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上野動物園のシャオシャオとレイレイ2023年05月18日 11時03分07秒

上野動物園の双子パンダ、「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」と「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。

シャオシャオがレイレイの方に寄っていきました。
上野動物園のシャオシャオとレイレイ
シャオシャオ「ネェ~ 遊ぼうよ~」  レイレイ「私、動くのイヤ!」
上野動物園のシャオシャオとレイレイ
シャオシャオ「遊んでくれないと、チューしちゃうぞ!」  レイレイ「やめてったら 人前で~」
上野動物園のシャオシャオとレイレイ


フラれたシャオシャオは、ひとりでヤケ食いです。
上野動物園のシャオシャオ

モネの部屋@国立西洋美術館2023年05月14日 14時20分09秒

国立西洋美術館は、本館が「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界文化遺産に登録されたことで話題になった美術館です。国重要文化財にも指定されています。
国立西洋美術館

印象派などの19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする松方コレクションを軸として、中世末期・ルネサンス期以降、20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品など、幅広い年代の美術品を常設展示しています。なかでも西洋の18世紀以前の画家たちの作品を見ることができる美術館として、日本有数の存在となっています。
印象派から20世紀前半くらいまでの日本人好みの作品が充実していて、印象派以前の宗教画やロココ美術などの美しい絵画と合わせて観ると、とても癒されます。

常設展だけなら一般500円/大学生250円で観覧出来、高校生以下と65歳以上は無料になります。(その他にも障がい者手帳をお持ちの方など、無料対象があります)
私は「65歳以上無料」で入れて、無料の人は日時指定の予約も必要ないので、上野に行った帰りがけに時間があるとふらっと立ち寄っています。

常設展だけでも12の展示室と屋外展示があって、全部を見ると2時間以上かかってしまうので、いくつかの部屋をメインにして、他の部屋はさらっと流していきます。

今回は、モネの作品を集めて展示した部屋があるので、そこを中心に観ていきました。

展示風景
手前(右)の作品は、クロード・モネ 《舟遊び》 1887年 油彩、カンヴァス 145.5 x 133.5cm 松方コレクション
モネの部屋@国立西洋美術館
ジヴェルニーに住むモネはこの地で、自宅近くを流れるセーヌ川の支流エプト川で舟遊びを楽しむ家族の情景を何度も描いています。。舟遊びは当時人気の休日の娯楽でした。


クロード・モネ 《陽を浴びるポプラ並木》 1891年 油彩、カンヴァス 93 x 73.5cm 松方コレクション
ジヴェルニーにほど近いエプト川左岸のポプラ並木はモネを魅了し、1891年の春から夏にかけて幾度もその姿を画布に描いています。


クロード・モネ 《雪のアルジャントゥイユ》 1875年 油彩、カンヴァス 55.5 x 65cm 松方コレクション
セーヌ河沿いの町アルジャントゥイユは、日曜ともなればボート遊びの行楽客が集う典型的なパリの近郊都市でした。モネは1871年から78年まで、この地に滞在していました。


クロード・モネ 《睡蓮》 1916年 油彩、カンヴァス 200.5 x 201cm 松方コレクション
の手前に
オーギュスト・ロダン 《化粧するヴィーナス》 1890年頃 ブロンズ 47 x 27 x 21cm 松方コレクション
が展示されています。
モネの部屋@国立西洋美術館
50歳を超えたモネは、ジヴェルニーの自宅で庭園造りを始めました。樹木や花を植え、池には睡蓮が育てられ、モネはそれを繰り返し描くようになります。


クロード・モネ 《ウォータールー橋、ロンドン 》 1902年 油彩、カンヴァス 65.7 x 100.5cm 松方コレクション
ウォータールー橋は、イギリス、ロンドンのテムズ川に架かる橋です。モネは1871年以来、ロンドンを数度にわたって訪れています。僅かに赤味を帯びた色彩で描かれ、ロンドン特有の霧の中に橋が浮かびあがります。水面に反映する橋の光がモネ独特のタッチで揺らぎます。


国立西洋美術館・常設展 開催概要
開催会場:国立西洋美術館 本館・新館
開催期間:常設(展示替えあり)
休館日:原則として毎週月曜日
  ※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館
  ※年末年始(12月28日~1月1日)は休館
開室時間:9:30~17:30  金曜・土曜日は9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで
無料観覧日:国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日) ※常設展のみ無料
  ※国立西洋美術館と川崎重工業株式会社は、2023年3月17日、パートナーシップ契約を締結しました。本パートナーシップによる事業として、川崎重工の提供により、2023年4月以降の原則毎月第2日曜日を「Kawasaki Free Sunday」として常設展無料観覧日にしています。
観覧料金:一般500円 / 大学生250円
  ※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名は無料 (いずれも要証明)
  ※企画展は別料金となります。また、企画展の観覧券で常設展も観覧できます。

6月11日(日)まで企画展「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が開催されています。

近くにお住まいの65歳以上あるいは高校生以下の方は、散歩がてらに寄ってみてはいかがでしょうか。美術館は作品保護のために室温を低めに設定しているので、これから迎える暑い夏は冷房が効いていて心地良く過ごせます。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

上野動物園のジャイアントパンダたち2023年05月06日 16時13分36秒

上野動物園のジャイアントパンダ、双子パンダの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」と「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ

2頭でじゃれ合っていた後、並んで竹を食べ始めました。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ

双子パンダ、オスの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ
「とったど~」のポーズから、美味しそうに竹をかじっています。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

メスの「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
大きくなって、お母さんのシンシンに似てきたような気がします。
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ

ママパンダの「シンシン(真真、Zhen Zhen )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン
双子が「親離れ」をして肩の荷が下りたようで、のんびりと竹の葉っぱを食べています。
今まではシャオシャオがすぐに肩の上に乗ってきて甘えていたので、まさに肩の荷でした。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン

パパパンダの「リーリー(力力、Li Li )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー
時間的な問題なのか、リーリーはいつも寝食いをしていて、歩いているのを見るのは久しぶりです。
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

東京都美術館「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」2023年05月04日 16時22分39秒

上野の東京都美術館で、「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」が開催されています。
東京都美術館「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」
アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)は、フランス生まれの画家です。
原色を多用した強烈な色彩と、激しいタッチを特徴とするフォーヴィスム(野獣派)の中心人物として、目に映る色彩ではなく、心が感じる明るい強烈な色彩でのびのびとした雰囲気を創造しました。
東京都美術館「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」

世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作であり、マティス自身がその生涯の創作の集大成とみなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿っています。

1章 フォーヴィスムに向かって 1895–1909
2章 ラディカルな探求の時代 1914–1918
3章 並行する探求─彫刻と絵画 1913–1930
4章 人物画と室内画 1918–1929
5章 広がりと実験 1930–1937
6章 ニースからヴァンスへ 1938–1948
7章 切り紙絵と最晩年の作品 1931-1954
8章 ヴァンス・ロザリオ礼拝堂 1948–1951
の8つの章で構成されています。

1941年以降マティスはドローイングに打ち込み、独自の方法を編み出しています。17組158点のドローイングを1冊にまとめ、詩人ルイ・アラゴンの序文を付して出版された作品集です。
アンリ・マティス 《デッサン主題と変奏》(パリ、マルタン・ファビアーニ刊) 1943年 書籍 ポンピドー・センター / 国立近代美術館・CCI / カンディンスキー図書館蔵

マティスは画家としての生涯にわたって、多くの自画像を描いています。展示会場内からマティスの自画像を集めてみました。それぞれ、1910年代、20年代、30年代、40年代に描かれたものです。
アンリ・マティス 《パイプをくわえた自画像》 1919年 墨、厚紙に貼った紙 ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 ブザンソン美術考古学博物館寄託 アデル&ジョルジュ・ベッソン寄贈1963年

アンリ・マティス 《自画像》 1927年 グラファイト、紙 ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 マリー・マティス寄贈1984年

アンリ・マティス 《自画像》 1937年 木炭、簣の目紙で裏打ちした紙 ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 購入1984年

アンリ・マティス 《麦わら帽子をかぶった自画像》 1945年 インク、紙 ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 購入1984年

アトリエの助手でもあったモデルのリディア・デレクトルスカヤを描いた絵画です。
アンリ・マティス 《夢》 1935年 油彩、カンヴァス ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 購入1979年

東京都美術館「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」
展示風景

東方のエキゾチックな衣装に身を包んだ女性像。これは、マティスの「オダリスク」絵画の第1作となる作品です。
「オダリスク」は、スルタンなどイスラムの君主のハレムで奉仕する女奴隷を指し、アングルやルノワール、マティスなど数多くの画家がオダリスクを題材としました。
アンリ・マティス 《赤いキュロットのオダリスク》 1921年 油彩、カンヴァス ポンピドー・センター / 国立近代美術館(フランス)蔵 国家買い上げ1922年、帰属1923年

フランス・ヴァンス時代のマティスは「ヴァンス室内画シリーズ」を手掛けました。
《黄色と青の室内》はその第1作となり、単純化された背景に、大きな陶製の壺や果物、骨董店で見つけてきたロカイユ様式の肘掛け椅子などが配されています。
アンリ・マティス 《黄色と青の室内》 1946年 油彩、カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館(フランス)蔵 国家買い上げ1947年、帰属1970年

《赤の大きな室内》は、「ヴァンス室内画シリーズ」の締めくくりとなる作品になります。
アンリ・マティス 《赤の大きな室内》 1948年 油彩、カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館(フランス)蔵 国家買い上げ1950年、帰属1950年

展示風景

公式図録は本展出品作の油彩35点、デッサン30点、彫刻17点など、合計100点以上を紹介しています。
図録の表紙は《黄色と青の室内》《座るバラ色の裸婦》《金魚鉢のある室内》の3作品から選ぶことができます。(内容は同じです)
A4変型、288ページとかなり厚みがあり、価格は税込3,300円です。
東京都美術館「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」


マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」開催概要
開催会場:東京都美術館 企画展示室
開催期間:2023年4月27日(木)~ 8月20日(日)
休室日:月曜日、7月18日(火) ※ただし、5月1日(月)、 7月17日(月・祝)、 8月14日(月)は開室
開館時間:9:30~17:30、 金曜日は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで
観覧料金:一般 2,200円  大学生・専門学校生 1,300円  65歳以上 1,500円  高校生以下無料
日時指定予約が必要です。無料扱い、その他割引については公式チケットサイトまで(こちら)。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

上野動物園のジャイアントパンダたち2023年04月27日 17時23分04秒

上野動物園のジャイアントパンダたちです。

双子パンダの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」と「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」は同じ部屋にいます。

シャオシャオは相変わらず甘えん坊で、いつもレイレイにちょっかいを出します。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
でも、レイレイが遊んでくれないので、離れて行ってしまいました。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ

シャオシャオは、すねて裏へ回り、背中を向けてタケを食べています。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

レイレイはシャオシャオの後を追うわけでもなく、マイペースで竹をかじっています。
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
動物園では、4月5日から2頭に人工乳を与えるのをやめ、パンダ団子の量を増やしているということです。リンゴやニンジンも与えています。
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
4月に入り、タケノコが入荷するようになったので、園内や多摩動物公園でとれたタケノコも含めてほぼ毎日与えていますが、成獣のように食べきることは少なく、固い部分は残すことが多いということです。

4月25日の身体検査で、シャオシャオの体重は54.4㎏、レイレイは57.5㎏と発表されました。順調に成長しているようです。
因みに、リーリーの体重は133.5㎏、シンシンは123.2㎏です。


ママパンダの「シンシン(真真、Zhen Zhen )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン
3月19日にシャオシャオ、レイレイと離れ、1頭で暮らすことになりましたが、食欲や健康状態に問題は無いようです。 以前よりも、のんびりとしているように見えます。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン


パパパンダの「リーリー(力力、Li Li )」です。 いつも通り、竹布団で「寝食い」をしてます。
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー

上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

リーリーのペッパーミル パフォーマンス2023年04月26日 16時41分58秒

上野動物園、リーリーのペッパーミル パフォーマンスです。
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー
Zoff のCMにも出られるでしょうか?

上野動物園のシャオシャオとレイレイ2023年04月22日 16時38分43秒

双子パンダの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」と「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」がやってきました。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
シャオシャオは甘えん坊ですが、親離れをしたため遊び相手はレイレイしかいません。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
遊びたくてレイレイにすり寄っていきます。マイペースなレイレイは相手にしません。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
シャオシャオはレイレイの周りをクルッと回っていきます。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
と思ったら、「え~い、うるさいわねぇ!」と、ひっくり返されてしまいました。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
かわいそうなシャオシャオです。



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

シャオシャオの木登り2023年04月22日 14時55分49秒

木登りをする、上野動物園の シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園のジャイアントパンダ シャオシャオ・レイレイ・リーリー・シンシン2023年04月19日 18時03分56秒

上野動物園のジャイアントパンダも、シャンシャンが中国へ行ってしまったため、親離れをした双子パンダの観覧列が長くなっています。開園直後でも60分待ちは普通になってしまっているようです。
親パンダは同じ観覧列でシンシン、リーリーの順に見られるのですが、双子パンダと親パンダで観覧待ち列が別々なので、一度並んだだけで親子を順番に見ることは出来ません。


双子パンダの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」と「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」は、並んで食事中です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
シャオシャオがレイレイの竹を奪いに行きました。 「あっ、コラッ!」
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイ
「この竹は私のよっ!」と竹を抱え込むレイレイです。
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
盗られないうちに早く食べちゃわないと・・・・・
上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ

シャオシャオは別の場所で竹を見つけて食べ始めました。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ
シャオシャオの方がレイレイより竹を食べ始めるのが遅かったのですが、太い竹もバキバキと割って食べられるようになりました。 二刀流です。 成長しましたね。
上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

ママパンダの「シンシン(真真、Zhen Zhen )」です。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン
子供たちに邪魔をされなくなったので、落ち着いて美味しそうに竹をかじります。
上野動物園のジャイアントパンダ・シンシン
子供たちがいなくなっても、寂しがったりはしないんでしょうか。

パパパンダの「リーリー(力力、Li Li )」は相変わらず父親の貫禄で、水風呂でリラックスです。
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー
なに見てんだよぉ・・・
上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷2023年04月14日 18時20分13秒

今、東京では2つの「フランス・ブルターニュ」をテーマにした美術展が開催されています。

そのうちの一つ、上野の国立西洋美術館で開催されている「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」です。

ブルターニュといえばガレットやクレープを思い出しますが、食べ物だけではなく、多くの芸術家たちが活躍しています。

フランスの北西端、大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方は、芸術家と縁の深い土地です。他とは異なる文化と美しい風景を持つことから、19世紀から多くの芸術家を世に送り出してきました。
19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーギャンら多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。
黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちも同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れています。
憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷

本展では、国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む30ヶ所を超える国内所蔵先と、海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選し、各種資料と共に展示しています。
I.  見出されたブルターニュ : 異郷への旅
II.  風土にはぐくまれる感性 : ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神
III.  土地に根を下ろす : ブルターニュを見つめ続けた画家たち
IV. 日本発、パリ経由、ブルターニュ行 : 日本出身画家たちのまなざし
の4つの章で構成され、とりわけ多くの画家や版画家たちがブルターニュを目指した19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の自然や史跡、風俗、歴史などをモティーフとした作品を展覧することで、それぞれの作家がこの「異郷」に何を求め、見出したのかを探っていきます。


I.  見出されたブルターニュ : 異郷への旅

1886年9月から11月にかけてのベリール滞在中、モネは手つかずの自然が残るコート・ソヴァージュの風景を繰り返し描きました。
クロード・モネ  《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 油彩/カンヴァス 茨城県近代美術館蔵

クロード・モネ 《嵐のベリール》 1886年 油彩/カンヴァス オルセー美術館(パリ)蔵

1826年にターナーは初めてブルターニュの地を踏みます。ナントへ到着したターナーは、30点余りの鉛筆デッサンに街の景観を写しとりました。ロワール川とナントの街を望む本作は、後年アトリエで制作された水彩画です。
ウィリアム・ターナー 《ナント》 1829年 水彩 ブルターニュ大公城・ナント歴史博物館蔵

展示風景
憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
資料も書籍や書簡、絵葉書、旅行トランクなど、数多く展示されています。
憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷

ミュシャは民族衣装の文様をデザインに転用し、コワフ(頭飾り)を被る女性像の装飾性を最大限に引き出しました。
アルフォンス・ミュシャ  《砂丘のあざみ》 1902年 カラー・リトグラフ  OGATAコレクション


II.  風土にはぐくまれる感性 : ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神

1886年、ブルターニュのポン=タヴェンへ赴いたゴーガン(ゴーギャン)はこの地を気に入り、1894年までブルターニュ滞在を繰り返して、制作に取り組みます。
ポール・ゴーギャン 《海辺に立つブルターニュの少女たち》 1889年 油彩/カンヴァス 国立西洋美術館蔵(松方コレクション)

ポール・ゴーギャン 《ブルターニュの農婦たち》 1894年 油彩/カンヴァス オルセー美術館(パリ)蔵

15世紀末から16世紀初めにブルターニュ公国最後の女公にしてフランス王妃ともなったアンヌ・ド・ブルターニュと、若木の植えられた鉢を捧げて彼女に敬意を表す若い騎士の姿が描かれています。
ポール・セリュジエ 《ブルターニュのアンヌ女公への礼賛》 1922年 油彩/カンヴァス ヤマザキマザック美術館蔵  ※展示は5/7(日)まで


III.  土地に根を下ろす : ブルターニュを見つめ続けた画家たち

19世紀末から20世紀初頭にかけ、ブルターニュは保養地としても注目されるようになります。画家たちのなかにも避暑のみならず制作のため、この地を「第二の故郷」とし、絶え間なくこの地を着想の源とした者がいました。
モーリス・ドニ 《花飾りの船》 1921年 油彩/カンヴァス 愛知県美術館蔵


IV. 日本発、パリ経由、ブルターニュ行 : 日本出身画家たちのまなざし

日本における明治後期から大正期にかけて、芸術先進都市パリに留学していた日本人画家・版画家たちもブルターニュという「異郷のなかの異郷」へ足を延ばし、その風景や風俗を画題に作品を制作していました。
黒田清輝 《ブレハの少女》 1891年 油彩/カンヴァス 石橋財団アーティゾン美術館蔵

図録は、本展の出品作の詳細な解説だけでなく、専門家による論文やコラムを通してブルターニュ地方に関する理解をより深めることができます。作家の滞在地がわかるブルターニュ地方の地図や20世紀初頭の様子が伺える当時のポストカードの綴りも収録しています。
A4変形判 274ページで、税込3,000円です。


展覧会名: 憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
       La Bretagne, source d’inspiration : regards de peintres français et japonais
開催会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
開催期間:2023年3月18日(土)― 6月11日(日)
休館日:月曜日 ※5月1日(月)は開館
開館時間:9:30~17:30 (毎週金•土曜日は20:00まで)
  ※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)は20:00まで開館
  ※入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般 2,100円  大学生 1,500円  高校生 1,100円
  ※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1名は無料。チケット購入・日時指定予約は不要です。直接会場へ。(一般 以外は要証明)
  ※その他詳細は公式チケットサイトへ。


もう一つのブルターニュ、新宿の「SOMPO美術館」で開催されている「ブルターニュの光と風 ― 画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉」についてはまた明日。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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