昭和記念公園のソシンロウバイ(素心蝋梅) ― 2025年01月17日 08時11分43秒
国営昭和記念公園で、ソシンロウバイが見頃になりました。
落ちきれずに残っていた葉っぱの「葉落とし」をしてくれたので、青空の中で黄色い花が映えます。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)は、中国原産のロウバイ(蝋梅)の園芸品種です。
ロウバイの基本種は、黄色い花の芯の部分が暗紫色になっているので中心が枯れたように見えるのですが、素心蝋梅は芯の部分も黄色なので見た目にも美しく、栽培品種として人気があります。
素心とは、「純粋で汚れていない」という意味があるようです。
ロウバイは漢字で蝋梅と書くので、梅の一品種と思われがちです。でも、梅の仲間ではありません。 えっ、梅じゃないの?と狼狽してしまいますが、蝋梅はクスノキ目、ロウバイ科、ロウバイ属で、梅はバラ目、バラ科、サクラ属です。 別属の植物になります。
ロウバイ(蠟梅)の名前の由来は、陰暦の12月(新暦で1月頃)にあたる朧月(ろうげつ)に梅の香りのする花を咲かせるためだと言われています。 また、半透明で艶のある蝋細工のような花を咲かせるからという説もあります。
国営昭和記念公園では、「みんなの原っぱ」から「こもれびの里」に向かう分岐点の16番交差点付近、「こもれびの里」の砂川口側、「BBQ広場」残堀川沿いなどでソシンロウバイを見ることができます。
果実が残っていました。偽果(集合果)で、中には3~11個の、果実と種子が一体化した痩果(そうか)が入っています。 そうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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