今日は中秋の名月 ― 2022年09月10日 11時20分53秒
今日は中秋の名月です。一年の内で最も月が美しく見える日だといわれています。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。
満月とは、月と太陽の黄経差が180度となる月(地球から見て太陽と反対方向になった瞬間の月)を指し、「望(ぼう)」といいます。
「望月(もちづき)」という苗字の人は多くいますが、望の月で、満月を表す尊いお名前です。
中秋の名月が毎年必ずしも望(満月)になるとは限りませんが、今年は9月10日の18時59分がちょうど望になるので、雲が無ければ完璧な「中秋の名月」を見ることができます。
日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもあります。月見団子や芋類、豆類を供え、お月見を楽しみます。
もとは中国の風習で、日本へは平安時代に伝わったとされます。
中国では「中秋節」といい、春節に次いで重要な祝日で、月餅や果物などを供えて家族と共にお月見を楽しみます。中秋節の丸い月は団欒を象徴し、この祭りは「団欒節」とも呼ばれています。
今年は9月10日から13日が休日になります。羨ましいですね。
横浜中華街の重慶飯店ではこの時期になると中秋節用の月餅を期間限定で販売します。
左に2つあるのは「豆沙蛋黄大月餅」、その右下は「蛋黄酥 黒餡」、右上は「蛋黄酥 白餡」、上中央は定番商品で「栗子大月餅(クリコダイゲッペイ)」です。
パッケージを外しました。左が「豆沙蛋黄大月餅」、赤い印のあるのが「蛋黄酥 黒餡」、上は「蛋黄酥 白餡」です。
中秋月餅は唐の時代、唐明皇帝が中秋節の祝宴に 善行を施した人々を宮廷に招き、満月をかたどった円形の月餅を供えたといい、中秋節の夜にこれを食べると幸せになるという言い伝えがあります。
豆沙蛋黄大月餅(トウサタンファンダイゲッペイ)
アヒルの塩漬け卵の黄身を満月に見立てた、中秋節の為の特別な月餅です。 甘さを抑えた上品な黒あんの味を黄身の塩味が引き立てます。
直径約8cm、高さ約3cmです。かなりボリュームがあります。1個税込864円。
重慶飯店 蛋黄酥 黒餡(タンファンスクロアン)

蛋黄酥(タンファンス)も中秋節には欠かせないお菓子です。
こちらもアヒルの塩漬け卵の黄身を満月に見立てています。薄いパイのような皮に包まれた餡の甘みと卵の黄身の塩味がマッチして美味しい。
重慶飯店 蛋黄酥 白餡(タンファンスシロアン)
蛋黄酥(タンファンス)の白餡バージョンです。コロンとした丸い形がかわいいのですが、結構大きいので皆で分け合って食べることができます。層になったサクサクの皮が洋菓子のようなイメージを与えます。
蛋黄酥は税込378円です。
関東南部は今は晴れていますが、夕方には雲が出るという天気予報です。
運(うん)が良ければ雲(うん)が無くなります。ツキがあれば月が見えます。
中秋の名月が見られることを祈ります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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