紫苑(シオン) ― 2025年10月14日 09時11分23秒
ふりはへて いざふるさとの はなみむと こしをにほひぞ うつろひにける
古今和歌集 巻十 0441 詞書:しをに 読み人知らず
振り延へて いざ故郷の 花見むと 来しをにほひぞ うつろいひにける
故郷の花を見ようとわざわざやって来たのに、花は盛りを過ぎて色褪せてしまっていた。という意味の句です。
詞書(題)は「しをに(=紫苑)。 “来しをにほひぞ”の所に隠し題として「しをに」が詠み込まれています。
平安時代の古今和歌集や源氏物語にも登場する紫苑(シオン)の花が、国営昭和記念公園の「野草のこみち」で咲いています。
シオン(紫苑)はキク目、キク科、シオン属の多年草で、「思い草(オモイグサ)」「十五夜草(ジュウゴヤソウ)」などの別名を持つ、風流な植物です。
9月から10月に青味のある薄紫色の花を咲かせます。紫苑色(しおんいろ)は、日本の伝統色として着物の色などに古くから親しまれてきました。
春に道端などでよく見かける「ハルジオン(春紫苑)」は、属は違いますがシオンに似た花が春に咲くので、その名が付けられました。
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