パシフィック・ワールドが出航していきました ― 2024年12月02日 19時02分41秒
昨日、ピースボートのクルーズ客船「パシフィック・ワールド(PACIFIC WORLD)」と、海技教育機構の航海訓練船「大成丸」が、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに並んで停泊していました。
向こうの大きい船が「パシフィック・ワールド」で、手前が「大成丸」です。
「パシフィック・ワールド」は以前、ダイヤモンド・プリンセスなどを有するプリンセスクルーズが運航していた「サン・プリンセス」を改装した船で、飛鳥Ⅱよりも二回りほど大きい総トン数77,441トン、全長261.3メートルの大型クルーズ客船です。
『神秘の地球に出会う旅』という地球一周の船旅で8月16日に横浜を出航し、昨日午前5時半頃横浜へ帰ってきました。そして、昨日午後1時頃、神戸に向けて出港していきました。横浜発で、最終は神戸着の旅程です。
昨日は新港ふ頭客船ターミナルにも「MITSUI OCEAN FUJI (ミツイ オーシャン フジ)」が停泊していて、午後5時頃に出航しました。「ミツイ オーシャン フジ」としては初航海になります。
船尾の向こうに横浜ランドマークタワーや、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルが見えます。
ブリッジから覗いている、ニコちゃんマークがかわいいですね。なぜこんなものがあるんでしょう・・・
独立行政法人海技教育機構の航海訓練船「大成丸」です。
右手前は「象の鼻」と呼ばれている、開港当時からある防波堤です。撮影している場所は「象の鼻パーク」という公園になっています。
大成丸の総トン数は3,990トン、全長91.28m、全幅15.50mです。
大成丸は、今日午後2時頃出港していきました。
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帆船日本丸のアンベンディングセイル ― 2024年12月01日 18時21分46秒
今日、帆船日本丸の前を通ったら、ヤードに人が乗って何やら作業をしていました。
アンベンディングセイルという、セイル(帆)の取り外し作業をしているようです。なんだか大変そうですね。
作業はほとんど終わっていて、セイルを2つ残すのみでした。
帆船日本丸は12月3日から、ジガーマスト(一番後ろのマスト)の修繕工事を行うため、最上甲板の一部が通行・見学できないということです。
引き続き2025年1月3日からは船体整備に入り、3月31日迄は船内見学は全面的にお休みになる予定です。
そのためのセイルの取り外しだったんですね。
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MITSUI OCEAN FUJI(ミツイ オーシャン フジ)横浜へ ― 2024年11月29日 11時40分36秒
昨日午後2時30分頃、MITSUI OCEAN FUJI (ミツイ オーシャン フジ)が横浜港へ入港してきました。
横浜ベイブリッジの下を通って、新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に向かいます。
MITSUI OCEAN FUJI (ミツイ オーシャン フジ)は、日本の商船三井クルーズが2023年3月にSeabourn Cruise Line Limited.から購入した、全客室がスイートキャビンを基本とするクルーズ船です。
この船は「シーボーン・オデッセイ(Seabourn Odyssey)」として9月25日に横浜へ初入港し、改修後に「MITSUI OCEAN FUJI」と改名して、横浜と釜山(プサン)などとの間で試験航海を繰り返していました。
今後は、「にっぽん丸」を所有する商船三井クルーズが運航し、新しいクルーズブランド名を「MITSUI OCEAN CRUISES」として、12月1日午後5時に新港ふ頭客船ターミナルから、横浜→別府→釜山→下関→東京7日間の旅に初出航します。
目の前を港内観光レストラン船「マリーン・ルージュ」が横切っていきました。
船尾後方に見える橋は、首都高速湾岸線が通り横浜ベイブリッジとつながる「鶴見つばさ橋」です。
MITSUI OCEAN FUJIは、総トン数 32477トン、全長 198.15メートル、全幅 25.6メートルで、客室数は229室、船客定員は458名です。
船尾後方にそびえ立つ2本の塔は、JERA の横浜火力発電所の排気塔で、愛称「ツインタワー」といいます。高さは2本共200メートルあります。
225年5月13日からは「グランドアジアクルーズ ~船で巡る絶景紀行~」横浜発着66日間の旅に臨みます。旅行代金は470万円から2,000万円だということです。
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MITSUI OCEAN FUJI (ミツイオーシャンフジ) ― 2024年11月11日 12時12分12秒
昨日(10日)、クルーズ客船「MITSUI OCEAN FUJI (ミツイ オーシャン フジ)」が新港ふ頭客船ターミナルに停泊していました。(9日夜に着岸しています。)
左端に見える橋は「横浜ベイブリッジ」です。
実はこの船は、9月25日に「シーボーン・オデッセイ」という船名で横浜に初入港した船です。
2023年2月に「にっぽん丸」を運航する(株)商船三井に買い取られていて、新たなクルーズブランドMITSUI OCEAN CRUISES(ミツイ オーシャン クルーズ)が運航するクルーズ客船「MITUI OCEAN FUJI(ミツイ オーシャン フジ)」として生まれ変わりました。
9月に横浜入港後は、三菱重工業横浜製作所本牧工場で改修が行われていたようです。
総トン数32,477トン、全長198.15m、全幅25.6m、旅客定員229室458名です。
「MITUI OCEAN FUJI 」として12月1日にデビューし、横浜港大さん橋国際客船ターミナルから別府、釜山、下関、東京と巡る6泊7日の旅に出る予定です。
午後3時頃、韓国・釜山に向けて出港していきました。
これから12月1日にかけて、11月14日、16日、21日、24日にも横浜港の 大さん橋 や 新港ふ頭 に着岸し、釜山との間でテスト航海を繰り返すようです。後で後悔しないように・・・かな?
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帆船日本丸が総帆展帆をしていました ― 2024年11月10日 20時33分42秒
今日、桜木町駅からパシフィコ横浜に向かって歩いていたら、帆船日本丸が総帆展帆(そうはんてんぱん)を行っていました。
急いでいたので、定番のフォトスポットから1コマずつ撮影して、計3枚です。
総帆展帆とは、日本丸の場合29枚のセイル(帆)をすべて広げることをいいます。
家に帰って調べたてみたら、今年度内に12回行う計画のうち、今日が最後の総帆展帆でした。来年4月以降まで総帆展帆は行われません。
偶然でしたが、見ることが出来たのはラッキーです。
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沖縄県所有の練習船「海邦丸」横浜へ入港 ― 2024年10月29日 16時42分16秒
昨日の9時30分頃、沖縄県所有の練習船「海邦丸」が横浜に入港してきました。
朝靄の中、横浜ベイブリッジの下を通る「海邦丸」です。小さくてよく見えません。紺色の自動車運搬船の船尾近くに見える白い船が「海邦丸」です。
船尾側、後方に見える橋は、首都高速道路・湾岸線が走る「鶴見つばさ橋」です。
左に見えるのは、太平洋製糖(株)です。「横浜・さとうのふるさと館」を開設していましたが、2004年5月に閉館しています。
手前の赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)5月に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の灯台です。 灯器はLEDに変更されましたが今でも光を放ち、「赤灯台」と呼ばれて市民に親しまれています。
風力発電装置は横浜市風力発電所の「ハマウィング」です。
横浜みなとみらい21地区の高層ビル群が並びます。
左端の黒いビルは「横浜北仲ノットのザ・タワー横浜北仲」、その手前の白いビルは「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」、その手前に「横浜赤レンガ倉庫」、その手前の白いf船は「マリーンルージュ」、中央左寄りの背の高いビルは「横浜ランドマークタワー」、右の方へ段々になった3つのビル「クイーンズスクエア横浜」と「横浜ベイホテル東急」が並びます。その右のヨットの帆を模した建物は「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」で、手前の白い船は海上保安庁の国内最大の巡視船「PLH-32 あきつしま」です。
「歓迎」「ようこそ」という意味を表す国際信号旗が振られる中、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸します。
この国際信号旗は上から、単独では「U」、「W」、「2」を表す国際信号旗が組み合わされ、「歓迎」を意味する国際信号旗になります。上の2つ、「U」と「W」だけの組み合わせだと「ご安航を祈る」という意味になります。
左に転回し、大さん橋に右舷接岸します。
「海邦丸」は沖縄県が所有し、沖縄県立沖縄水産高等学校と沖縄県立宮古総合実業高等学校の実習に使用されている漁業実習船です。
この船は「海邦丸」としては6代目になり、2020年に完成して2021年4月に実習船として初出航しています。
今回の航海は10月23日に沖縄県宮古島市の平良港を出航し、20日間の航海で横浜、神戸に寄港しながら航海技術などの実習を行うものです。
「海邦丸(KAIHO MARU)の総トン数は699トン、全長59m、最大幅10mと、実習船としては全国トップクラスの大きさになります。
ファンネル(煙突)には沖縄県のロゴマークが描かれていました。
「海邦丸」は10月31日の14時頃に那覇に向けて出港する予定です。
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横浜に初入港「レガッタ(Regatta)」 ― 2024年10月28日 18時43分27秒
今朝7時30分頃、横浜にクルーズ客船「レガッタ(Regatta)」が入港してきました。横浜へは初入港になります。
今日の横浜は朝から霧雨のような細かい雨が降っていました。レガッタが接岸する頃にはやみましたが、海上の霧は残っていました。
遠くに横浜ベイブリッジが霞んで見えます。左の船はレガッタの接岸をサポートするタグボートで、その間に「赤灯台」が見えます。右の桟橋はレガッタが接岸する「新港ふ頭客船ターミナル」です。
船の前を時々ウミネコが横切っていきます。
「レガッタ(Regatta)」は、アメリカに本社を置くオーシャニア・クルーズに所属するクルーズ客船です。
1998年にルネッサンス・クルーズ社の「R2(アール・ツー)」として就航し、2002年に設立された新しいクルーズ会社オーシャニア・クルーズにより、2003年から現船名として活躍しています。
総トン数は30,277トン、全長181m、全幅25.46mで、乗客定員は684名、乗組員数386名です。
船首向こうに見える橋が横浜ベイブリッジで、船尾に見えるクレーンは接岸する「新港ふ頭客船ターミナル」を含む複合施設「横浜ハンマーヘッド」の名の由来になった「ハンマーヘッド・クレーン」です。
船首には「Regatta」の文字、ファンネルマークはオーシャニア・クルーズ社のロゴマークが描かれています。
船籍はマーシャル諸島共和国で、母港はマジュロになります。
レガッタは10月3日にロサンゼルスを出航したのち、アメリカ合衆国各地、カナダ、アラスカ、ベーリング海と航行し、太平洋クルージングから日本の青森、函館、宮古、大洗と経由して今日最終港の横浜に到着しました。乗船客が下船した後、明日19時に出港する予定です。
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えとぴりか(ETOPIRIKA) ― 2024年10月18日 13時13分13秒
今朝8時頃、「えとぴりか(ETOPIRIKA)」が横浜へ入港してきました。
海上保安庁の巡視船「PLH03 さがみ」の後方、横浜ベイブリッジの下をくぐってきます。小さい船で朝靄の中なので、分かりにくいと思います。
近づいてくると、その姿がはっきりしてきました。 後方の橋は鶴見つばさ橋です。
左の2本の塔はJERAの横浜火力発電所の排気塔です。高さは2本共200mあります。
バックで入って、新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)に接岸します。右寄りに見える大きなクレーンはハンマーヘッドクレーンといいます。
1899年(明治32年)にこの地の埋め立てを開始し、1914年(大正3年)に貨物船用に新港ふ頭の整備が完成しました。その際、国内初となる港湾荷役専用のイギリス製のクレーンが設置されました。
クレーンは50トン級で高さ約30メートル。金づちに似た形状から「ハンマーヘッドクレーン」と呼ばれて親しまれてきました。 「横浜ハンマーヘッド」という施設名は、そのハンマーヘッドクレーンが由来となっています。
「えとぴりか(ETOPIRIKA)」は、独立行政法人北方領土問題対策協会が北方四島交流事業に使用する客船です。
一般的に“ビザなし交流”と呼ばれている、日本人と色丹島、国後島及び択捉島に居住するロシア人との交流事業や北方墓参などを行っています。
総トン数:1124トン、全長66.51m、幅:12.8mで、旅客定員:84名、乗組員:12名です。2012年に就航しました。
「えとぴりか」という船名は、根室半島や北方四島の周辺に生息し、双方を自由に行き来する美しい海鳥「エトピリカ」にちなんだものです。事業の性格を考慮して、穏やかなイメージを与えるひらがな表記とされました。
ファンネルマーク(煙突の模様)にもエトピリカが描かれています。かわいいファンネルマークです。
ぷかりさん橋の先に横浜ベイブリッジが霞んで見えます。その間にある桟橋と建物が新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)です。
今日、明日、明後日の3日間にわたって、停泊している「えとぴりか」の一般公開が行われます。
18日(金) 13:00~17:00
19日(土) 10:00~17:00
20日(日) 10:00~15:00
北方領土問題などに対する理解・関心を広げるのが目的で、内容は
◎停泊中の船内見学(食堂兼集会室、客室、浴室、病室、操舵室、デッキ等)
◎船内の壁面に北方領土啓発パネル等を展示
◎来場者向け参加型イベントとして、スタンプラリー、記念撮影等を実施
◎ノベルティの提供
参加費用、事前登録なしでどなたでも参加できます。最終受付は終了30分前までになります。
「えとぴりか」一般公開(横浜)ポスターはこちら
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NOORDAM(ノールダム)横浜へ初入港 ― 2024年10月13日 20時56分27秒
Holland America Line(ホーランド・アメリカライン)の大型クルーズ客船NOORDAM(ノールダム)が横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に停泊していました。
昨日のお昼過ぎに入港したようで、今日の16時頃出港していきました。横浜へは初入港になります。
大さん橋には日本とオランダの国旗、「ご安航を祈る」という意味の国際信号機が掲げられています。
船尾でもオランダの国旗が風になびいています。
船尾に「NOORDAM / ROTTERDAM」と書かれているように、オランダのロッテルダムを母港とし、船籍はオランダになります。
ホーランド・アメリカラインはオランダ、ロッテルダムのプラッテ・ロイヒリン合資会社を母体として設立された会社で、現在はアメリカのシアトルに本拠を置くクルーズ会社です。
ホーランド・アメリカラインのシンボルマークである「船」が描かれたファンネル(煙突)が前後に2本並ぶのが特徴です。
向かって右が大さん橋、左に瑞穂埠頭が見えます。
総トン数は82,897トン、全長 285.43m、全幅 32.21mで、乗客定員は1,972
名、乗組員数811名です。2006年に就航し、2019年に改装されています。
今日16時に横浜港を出航したノールダムは、青森、小樽、 函館、秋田、束草/ソクチョ (韓国)、境港(鳥取県)、福岡・博多、鹿児島、高知、大阪、清水、東京と回る、【秋の韓国と日本周遊 15日間】の旅に出ました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
帆船「日本丸」横浜入港 ― 2024年09月27日 10時43分58秒
横浜港大さん橋国際客船ターミナルに、帆船「日本丸」が停泊しています。
日本丸は25日10時前に入港し、10月4日14時頃に出航していく予定です。
25日9時45分頃、横浜ベイブリッジの向こうから日本丸がやってきました。
横浜ベイブリッジは今日で開通35年を迎えます。本牧ふ頭と大黒ふ頭を結ぶ橋として、1989年9月27日に開通しました。
全長860mの斜張橋で、2階建ての上層部は首都高速湾岸線、下層部は国道357号となっています。下層部は通行無料ですが自動車専用道路となっており、125㏄以下の二輪車や自転車・歩行者は通行できません。
橋脚の道路下、大黒ふ頭側には、展望台まで続く遊歩道「横浜スカイウォーク」が海側に伸びています。
中央に見える橋は「鶴見つばさ橋」で、首都高速湾岸線の大黒ふ頭と扇島とを結び、横浜ベイブリッジと並んで横浜を代表する橋となっています。こちらは1994年12月21日に開通しました。
全長は1,020mと、横浜ベイブリッジよりも長い斜張橋です。
日本丸を2隻のタグボートが先導しています。
タグボートの助けを借りながら左に旋回していきます。
右に見える橋は横浜ベイブリッジです。
「日本丸」は、独立行政法人・海技教育機構が保有する航海練習船です。
総トン数2,570トン、全長110.09m、幅13.8m、マスト高約50mで、最大搭載人員は190人(内実習生定員は120人)です。
日本丸(2世)の船首像は手を合わせて祈る女神像で、「藍青(らんじょう)」と名付けられています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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