栄誉の殿堂入りのバラ(7) パスカリ(Pascali) ― 2021年05月22日 09時05分23秒
イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。 (2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は、第9回大会(1991年、イギリス・ベルファースト)で選ばれた、「パスカリ(Pascali)」です。
パスカリ(Pascali) 作出年:1963年 作出国:ベルギー(レンズ社 Lens,L.) 系統:ハイブリッド ティー (HT:Hybrid Tea)
第4回大会で殿堂入りをしたクイーン・エリザベスと、ホワイト・バタフライという品種を交配して生まれました。
中心はクリーム色で、花弁の外に向かって象牙色のような白になる、上品な色合いです。
四季咲き品種最強の強健種と名高い「クイーン・エリザベス」の特徴を引き継いで、強健で耐病性に優れています。 切り花としても人気のある薔薇です。
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