横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 ― 2023年02月10日 14時13分08秒
横浜市青葉区にある「横浜市民ギャラリーあざみ野」で、「あざみ野フォト・アニュアル2023」が開催されています。
横浜市は、カメラや写真、 文献、約12,000件からなる貴重な資料を所蔵していて、横浜市民ギャラリーあざみ野では年に1回、写真に関連する展覧会「あざみ野フォト・アニュアル」を開催しています。
今回は、「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真をめぐる距離」と題し、写真にかかわる様々な「距離」をキーワードに、写真技術の発展と写真表現の関係を探りながら、収蔵するカメラや写真、関連資料を紹介しています。
カメラの前身である「カメラ・オブスクラ」が発明された頃にはまだ感光材料は無く、風景観察や絵画の描写補助に用いられていました。
カメラ・オブスクラ(作者不詳)1800年頃
世界で最初に市販されたカメラのレプリカです。風景用のレンズが付けられています。
ジルー・ダゲレオタイプカメラ(レプリカ) オリジナルは1839年 アルフォンス・ジルー
上から覗いてピントや構図を確認するカメラです。
ホーム・ポートレート・グラフレックス 1912年 イーストマン・コダック・カンパニー / フォルマー&シューイング・デヴィジョン
展示風景
展示風景
1900年頃には、2枚の写真で3D表現をするステレオ写真や幻燈用スライドなどが登場しました。
世界初の距離計連動カメラです。
No.3A オートグラフィック・コダック・スペシャル 1916年 イーストマン・コダック・カンパニー
日本で最初の標準ズームレンズ、43~86mm F:3.5が付いた一眼レフカメラです。
ニコレックス・ズーム35 1963年 日本工学工業株式会社
遠くのものをレンズによって視覚的に引き寄せて拡大する、望遠レンズ付きのカメラです。
(手前)コンタックスIII&フェルノブジェクティブ50cm F8 / 向こうはニコン・フォトミックFTn&200~600mm望遠ズームレンズ
人物や商品撮影などで好んで使われた6×6判カメラ、ハッセルブラッドと、報道用で多く使われた「スピグラ」ことスピード・グラフィックです。
(手前)ハッセルブラッド1600F ヴィクター・ハッセルブラッド・アービー 1948年 / (中)スピード・グラフィック フォルマー・グラフレックス:コーポレーション 1928年
「あざみ野フォト・アニュアル2023 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真をめぐる距離」開催概要
開催場所:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2
開催期間:2023年1月28日(土)〜2月26日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:10:00~18:00
観覧料金:無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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