サルは登るが、サルスベリ ― 2024年08月19日 09時42分47秒
国営昭和記念公園立川口近くのカナール北側で、サルスベリの花が見頃になっています。
サルスベリ(百日紅 / 猿滑)は、フトモモ目、ミソハギ科、サルスベリ属の落葉中高木です。
新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて次々と新しい花が開花します。
紅色の花を長い期間咲かせるので、「百日紅」の名が付けられました。漢字で百日紅と書いてサルスベリと読みますが、ヒャクジツコウとも言います。
花びらの縮れた小さな花がまとまって塊になって咲きます。 花は開花したその日で萎んでしまう一日花ですが、蕾が次々と開花するため百日紅という名のように100日近く咲き続けます。
幹の成長に伴って、特に夏に古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れるので、幹の表面がつるつるになります。
木登りが得意なサル(猿)も、つるつる滑って木登りがしにくいだろうということで、「サルスベリ」といわれるようになりました。しかし実際はサルはいとも簡単に登ってしまうということです。
ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから、英語名では「Crape myrtle(クレープマートル)」と呼ばれています。 「ラゲルストロミア」と呼ばれることもありますが、それは学名の:「Lagerstroemia indica」からです。
サルスベリは赤い花の他に、ピンク(薄い赤紫)、白い花を咲かせる品種もあります。ここでは赤・白・ピンクの花が並んで咲いていました。
国営昭和記念公園のサルスベリは、カナール北側斜面(ふれあい広場)の他、昭島口プール前、みんなの原っぱ南側わんぱくゆうぐ付近など園内各所で咲いており、見頃は秋まで続くということです。
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