栄誉の殿堂入りのバラ(11)ボニカ '82(Bonica'82) ― 2021年05月26日 09時57分48秒
イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。 (2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は、第13回大会(2003年、イギリス・グラスゴー)で選ばれた、ボニカ '82(Bonica'82)」です。
ボニカ '82(Bonica'82) 作出年:1982年 作出国:フランス(メイアン Meilland) 系統:シュラブ (S: Shrub)
多花性で株全体を覆うように見事な花を咲かせます。景観を造るのに適した、多くの花を咲かせる丈夫な薔薇で、「修景バラ」としてよく利用される品種です。
ローズピンクの淡い花色が、葉っぱの緑と青空に映えます。
一つひとつの花を見るととても可愛らしく、いかにも薔薇らしい中輪の花を咲かせるので人気があります。
メイアンにはボニカと命名した他の品種がある為、「'82」を付けたということです。
美しい上に丈夫で育てやすいのでバラ愛好家の間で人気があり、「栄誉の殿堂入り」の他にも1982年にドイツのADR賞、1987年にアメリカのAARS賞を受賞しています。
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