仮囲い芸術「KYOBASHI ART WALL」 ― 2023年09月24日 14時08分47秒
東京都中央区京橋一丁目で建設中の「TODA BUILDING」(2024年秋グランドオープン予定)は、『人と街をつなぐ』をコンセプトにするオフィスビルです。
地下3階地上28階建てビルの1階から4階は、現代の表現者をキーワードに掲げるミュージアムやホール、ギャラリー、アートスクエアなど、「芸術文化エリア」として設計されています。
現在建設中の「TODA BUILDING」の北面仮囲いで、「KYOBASHI ART WALL」という新進アーティストの公募優秀作品展が開催されています。
計4回ある公募での優秀作家は「KYOBASHI ART ROOM」で作品展示の機会が与えられ、「TODA BUILDING」完成後には館内で歴代の入選作家の展示が行われます。
仮囲いでの展示は実物ではなく、優秀作品の紹介のような形になっています。(作品を写真撮影し、大判シートに印刷して仮囲いに貼り付け)
2022年5月のブログでも紹介しましたが(こちら)、招待作家の作品が2点展示されています。
【招待作家作品】
瀬戸 優 《水源-ウサギ-》 2021年 テラコッタ、彩色、玉眼 H30×W16×D40cm
瀬戸優は、「彫刻表現における自然科学との融合性」をテーマとし、野生動物をモチーフとしたテラコッタ(素焼きの土器) による実物大の彫刻作品を制作しているアーティストです。
yutaokuda 《Abstract Bouquet(Cobalt Blue x Red)》 2021年 キャンバスにアクリル、顔料インク H91×W91cm
本作では、中央区の色であるコバルトブルーを背景にし、色とりどりの花は街中にアートが芽吹く京橋の様子を表現したということです。
【第1回 優秀作品】
Kokeshisky / コケシスキー 《Hole》 2021年 キャンバスにアクリル H65.2×W65.2cm
本作では、堆積物からなる山に対しての穴であり、加えて、時間の積み重なり、同じ場所でありながら違う時間の一瞬が融合した画面を表現したということです。
佐々木 香輔 《space -under the ground-》 2020年 デジタルタイプCプリント H53×W79.5cm
写っているのは「地震の研究装置」で、普段は真っ暗闇の地下空間にライトを持ち込み、光源の位置を何度も変えながら複数枚撮影。そしてそれらを重ね合わせて、1枚の画像に合成したということです。可視化された風景は現実には存在せず、この写真にのみ映し出されます。
【第2回 優秀作品】
高橋 喜代史 《POSTER》 2018年 写真(映像作品《POSTER》のスチール写真) H75×W100cm
英語・日本語・アラビア語、3つの言語で「助けて!」と描かれた大きなポスターを、1人で貼ろうとする映像作品《POSTER》のスチール写真です。日本の難民認定問題を背景に、日本に助けを求めて難民申請をする人々の状況と、ポスターを貼るには助けが必要な状況を重ねたということです。
チャン・ジンウェン(張 静雯・Ching Wen Chang) 《冬夜》 2022年 雲肌麻紙、墨 H41×W41cm
《冬夜》(とうや)は、見慣れた喫煙所をモチーフにしています。チャン・ジンウェンは、無機質な風景を描写し、現代人の「孤独」、「記憶」、「コロナの不安感」などの感情を伝えたいと考えているといいます。
【第3回 優秀作品】
大竹 奨次郎 《Untitled》 2022年 キャンバスに油彩 H60.6×W72.7cm
2020年武蔵野美術大学油絵学科を卒業後、高校の美術教師として勤めた大竹は、どうしたら絵が描けるのかという問いに真摯に向き合い、描くことを続ける若手アーティストです。
SAKAMOTO ENTERTAINMENT 《Re:Orange_Peel_Piece》 2023年 キャンバスに油彩、アクリル H72.7×W60.6cm
素材を研究し、新たな視点からものを見つめ直しデザインやアートに落とし込んでいるアーティストの作品です。
【第4回 優秀作品】は1点のみになります。
ネルソン・ホー(Nelson Hor) 《編むこと、思い出すこと》 2022年 雲肌麻紙に岩絵具 H116.7×W91.5cm
マレーシア、ペナン生まれで、2021年多摩美術大学日本画専攻卒業。メンタルヘルスやLGBTQに対する差別など現代の社会問題をテーマにした絵画、刺繍、インスタレーションなどの作品を制作しているアーティストです。垂らした髪を編んでいる様を和紙に朱色の岩絵具の線だけで表した作品です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
生茶 R i c h ― 2023年09月24日 18時18分18秒
近くのスーパーで「キリン 生茶 R i c h 」を売っていたので買ってきました。9月5日に新発売された製品です。
ちょっと小さいなと思ったら、内容量が400ccしかないようです。値段はスーパーの価格で108円(税別)でした。
きめ細かく粉砕した「微粉砕かぶせ茶」を、「キリン 生茶」の10倍使用し、複数の温度帯で抽出することにより、苦渋みを抑えつつ、茶葉の深いうまみとコクが感じられるようにしたといいます。
微粉砕茶葉が底にたまっているので、ゆっくり振ってから飲みます。
もともと私は「キリン生茶」が好きなのでペットボトルのお茶を買うときはいつも「キリン生茶」です。
「キリン生茶」の独特のうま味がさらに増して、しかも苦みを感じない、味わえるお茶になっています。
喉の渇きを癒すために飲むのではなく、ゆっくりとお茶を味わう時に飲みたいペットボトル飲料です。
いつも飲んでいる「キリン生茶」と「キリン 生茶 R i c h 」の色を比べてみました。抹茶のような色をしていますね。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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