要人輸送ヘリ「Eurocopter EC225LP Super Puma Mk2+」 ― 2024年10月27日 17時56分17秒
陸上自衛隊の要人輸送ヘリコプター「Eurocopter EC225LP Super Puma Mk2+」です。
ユーロコプター(現エアバス・ヘリコプターズ)により開発・製造されている大型輸送ヘリコプターで、フランス・アエロスパシアル社製のヘリコプターAS332シュペルピューマの発展型として設計され、2名の乗務員と1名の客室乗務員の他に最大24名の乗客を乗せることができます。
愛称のシュペルピューマ(Super Puma)はフランス語で、英語読みではスーパーピューマまたはスーパープーマといいます。
VIP輸送版はVIP用ラウンジを備え、2名の乗務員の他に8名の乗客と1名のアテンダントを輸送できます。
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自衛隊の対戦車ヘリ「AH-1S」コブラ ― 2024年10月23日 21時22分31秒
陸上自衛隊の対戦車ヘリコプター「AH-1S」です。
「AH-1」はベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社が開発した対戦車ヘリコプターで、攻撃型ヘリコプターとしては世界で初めて開発されたものです。
愛称で「COBRA(コブラ)」と呼ばれています。
日本の陸上自衛隊で使用している機体は現在、富士重工業(エンジンは川崎重工業)によってライセンス生産されているといいます。
エンジンの排熱で空気の揺らぎが起こり、陽炎(かげろう)になります。
同じ「AH-1S」です。手前は登録記号が73463(JG-3463)、向こうは73444(JG-73444)です。
前が73463(JG-3463)、後ろは73444(JG-73444)です。
上の写真は登録番号73463(JG-3463)で、下は73453(JG-3453)です。同じ機種なので機体に書かれた番号以外では区別出来ないですね。
機種名の「AH-1」とは「Attack Helicopter 1」(攻撃ヘリコプター1型)の略です。被弾を防ぐために胴体幅が狭く設計されています。
陸上自衛隊のヘリコプターは災害救助などで活躍してくれますが、攻撃型というのはちょっと抵抗があります。
展示飛行を終えて着陸してきました。
乗員2人ですが機体の幅が狭いので、前席に射撃手、後席に操縦士が縦一列に搭乗する、タンデム式コックピットを採用しています。射撃手が前席なんですね。
陸上自衛隊立川駐屯地での航空祭にて。
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立川駐屯地創立51周年記念航空祭 ― 2024年09月29日 21時03分22秒
今日、国営昭和記念公園へ行こうとしていたら、隣接する自衛隊立川駐屯地で「立川駐屯地創立51周年記念航空祭」というのをやっているというので、公園はやめて急遽自衛隊基地へ。
「51周年記念」って、半端な数字ですね。
救助犬が3頭位いて、愛嬌を振りまいていました。救助犬は一般の人が撫でたりしても大丈夫なんですね。 優しい顔をしています。
この地は陸上自衛隊が運営する「立川飛行場」で、立川広域防災基地としての役割があることから、東京消防庁航空隊多摩航空センターや警視庁航空隊立川飛行センターが併設され、共用しています。
なので、警視庁や東京消防庁の車両も展示されていました。
何故か「ホンダジェット」も展示されて、ポストカードまで配っていました。
ヘリコプターの編隊飛行が始まりました。小さすぎて鳥が飛んでいるようにしか見えません。
自衛隊だけではなく、東京消防庁や警視庁航空隊のヘリコプターも編隊を組んでいます。
やっと近づいてきてくれました。赤いのは東京消防庁のヘリコプターです。
立川飛行場は立川広域防災基地としての役割も担っているので、演目は起震車による地震体験など、災害救助活動の実演が中心になっているようです。
東京消防庁、陸上自衛隊、警視庁それぞれの救助活動を紹介しています。
地上での消防車などによる消火活動に加えて、陸上自衛隊や東京消防庁のヘリコプターが消火活動を行います。
上から陸上自衛隊、東京消防庁、警視庁のヘリコプターです。なんだかぶつかりそうでヒヤヒヤします。
OH-1 観測ヘリコプター、愛称ニンジャ、オメガです。
AH-1S 対戦車ヘリコプター、愛称コブラです。
お昼の12時過ぎまで会場に居ました。昭和記念公園には行けなかったけど、結構楽しめました。
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ブルーインパルスの展示飛行がありました ― 2024年06月29日 21時58分03秒
川崎市は、1924(大正13)年に川崎町と大師町、御幸村の2町1村の合併により市制が施行されて以来、2024年7月1日に市制100周年を迎えます。
それを記念して今日、「かわさき飛躍祭」というイベントが等々力緑地一帯で開催されました。
それに合わせて行われたのが、ブルーインパルスの展示飛行です。
同じ日(7月1日)に自衛隊は創設70年を迎えます。
14時20分頃、大きな木の向こうからブルーインパルスがスモークを噴射しながらやってきました。
ブルーインパルスで使用されている飛行機は、川崎重工業が製造している国産亜音速ジェット機「T4(ティーフォー)」です。最大速度はマッハ0.907(1036km/h)という音速に近い速度を出し、 航空自衛隊において、プロペラ機による初等訓練を終えたパイロットが、つづいて訓練をするための中等練習機として用いられている機種です。
ブルーインパルスは松島基地の第4航空団飛行群第11飛行隊に所属し、広報活動を主な任務として、展示飛行を専門に行う部隊として位置付けられています。
ビッグ・ハートを作ってくれましたが、あまりにも近すぎて右半分しか画面に入りませんでした。
機体は白地に青のラインをあしらったもので、初代のF-86F時代の塗装のイメージを引き継いでいます。
ブルーインパルスの勇姿は、飛ぶ鳥を落とす勢いであります。
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立川飛行場のヘリコプター ― 2024年04月23日 19時03分59秒
立川飛行場は、1945年(昭和20年)から1977年(昭和54年)まで「米軍立川飛行場」として在日米軍の空軍基地となっていました。その前は「立川陸軍飛行場」として使用されており、現在は「立川飛行場」として自衛隊や各官公庁のヘリコプターが運用されています。この地は陸上自衛隊立川駐屯地の一部になります。
国営昭和記念公園は米軍立川飛行場が返還された跡地に作られた国営公園で、立川飛行場から飛び立つヘリコプターを眺めることができます。
公園内を花を見ながら歩いている間に、いろいろなヘリコプターが飛んでいきました。
東京消防庁の「JA14TD (AW139) ちどり」です。
アグスタウエストランド社(Agusta Westland NV) 製造の「AW139」という機体を使っています。
プラット・アンド・ホイットニー社(Pratt & Whitney)のエンジンを搭載し、最大速度は306km/h、航続時間は5時間13分になります。
2017年から運用されています。
東京消防庁の「JA24HB (AW189) ひばり」です。
アグスタウエストランド社製造の「AW189」という機体です。
イギリスとイタリアに拠点を置くアグスタウエストランド社は、ドイツのレオナルド社(Leonardo S.p.A.)の子会社になったため、「レオナルド AW189」という場合もあります。同じ会社の設計なので「AW139」とよく似ています。
ゼネラル・エレクトリック社のエンジンを使用し、最大速度は313km/h、航続時間は6時間11分になります。2020年から運用されている、東京消防庁が運用している8機のヘリコプターの中では、一番新しい機体です。
ドクターヘリが飛んでいました。 日本法人所有の「H135 (JA840H) 」という機体で、機体上部に「HIRATA GAKUEN」と記されているところから、ドクターヘリ運航を主体に教育・チャーター・遊覧飛行・航空コンサルタント・航空機格納、整備・航空機ハンドリングサービス等を行う「ヒラタ学園」が運航しているようです。
エアバス・ヘリコプターズ(Airbus Helicopters)のH135という機種です。
陸上自衛隊のヘリコプターも飛んでいました。
逆光で機種コードが識別できませんが、UH-1J のようです。ベル・エアクラフト社の UH-1 Iroquois(愛称ヒューイ)を、日本では富士重工業(現:SUBARU)が、アメリカからのライセンス生産として自衛隊仕様の改良型 UH-1J の製造を行っています。
2枚ブレードでは、ベル・エアクラフト社製のヒューイと呼ばれる「UH-1 Iroquois・イロコイ」の他、コブラと呼ばれる「AH-1 Cobra・コブラ」が有名です。
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航空自衛隊のランドクルーザー ― 2023年12月06日 11時00分29秒
新東名高速・静岡SAに駐車していた、トヨタ・ランドクルーザー。その色とナンバープレートから自衛隊の車両だと思われます。
ナンバーの45という数字は航空自衛隊が所有する車であることを示しています。その右に4桁の数字がありますが、これは特に意味はなく連番で付けられています。
車両に向かって左側に「入基」と書かれていますが、航空自衛隊の入間基地を指しています。向かって右に書かれている「2移警」はなんでしょう?調べてみると、「第2移動警戒隊」の略だと分かりました。
埼玉県の入間基地にある航空自衛隊・第2移動警戒隊に配属されている車のようです。
第2移動警戒隊は、移動式レーダーサイト部隊で、移動式3次元レーダー装置などを搭載した各種車両を必要な場所に展開させ、地上から既存のレーダーサイトのバックアップをします。
この車は、市販のトヨタ製SUV「ランドクルーザー」に所要の艤装を施したもので、ルーフ上部にある半円形のものは、携帯電話だけでなく既存の無線なども通じない場所でも通信を確保するための、衛星通信装置だそうです。
部隊の先導車としての任務の他、一般的な人員輸送などにも使用するということです。
(出典:乗りものニュース)
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陸上自衛隊 第1師団 第1飛行隊の UH-1J ヘリコプター ― 2023年10月04日 15時36分50秒
陸上自衛隊 第1師団 第1飛行隊の UH-1J ヘリコプターが飛んでいました。
第1飛行隊は、東京都立川駐屯地に所在し、師団の行動を航空機(ヘリコプター)で支援する任務に当たる部隊です。
機種名のUHは「Utility Helicopter(汎用ヘリコプター)」の略で、自衛隊では多用途ヘリコプターと言っています。
1959年にアメリカ陸軍で採用されたUH-1は当初はHU-1と呼称され、そこから“ヒューイ”の愛称で親しまれていました。
UH-1は、アメリカ合衆国のベル・エアクラフト社が開発したヘリコプターですが、日本ではUH-1Jとして富士重工業(現:SUBARU)がアメリカからのライセンス生産を行っています。
山林火災消火活動、物資輸送、人員輸送、着陸せずにロープを使って人員を降下させるリベリングやホイスト降下など、災害救助や支援活動に幅広く活躍します。
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陸上自衛隊の要人輸送ヘリコプター Eurocopter EC225LP Super Puma Mk2+ ― 2023年05月26日 11時36分01秒
陸上自衛隊の要人輸送ヘリコプター 「Eurocopter EC 225 Super Puma Mk II+ (ユーロコプター EC 225 シュペルピューマ Mk II+)」が横浜の空を飛んでいました。
本機は、木更津駐屯地に所在する第1ヘリコプター団隷下の航空科部隊・特別輸送ヘリコプター隊に属するヘリコプターで、国家行事等における国内外の要人の空輸を任務とします。
機体番号は「JG-1021」。木更津の特別輸送ヘリコプター隊では、同型の機種を「JG-1023」まで3機所有しています。
陸上自衛隊の機体でよく見られるオリーブドラブ(OD)色や迷彩色ではなく、上部はブルー、下部はグレーというおしゃれな配色ですが、地上や洋上から見ると空に溶け込みやすく、また上空から見たときは海に溶け込みやすい、軍用機の迷彩塗装の一種だということです。
機体の操縦席後ろのあたりにあるマークは、陸上自衛隊のシンボルマークです。
『陸上自衛隊のキャッチコピーは「守りたい人がいる」で、シンボルマークの中心のデザインは、守りたい人と日本列島を、左右のデザインは、手を表しています。
左手で「逞しさ・強さ」を、右手で「優しさ」を表現しており、両手で人・日本列島を包み込むことによって陸上自衛隊が守るという意志を表現しています。』
『 』内陸上自衛隊公式WEBサイトより一部引用。
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海上自衛隊の輸送艦「LST4003 くにさき」 ― 2022年11月19日 18時43分44秒
その時撮影した艦艇の写真を順次アップしています。
横浜港には、
潜水艦「SS-513 たいげい」
ヘリコプター搭載型護衛艦「DDH-183 いずも」
ミサイル搭載型護衛艦(イージス艦)「DDG-177 あたご」
護衛艦「DD-156 せとぎり」
護衛艦「DD-120 しらぬい」
掃海母艦「MST-464 ぶんご」
輸送艦「LST4003 くにさき」
が接岸していました。
それに、呉を母港とする練習艦「TV-3521 しまかぜ」もいたようですが、「FFM-2 くまの」に隠れてしまっていて、船尾の一部しか見えませんでした。
山下ふ頭に接岸している海上自衛隊の輸送艦「LST4003 くにさき」が、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に接岸している護衛艦「DDH-183 いずも」の向こうに見えます。
輸送艦「LST4003 くにさき」は、掃海隊群第1輸送隊に所属する輸送艦で、広島県の呉を母港とします。
基準排水量は8,900トン、満載排水量は13,000トン、全長178.0m、最大幅25.8mです。
兵装としては高性能20mm機関砲(CIWS)を2基装備し、Mk.137 デコイ発射機4基の他、各種レーダー装置を有します。輸送用エアクッション艇を2艇装備しています。
逆光になってしまいましたが、船尾の後方に小さく見える塔は横浜マリンタワーです。
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海上自衛隊の掃海母艦「MST-464 ぶんご」 ― 2022年11月19日 16時04分17秒
その時の艦艇の写真を順次アップしています。
横浜港には、
潜水艦「SS-513 たいげい」
ヘリコプター搭載型護衛艦「DDH-183 いずも」
ミサイル搭載型護衛艦(イージス艦)「DDG-177 あたご」
護衛艦「DD-156 せとぎり」
護衛艦「DD-120 しらぬい」
掃海母艦「MST-464 ぶんご」
輸送艦「LST4003 くにさき」 が接岸していました。
それに、練習艦「TV-3521 しまかぜ」もいたようですが、「FFM-2 くまの」に隠れてしまっていて、船尾の一部しか見えませんでした。
海上自衛隊の掃海母艦「MST-464 ぶんご」が、護衛艦「DD-156 せとぎり」の向こう側にいます。
前に回ってみましたがどうしても「せとぎり」が邪魔になってしまいます。
接岸しているのは米軍接収地の「横浜ノース・ドック(瑞穂ふ頭)」なので、米軍の許可なく埠頭側へ行くことは出来ません。
「MST-464 ぶんご」は、掃海隊群第3掃海隊所属で、母港は広島県の呉になります。
1998年3月に就役し、総トン数は5,700トン、全長141m、最大幅は22mです。
兵装は、単装速射砲、機雷敷設装置3型 、Mk105航空磁気掃海具、Mk104航空音響掃海具などを有します。ヘリコプターは着艦スペースのみがあります。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
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