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国立競技場の聖火の行方は?2021年07月28日 14時44分30秒

東京2020オリンピックの開会式で大坂なおみ選手が点火した、聖火台。

本来なら国立競技場(オリンピックスタジアム)に設置し続けるのですが、木材を多用した建造物でもあり、物理的課題も多く、競技期間中設置し続ける事は出来ません。
また、聖火を消すことなく聖火台をスタジアム外へ移設することは困難であるということから、今大会では「式典用」と「競技期間用」の2台の聖火台が作られました。

正式には「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台」というそうですが、2台の聖火台の内、競技期間用の1台は、競技会場が集中する東京臨海部の江東区青海(あおみ)と有明(ありあけ)を結ぶ「夢の大橋」に設置されました。
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台
オリンピックスタジアムの聖火台に点火された聖火は、23日の開会式終了後にランタンに納められ、 午前0時40分頃に「夢の大橋」の聖火台へと到着しました。そして、2016年リオ大会のバドミントン女子ダブルスにて金メダルを獲得した、高橋礼華さんが聖火台に火を灯し、有明の地でのオリンピック聖火の展示が始まりました。
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台
青海側を見るとパレットタウンの大観覧車を望み、有明側は聖火の向こうに東京ビッグサイト(有明国際展示場)が見えます。
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台

聖火は期間中24時間灯されます。
聖火の燃料には二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーの「水素」が使われています。
ただ、水素は燃焼時は無色透明の為、炎が見えません。そこで炭酸ナトリウムの炎色反応を利用してオレンジ色の炎を演出し、独自の噴出音を伴いながら赤々と周りを照らしています。
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台

「夢の大橋」に設置された聖火台はオリンピックスタジアムと同じデザインで、大きさはその3分の1と小さめです。それでも直径は1メートル20センチあります。重さは約200キロです。
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台
式典用聖火台はオリンピックスタジアム又はその周辺に、競技期間用聖火台は関連する場所に、東京2020大会のレガシーとして大会終了後も残される予定です。


「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台(競技期間用)」 概要
<設置場所> 東京都臨海部 「夢の大橋」有明側(江東区有明3丁目付近) 
<点灯期間>
   オリンピック期間:7月24日(土)~8月8日(日)
   パラリンピック期間:8月25日(水)~9月5日(日)
<点灯時間> 期間中24時間点灯
<仕様>
  『聖火台本体』
   大きさ:直径約120cm×高さ約90cm
   重量:約200kg 材質:鋳鉄(一部ステンレス)
   色:白
 『架台全体』
   直径(二重柵を含む):約500cm
   聖火台頂点までの高さ:約370cm
<デザイン> モチーフは太陽。
   夢の大橋の聖火台は、開会式で球体が花の様に開く事で生命力や希望を現した、最終的な形状と同じものにしています。
 『デザイナー』
   佐藤オオキ  
   ※当時、東京2020大会開閉会式の演出企画チームを統括していた野村萬斎さんの「太陽の下に皆が集い、皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」という コンセプトに基づき、佐藤オオキさんが具体的なデザインの制作を行いました。
 『聖火台制作』  nendo



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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