府中市郷土の森の曼殊沙華(彼岸花) ― 2024年10月03日 18時56分06秒
「市制施行70周年記念 第2回 府中市郷土の森 曼殊沙華まつり」が、府中市郷土の森博物館で開催されています。
府中市郷土の森博物館では、10年以上前に近くの農家から球根を譲り受けたのをきっかけに、その後
博物館スタッフがヒガンバナを植え続け、現在は40万株にまでなったということです。
「府中市郷土の森 曼殊沙華まつり」は昨年から開催され、今年は第2回になります。
曼殊沙華は昨年の35万株から5万株増え、40万株になりました。
曼殊沙華まつりの開催期間は9月14日(土)から10月6日(日)です。今年は暑さのせいで開花が遅く、まだ蕾の状態のものも多くあり、今がちょうど見頃になっています。
ヒガンバナ(彼岸花) は、キジカクシ目、ヒガンバナ科、ヒガンバナ属の多年草です。原産地は中国になります。
『法華経』などの仏典に由来する梵語(サンスクリット語)の「manjusaka (天上に咲く赤い花 の意)」から、曼珠沙華(マンジュシャゲあるいはマンジュシャカ)といわれ、秋の彼岸の時期に咲くことから彼岸花(ヒガンバナ)とも呼ばれます。
学名の「Lycoris radiata」から、リコリス・ラジアータと呼ばれることもあります。
Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの1人であるリュコーリアス(Lycorias) からとられ、radiata (ラジアータ)は「放射状」の意味で、花が完全に開いた時に放射状に大きく広がっている様子にちなみます。
キアゲハ(黄揚羽)が花の蜜を吸いにやってきました。
一般的にアゲハチョウといわれるナミアゲハ(並揚羽)に似ていますが、黄色みが強く、翅を開いた状態で見ると前翅の付け根が三角形のような形にグレーっぽくなっているので区別ができます。
アリンコも一生懸命働いています。
府中市郷土の森博物館にはシロバナマンジュシャゲ(白花曼殊沙華)もたくさん咲いています。
彼岸花は地方によって葬式花(そうしきばな)や墓花(はかばな)などと呼ばれ、あまりいいイメージではありませんが、紅白が揃うとおめでたい感じがします。
シロバナマンジュシャゲは自然交雑で出来たとも、色素形成異常による突然変異ともいわれます。
現在では、園芸品種の一つとして人気があります。
「第2回 府中市郷土の森 曼殊沙華まつり」開催概要
開催場所:府中市郷土の森博物館
開催期間:2024年9月14日(土)~10月6日(日)
休館日:期間中無休
開館時間:9時~17時(入場は16時まで)
入場料:大人300円 中学生以下150円 4歳未満無料
※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方、及びその付添いの方(1名まで)は無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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