獣戯画」という名称が浸透していますが、正式には「鳥獣人物戯画」といいます。
京都の「高山寺」に伝わる絵巻物で、現状は甲・乙・丙・丁の4巻で構成されています。
「東京国立博物館 平成館」にて5月30日までの予定で開催されている「特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて」では、全4巻・全場面が一挙に公開されています。
全巻全場面の一挙公開は展覧会史上初めてのことです。
東京国立博物館は1872年(明治5年)に創設された日本最古の博物館で、上野恩賜公園の中にあります。
4月20日(火)の平日に行ったんですが、午前9時の開館前から人がいっぱい並んでいました。
ゴールデンウィーク中は23日現在、時間指定予約でほぼ完売状態になっています。予約で完売の場合、当日券は販売されません。
「鳥獣戯画」は、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いています。甲・乙・丙・丁の4巻で構成されていますが、合わせると44メートル超にもなる長大作です。誰が何のために描いたのかは分かっておらず、謎も多い作品です。
長大な絵巻を鑑賞するため、会場には「動く歩道」が設置され、甲巻はゆっくりと動く「動く歩道」に乗って鑑賞します。これによって、人が入口付近に溜まってしまうという、美術展独特の「密」を避けることが出来ています。
同展は3つの章で構成され、第1章では鳥獣戯画の全巻全場面を一挙公開!
第2章では鳥獣戯画の一部が本体と切り離され掛軸などに仕立て直されて伝来した「断簡」や、原本ではすでに失われた場面を留める「模本」の数々が展示され、「鳥獣戯画のすべて」に迫っています。
第3章では鳥獣戯画の伝わる高山寺中興の祖、明恵(みょうえ)上人の信仰と美術に焦点をあて、高山寺の「秘仏」として普段は公開されていない重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとする明恵上人ゆかりの品々が紹介されています。
今回の展示に合わせて東京国立博物館が「明恵上人坐像」をX線CTスキャン調査したところ、坐像の内部に巻物状のものと、紙が折り畳まれたようなものが見つかったということで、その写真などの資料も展示されています。
声優の山寺宏一さんと恒松あゆみさんによる音声ガイド(税込600円)があると、「鳥獣戯画」をより分かりやすく楽しむことが出来ます。
本展の図録には鳥獣戯画全4巻全場面がほぼ原寸大で掲載されているほか、鳥獣戯画の謎を解く最新研究なども多数掲載され、鳥獣戯画のすべてを網羅する決定版となっています。
東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社の編集による図録はA4判、474ページという迫力のある内容で税込3,000円という、是非手元に置きたい一冊❣だと思います。
東京は遠い。コロナ禍で行けない。など、会場に足を運べない人は図録だけでもお薦めです。
印刷物なので、墨の濃淡のグラデーションや色合いなどに違いはあるかもしれまんが、鳥獣戯画全巻全場面を資料や解説とともに、自宅で何回でも楽しむことが出来ます。
送料(税込660円)がかかりますが、朝日新聞ショップてオンライン販売しています。
(このブログはアフィリエイトではないので、宣伝をしている訳ではありません)
※ごめんなさい。4月23日13時30分現在、完売・品切れ中でした。
「特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて」開催概要
開催会場:東京国立博物館 平成館
開催期間:2021年4月13日(火)〜5月30日(日)
※会期中展示替えあり。(鳥獣戯画全4巻は全会期にわたって展示)
休館日:月曜休館 ※ただし5月3日(月・祝)は開館
開館時間:午前9時~午後7時(最終入場は午後6時)
※事前予約制
入館料金:一般 2,000円 大学生 1,200円 高校生 900円
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料(学生証、障がい者手帳等を提示)
※無料の方も「日時指定券」の予約が必要です
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
4月24日追記
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受け、4月25日より当面の間休館になります。
ダイナスティとキックスタート ― 2021年04月23日 18時44分44秒
横浜のロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」 ― 2021年04月24日 18時44分44秒
横浜・みなとみらいの都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」が、4月22日より運行を開始しています。
手前に見える遊園地「よこはまコスモワールド」と同じ泉陽興業が建設・運営を担いました。
ロープ―ウェイは運河の上、ビルの手前を運航していますが、ちょっと小さくて見えにくいですね。
運河に架かる橋の上から見てみました。写真左の、白い橋のある遊歩道は「汽車道」。その向こうに大観覧車「コスモクロック21」と「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」が見えます。
ロープウェイは、横浜ランドマークタワーに近いJR桜木町駅前広場と、新港地区の運河パークにある横浜ワールドポーターズ前間の約630メートルを結ぶ、地上高約40メートルの空の旅です。
8人乗りのゴンドラ36基が循環し、所要時間は片道5分ほどです。
感染症対策のため、当面は最大4人までとし、グループごとに乗る形で乗客数を抑えるということです。
今日、桜木町駅側の乗り場の前を通ったら、「50分待ち」になっていました。
営業時間は午前10時~午後10時。 ※現在は感染拡大防止のため午後8時まで
料金は片道で大人1,000円、子ども(3歳~小学6年生)500円です。
移動手段として使うとめちゃくちゃ高いのですが、アトラクションと考えればまあこんなものかと・・・
「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」公式ホームページはこちら。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
国営昭和記念公園の藤の花 ― 2021年04月25日 11時19分25秒
緊急事態宣言が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に発令され、ほとんどの大型商業施設、飲食店、イベント会場、レジャー施設、文化施設などが今日から臨時休業になっています。
しばらくの間は外出を控えて、撮りためた写真をほじくり返しながらアップしたいと思います。
国営昭和記念公園も今日から臨時休園に入りました。 4月19日に撮影したフジ(藤)の花の写真です。
青空の下、その名のとおり藤色の花を見事に咲かせていました。
フジ (藤、学名:Wisteria floribunda) は、マメ目、マメ科、フジ属のつる性落葉木本です。
英名ではJapanese Wisteria (ジャパニーズ ウィステリア) といいます。 Wisteriaはフジ属全般の学名であり、英名でもあります。
色彩の「藤色」の事を「ウィステリア」ともいいます。
フジの花の周りには何故かクマバチがたくさん飛んでいます。
フジの仲間の花はとても固い構造で蜜を守っており、クマバチ位の力でこじ開けないと蜜を得ることが出来ないといいます。そのせいか、ミツバチなどはあまり近寄ってきません。
クマバチは体が大きくて、羽音もブンブンとうるさいので子供たちは怖がりますが、こちらから危害を加えなければ刺したりはしません。
性質は極めて温厚で、人間にはほとんど関心を示しません。私の経験では、しつこくレンズを向けていると「あっちへ行けよ!」というように近寄ってくることが何回かありました。でも、こちらがじっとしていればそのまま花の所へ戻ります。
そもそも、針を持つのはメスのみで、オスには針が無いということです。
但し、メスを脅かしたりすると刺されることがあるので、注意が必要です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
アプリコットプライド(Apricot Pride)チューリップ ― 2021年04月25日 13時18分59秒
東京国立博物館のユリノキ ― 2021年04月26日 11時43分24秒
トーハク(東博)の愛称で親しまれている東京国立博物館のマスコットキャラクターも、マスクをしてのお出迎えです。
向かって左は「トーハクくん」。埼玉県熊谷市野原古墳群で出土された東京国立博物館所蔵の埴輪「踊る人々」がモデルになっています。 本名は「東 博 (あずま ひろし)」です。
右は「ユリノキちゃん」です。本名は「ノキ ユリ」です。
「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」は、2012年に東京国立博物館140周年を記念し、トーハクの魅力を伝えるキャラクターとして誕生しました。2016年には広報大使に就任しています。
写真左上にある大きな木が「ユリノキ」です。
明治8~9年頃に渡来した30粒の種から育った一本の苗木が、明治14年に現在地に植えられたといわれ、以来博物館の歴史を見守り続けています。
このユリノキは東京国立博物館のシンボルのような存在で、当館は「ユリノキの博物館」「ユリノキの館」などとも呼ばれています。
博物館の本館は1923年(大正12年)の関東大地震で倒壊した為、新たに公募した設計から1937年11月に竣工、1938年11月に開館したもので、国の重要文化財に指定されています。
大きなユリノキに近づいて見ると、たくさんの花が咲いています。
ユリノキ(百合の木)の花はチューリップのような形をしています。
学名は「Liriodendron tulipifera」( tulipifera は“チューリップのような花を付ける”の意)といい、英名も「American tulip tree」と、チューリップを思わせる名称なのですが、日本では何故か「ユリノキ(百合の木)」といいます。
これは学名の属名「Liriodendron」が、古代ギリシア語:のλείριον (leirion) =「百合」 とδένδρον (dendron) =「樹」をあわせた造語で、そこから「百合の木」という和名が付いたようです。
英名で「アメリカン チューリップ ツリー」というのは北アメリカ中部が原産だからだと思います。
和名では、葉の形が半纏(はんてん)に似ていることから「ハンテンボク(半纏木)」、花が蓮(はす)の花を思わせることからレンゲボク(蓮華木)とも呼ぶようです。
いろいろな名前で呼ばないで欲しいですね。
ユリノキはモクレン目、モクレン科、ユリノキ属の落葉高木です。
黄緑色の花弁に赤い斑が入ったチューリップ型の花を5~6月頃に咲かせます。今年はサクラをはじめ、多くの植物の開花が早いようです。
花はまっすぐに上を向いていて花の中を見ることは難しいのですが、風にあおられて下を向いた瞬間を狙って撮ってみました。
東京国立博物館は、新型コロナによる緊急事態宣言を受けて、昨日(4月25日)から臨時休館しています。この写真は4月20日に撮影したものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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