クマに遭遇 ― 2024年07月30日 08時58分11秒
中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅を出ると目の前に広がる「千畳敷カール」。
駅を出て3分ほど歩くと、高山植物が咲くカールにクマ(熊)がいました。
「熊が出ていますので注意してください」というアナウンスが流れる中、こちらの様子を窺うようにじっと見ています。子熊のように見えますが、歳を聞いても答えてくれないだろうから、よく分かりません。
高山植物ガイドのお姉さんの話では、この辺りに出るのはツキノワグマ(月輪熊)だといいます。
たしかに、写真を拡大(画面をクリック又はタップ)してよく見ると、首の下に白いものが見えます。
ツキノワグマは植物中心の雑食性なので、草、葉、果実、種子やアリなどの昆虫を求めてやってきたんでしょう。
クマさんを見たのはディズニーランドの「プーさん」以来なので、ラッキーでした。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
中央アルプス・千畳敷カール ― 2024年07月30日 19時02分44秒
中央アルプスの「千畳敷カール」へ行ってきました。
カールといえば「明治のカール」をすぐに思い浮かべる私ですが、7年位前に近畿以西限定販売になってしまったので、東日本の子供たちは「明治のカール」を知らない子もいるかもしれません。
オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)
ここでのカールは、ドイツ語の「 Kar」からきている言葉で、漢字では「圏谷(けんこく)」と書きます。
氷河の源流部で浸食によって形成された谷の氷河地形を指すようです。
オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)
千畳敷カールは、長野県駒ヶ根市と宮田村にまたがる中央アルプス宝剣岳の直下に広がる氷河地形をいいます。
カール壁の最高点は標高2,931mの宝剣岳、そしてカール底の標高は約2,600mと、上壁からは300m以上の高低差があります。
千畳敷カールが形成されたのは、今から 約2万年前の氷河時代です。
千畳敷という名前の由来は 畳を千枚敷いた広さがあることからと言われています。
千畳敷といえばタヌキの金〇〇です。
「狸の睾丸千畳敷(たぬきのきんたませんじょうじき)」といい、大きく広がった物のたとえになっています。でもこの言葉、元々は「狸の睾丸八畳敷(たぬきのきんたまはちじょうじき)」だったようです。それがいつの間にか誇大表現されて「千畳敷」になったんじゃないでしょうか。
山の天気は青空が見えたり、雲が湧きあがってきたり、刻々と変化します。
千畳敷カールでは、6月から8月にかけて、約150種類の可憐な高山植物が、次から次へと咲き競います。
ガイドさんが付いて説明してくれましたが、ほとんど忘れてしまいました。「高山植物マップ」というパンフレットを貰いました。でも、よく似た花でも名前が違っていたりして、混乱してしまいます。
下の白い花は「コバイケイソウ」という名です。特徴的なので分かります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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