海上保安庁の巡視艇「PC35 いそづき」 ― 2024年04月27日 07時45分22秒
海上保安庁の巡視艇「PC35 いそづき」が巡視から帰ってきました。
「PC35 いそづき」は、海上保安庁 、第三管区海上保安本部、横浜海上保安部に所属する巡視艇です。PCは、Patrol Craft の略になります。
公称船型は23メートル型で、23メートル型の船は「PC31」から「PC45」まで15艇を全国の海上保安庁で所有しています。一番船は「PC31 ことなみ」で、高松(第六管区)に所属しています。このクラスの船を「ことなみ型巡視艇」といいます。
「PC35 いそづき」は、2014年3月に横浜海上保安部に配属されました。
23メートル型といいますが、全長は27メートルあります。最大幅は5.6メートル、総トン数は64トンです。
後方に見える塔は、634メートルの高さを誇る「東京スカイツリー」です。
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横浜港に「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」初入港 ― 2024年04月13日 16時37分29秒
今朝、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)にパシフィック・ワールド(PACIFIC WORLD)が停泊していました。
4月11日に入港して停泊中でしたが、今日13時には出航していきました。
パシフィック・ワールドは2023年4月に横浜港に初入港した大型外航クルーズ客船で、総トン数:77,441トン、全長:261.3m、全幅:32.25m、旅客定員は1,950名(最大2,250名)、乗組員は900名になります。
1955年にサン・プリンセスとして竣工し、2021年春からパシフィック・ワールドとして運航されています。船籍はパナマです。
6時頃、パシフィック・ワールドの向こうにリビエラがやってきました。新港ふ頭客船ターミナルに着岸します。
リビエラ(RIVIERA)は今年3月19日に横浜港へ初入港しています。
オーシャニア・クルーズ社(米国)が運航する、総トン数:66,172トン、全長:240.16mの大型外航クルーズ客船です。
船籍はマーシャル諸島共和国で、その首都マジュロ(Majuro)が母港になっています。
6時30分頃、朝もやの中、横浜ベイブリッジの下にセレナーデ・オブ・ザ・シーズが入港してきました。横浜へは初入港になります。
セレナーデ・オブ・ザ・シーズ(SERENADE OF THE SEAS)は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航している大型外航クルーズ客船です。バハマ船籍で、母港はバハマの首都ナッソーになります。
総トン数:90,090トンという大きな船で、全長:294mと横浜ランドマークタワーの高さ(296m)とほぼ同じ長さになります。全幅は32mあります。乗客定員は2,146人、乗組員数は848人です。
2003年8月に就航し、2012年12月に改装を行っています。
大さん橋の、パシフィック・ワールドとは反対側に接岸します。
写真左の船は停泊しているパシフィック・ワールドです。
横浜港に係留展示されている氷川丸(HIKAWA MARU)の向こうに、セレナーデ・オブ・ザ・シーズが見えます。
左の黒い船が氷川丸です。
船首向こう側の、ヨットの帆をイメージした建物は、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルです。
横浜ベイブリッジの向こう側にある大黒ふ頭に、ウエステルダム(WESTERDAM)も入港しましたが、もやで霞んでいて、はっきりとは見えません。
今日は計4隻の大型クルーズ船が横浜港に入港していました。
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オイローパ(EUROPA)が横浜へ初入港しました ― 2024年03月23日 18時18分18秒
横浜・みなとみらいの臨港パークで、柵で羽を休めるムクドリの向こうにオイローパが停泊していました。今朝午前5時半頃に着岸したということで、横浜には初入港になります。
日本へは2003年に初来航したことがありますが、横浜には入港していません。
オイローパ(EUROPA)は、ドイツの大手旅行会社 TUI AG 傘下のハパク・ロイド・クルーズが運航しているクルーズ客船です。オイローパ(EUROPA)はヨーロッパのドイツ語読みです。
1999年9月9日に竣工しており、総トン数は28,890トン、全長198.6m、幅24.1mと、外航クルーズ船としてはそんなに大きい船ではありません。
写真左に小さく見える青と赤の船(?)は横浜観光水陸両用バス「スカイダック」です。陸上も走ります。オイローパの手前を走っている白い船は水上バス、その右側、オイローパに寄り添っている深緑色の船は「第11日勝丸」という石油製品タンカーです。燃料の補給をしているようです。
臨港パークにある錨のオブジェです。両サイドが花壇になっていました。観光客には人気のフォトスポットになっています。今日も細かい雨が降ったり止んだりする中、外国人観光客のグループが記念撮影をしていました。
花の向こうに見るオイローパです。
花壇の花たちも雨に濡れていました。
「ぷかりさん橋」です。正式名称は「みなとみらい桟橋・海上旅客ターミナル」といいます。海にぷかりと浮いているので、ぷかりさん橋と呼ばれています。
2階は「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」系列のレストラン「ピア21」になっています。
船籍はマルタ共和国で、母港はその首都ヴァレッタ(VALLETTA)です。
オイローパは、明日(24日)の17時に鳥羽に向けて出港する予定です。
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横浜港に「リビエラ」が初入港していました ― 2024年03月20日 18時42分06秒
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 横の「ぷかりさん橋」の向こうに、新港ふ頭客船ターミナルに停泊している「リビエラ(Riviera)」が見えました。昨日(3月19日)の朝早くに入港したようです。
横浜へは初入港になります。
リビエラは、オーシャニア・クルーズ社(米国)が運航する、総トン数:66,172トン、全長:240.16mの大型クルーズ客船です。
「Riviera(リビエラ / リヴィエラ)」は、もともとイタリア語で海岸や湖岸、岸壁を意味する言葉ですが、フランスからイタリアにまたがる地中海沿岸地方のリゾート地として広くその名を知られています。
森進一さんの「冬のリヴィエラ」(1982年)、懐かしいですね~
リビエラが停泊している新港ふ頭の岸壁には強風による大きな波が打ち寄せていました。
マーシャル諸島共和国船籍で、その首都マジュロ(Majuro)が母港になっています。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)には日本船籍の「にっぽん丸」が停泊していました。
赤レンガ倉庫がある公園(赤レンガパーク)は工事が行われ、新しい芝生が山と積まれています。
赤レンガパークの横で、源平咲きの桃の花が咲いています。まだ蕾がほとんどなので、これから咲き進むと一本の木に赤や白、絞りの花びらが咲き乱れます。
横浜では3月24日から「ガーデンネックレス横浜2024」が開催されます。
大さん橋のにっぽん丸の反対側には、海技教育機構の訓練船「銀河丸」が停泊しています。
手前に「銀河丸」、その向こうの赤い煙突(ファンネル)は「にっぽん丸」、左奥の方に「リビエラ」の煙突部分が見えます。
銀河丸は23日14時まで停泊している予定ですが、にっぽん丸は今日17時に出航しました。
リビエラは今日19時に日本各地と釜山周遊クルーズの旅に出て、4月1日(月)の朝に横浜へ帰ってくる予定です。
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アルタニア (MV Artania)が横浜港に入港 ― 2024年03月02日 14時53分41秒
今朝6時頃、払暁の空の中、外国クルーズ客船「アルタニア」が横浜に入港してきました。
右の船は海上保安庁の巡視船「PL31 いず」です。
アルタニア (MV ARTANIA)はバハマ船籍の大型クルーズ船で、母港はバハマの首都ナッソーになります。
新港ふ頭客船ターミナルに接岸します。
総トン数は44,697トン、全長230.62mと、日本の飛鳥Ⅱよりひと回り小さい船です。
1984年の就航当時は、コロナ禍の初めの頃に多くの新型コロナ感染者が出た「ダイヤモンド・プリンセス」で日本でも知られている、プリンセス・クルーズが運用していました。
その後、P&Oクルーズを経て フェニックス・ライゼンに運用者が変わっています。
就航当初の船名は、ダイアナ妃によって命名された「ロイヤル・プリンセス」でした。
その後、「アルテミス」から「アルタニア」へと船名が変わっています。「ロイヤル・プリンセス」の船名、無くなってしまったのは勿体ないですね。
「アルタニア」という船名、聞いたことが無いので初入港かと思ったら、2016年3月15日に横浜港へ初入港していました。
写真右は「横浜ハンマーヘッド」の建物です。「横浜ハンマーヘッド」は、新港ふ頭客船ターミナルの他、ホテルやショップ、レストランが入る複合施設です。
「アルタニア」は4日17時頃に横浜を出港し、名古屋、神戸、高知など日本各地や中華人民共和国各地、台湾を観光しながら香港に向かう、24泊25日の旅に出ます。
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洋上風力発電アクセス船「PORTCAT TWO」 ― 2024年02月02日 17時16分56秒
「PORTCAT TWO(ポートキャット ツー)」が横浜港の岸壁に沿って、一定の範囲で前進/後退を繰り返しながら横移動をしていました。岸壁の「PORTCAT TWO」が接した部分には、きれいに白い泡が浮いています。
前進や後退を繰り返すのは、操舵訓練でもしているのでしょうか?
こんなに泡が浮いているということは、海の清掃(中和?)でもしているのでしょうか?よく分かりませんが・・・「PORTCAT TWO」は作業員輸送船(CTV:Crew Transfer Vessel )で、洋上風力発電施設の設置工事・保守管理に従事する作業員や資材を輸送するのに用いる、小型の高速船です。
総トン数は19トン、全長19.85m、全幅6.30mです。東京汽船(株)が運用しています。
ウォータージェット推進方式という、船底から汲み上げた水を高圧ポンプで、後方のノズルから勢い良く吐出して推進力を得る推進方式を採用しています。
ノズルの噴射方向を変える事で船の向きを変えられるので、舵は必要ありません。バックも簡単に出来ます。ノズルの逆噴射によって急制動が可能で、超微速航行も出来るという利点があります。
双胴船なので、船の安定性も良いですね。
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米軍御用達タンカー「POHANG PIONEER」 ― 2024年01月19日 17時54分50秒
横浜港の米軍施設ノース・ドックに「POHANG PIONEER」が停泊していました。
向こうに見える白い船は海底ケーブル敷設船「KDDI OCEAN LINK(オーシャンリンク)」です。
「POHANG PIONEER(ポハン・パイオニア)」は沿海貨物海運業を営む山根海運株式会社が所有するケミカルタンカーで、東アジアからマーシャル諸島にかけての地域で「米軍御用達」の燃料輸送業務に従事しています。
2018年に建造され、総トン数5,422トン、載貨重量トン数は6,510トン、全長107.75m、幅18mです。
POHANGは大韓民国の「浦項(ポハン)」です。山根海運の外航ケミカルタンカーには、「YOKOHAMA PIONEER」や「KOBE PIONEER」の名が付いた船もあります。
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横浜港の米軍施設に停泊する船 ― 2024年01月14日 15時16分17秒
横浜港の米軍接収地で、在日アメリカ陸軍及び海軍の港湾施設として使用されている「横浜ノース・ドック」には、いつも多くのアメリカ陸軍・海軍所属の補助艦などが着岸しています。
「USNS ABLE T-AGOS-20 (エイブル)」です。
エイブルはアメリカ海軍の軍事海上輸送司令部に属する音響測定艦です。音響測定艦は武装はほとんど施されていませんが、水上艦用曳航ソナー・システムなどを搭載し、潜水艦の探知などを行います。
排水量は3,100トン(軽荷)、3,384トン(全備)、全長72m、全幅29mで、作業甲板を広く取れ静粛性と安定性も確保できる双胴船型を採用しています。
1992年7月から運用されています
「USNS MARY SEARS T-AGS-65 (メアリー・シアーズ)」です。
メアリー・シアーズはアメリカ海軍の軍事海上輸送司令部に所属し、主として海軍気象海洋コマンド(NMOC)の任務にあたっており、海洋音響装置(各種測探機)、深海表層探査機、超音波式多層流向流速計、曳航式反射法探査システムなどを備えています。
排水量:5,080トン、全長100.28m、全幅:17.68mで、2001年に海上輸送司令部に配属されました。
「SLNC PAX (SLNCパックス)」です。
SLNCパックスは、米国のSchuyler Line Navigation Companyが運航するケミカルタンカーです。
総トン数5,720トン、載貨重量トン数7,985トン、全長101.39メートル、幅19.05メートルで、2008年に建造されました。
米軍関係の化学/石油製品タンカーとして稼働しており、グアム→横須賀→八戸→横浜と移動し、15日未明には佐世保に到着する予定です。
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鹿児島大学の「かごしま丸」が横浜へ入港 ― 2024年01月11日 21時00分00秒
12時50分頃、鹿児島大学の練習船「かごしま丸」が、横浜ベイブリッジの下をこちらに向かってきました。横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に着岸します。
あいにくの曇りで少し霞んでいます。向こうの橋は首都高速湾岸線の「鶴見つばさ橋」です。
この船は、国立鹿児島大学水産学部が所有する練習船で、2012年3月に竣工した“4代目かごしま丸”になります。
総トン数は935トン、全長66.92メートル、幅12.10メートルと、大さん橋に着岸する船の中では小さな船になります。
今日は曇りでしたが、ビルの隙間から富士山が見えました。
上空は一面の雲なのに、富士山まで見通せるのは不思議です。雲が高い所にあるんでしょうか・・・
左へ転回して右舷接岸します。タグボートがお手伝いをしていました。
写真左のビルは「神奈川県警察本部」、中央の背の高い黒っぽいビルは「横浜北仲ノット」、その右の白いビルは「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」、右の方の一番背の高いビルは「横浜ランドマークタワー」です。手前に「横浜赤レンガ倉庫」があります。
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118番を知っていますか? ― 2023年12月30日 12時40分59秒
海上保安庁の巡視船「PL31 いず」です。船首の向こうに見える橋は横浜ベイブリッジです。
PL(Patrol Vessel Large)とは、700トン型以上の大型巡視船でヘリコプターを搭載しない物をいい、大きさから3500トン型、2000トン型、1000トン型に分けられます。「PL31 いず」は3500トン型で、PLの中では最大クラスになります。
海上保安庁・第三管区海上保安本部所属の救難強化巡視船で、海上保安庁初の災害対応型巡視船として医務室や病室、手術台などと共に各種医療用機器が配備されています。
救難のための特殊な技能・知識を有する潜水士も乗船しており、自航式水中テレビ(ROV)や超音波海中捜索装置(海底地形探査用ソナー)も備え、優れた海中捜索活動を可能としています。
総トン数は3,768トン、全長110.4mで、ヘリコプターは搭載していませんが、ヘリコプター甲板を装備しています。
夕景の中の「いず」です。
海難事故があった場合の、海上保安庁への緊急通報用電話番号は「118番」ですが、認知度が薄くほとんど浸透していません。
運用を開始した2000年5月1日から2023年11月30日までに計1339万件余の通報がありましたが、その内99%以上が“間違い や いたずら電話”だったといいます。 今年11月だけのデータでもその割合はほぼ変わっていません。(海上保安庁資料 118番通報実績 より)
海上保安庁では2019年から、海での事件・事故の緊急通報用番号「118番」のイメージモデルに、元AKB48の篠田麻里子さんを起用してきました。
12月20日、海上保安庁は2024年の新イメージモデルに、NHKの『おかあさんといっしょ』で「うたのおねえさん」を務めた小野あつこさんを任命したと発表しました。
5年間イメージモデルを務めた篠田麻里子さんからの“モデルチェンジ”(?)で、「118番」の認知度を上げて欲しいものです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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