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アプリコットキャンディ(Apricot Candy) バラ2021年11月02日 07時45分02秒

アプリコットキャンディ(Apricot Candy) バラ
アプリコットキャンディ(Apricot Candy) バラ
作出年:2006年 作出国:フランス(メイアン Alain Meilland) 系統:ハイブリッド ティー (HT:Hybrid Tea)

アプリコットキャンディ(Apricot Candy) バラ
優しいアプリコットの花色で、半剣弁高芯咲きの大輪種です。開くにつれて花弁が波打ってきます。
たくさんの花が房咲きになる様子は、まるでキャンディーブーケのようです。

「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館2021年11月02日 16時55分52秒

東京都新宿区にある「SOMPO美術館」で、「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展が12月26日(日)まで開催されています。
SOMPO美術館は、1976年に東郷青児美術館として設立されましたが、その後何回か館名を変更し、2020年7月に損保ジャパン本社ビル敷地内に別棟を新築して「SOMPO美術館」が開館しました。


大正から昭和にかけて、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」で活躍した川瀬巴水(1883-1957)は、微風に誘われ、太陽や雲、雨を友として旅に暮らし、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けました。
風景版画家として、今でも多くの人の心を惹きつけています。

25歳から本格的に絵画の道を歩みだした巴水(本名:文治郎)は、鏑木清方への弟子入りを望みましたが、本格的に弟子入りを許されたのはその2年後でした。
27歳頃から鏑木清方のもとで写しものによる基礎的な絵の勉強をしたといい、「巴水」の画名も鏑木清方からいただいたものです。
鏑木清方に師事していた頃の川瀬巴水です。
川瀬巴水

1918年以降、旅に出ることが制作のベースとなっていった巴水は、版元として新しい時代の浮世絵版画「新版画」を提唱した版元・渡邊庄三郎と共に、海外にも通用する木版「美」の構築をめざし、新しい版画表現を切り開いていきます。
日本全国を旅して、四季折々の風景を抒情的に描いた巴水は、「抒情詩人」と呼ばれています。

川瀬巴水 旅と郷愁の風景(SOMPO美術館) 展示風景
展示風景

パシフィック・トランスポート・ライン社が米国で配布する1853年カレンダーの為に、巴水は日本の名所を中心に12図セットの作品を創りました。下は多摩川の竹林を描いたものです。
川瀬巴水 《多摩川、竹林》 1953年カレンダー/4月 1952(昭和27)年 木版、紙 243×365mm  渡邊木版美術画舗所蔵


東京市芝区(現東京都港区新橋あたり)に生まれた巴水は、東京を描いた作品も多く残しています。
1952年に文部省(当時)が日本の木版画技術保存のため、二人の作家に作品制作を依頼しました。
美人画で有名な伊東深水と共に選ばれたのが、日本全国で抒情的な「新版画」を描いて活躍していた川瀬巴水でした。
古希を迎えようとしていた巴水が描いたのは、巴水の原点ともいえる、芝の「増上寺」です。路面電車を待つ3人は、妻と養女と自身の姿だといわれています。
9枚の版木を使い、42回の刷りを重ねた大作です。
川瀬巴水 《増上寺之雪》 1953年 木版、紙 337×439mm 渡邊木版美術画舗蔵

書簡や版木、文鎮、名刺など、多くの資料も展示されています。

落款(雅号印)です。

川瀬巴水が愛用した双眼鏡です。
風景画の中にも人物を多く描いた巴水。細かい観察力が風や雪などの抒情的な表現に繋がったのかもしれません。

写生帖も約20点が展示されています。

静寂の雪の中に描かれた中尊寺金色堂(岩手県平泉)です。
1957年(昭和32年)11月に巴水は胃がんの為74歳で亡くなりました。療養中、病と闘いながら筆をとった本作品は未完のまま絶筆となり、渡邊庄三郎によって仕上げられました。
川瀬巴水 《平泉金色堂》 1957(昭和32)年 木版、紙 362×240mm 渡邊木版美術画舗蔵


版画の完成までの工程を紹介するために、輪郭線を摺る黒摺から完成まで摺りの過程を10回に分けて記録したセットです。
実際の摺り回数は30回なのでこの3倍の工程を経ることになります。
川瀬巴水 旅と郷愁の風景(SOMPO美術館) 展示風景
川瀬巴水 《野火止平林寺》 木版畫順序摺 1~10 1952(昭和27)年 木版、紙 367×242mm 大田区立郷土博物館蔵  展示風景

アップルコンピュータの共同創業者、スティーブ・ジョブスも「新版画」や巴水の作品に興味を持ち、1983年(昭和58年)に銀座の画廊を訪れて作品を購入して以来、川瀬巴水の作品だけでも25点を蒐集していたといいます。
スティーブ・ジョブスが最初に画廊を訪れた際に即日購入したといわれる巴水作品、《西伊豆木負》です。
川瀬巴水 《西伊豆木負》(にしいずきしょう) 1937(昭和12)年6月 木版、紙 391×284mm 渡邊木版美術画舗蔵 

こちらもスティーブ・ジョブスのコレクションに加わっている、《冨士之雪晴》です。
ジョブスは富士山の絵ばかりを購入した訳ではありません。塩原、奈良、大阪、唐津、明石など、日本各地で描かれた版画や、巴水以外の新版画作品も多く購入しています。
川瀬巴水 《冨士之雪晴(忍野附近)》 1952(昭和27)年 木版、紙 332×464mm  渡邊木版美術画舗蔵

日本各地を旅して風景をスケッチし、彫師、摺師との共同作業で数々の「新版画」を生みだした川瀬巴水の、安らぎをもたらす木版画を堪能することができます。


開催会場:SOMPO美術館
開催期間:2021年10月2日(土)〜12月26日(日)
休館日:月曜日 11月16日(火):展示替えのため
  ※会期中に一部展示替えがあります
   【前期】10月2日(土)~11月14日(日) 【後期】11月17日(水)~12月26日(日)
開館時間:10:00 - 18:00 (入館は閉館30分前まで)
観覧料金:オンラインチケット 一般 1,300円(1,500円) 大学生 1,000円(1,100円) 小中高校生 無料
  ※障がい者手帳をお持ちの方は無料
  ※入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得してください
  ※( )は当日窓口チケット
  ※当日、定員に空きがある場合のみ、美術館受付で当日窓口チケットを販売します
開催期間や料金等、詳細は公式サイトで確認をお願いします



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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