陸上自衛隊の要人輸送ヘリコプター Eurocopter EC225LP Super Puma Mk2+ ― 2023年05月26日 11時36分01秒
陸上自衛隊の要人輸送ヘリコプター 「Eurocopter EC 225 Super Puma Mk II+ (ユーロコプター EC 225 シュペルピューマ Mk II+)」が横浜の空を飛んでいました。
本機は、木更津駐屯地に所在する第1ヘリコプター団隷下の航空科部隊・特別輸送ヘリコプター隊に属するヘリコプターで、国家行事等における国内外の要人の空輸を任務とします。
機体番号は「JG-1021」。木更津の特別輸送ヘリコプター隊では、同型の機種を「JG-1023」まで3機所有しています。
陸上自衛隊の機体でよく見られるオリーブドラブ(OD)色や迷彩色ではなく、上部はブルー、下部はグレーというおしゃれな配色ですが、地上や洋上から見ると空に溶け込みやすく、また上空から見たときは海に溶け込みやすい、軍用機の迷彩塗装の一種だということです。
機体の操縦席後ろのあたりにあるマークは、陸上自衛隊のシンボルマークです。

『陸上自衛隊のキャッチコピーは「守りたい人がいる」で、シンボルマークの中心のデザインは、守りたい人と日本列島を、左右のデザインは、手を表しています。
左手で「逞しさ・強さ」を、右手で「優しさ」を表現しており、両手で人・日本列島を包み込むことによって陸上自衛隊が守るという意志を表現しています。』
『 』内陸上自衛隊公式WEBサイトより一部引用。
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世界最大級の巡視船「PLH32 あきつしま」 ― 2023年05月22日 09時40分54秒
海上保安庁の巡視船「PLH32 あきつしま」です。通常は横浜にある海上保安庁施設に停泊しています。
巡視船「あきつしま」は、1992年4月に竣工した「しきしま」に次ぎ、しきしま型巡視船の2番船として2013年11月から運用されています。
全長約150m、総トン数約6,500トンと、「巡視船」としては世界最大級を誇ります。
ヘリコプターを2機搭載できる、大型巡視船です。
「あきつしま」は漢字では秋津島又は秋津洲と書き、『古事記』では「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」、『日本書紀』(720年完成)では「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」と表記される、「日本の本州の古代の呼称」です。また、転じて日本の異名の1つにもなっています。
手前にいるのは、神奈川県警 横浜水上警察署 最大の警備艇「神1 しょうなん」と、「神11 やまゆり」です。
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飛鳥Ⅱが魚の干物を作ってる? ― 2023年05月12日 18時24分18秒
今朝8時頃、飛鳥Ⅱが横浜に入港してきました。(17時に離岸しました)
入港してきた時、アンテナや国際信号機が付いているマストに、魚の干物を作るときに使う「干しかご」がぶら下げられていました。魚を捕ってこの「干しかご」で干物でも作っているのでしょうか?
家に帰って調べてみました。
「飛鳥Ⅱ 干物」で検索しても出てきません。(当然ですが)
色々調べていくと、「海上衝突予防法(昭和五十二年法律第六十二号)」という法律が出てきました。
その中の「第三章(灯火及び形象物)、第二十八条(喫水制限船)に定められている「形象物」というもののようです。
法律の文章ではよく理解できないので、もっとわかりやすいものを探すと、「国土交通省 海難審判所・ 海の交通法規」というページに「形象物」が図入りで掲載されていました。
「船の形象物」といって、衝突を防止するために自船の状況を他船に知らせる目的で掲げるものです。
円形や円錐形など5種類が定められていて、飛鳥Ⅱが掲げていたものは「円筒形形象物」といって、「喫水制限船(喫水と水深の関係で進路が制限された船)」を表すもののようです。
ふ~ん。干物作ってるんじゃなかったんだ・・・
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アメリカ海軍の音響測定艦3隻 ― 2023年05月10日 18時04分34秒
横浜港には「横浜ノース・ドック」という米軍の接収地があります。 横浜港の瑞穂ふ頭にあり、在日アメリカ陸軍及び海軍の港湾施設となっています。
連合国に接収されていた敗戦当時からの名称である「ノースピア (North Pier)」と呼ばれることも多く、今でも完全返還はされていません。
横浜ノース・ドックには、いつも多くのアメリカ陸軍・海軍所属の補助艦などが着岸しています。
アメリカ海軍の軍事海上輸送司令部に属する音響測定艦が3隻停泊していました。
「T-AGOS-19 ヴィクトリアス(USNS Victorious)」です。
音響測定艦は武装はほとんど施されていませんが、水上艦用曳航ソナー・システムなどを搭載し、潜水艦の探知を行います。
排水量は3,100トン(軽荷)、3,384トン(全備)で、全長235ft(72m)、全幅94ft(29m)です。1991年8月から運用されています。
音響測定艦は、作業甲板を広く取れ静粛性と安定性も確保できる、双胴船型を採用しています。
「T-AGOS-20 エイブル(USNS Able)」です。
全長72m、全幅29mと、ヴィクトリアスと同型で、下のインペッカブルより少し小さめになります。エイブルは、1992年7月から運用されています。
「T-AGOS-23 インペッカブル(USNS Impeccable)」です。
排水量は5,368トン、全長:85.8m、全幅:29.2mで、2011年3月から運用されています。
音響測定艦の艦種記号は、アメリカ海軍ではT-AGOS(Auxiliary General Ocean Surveillance Ship)です。日本の海上自衛隊ではAOS(Auxiliary Ocean Surveillance Ship)になります。
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鳥 ― 2023年05月08日 12時41分08秒
波の造形 ― 2023年05月07日 15時00分00秒
横浜は豪華客船入港ラッシュ ― 2023年04月28日 19時01分26秒
今日、大型クルーズ客船5隻が横浜港へ同時着岸しました。5隻が同時に同じ港に着岸するのは国内初だということです。
同時着岸したクルーズ船は、大黒ふ頭に「MSCベリッシマ」と「クイーン・エリザベス」、 横浜港大さん橋国際客船ターミナルに「飛鳥II」と「にっぽん丸」、新港ふ頭客船ターミナルに「バイキング・オリオン」です。
「MSCベリッシマ」と「バイキング・オリオン」は横浜港初入港になります。
「MSCベリッシマ」は26日に入港していて、その他の船は今朝5:30頃から9:00頃にかけて入港・着岸しました。
MSCベリッシマとクイーン・エリザベスが、横浜ベイブリッジの向こう側、大黒ふ頭に着岸しています。
この2隻は大きすぎて横浜ベイブリッジの下を通れないので、外側に着岸します。
MSCベリッシマ(MSC BELLISSIMA )です。初入港になります。
MSCベリッシマは、総トン数171,598トン、全長315.83m、全幅43mで、乗客定員は4,418人、乗組員数1,536人です。2019年3月に建造され、MSCクルーズが運航し、船籍はマルタです。
クイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)。
この船は、1940年に処女航海をし1975年に解体された「クイーン・エリザベス」、1969年に処女航海をし2008年に退役した「クイーン・エリザベス2」に次ぐ、3代目の「クイーン・エリザベス」です。 2010年10月に就航しました。
イギリスの海運会社キュナード・ラインが運用し、船籍はイギリスの海外領土バミューダです。バミューダの首都ハミルトンを母港としています。
総トン数90,900トン、全長294m、全幅32.25mで、乗客定員は2,081人です。
横浜ベイブリッジの向こうに着岸しているクイーン・エリザベスとMSCベリッシマを横目に、バイキング・オリオンがやってきましたが、朝の6時半頃なので逆光になってよく見えません。
バイキング・オリオン(Viking Orion)も初入港です。
新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に着岸しました。背後に、横浜ランドマークタワーなど、みなとみらい21エリアの高層ビル群が並びます。
バイキング・オリオンは、総トン数48,000トン、全長227.3m、全幅28.8mで、旅客定員は930名、乗組員数550名で、全室ベランダ付きという豪華客船です。バイキング・オーシャン・クルーズが運航し、ノルウェー船籍になります。
左にあるクレーンは高さ約30メートルあり、金づちに似た形状から「ハンマーヘッドクレーン」と呼ばれて横浜市民に親しまれています。
この施設の「横浜ハンマーヘッド」という名称は、そのハンマーヘッドクレーンが由来となっています。
飛鳥Ⅱです。
飛鳥Ⅱは郵船クルーズが運航している外航クルーズ客船で、総トン数は50,444トン、全長241m、全幅29.6mです。
客室は全室海側の436室を有し、乗客定員は872名です。乗組員は約470名と乗客定員の半数以上で、行き届いたサービスが人気です。
横浜を母港とする唯一の大型クルーズ客船です。
にっぽん丸です。
にっぽん丸は現在3代目になります。1990年9月に就航し、商船三井客船が所有・運航しています。
総トン数は22,472トン、全長166.65メートル、全幅24.00メートルで、乗組員数230名、乗客定員532名になります。母港は東京です。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)を挟んで、にっぽん丸と飛鳥Ⅱが仲良く並んでいます。
横浜港へは5月7日(日)にも、ダイヤモンド・プリンセス、 MSCベリッシマ、にっぽん丸、飛鳥Ⅱの4隻が朝6:30頃から9時頃にかけて着岸する予定です。
でも、朝早いので入港時は逆光になってしまいます。
客船入港スケジュールの詳細は、横浜市の公式ホームページ(こちら)で。
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BLUE BLUE YOKOHAMA ― 2023年04月25日 16時17分22秒
ダイヤモンド・プリンセスが横浜港大さん橋に・・・ ― 2023年04月20日 23時17分00秒
今朝、赤レンガ倉庫・フラワーガーデンの向こう側に、ダイヤモンド・プリンセスが見えました。
朝早く、5時25分に着岸したようです。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に着岸しているダイヤモンド・プリンセスです。船首の向こうに横浜ベイブリッジが霞んで見えます。
先月から3年ぶりに横浜に入港していたダイヤモンド・プリンセスですが、排ガス規制に対応する装置を取り付けたことで船体が高くなり、ベイブリッジをくぐれなくなってしまったため、横浜ベイブリッジの外側にある「大黒ふ頭」に接岸していました。
でも、なぜか今日以降、4月29日、5月7日と大さん橋に着岸する予定になっています。
先っぽヤスリで削ったんでしょうか?
大さん橋には久しぶりにイギリスの国旗、ユニオン・ジャックが掲げられました。右は「ご安航を祈る」という意味の国際信号旗です。
みなとみらい21エリアの高層ビル群が船首に見えます。
客船ターミナルのガラスにダイヤモンド・プリンセスが映り込みました。
船尾に掲げられているのはイギリスの商船旗、レッド・エンサインです。
ダイヤモンド・プリンセスは、総トン数:115,875トン、全長:290m、全幅:37.5mで、乗客定員は2,706人、乗組員は1,100人です。
プリンセスクルーズが運航しています。
実は、この船は日本生まれの船です。長崎市飽の浦(あくのうら)町の三菱重工業長崎造船所で製造され、姉妹船に「サファイア・プリンセス」がいます。2004年に建造されました。
船首ではクレーンを使って洗浄をしていました。
荷物を船に積み込むため、アリのように働く3台のフォークリフト。
船尾です。「LONDON 」と書いてあります。船籍はイギリスのロンドンで、日本とアジアを中心にクルーズする計画になっています。
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ヘリテージ・アドベンチャラー横浜初入港 ― 2023年04月17日 16時09分31秒
朝霧に霞む横浜港へ「HERITAGE ADVENTURER(ヘリテージ・アドベンチャラー)」が入港してきました。初入港になります。
横浜ベイブリッジの下をくぐっていきます。船の右舷側に大黒ふ頭が見えます。
後方の橋は、首都高速湾岸線で横浜ベイブリッジの東京側につながる、鶴見つばさ橋です。
左の方に「横浜ランドマークタワー」や「クイーンズスクエア」「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」など、みなとみらい21エリアのビル群が見えます。白い船は海上保安庁の巡視船「PLH32 あきつしま」です。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に着岸します。
「HERITAGE ADVENTURER(ヘリテージ・アドベンチャラー)」は、1991年にフィンランドのラウマ造船所で建造されましたが、会社の経営難などによりSociety Adventurer (1991–1993)、 Hanseatic (1993–2018) 、RCGS Resolute (2018–2022)と船名が変わり、その後ニュージーランドを拠点とするヘリテージ・エクスペディションズ社に買収されて、2022年から「HERITAGE ADVENTURER(ヘリテージ・アドベンチャラー)」の名で運用されています。
総トン数は8,445トン、全長124.8m、全幅18mで、乗客定員は140名です。もともと乗客定員184名で設計されていましたが、広々としたスタイリッシュで快適な航海を提供するために、乗客定員を140名に制限して改装されています。
船籍はポルトガルのマデイラ自治区(マデイラ諸島)になっています。
今日19時頃には離岸する予定で、次港は清水港です。
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