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草間彌生美術館YAYOI KUSAMA MUSEUM「幻の色」2023年12月13日 11時57分14秒

東京都新宿区弁天町にある、草間彌生美術館(YAYOI KUSAMA MUSEUM)です。
隣のマンション入口を塞いでしまうくらいに多くの人が並んでいました。当館の観覧者は外国人が多く、3分の2位は外国の人達になります。
草間彌生美術館 YAYOI KUSAMA MUSEUM

今回の展示は「幻の色」をテーマにしており、初期から現在に至るまでの代表的なシリーズから、草間彌生の特徴的な色彩表現の変遷を辿っています。
草間彌生美術館YAYOI KUSAMA MUSEUM「幻の色」


1階の会場入ってすぐの場所に展示された《塔》という作品は、蛍光ピンクの多数の箱が円柱形に積み重なり、中には黒い水玉が描かれたソフト・スカルプチュアが置かれています。
草間彌生の幻覚・幻聴の“恐怖”を表しているようです。中から飛び出してきそうで、観ているこちらも恐怖を感じます。
※ソフト・スカルプチュアは彫刻の一種で、織物(布)、フォームラバー(気泡ゴム)などで作られた作品
草間彌生《塔》1998年
草間彌生 《塔》 1998年 詰め物入り縫製布、木、ペイント 24点組 350×150×150cm

草間彌生《魂を燃やす閃光(A.B.Q.)》1988年 / 《塔》1998年
草間彌生《魂を燃やす閃光(A.B.Q.)》1988年 / 《塔》1998年

《魂を燃やす閃光(A.B.Q.)》は横5.2メートルの大作です。近づいてよく見ると、精子を思わせる水玉が隙間なくうごめいています。
草間彌生《魂を燃やす閃光(A.B.Q.)》1988年
草間彌生 《魂を燃やす閃光(A.B.Q.)》部分 1988年 アクリル、キャンバス 194×520cm

生活空間の中に蛍光色の水玉が浮かび、自身が水玉に取り込まれたような感覚になります。
《I'm Here, but Nothing》というタイトルで、無限に反復・増殖した水玉の中に自分自身を埋没させて、世界と自分の境目をなくそうとした作品です。
草間彌生 《I'm Here, but Nothing》 2000/2022年
テレビに映っているのは、自作自演で歌を歌う草間彌生です。
草間彌生 《I'm Here, but Nothing》 2000/2022年
草間彌生 《I'm Here, but Nothing》 2000/2022年 蛍光ステッカー、ブラックライト、家具、日用品 サイズ可変

屋上では青空の下、鮮やかな水玉模様の花が咲いていました。真昼間に咲いていても《真夜中に咲く花》です。
草間彌生《真夜中に咲く花》2010年
草間彌生 《真夜中に咲く花》 2010年 F.R.P.、ウレタン塗料、鉄 190×244×122cm

屋上からは新宿の高層ビル群が見えます。ワイドレンズで撮影したので小さくなってしまいましたが、赤い矢印が今年4月に開業した「東急歌舞伎町タワー」です。
草間彌生美術館YAYOI KUSAMA MUSEUM

図録は、同じサイズに統一して展覧会ごとに発行しているので、本棚にきれいに並びます。今回はNo.012になり、バックナンバーも美術館で販売しています。
20.8×23cm、56ページで、税込2,200円でした。
草間彌生美術館YAYOI KUSAMA MUSEUM「幻の色」

お土産に、ヨックモックの「シガール 草間彌生美術館バージョン・カボチャ缶」を買ってきました。プティ シガール10本入りで1缶税込1,300円でした。
ヨックモックのシガール 草間彌生バージョン
昔は手土産や、ちょっとしたお礼の品として「ヨックモックのシガール」、「風月堂のゴーフル」、「ベルンのミルフィユ」をよく頂きました。もう少し前には「泉屋のクッキー」が定番でしたね。
「シガール」、懐かしくて美味しいです。

幻の色」開催概要
開催会場:草間彌生美術館
開催期間:2023年11月9日(木)~ 2024年3月24日(日)
開館日:木・金・土・日曜日および国民の祝日
休館日:月・火・水曜日(祝日を除く)
  年末年始の休館:2023年12月25日(月)~ 2024年1月5日(金)
開館時間:11:00〜17:30
観覧料金:一般 1,100円(税込) 小中高生 600円(税込)  ※未就学児は無料
  入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。(チケット販売サイトはこちら
当館では、毎月1日頃の10時(日本時間)に翌々月分のチケット販売を開始します。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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