貴族の館?「鳥貴族」に行ってみました ― 2025年05月13日 08時51分51秒
1ヶ月ほど前に、テレビ朝日の「孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー」という番組で、高嶋ちさ子さんが2人のセレブな友人と共に「鳥貴族」に行く番組を見て、「鳥貴族」に行ってみたくなり、昨日行ってきました。
番組でちさ子さんに同行したのは、チェリストの水谷川(みやがわ)優子さんと、ヴァイオリニストの鷲見(すみ)恵理子さん。
「世界的ヴァイオリニストとしてずっとヨーロッパの貴族の前で演奏していたので居酒屋『鳥貴族』を貴族が集まるサロンとうっかり勘違いして面接を受けてしまい、とりあえず働いていた」という鷲見さんの貴族的で前向きなトークが面白すぎて、1ヶ月経った今でも記憶に残る番組です。
「鳥貴族」には10年近く前に一度行ったことがあり、それ以来です。当時は一品280円でしたが、今は一品390円に値上がりしていました。時代の流れですね。
ザ・プレミアム・モルツ(生ビール)です。以下、価格は全て390円(税込)、焼き鳥は2本の価格です。
ビールには定番の「国産枝豆」です。塩たっぷりで食感も良く美味しい。
「ニラ玉グリーン」は、タレ焼きした もも串にたっぷりのニラを載せ、半熟卵がトッピングしてあります。
「鳥貴族」創業者の息子でもある大倉忠義(SUPER EIGHT)とのコラボ商品で、メンバーカラーの緑にイメージを合わせているということです。
焼き鳥屋さんなので、普通に焼き鳥を注文しました。
「みたれ(もも肉)」です。ネギを挟んだ「もも貴族焼」というのもあります。
「つくねチーズ焼」です。タレとチーズの相性は抜群です。
「きも(レバー)」です。
貴族的な味??で、鷲見さんのお気に入りだと言う「ふんわり山芋の鉄板焼」も食べてみました。
鉄板の上でよくかき混ぜて、 いただきます。 甘みと塩味がバランスよく山芋の味を引き立てます。
でも、貴族気分は味わえませんでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コビトマングースの赤ちゃん ― 2025年05月12日 08時09分20秒
恩賜上野動物園(上野動物園)で飼育されている、コビトマングースです。
繁殖は群れの中の一番優位なペアによって行われ、他の個体は子供の世話を交代で行います。
他の劣位のメスも交尾をすることはありますが、妊娠しなかったり流産したりし、産んだとしてもその子供の生存率は極めて低くなるようです。
コビトマングースの赤ちゃんが生まれていました。
何匹もが交代で世話をしに来るので、どれが本当のお母さんなのかは分かりません。
赤ちゃんにとっては迷惑じゃないかと思うくらい、ぺろぺろと舐めに来ます。
コビトマングース(学名:Helogale parvula 、英名;Dwarf Mongoose)は、哺乳網、食肉目、ネコ型亜目、マングース科で、マングースの仲間の中では一番小さい種類になります。
小さいのでコビトマングースです。人ではないのに、コビトなんですね。
かわいいので、いつまでも見ていられます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
生田緑地ばら苑のバラが見頃です ― 2025年05月11日 21時03分22秒
生田緑地ばら苑が5月8日(木)に開苑しました。
生田緑地ばら苑は、毎年、バラの開花時期に合わせて春と秋に一般公開しています。
今年の春の公開期間は5月8日(木)から5月25日(日)までの18日間です。
開苑時間は平日10:00~16:30、土日祝は9:00~16:30になります。
入苑は無料です。車の場合は駐車料金1,000円が必要です。満車で入場できない場合もあります。
2018年の現地調査で、苑内には春は805種・3,296株、冬は625種・2,916株が確認されたということです。(同苑で配布しているパンフレットより)
今日の苑内のバラは7~8分咲きで、ちょうど見頃になっています。昨日と一昨日の雨で傷んでしまったものも見られますが、蕾がたくさんあるので、次から次へと花開いていくものと思われます。
写真の彫刻は《母子像》(3つ上の写真)と、《白鳥と少年像》です。製作はどちらも、多摩美術大学教授 早川巍一郎 氏によるものです。苑内にはこのほかにも、多くの彫刻作品が置かれています。
たくさんのバラの中から、その一部を紹介します。
最近プリンセスとしての活動が多岐にわたって報じられる、愛子さまの名を冠したバラ、「プリンセス アイコ(Princess Aiko)」です。
花の中に雨水がたまっていました。
作出年:2002年 作出国:日本(京成バラ園芸 武内俊介 ) 系統:フロリバンダ (F: Floribunda)
アブソリュートリー・ファビュラス(Absolutely Fabulous)
作出年:2009年 作出国:アメリカ(カーラス Carruth ) 系統:フロリバンダ [ F: floribunda ]
ノスタルジー(Nostalgie)
作出年:1995年 作出国:ドイツ(タンタウ Tantau ) 系統:ハイブリッド ティー [ HT: Hybrid Tea ]
アイスバーグ(Iceberg)
作出年:1958年 作出国:ドイツ(コルデス Reimer Kordes ) 系統:フロリバンダ [ F: Floribunda ]
グランデ アモーレ(Grande Amore)
作出年:2004年 作出国:ドイツ(コルデス Kordes) 系統:ハイブリッド ティー (HT: Hybrid Tea)
ダブル デライト(Double Delight)
作出年:1976年 作出国:アメリカ 系統:[ HT ] ハイブリッドティー
グラハム トーマス(Graham Thomas)
作出年:1983年 作出国:イギリス(オースチン David Austin) 系統:シュラブ(S: Shrub)
マダム ヴィオレ(Madame Violet)
作出年:1981年 作出国:日本(寺西菊雄 ) 系統:ハイブリッド ティー [ HT:Hybrid Tea ]
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
土田ヒロミ写真展「俗神」 ― 2025年05月10日 18時44分38秒
東京ミッドタウン(六本木)にある 富士フィルム スクエアで、「土田ヒロミ写真展 『俗神』」が開催されています。
上は案内はがき、下はチラシです。
土田 ヒロミ(つちだ ひろみ、1939年12月20日 ~ )は、福井県出身の写真家です。
1968年から75年にかけて日本各地の土俗文化を取材したシリーズ『俗神』は、写真家 土田ヒロミの名を一躍世に知らしめるきっかけとなった代表作です。
青森から沖縄まで全国津々浦々を巡り、時代を超えて継承されるハレの場、中でも大衆や風物の中にある日本人の土俗的感性を赤裸々にとらえ、提示しました。
本展では、シリーズ『俗神』から精選した、ゼラチンシルバープリントによる約30点が展示されています。
ゼラチンシルバープリントによる深みのある諧調は、印刷物では味わえない、心に沁みるものを感じさせます。
1976年に出版された『俗神」の初版本も展示されていました。
土田ヒロミ写真展『俗神』 開催概要
開催会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
開催期間:2025年3月27日(木)~6月30日(月)
休館日:会期中無休
開館時間:10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
観覧料金:無料
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
青森旅行の食事 ― 2025年05月09日 16時36分12秒
4月23日~25日まで、2泊3日で青森県を旅行した時の食事です。
1日目、新青森駅に着いてレンタカーを借りる前に、まず昼食です。新青森駅構内の「魚っ喰いの田 新青森駅店」に入りました。
「彩り丼」(2,380円。以後全て税込)です。これで2,380円? 高っ!
でも、イクラはプリップリで、サーモンももマグロも新鮮で美味しい。 少し納得。
夕食はホテルに着いてから、ホテルルートイン・花々亭の「ホタテ刺身」と「高菜梅茶漬け」と生ビールです。
「高菜梅茶漬け」めちゃくちゃ美味しい。梅が酸っぱすぎず、高菜の濃いめの味がお茶漬けにぴったりです。
あぁ~、疲れが取れますわぁ~・・・全部で2,070円です。
2日目、ホテルルートインの朝食バイキングです。
青森で飲むリンゴのジュースは美味しい。バイキングだと、ついつい食べ過ぎてしまいます。反省。
昼食は海老天丼です。食べた店も値段も忘れてしまいました。海老が3本乗っていて1,350円位だったと思います。 味も美味しいし、コスパは高いです。
8人の団体なので、食事をする場所を探すのが大変です。
弘前城近くのびっくりドンキーが入れるというので、夕食はエッグバーグステーキ、ドンキーセットにしました。これにサラダが付いて、計1,550円です。お腹いっぱいになって安い!
びっくりドンキー、自宅の近くにもあるんですけど・・・
3日目、ホテルルートインの朝食バイキングです。
昨日の反省を生かして少なめにしようと思ったのですが、やっぱり取り過ぎてしまいました。学習能力のない私です。でも、リンゴジュースと食後のコーヒーは今日もしっかりいただきました。
最終日の昼食は新青森駅に戻って駅構内の「めぇ」で、「ほたてらーめん」をいただきました。
初日ホタテで始まって、最終日もホタテで〆です。1,750円だったかな?
ホタテも熱が通るとうま味にコクが出てきて、さらに美味しい。
店名の「めぇ」は、ヤギではなく、津軽弁で美味しいという意味だそうです。「うめぇ」から来ているんでしょうね。
津軽料理の店らしく、店内には津軽出身の太宰治に関する写真や資料が飾られています。「太宰らぅめん」という商品もありました。
せっかく青森まで来ても、8人の団体だと入れるお店が限定されてしまいます。運転しているとビールも飲めないし・・・
ビジネスホテルの朝食バイキングが一番美味しかったかも。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
青森県・弘前のお土産 ― 2025年05月08日 18時57分29秒
青森県・弘前のお土産です。
青森県といえばリンゴ。ということで、リンゴのお菓子(アップルパイ)にしました。
ラグノオ(RAGUENEAU)というお店の「気になるリンゴ」と、「パティシエのりんごスティック」です。
「気になるリンゴ」は、青森県観光パッケージで、箱に弘前城、奥入瀬渓流、青森ねぶた、十和田湖、八甲田が描かれています。
「ラグノオ」は津軽弁訛りで「酪農」のこと・・・ではありません。
戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック(Cyrano de Bergerac)」に登場する、パティシエ&アマチュア詩人の名前「RAGUENEAU」 が由来なんだとか。 津軽訛りが突然おしゃれになっちゃいました。
青森県弘前市に本社を置く菓子製造販売会社で、正式な社名は「ラグノオささき」といいます。
「気になるリンゴ」です。(税込1,400円)
以前(何故か)羽田空港で買ってきて食べたことがあり、とても美味しかったので、今回のお土産にしました。
手に持つと重たい! キッチンスケールで計ったら、箱込みで一個 443g ありました。
青森県産リンゴをシロップに漬け、まるごとパイで包んだアップルパイです。リンゴ1個を丸のまま使っていて、シャキシャキとしたリンゴの食感が、他のアップルパイにはないリンゴ本来の美味しさを生かしています。大きいけど美味しいので、一人で1個ペロリと食べられます。
「パティシエのりんごスティック」(5本入・税込1,150円)は、食べやすくスティック状にしたものです。
「気になるリンゴ」だと切り分けなければならないので、小分けにするにはこちらの方が便利です。
ラグノオの販売ランキングで1位の商品だといいます。
青森県産リンゴのシロップ漬けを大小2種類のサイズにカットし、スポンジ生地と一緒にパイで包み焼き上げた、スティックタイプのアップルパイです。1本のサイズはかなり大きくて、食べ応えがあります。
カットされたリンゴでもシャキシャキ感を強く感じられて、甘すぎないので、こちらも3本くらいは一気に食べられます。
カロリーは気にしないようにしています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
上野動物園のジャイアントパンダ ― 2025年05月07日 18時21分58秒
和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されているジャイアントパンダ4頭全てが、6月末に中国に返還されるということで、テレビでは毎日のように話題になっています。
それに刺激されて、今日久しぶりに上野動物園のジャイアントパンダに会いに行ってきました。
上野動物園のジャイアントパンダ、オスの「シャオシャオ(暁暁、Xiao Xiao)」です。
屋外放飼場の一角にデンと座って、好物のタケを食べています。
メスの「レイレイ(蕾蕾、Lei Lei )」です。この2頭は双子で、2021年6月21日に生まれました。
レイレイは屋外と室内を行ったり来たりして運動をしていました。それを見る人間たちも、右へ左へ行ったり来たりです。 ちょっと、おちょくられているような気がしました。
上野のジャイアントパンダ2頭も、来年2月で貸与期限が切れるといいます。
上野動物園でも返還前にジャイアントパンダ目当てのお客さんが今後増えていくのではないでしょうか。
今日上野動物園から、5月13日(火)よりシャオシャオの観覧方法が自由観覧に変更になると発表されました。(こちら)
レイレイは今まで通り、10人~20人のグループで1区画約1分ずつ順番に観覧する形をとるということです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
八戸市・蕪嶋神社のウミネコ(海猫) ― 2025年05月06日 16時02分16秒
青森県八戸市にある「蕪島(かぶしま)」は、ウミネコの繁殖地として有名です。
今から100年以上前の1922年(大正11年)に、「蕪島ウミネコ繁殖地」として国の天然記念物に指定されました。今ではウミネコを間近に見ながら絶景を楽しめる名勝地となっています。
島の頂上に鎮座する神社は「蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)」です。、島に山(やまへん)が付いて「蕪嶋神社」と表記されます。
蕪嶋神社は鎌倉時代の永仁4年(西暦1296年)に、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)を福の神 弁財天として祀り、商売繁盛、漁業安全の守り神として古くから地元の人々の信仰を集めてきました。
2015年の火事で社殿が消失してしまいましたが、2020年に再建されています。
「蕪嶋神社」は「蕪」と「株」が同じ読みであることから、株価と人望の「株」が上がるご利益があるとも言われています。
古来よりウミネコは弁財天のお使いとされ、魚が多くいる漁場を教えてくれるので豊漁をもたらす鳥であり、幸運や富を運んでくれる神の使いとして大切にされてきました。
繁殖期の4~5月頃は島に菜の花が咲き、ウミネコにとっては卵を外敵から守るのに役立つといいます。
浜辺でもたくさんのウミネコが羽を休めています。蕪島の海岸には、沖に防波堤があるにもかかわらず、太平洋の荒波が押し寄せていました。
波の飛沫(しぶき)以外で白い点々に見えるのは、全てウミネコです。上空にもたくさんのウミネコが飛び回ります。
波が打ち寄せるギリギリのところまで、ウミネコたちが並んでいます。
岩の上に飛沫が飛んできても、平気でとまっていました。
蕪島は昔は島であった為、四方を海で囲まれ、天敵である動物が侵入しなかったことと、周辺海域にエサとなる魚が豊富にあったことが、ウミネコの繁殖地になった理由だと考えられています。
陸続きとなった参道を除く外周は柵で囲まれ、その全てがウミネコの羽休めの場になっています。
境内を歩く時はウミネコを踏ん付けないように、避けながら歩かなければなりません。
ウミネコのすぐ傍でじっと立っていると、靴の先をつついてきます。
人間に慣れていて、近づいても避けようとはしません。ハトよりも人慣れしています。神の使いですから、いじめる人間はいないんでしょうね。
気を付けていないと、天からフンが降ってきます。「ウン」が付いたと喜ぶ人もいるようで、実際、「ウン」が付いた人は社務所に行くと、ウミネコから幸運を授かったということで「会運(かいうん)証明書」という、「開運招福の絵馬」をいただけるそうです。
ウミネコが一斉に海側を向いているか、神殿側を向いているかは、風向きによって決まるようです。
「お前、何 ガンつけてんだよ!」 「そっちこそ、ジロジロ見るんじゃネエよ!」
同じウミネコでも、こちらのウミネコは気品があります。
草地にも岩場にもウミネコが白い点のように見え、すぐ目の前を掠めるように飛んでいきます。
ウミネコ(海猫)は、チドリ目、カモメ科、カモメ属に分類される鳥類です。ネコではありません。
「ミャアミャア」と鳴く声が猫の様なので、「海猫(ウミネコ)」の名が付きました。
日本では留鳥とされ、私の住居近くの横浜港でも、ユリカモメが北方に移動する夏の期間は、港にいるカモメは ほぼウミネコになります。
黄色い虹彩を持つ目の周りには鮮やかな赤い縁取りがあり、カモメの仲間の中でも怖い感じの顔つきをしています。
蕪島へは、3月頃になると繁殖の為多くのウミネコが飛来して営巣します。4月頃から産卵を始め、6月頃には雛がかえります。そして8月頃には幼鳥は蕪島を旅立っていくといわれます。
ウミネコの交尾は、オスがメスの背に飛び乗り、メスを踏みつけるように地面に押し付けます。
しばらくフミフミをしていますがその後オスはメスの背に座り、交尾の瞬間はオスがメスの後方に座ってチョンと尾羽をメスに押し当てるようにして行われます。
私、この行動を見ていると、いじめっ子が弱い子をいじめているとしか思えませんでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
東京ミッドタウンの こいのぼり ― 2025年05月05日 15時55分55秒
今日は二十四節気のひとつ「立夏」で、国民の祝日としての「こどもの日」でもあります。
東京ミッドタウン(六本木)に行ったら、ミッドタウン・ガーデンの緑の中を、たくさんの こいのぼりが泳いでいました。
これは『こいのぼり GALLERY』というイベントで、 こいのぼりの数は101匹。 「子どもの成長を願う」をテーマに、国内外のアーティストやデザイナーが、その腕を振るっています。
今日は風もなく、立夏の暖かな空気の中を、子供連れやワンちゃんの散歩をする人達が、都会の中の自然を楽しんでいました。
池の中で こいのぼりが泳ぎます。
右端の赤いこいのぼりは、漫画家の 里中満智子 さんの作品 《錦もどき》 です。
左側のグレーの こいのぼりは、歌手、タレント、女優、デザイナーなど幅広い分野で活躍するアーティスト 篠原ともえ さんのデザインで 《鉛筆画こいのぼり》 です。
『こいのぼり GALLERY 』は5月11日(日)まで開催されます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
昭和記念公園のシャーレーポピー ― 2025年05月04日 10時02分45秒
国営昭和記念公園「花の丘」のシャーレーポピーです。(5月1日撮影)
まだまだ蕾の方が多く、一面が赤く染まるのはまだ先になりそうです。
昭和記念公園の発表では5月3日時点で5分咲きということです。
シャーレーポピー(Shirley poppy)は和名で「ひなげし」といい、漢字では雛芥子あるいは雛罌粟と書きます。 叉、「虞美人草(グビジンソウ)」とも呼ばれています。
ヨーロッパ原産の、キンポウゲ目、ケシ科、ケシ属の一年草で、フランス語では「コクリコ(Coquelicot)」と言います。
アグネス・チャンの歌「ひなげしの花」や、いきものがかりの「ひなげし」、漫画やジブリアニメの「コクリコ坂から」など、日本でも親しみ深い花になります。
「ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟(コクリコ) われも雛罌粟(コクリコ)」
(ああさつき フランスののは ひのいろす きみもコクリコ われもコクリコ)
与謝野晶子(歌集『夏より秋へ』所収)
歌人の与謝野晶子は明治45年(1912年)5月5日、夫の待つフランスへ旅立ちました。シベリア鉄道を経由して、19日にパリに到着します。
5月のフランスの野原には、ヒナゲシの花が咲き乱れていて、半年ぶりに夫と再会した喜びを、その燃えるような赤色に託した句だといわれますが、私はその安堵感を、うたた寝を連想する「コクリコ」という言葉で表現した駄洒落だと信じてやみません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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