仏教三大聖樹「ムユウジュ(無憂樹)」 ― 2024年05月15日 10時02分50秒
神代植物公園の大温室で、ムユウジュの花が咲いていました。
ムユウジュ(無憂樹・無憂華、無憂花)は、マメ目、マメ科(ジャケツイバラ科)、サラカ属(アショカノキ属)の常緑小高木です。
学名は Saraca asoca で、アソッカとも呼ばれます。別名に阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹(アショーカジュ)などがあり、英名は Asoka Tree 又は Sorrowless Tree といいます。
ムユウジュの花は、葉腋や幹に円錐花序を付けます。花は花弁がなく、4枚の花弁のように見えるのは萼(がく)です。萼の色は黄色~オレンジ色~赤色と変化し、その中心から1本の雌蕊(めしべ)と数本の雄蕊(おしべ)が突き出ています。
温室の奥の方で咲いていたのですが、鮮やかな色彩なので目立ちます。
ムユウジュは、「インドボダイジュ(印度菩提樹)」、「シャラソウジュ(沙羅双樹)」とともに仏教三大聖樹と呼ばれ、神聖視されています。
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ブルグマンシア(エンジェルストランペット) ― 2024年05月15日 14時38分20秒
神代植物公園でブルグマンシア・ウェルシコロルが咲いています。
ブルグマンシア(Brugmansia)は、ナス目、ナス科、ブルグマンシア属(キダチチョウセンアサガオ属)の熱帯花木です。学名も Brugmansia です。
日本名でキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)と呼ばれることも多いようです。
園芸品種名でエンジェルストランペット(Angel's Trumpet)ともいいます。
キダチチョウセンアサガオといいますが、アメリカ大陸の熱帯地方が原産で、朝鮮原産ではありません。何故「チョウセン(朝鮮)」という名が付いたのかは分かりません。単に「海外から入ったきたもの」という意味合いが強いようです。漢字を見る前は「気立挑戦朝顔」かと思っていました。
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花を付けます。花はつぼみから飛び出すような形で咲き、花弁の先端は5つに分かれて反り返り、ラッパ状になります。
この花はブルグマンシア・ウェルシコロル(Brugmansia versicolor)という品種で、エクアドルの太平洋岸に分布します。花は長さ30cm~50cmと非常に大きくなります。
ウェルシコロルは「変色の」と言う意味で、花は咲き始めが淡いオレン色で時間の経過とともに濃く変色していきます。
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