岡本太郎「生命の樹―もうひとつの太陽の塔―」 ― 2025年07月13日 15時22分14秒
10月13日迄大阪では「大阪・関西万博(EXPO 2025」が開催されていますが、55年前にも大阪で「日本万国博覧会(EXPO '70)」が開催されました。
「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、テーマ館の総合プロデューサーを承諾した岡本太郎は、『とにかくべらぼうなものを作ってやる』と、「太陽の塔」を創り上げました。
「太陽の塔」は2020年8月に国の登録有形文化財に登録され、今年5月16日に国の重要文化財に答申されています。
南青山にある、岡本太郎のアトリエだった建物を改装した「岡本太郎記念館」では、「生命の樹―もうひとつの太陽の塔―」という展覧会が開催されています。
「太陽の塔」の内部は万博終了後に非公開となり、生物の模型の多くは失われてしまいましたが、その後内部再生事業が進められ、2018年に一般公開されました。
大阪万博で出現した1970年時点の「太陽の塔」とその内部を縮尺50分の1で再現しています。
塔本体の耐震補強と《生命の樹》の再生を終えた、2018年公開時の「太陽の塔」の断面です。
万博開催中、一番上にある「黄金の顔」は両目が光って、夜にもその存在感を示していました。
岡本太郎がプロデュースしたテーマ館は、地下→塔内→空中→地上を一筆書きで巡る壮大なものでした。観客は《生命の樹》を見ながらエスカレーターを乗り継ぎ、大屋根内部へと運ばれていきました。
「太陽の塔」の内部には、高さ約41メートルの《生命の樹》がつくられました。
《生命の樹》は、単細胞生物から人類が誕生するまでを、下から順に<原生類時代>、<三葉虫時代>、<魚類時代>、<両生類時代>、<爬虫類時代>、<哺乳類時代>にわけて、その年代ごとに代表的な生物の模型が展示されています。来場客は、エスカレーター4基を乗り継ぎながら40億年の生物進化の過程を体感できるようになっていました。
「《生命の樹》は太陽の塔の“血流”だ」。岡本太郎はそう言いました。本展では再び現れた《生命の樹》にスポットライトを当て、再生後の《生命の樹》を、株式会社海洋堂高知/南国堂の協力により「正確に」再現して制作した、縮尺15分の1モデルを展示しています。館内にはその他、《生命の樹》のドローイングや粘土原型、検討模型、再生工程を記録した動画などが展示されています。
太陽の塔の内蔵ともいえる、巨大な《生命の樹》の全貌を、鳥瞰視点で体感することが出来ます。
「生命の樹―もうひとつの太陽の塔―」開催概要
開催会場:岡本太郎記念館 (東京都港区南青山6-1-19)
開催期間:2025年7月2日(水)〜2025年11月3日(月・祝)
休館日:火曜日(祝日の場合は開館)
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般¥650 小学生¥300
当料金で旧アトリエや応接室、庭の展示作品などを観ることが出来ます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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