NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを使ってみました ― 2024年10月12日 17時18分40秒
一昨日ヨドバシカメラの近くに行ったのでふらっと立ち寄ったら、NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRが展示してありました。
今は1本だけ持ち歩く時のレンズとして、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを常用しています。
写真を撮りに行くときは基本的にNIKKOR Z 24-120mm f/4 SとNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S、それに広角側をカバーするレンズとしてNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの3本を持ち歩きます。
最近は歳のせいか重いレンズを持ち歩くのが億劫になっていて、すごく軽量だったので、ちょうど良いと思い購入しました。
少し安くしてくれたので、プロテクトフィルター(Kenko ZX II プロテクター 77S)がおまけで付くくらいの値段で買えました。
2万いくらかのポイントは、プリンターのインクを買うときの為に貯めておきます。
NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRを、Z7に取り付けた状態です。
遠近感の関係でレンズが大きく見えますが、約14.2倍のズームレンズとしてはそんなに大きくありません。
400ミリ側にすると、びっくりするくらいレンズが伸び、なんだか安っぽい感じになります。
レンズにロックボタンが付いているので、それでロックしておかないと、レンズを下にして持ち運んでいる時に、ずるずると伸びてきてしまいます。
レンズ自体はすごくシンプルなデザインで、コントロールリングやファンクションボタン、フォーカスモード切り替えスイッチなどはありません。フォーカスリングがコントロールリングを兼ねているようです。各種設定はカメラ本体側で操作しなければなりません。
メーカーとしてはトラベルレンズと位置付けているので、大きさ・重さと価格を抑えるためにはそれでいいのかもしれません。
ただ、レンズ構成は高価なレンズと遜色なく、15群21枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚)となっています。
昨日昭和記念公園に行って試し撮りをしてみました。使用レンズはNIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VRで、画像は全てノートリミングです。
高倍率ズームなのに、思ったよりもシャープに写ります。
310ミリ f8 1/2000秒 ISO200
200ミリ f14 1/640秒 ISO200
絞りf22まで絞ると、回折現象でボケます。回析現象がかなり目立つので、このレンズは殆どのズーム域でf8~f11までがベターのようです。
28ミリ f22 1/500秒 ISO100
絞り込むと光条はシャープに出ます。ただ、回析現象を考えると絞りf11~f16くらいが良いと思います。
38ミリ f22 1/1250秒 ISO100
ススキにもピントを合わせたかったので、絞り込んでいます。
28ミリ f16 1/100秒 ISO200
光条は18本。絞り羽根が9枚なので18本出ています。絞り羽根の枚数が奇数の時はその倍、偶数の場合は羽根の枚数と同じ数の光条が出ます。
例えば、絞り羽根が9枚だと18本出ますが、10枚だと10本しか出ません。面白いですね。
このレンズは28ミリの時、イメージセンサーから0.2mまで近づけます。フードが被写体にぶつかってしまうくらいです。
広角側の28ミリなので、近寄っても広い範囲が写ってしまいます。28ミリ時の最大撮影倍率は0.35倍です。
28ミリ f4 1/1000秒 ISO200
400ミリの時は1.2m離れないとピントが合いませんが、400ミリなのでかなり大きく写せます。
400ミリ f8 1/2500秒 ISO200
400ミリ f8 1/1000秒 ISO200
この写真は最短撮影距離より少し離れています。
400ミリ f8 1/640秒 ISO200
玉ボケは思ったより綺麗に出ました。このレンズは焦点距離200ミリより望遠側は開放絞り値がf8になります。かなり暗いレンズといっていいでしょう。(28ミリ側はf4です)
200ミリ f8 1/125秒 ISO400
口径食による周辺のレモンボケもそんなに気になりません。
210ミリ f8 1/250秒 ISO200
240ミリ f8 1/160秒 ISO400
背景が近いと、光が漏れてくる木の葉の重なり具合により、ボケの形が円ではなくなってしまいます。
400ミリ f8 1/640秒 ISO200
景色を撮るときは、28ミリではなく24ミリくらいが欲しいなと思います。
28ミリ f14 1/60秒 ISO100
高倍率なので画質的に使えないかもしれないと心配しながら使ってみましたが、大きさと軽さとズーム倍率を考えたら、私にとっては愛用できそうなレンズです。
難点としては28ミリからなので14~30ミリのズームレンズも一緒に持ち歩くことになる点、
望遠側がf8と暗くなる点、
400ミリ側の最短撮影距離が1.2mと長い点、くらいでしょうか。
画質の点は、高倍率ズームを考慮すると十分すぎるくらいシャープに写りました。等倍にして見ても他のレンズに見劣りしません。周辺の解像力は少し悪いかなと思います。
なかなか便利なアイテムが手に入りました。これで、足りないのは撮影センスだけです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園コスモスまつり ― 2024年10月11日 18時00分11秒
国営昭和記念公園で「コスモスまつり2024」が開催されています。
花の丘で咲いていたキバナコスモスの“レモンブライト”は花が終わって刈り取りが始まりましたが、他の種類のコスモスが見頃を迎えています。
みんなの原っぱ南花畑で咲いている“イエローガーデン”です。
“イエローガーデン”は、世界で初めて黄色いコスモスとして開発された品種で、淡い黄色の大輪の花を咲かせます。優しい感じの花色が心を和ませてくれます。
みんなの原っぱ東花畑では“センセーション”の赤、白、ピンクの花が咲き競っています。
“センセーション”の種(タネ)は一般的にミックスで販売されていて、どんな色の花が咲くか分からないのでそれも楽しみの一つになっています。
「コスモスまつり2024」開催概要
開催場所:国営昭和記念公園
開催期間:9月14日(土)~10月20日(日)
休園日:期間中無休
開園時間:9:30~17:00
入園料金:大人(高校生以上)450円 シルバー(65歳以上)210円 中学生以下無料
※各種割引や他施設の料金は公式サイトへ(こちら)
期間中の10月6日・10月20日は入園料が無料になります(秋の都市緑化月間)
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
サルスベリの見頃が続いています ― 2024年09月23日 07時07分56秒
国営昭和記念公園でサルスベリの見頃が続いています。
立川口カナール横のサルスベリも見頃になって、紅やピンク、白い花のサルスベリが咲き競っています。
サルスベリ( 猿滑/百日紅)は、フトモモ目、ミソハギ科、サルスベリ属の落葉中高木です。
幹の成長に伴って、特に夏に古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れるので、幹の表面がつるつるになります。
木登りが得意なサル(猿)も、つるつる滑って木登りがしにくいだろうということで、「サルスベリ」といわれるようになりました。しかし実際はサルはいとも簡単に登ってしまうということです。
新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて次々と新しい花が開花します。紅色の花を長い期間咲かせるので、「百日紅」の名が付けられました。漢字で百日紅と書いてサルスベリと読みますが、ヒャクジツコウとも言います。
国営昭和記念公園のサルスベリの木は、カナール北側斜面、プール前、わんぱくゆうぐ付近、昭島口周辺など、園内各所に植えられていて、紅、ピンク、薄紫、白と、いろいろな花を咲かせます。
花期は10月末頃まで続くということです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ハナトラノオにホウジャク ― 2024年09月21日 12時00分00秒
国営昭和記念公園・西立川口「ボートハウス」の近くで咲いているハナトラノオの花に、ホウジャクがやってきました。
ホウジャク(蜂雀)は、チョウ目、スズメガ科、ホウジャク属の昆虫です。漢字で「蜂雀」と書きますが、ハチでもスズメでもなく、蛾(ガ)の一種になります。
背中に黒っぽい筋が入っているのがホシホウジャク(星蜂雀)で、筋が見えないのがヒメクロホウジャク(姫黒蜂雀)という種類だそうですが、区別は難しいです。
初夏から晩秋まで発生し、市街地でもよく見られます。ホバリングしながら、花から花へ蜜を吸って回ります。
ハナトラノオ(花虎の尾)は、シソ目、シソ科、ハナトラノオ属に属する、北米東部原産の宿根草です。別名、カクトラノオ(角虎の尾)ともいいます。
性質が強く、地下茎を伸ばして広がるので、ほとんど放任していても育つといいます。
花期は8月~10月です。「虎の尾」の名は長い花穂を虎の尾に見立てたものです。茎の断面が四角形なので、花も四方に規則正しく並びます。これが「カクトラノオ(角虎の尾)の名の由来になっています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園のイチョウ並木 ― 2024年09月17日 08時19分19秒
国営昭和記念公園のイチョウ並木が色付いてきました。立川口ゲート手前の無料エリアのイチョウ並木です。(14日に撮影)
立川口ゲートを入ってすぐ、カナール両サイドのイチョウ並木も少し黄色味を帯びてきました。
枝が下に垂れるほど、ギンナンがたわわに実っています。「実」と呼ばれますが、厳密には種子です。
ブドウの房みたいで、美味しそうですね。
イチョウとギンナン、漢字で書くとどちらも「銀杏」です。ややこしいですね。
イチョウは「公孫樹」とも書きます。これで「イチョウ」と読みます。イチョウはベルム紀(約2億9900万年前からで、恐竜が存在していた時代)に出現し、世界で最古の現生樹種の一つであるといわれています。長寿の木であり、祖父(公)が植えると孫が実(種子)を食べることができるという伝承に基づいて付けられた異名です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園「コスモスまつり2024」 ― 2024年09月16日 08時31分52秒
国営昭和記念公園で、14日から「コスモスまつり2024」が開催されています。
10月20日まで、さまざまな種類のコスモスが次から次へと花開いていきます。
「花の丘」で咲いているキバナコスモスの レモンブライトです。約15,000㎡という広大な敷地に、約400万本が植えられています。
蕾もあれば花びらが落ちてしまったものもあり、そろそろ見頃も終盤にさしかかるかと思います。咲き始めの頃より色は鮮やかになってきました。
オレンジ色のキバナコスモスも咲いています。
前回来た時よりも花数が多くなっているので、これから見頃を迎えるのではないでしょうか。
一重と八重の花があります。園芸品種として市場に出回るのは、八重咲きの方が人気があるといいます。
「原っぱ東花畑」には、センセーションという品種が約20万本植えられています。コスモスと言えば淡い赤紫色の花を連想しますが、赤や白など色とりどりです。
こちらはまだ咲き始めたばかりで、花数もこれから多くなっていきます。見頃は9月下旬から10月上旬でしょうか。
「原っぱ南花畑」では、夏から秋に咲くいろいろな花を見ることが出来ます。コスモスもイエローキャンパスやイエローガーデンという品種が約5万本植えられています。
「コスモスまつり2024」開催概要
開催会場:国営昭和記念公園各所
開催期間:9月14日(土)~10月20日(日)
休園日:会期中無休
開演時間:9:30~17:00
入園料:大人(高校生以上)450円 シルバー(65歳以上)210円 中学生以下無料
各種割引やセット券があります。詳細は公式 料金サイトへ。
※今日9月16日(月・敬老の日)と10月6日(日)・20日(日)は65歳以上の方限定で入園料が無料になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
立川パートナーシップフェスタ2024 ― 2024年09月15日 16時02分01秒
昨日、国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンゆめひろば(無料エリア)を通ったら、「立川パートナーシップフェスタ2024」の準備をしていました。
これは「力をあわせてみんなの街を守ろう!!」をテーマに、最大震度6弱の地震を想定した災害対応訓練のイベントです。
とはいってもそんなに堅苦しいものではなく、警備犬、警察署救出救助部隊、学生ボランティアによる災害対策訓練や、白バイ体験乗車、パトカー、、救急車、パワーショベル等の車両展示、各種体験、スタンプラリー等のイベントを通じて、防災や防犯について楽しく学ぶ機会となります。
まだ準備中でしたが、たくさんの車両が並んでいました。
警視庁交通機動隊の白バイ、ヤマハFJR1300APです。
これは、ヤマハの「FJR1300AS」をベースに、赤色灯、サイレン、サイドボックス、無線機などの装備品を追加し、POLICE仕様にしたものです。
同じく警視庁交通機動隊の、ニッサン・フェアレディ Z のパトカーです。
警視庁特殊救助隊の水陸両用車「アーゴ」です。カナダのオンタリオ・ドライブ&ギア・リミテッド社(ODG)製です。
大きなタイヤが8本ついています。タイヤの中の空気だけでも浮きそうですね。
陸上での最高速度は32km/hです。
警視庁特殊救助隊の高性能救急車です。 メルセデス・ベンツ製「UNIMOG(ウニモグ)」を使用していて、警視庁ではウニモグを4台、その他全国14道府県に17台配備されているということです。
排気用のマフラーが屋根の上まで伸びているので、マフラーからエンジンに水が逆流することが無く、深く浸水した場所でも、走れるそうです。
警視庁機動隊の輸送警備車です。
後部の窓が全部塞がれていて全体的にのっぺらとして、新交通システムの車両に似ています。
大型のフロントガラスが設置されていますが、必要に応じて覗き穴が付いた防護板を上げて、フロントガラスを防護することができます。
陸上自衛隊の車両も展示されていました。3トン半トラック(いすゞ自動車製)です。
73式(ななさんしき)大型トラックともいいますが、正式名称は「3 1/2tトラック」と表記します。
陸上自衛隊の1t 水トレーラ(日本トレクス製)です。
水タンク容量は1,000リットルで、野外訓練時の他、航空祭や花火大会、箱根駅伝予選会などのイベント時にも使用されます。
陸上自衛隊の11/2t救急車(トヨタ自動車製)です。
1 1/2tトラック(Ⅰトン半トラック)の後部に、完全密閉式のキャビンを搭載した、自衛隊仕様の救急車です。被弾時でも走行可能なランフラットタイヤを装備し、サイレンを鳴らしての公道緊急走行もできます。
その他、起震車、消防団指揮車、救急車(立川消防署&民間)、応急給水車(東京水道グループ)、低圧発電機車(東京電力)、ポータブル衛星車&指揮車(NTT東日本)、ガス緊急車両(東京ガス)、など、災害に対応する各種特殊車両が展示されました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
トケイソウ(時計草) ― 2024年08月25日 11時21分58秒
国営昭和記念公園の花木園売店前と、無料エリアの花みどり文化センター前グリーンカーテンで、トケイソウが咲いています。
トケイソウ(時計草)は、キントラノオ目、トケイソウ科、トケイソウ属のつる性多年草です。
庭に植えてトレリス(ガーデニング用の柵)に誘引したり、緑のカーテンとして楽しむことができます。
アメリカの熱帯地方を中心に約500種という多くの品種があります。
3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見え、花びらが円形に並んで文字盤に見えることから、トケイソウの名が付きました。造形美のある美しい花が魅力的です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園でキバナコスモスが見頃です ― 2024年08月24日 18時40分29秒
国営昭和記念公園の「花の丘」で、キバナコスモスが見頃になっています。
レモンブライトという品種で、その名の通りレモン色の明るい花色が青空に輝きます。
レモンブライトはキク目、キク科、コスモス属の一年草で、キバナコスモスの一品種になります。
一般的にキバナコスモスというと、オレンジ色の花色のものを指すことが多いようです。
国営昭和記念公園では約40万本のレモンブライトが植えられています。
薄紫やピンク、白などの普通に言う「コスモス」よりも早く咲き、普通の「コスモス」が見頃になる頃まで花期が続きます。
ハートのような形の雲が浮かんでいました。
黄色に染まった花畑の向こうを、パークトレインが走り抜けていきます。パークトレインは園内周遊の汽車型の乗り物です。
クマバチ(熊蜂)が花の蜜を吸っていました。
すぐ隣の花畑で、オレンジ色のキバナコスモスも咲いていました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ホオノキ(朴の木) ― 2024年08月20日 10時00分00秒
国営昭和記念公園「ハーブの丘」で、ホオノキの赤い実がたくさん生っています。
ホオノキ(朴の木)は、モクレン目、モクレン科、モクレン属の落葉高木です。
大きな葉は食べ物を包んだり焼いたりするのに使われます。飛騨高山の郷土料理として有名な、味噌にネギやしょうがなどの薬味やきのこ類・山菜などを混ぜ、朴の木の葉に乗せて焼く料理「朴葉味噌」は、ご飯や日本酒にぴったりですね。
ホオノキ(朴の木)の「朴」には、飾り気がない、素直、などの意味がありますが、和名の由来としては「包む」という意味の「包(ホウ)」から来ているといわれます。
5月頃には大きな白い花を咲かせます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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