セブンシーズ・エクスプローラー横浜へ初入港 ― 2023年03月28日 19時11分47秒
大型クルーズ客船「セブンシーズ・エクスプローラー(SEVEN SEAS EXPLORER)」が横浜に初入港しました。
新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に停泊しています。左に見える橋は横浜ベイブリッジです。
手前は「みなとみらい桟橋・海上旅客ターミナル(通称 ぷかりさん橋)」です。
この建物自体も浮いていて、2階がヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル直営の海上レストラン「ピア21」となっています。
「セブンシーズ・エクスプローラー(SEVEN SEAS EXPLORER)」は、リージェント・セブンシーズ・クルーズが運航する大型クルーズ船です。
2016年7月にデビューし、モナコ公国のシャルレーヌ公妃によって命名されました。
総トン数50,254トン、全長224m、全幅31mで、乗客定員は750名、乗組員542名で運航されています。船籍はマーシャル諸島です。
船尾に「MAJURO」と書かれていますが、「MAJURO(マジュロ)」はマーシャル諸島共和国の首都の名です。
船尾のロゴを見て、タバコのセブンスターを思い出してしまいました。
今日17時に名古屋に向けて出港しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
千鳥ヶ淵公園(西側)のシダレザクラ ― 2023年03月28日 11時04分24秒
つる サラバンド(Sarabande, Climbing) バラ ― 2023年03月28日 08時41分35秒
横浜に外国クルーズ客船が続々入港 ― 2023年03月27日 19時14分54秒
3月10日のダイヤモンドプリンセスの入港を始めとして、横浜港にも多くの外国クルーズ客船が入港するようになりました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルに、国旗がはためいています。
手前は日本の国旗、奥は「安全な航海を祈る」という意味の国際信号機です。真ん中は、ロシアの国旗でもフランスの国旗でもなく、どこの国旗?
オランダ国旗でした。
朝6時前、オランダ船籍のクルーズ客船「ウエステルダム(WESTERDAM)」が入港してきました。
ウエステルダム)は、総トン数 82,348トン、全長 285.3m、全幅 32.21mで、ホーランド・アメリカ・ラインが運航する大型クルーズ船です。2004年4月に就航しました。
乗客定員は1,964名、乗組員は800名です。
船体中央にまっすぐ伸びるのは海が見えるシースルーエレベーターです。デッキは11階層になっています。
1時間ほど遅れて、「シルバー・ミューズ(SILVER MUSE)」が入港してきました。
横浜へは初入港になります。
「シルバー・ミューズ」は、シルバーシー・クルーズが運航する大型クルーズ客船で、バハマ船籍になります。
2017年4月に就航し、総トン数は40,700トン、全長212.8m、全幅27mで、乗客定員は596名、乗組員は411名です。
新港ふ頭へ着岸しました。
今日の横浜港は風が強く、岸壁に波が押し寄せています。
一般社団法人グローバル人材育成推進機構が保有する航海練習船「みらいへ(MIRAIE)」も、「ぷかりさん橋」に着岸していました。
「みらいへ」は、1994年4月に就航した当初は「あこがれ」という船名で大阪市が所有していましたが、橋下徹市長(当時)による一連の市政改革の一環により、2012年末をもって運航を終了しました。
その後、グローバル人材育成推進機構が購入し、「みらいへ」と船名を変えています。
総トン数362トン(国際)、全長52.16m、型幅8.60mで、搭載人員は訓練生など40名(24時間未満60名)、乗組員10名の練習帆船(セイルトレーニングシップ)です。現在は神戸が母港になっています。(以前は大阪)
横浜では4月8日(日)に、1時間半(午前)と2時間半(午後)の体験航海が開催されます。今日19時現在まだ空きがあるようです。詳細はこちら。
横浜港へは明日早朝にも、5万トンクラスの大型クルーズ客船「セブンシーズ エクスプローラー」が入港します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
サリー ホームズ(Sally Holmes) バラ ― 2023年03月27日 13時31分17秒
「美術館の春まつり」東京国立近代美術館 ― 2023年03月26日 16時57分10秒
春爛漫の「北の丸公園」の中に在る東京国立近代美術館で、「美術館の春まつり」が開催されています。
「所蔵作品展 MOMATコレクション」の一室に花咲く名作を並べ、美術館にも春がやってきました。
ピンクの花弁が目にも鮮やかな船田玉樹《花の夕》や、菊池芳文《小雨ふる吉野》など、華やかな屏風が勢ぞろいしています。
「非水百花譜」は、100種類の花を描いた多色摺木版と、それに対応した説明書、同じ花の鼠色単色摺木版からなる豪華な花の図案集です。
杉浦非水 「非水百花譜」 1920-22年 木版、印刷 国立工芸館蔵
作者の菊池芳文は、桜の名手とうたわれた京都四条派の画家で、桜の名所である吉野の、あよそ100年前の光景が描かれています。
菊池芳文 《小雨ふる吉野》 1914年 絹本彩色、屏風(六曲一双) 東京国立近代美術館蔵
マゼンタ色の花びらが画面全体に舞う、鮮やかな絵画です。よく見ると花の一つひとつに筆でかたどった跡があり、色の濃淡にも変化があります。迫力のある作品です。
船田玉樹 《花の夕》 1938年 紙本彩色 屏風(六曲一隻) 東京国立近代美術館蔵
作者の跡見玉枝は、跡見学園を創設した跡見花蹊の従妹で、桜の絵で有名でした。
跡見玉枝 《桜花図屏風》 1934年 紙本彩色 屏風(六曲一双) 東京国立近代美術館蔵
鈴木主子は生涯植物の絵を描き続けた日本画家です。この作品を出品した展覧会の審査員をしていた鏑木清方は、描写が行き届いた佳作だと褒めたといいます。
梨の木にとまっている鳥はホオジロでしょうか。タンポポや菜の花、土筆など数多くの「春」が描かれています。
鈴木主子 《和春》 1936年 紙本彩色 屏風(六曲一隻) 東京国立近代美術館蔵 (下は部分)
加山又造の代表作の一つ、《春秋波濤》です。「星野リゾート 界 津軽」のロビーで似た壁画を見た方も多いと思います。
加山又造 《春秋波濤》 1966年 絹本彩色 屏風(六曲一隻) 東京国立近代美術館蔵
私の好きな川合玉堂の作品《行く春》は、国重要文化財に指定されているので、このコーナーではなく「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」の方で展示されています。
(「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」については、写真の整理がなかなかできないので、また後日アップします。)
川合玉堂 《行く春》 1916年 紙本彩色、屏風(六曲一双) 東京国立近代美術館蔵 国重要文化財
「美術館の春まつり」(「所蔵作品展 MOMATコレクション」)開催概要
開催場所:東京国立近代美術館 本館所蔵品ギャラリー他
開催期間:「美術館の春まつり」は2023年3月17日(金)~2023年4月9日(日)
※「所蔵作品展 MOMATコレクション」の展示は2023年3月17日(金)~5月14日(日)
休室日:月曜日(ただし3月27日、5月1日、8日は開館)
開館時間:10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00) ※入館は閉館30分前まで
観覧料:一般 500円 大学生 250円
※5時から割引(金曜・土曜): 一般 300円 大学生150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。(要証明書類)
※企画展「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」のチケットで「所蔵作品展 MOMATコレクション」も観覧できます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
柵の上の花 ― 2023年03月26日 09時37分31秒
モクレン(木蓮)/シモクレン(柴木蓮) ― 2023年03月26日 08時50分41秒
ウィリアム王子植樹の桜@国民公園 皇居外苑半蔵門園地 ― 2023年03月25日 12時02分06秒
千代田区一番町の英国大使館横に開園した「国民公園 皇居外苑半蔵門園地」です。
1872年(明治5年)以来、東京都千代田区一番町1という一等地にある35,000平方メートルの広大な土地に、英国大使館が設置されていました。
2015年(平成27年)、その敷地南側の約7,000平方メートルが返還され、2023年3月15日に「国民公園 皇居外苑半蔵門園地」として開園しました。
英国を象徴するイングリッシュガーデンを取り入れたデザインの公園には、2015年2月にウイリアム王子が来日した際にお手植えされた桜「太白(タイハク)」が植樹されています。
「太白(タイハク)」は、20世紀初頭、絶滅したかのように考えられていました。1926年に日本を訪れた英国の植物学者コリングウッド・“チェリー”イングラムが、珍しい老樹の絵を目にし、自邸の庭にある桜と同じ品種であると気付きました。その後さまざまな苦難を乗り越えて、1932年(昭和7年)に日本に里帰りしたという桜です。
白色の一重の花を咲かせ、花径は5cmくらいの大輪になります。花弁はしわ状にうねり、先端に細かい切れ込みが見られます。
英国から里帰りした桜。英国との友好と共に大切に育てたいものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ミツマタ(三椏) ― 2023年03月25日 08時50分50秒
皇居に隣接する「北の丸公園」でミツマタの花が咲いていました。
ミツマタ(三椏)は、フトモモ目、ジンチョウゲ科、ミツマタ属の落葉性低木です。
漢字では三椏の他、三叉、三枝とも書かれます。
3月から4月頃に三つ叉に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせます。枝の先が三つ叉、三つ叉と分かれていくので、ミツマタの名が付きました。
花のように見えるのは花弁ではなく、筒状で先端が4裂した萼筒(筒状になったガク)です。、花(萼筒)は鮮やかな黄色で、外側に白い細かい毛が密生しています。
園芸種では、オレンジ色から朱色の花を付けるものもあり、アカバナミツマタ(赤花三椏)と呼ばれています。
ミツマタの樹皮は高級和紙の原料とされる他、明治12(1879)年に初めてお札用紙の原料として採用されて以来、現在でも紙幣の原料として多く使われています。
しかし、国内の生産地が過疎化し調達が難しくなったため、印刷局は2010年から外国産の仕入れに踏み切り、今はネパールからの輸入が大半を占めるといいます。
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