横浜美術館「Wall Project」村上早「Stray Child」 ― 2022年05月10日 18時43分13秒
改修工事の為休館中の横浜美術館です。
この建物は丹下健三都市建設設計事務所の設計で、1989年(平成元年)3月の横浜博覧会のパビリオンとして使用され、博覧会終了後の同年11月に美術館として正式開館しました。
開館から30余年を経た横浜美術館は、2021年3月から大規模改修工事に入っています。
工事中の横浜美術館正面の、グランモール公園「美術の広場」に面した仮囲いを利用して、横浜美術館「Wall Project」が開催されています。
これは、将来活躍が期待される若手アーティストを紹介する小企画展「New Artist Picks」の屋外版として企画されたもので、第1回は、村上 早(むらかみ さき)「Stray Child」です。
村上 早は、ポスターカラーを使い筆で銅版に直接描いた線を腐食させるリフトグランド・エッチングなどの技法で、自身の記憶やトラウマから生まれたモチーフを描く作家です。
銅版画の製作は版に傷をつける行為。銅板に刻まれた線は心の傷であり、線を埋めるインクは血、インクを載せる紙はガーゼ だという、村上 早の作品18点が展示されています。
子供たちも遊ぶ広場なので、観覧は無料です。
第1回 村上 早 は11月6日まで。
第2回は浦川 大志(うらかわ たいし)で、11月から2023年8月までの予定です。
横浜美術館公式ホームページはこちら。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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