シモバシラの霜柱@神代植物公園 ― 2022年12月21日 17時42分16秒
新潟県の大雪被害は大変な状況ですが、関東地方も雪は降らないまでも寒い日が続いています。
昨日、東京都調布市にある神代植物公園の細流の水は凍っていました。
園内通路のあちこちで、霜柱が朝日に輝いています。
植物多様性センターのシモバシラに、霜柱の花が咲いていました。
シモバシラ(霜柱)は、シソ目、シソ科の、宿根性の多年草です。
初秋に白い花をたくさん咲かせますが、冬には地上部が枯れてしまいます。茎は断面が四角形をしていて、枯れるとやや木質化します。
冬に地上部分の茎は枯れてしまいますが、地中の根の部分はまだ活動していて保水能力を保っています。茎の中の導管(水の通り道)を毛細管現象によって根から地中の水が上がってきます。
その水が茎から染み出て外気に触れて凍ることによって、氷の花(霜柱)を咲かせます。それが「シモバシラ」の名の由来です。
シモバシラは、絹糸を巻き付けたような繊細な氷の花(霜柱)を作り出します。綿菓子みたいですね。
陽が当たってくると、その部分から溶けていってしまいます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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