走る!デコピン(?) ― 2024年09月01日 08時03分47秒
初入港「NATIONAL GEOGRAPHIC RESOLUTION(ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション)」 ― 2024年09月01日 20時34分54秒
「NATIONAL GEOGRAPHIC RESOLUTION(ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション)」が、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に着岸していました。横浜初入港になります。
この船は今朝4時30分頃に入港して、17時には出航してしまいました。
左に見える橋は横浜ベイブリッジです。
ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューションは、アメリカ合衆国の探検旅行会社 Lindblad Expeditions(リンドブラッド・エクスペディションズ)が運航する探検クルーズ客船です。
同船は、南極探検など極地クルーズ専用に設計され、ポーラー・クラス5(PC5)の耐氷性能を備えています。
ポーラー・クラスとは、国際海事機関(IMO)で採択された極海域における船舶運航のための国際基準(Polar Code)で、PC5は、「多年氷が一部混在する中程度の厚さの一年氷がある海域での年間通じた航行が可能」とされています。
総トン数12,786トン、全長124.43m、幅21.0mで、船客定員は138名。2021年9月に竣工し、船籍はバハマ、母港はその首都であるナッソーになります。
ブリッジ(船橋)の向こうに見えるヨットの帆をイメージした建物は、「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」です。
砕氷船の構造なので、船首は鳥のくちばしのような独特の形をしています。南極に行くと聞くと、ペンギンのようにも見えます。
右の建物は「神奈川県警察本部」です。
黒っぽい建物は「北仲ノット」、その右の白いビルは「APAホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」、右の方へ「赤レンガ倉庫」や「ナビオス横浜」、「横浜ランドマークタワー」などが見えます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
GLOBAL SENTINEL(グローバルセンチネル) ― 2024年09月02日 09時10分27秒
横浜港の瑞穂埠頭(横浜ノース・ドック)に停泊していた「GLOBAL SENTINEL(グローバルセンチネル)」です。
右に見える斜張橋は、首都高速湾岸線に架かる「鶴見つばさ橋」です。その手前にも小さな橋が見えます。
GLOBAL SENTINEL(グローバルセンチネル)は米海軍の海底ケーブル施設船で、主に大西洋の海底ケーブル施設や修理、保全の任務にあたっています。
1991年にTransoceanic Cable Ship Co. Inc.(AT&Tの子会社)向けに竣工し、現在は米海軍軍事海上輸送司令部により傭船(ようせん / チャーター)され、運用されています。
総トン数は13,201トン、全長144.78m、幅21.6mです。船籍はアメリカ合衆国で、メリーランド州ボルチモアを母港としています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
雲と飛行機 ― 2024年09月03日 18時36分25秒
浮島町公園から見た羽田空港の飛行機 ― 2024年09月04日 15時24分33秒
羽田空港を飛び立つ各社旅客機 ― 2024年09月05日 19時44分44秒
羽田空港(東京国際空港)を飛び立つ飛行機を見に、多摩川を挟んだ対岸の川崎市「浮島町公園」に行きました。
午後2時頃から3時頃まで1時間ほどいる間に、たくさんの飛行機が飛び立っていきます。
旅客機を間近で見るのは、搭乗の待ち時間にターミナルのデッキで見るくらいしか経験が無かったので、次から次に飛び立つ大きな旅客機を見ていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
旅客機の飛び立つ方向は風向きによって変わります。この日は、A滑走路とC滑走路から離陸し、D滑走路が着陸用として使われていました。B滑走路も着陸用に使われていたと思われますが、建物の影になってよく見えませんでした。
浮島町公園に着いたらすぐに、ポケモンジェットがやってきました。
AIR DO(エアドゥ)のポケモンジェットJA607A Boeing767-300です。
ANA(全日空)が所有していた機体ですが、2021年12月1日からAIA DO所有の「ロコンジェット北海道」として運用されています。
機体の右側にロコン、左側にはアローラロコンが描かれた、アシンメトリー(左右非対称)の特別塗装機です。
着陸時には左側の「アローラロコン」が、離陸時には右側の「ロコン」のデザインが見えました。
午後2時頃着陸した機体が、3時には飛び立っていきました。
JAPAN TRANSOCEAN AIR(日本トランスオーシャン航空)JA06RK Boeing 737-800
沖縄県那覇市に本社を置く航空会社です。この機体は「沖縄美ら海水族館」とのコラボレーションで実現した特別塗装機「さくらジンベエジェット」の2代目です。青色塗装の「ジンベエジェット」も運航されています。
日本航空 (JAL) グループなので、尾翼には鶴のマークが描かれています。
ANA(全日空)JA819A Boeing 787-8 Dreamliner
ANA(全日空)JA752A Boeing 777-300
JAL(日本航空)JA614J Boeing 767-300
JAL(日本航空)JA07XJ Airbus A350-900
白い機体に描かれた、尾翼の赤い鶴とウィングレットの赤い塗装が青空の中で鮮やかです。
AIR DO(エアドゥ)JA09AN Boeing 737-700
AIR DO(エアドゥ)は1996年設立の北海道国際航空株式会社を前身とする日本の航空会社です。
「DO」は北海道の道(どう)と英語の do (ドゥ)を掛けたものだといいます。
ANA(全日空)とは、資本関係やコードシェア運航を行うなどの密接な関係にあります。
Soraseed Air(ソラシドエア)JA801X Boeing 737-800
2022年に、北海道を拠点とするAIR DO(エアドゥ)と九州・沖縄が地盤のソラシドエアが経営統合(共同持株会社)して「リージョナルプラスウイングス」が設立され、AIR DO(エアドゥ)とSoraseed Air(ソラシドエア)は、その子会社という形になっています。
STAR FRYER(スターフライヤー)JA07MC Airbus A320
2002年設立の「神戸航空株式会社」を前身とし、北九州空港に本社を置く日本の航空会社です。
SKY MARK(スカイマーク航空)JA73NT Boeing 737-800
1996年に設立された、東京都大田区羽田空港三丁目に本社を置く日本の航空会社です。
ウィングレットに描かれた❤(ハート)がかわいいですね。
AIR CHINA(中国国際航空)B-5919 Airbus A330-300
尾翼には「VIP」の文字を組み合わせた赤い不死鳥(鳳凰)のロゴマークが描かれています。
American Airlines(アメリカン航空)N755AN Boeing 777-200
アメリカン航空は、アメリカ合衆国テキサス州フォートワースに本部を置く航空会社です。
尾翼のアメリカ国旗が派手ですね。
UNITED(ユナイテッド航空)N16009 Boeing 787-10
アメリカ合衆国のイリノイ州シカゴに本拠を置く航空会社です。
尾翼に描かれた地球儀をかたどったロゴマークは、2010年に経営統合したコンチネンタル航空で使用していたものです。コンチネンタル航空は2012年にユナイテッド航空に完全統合されました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
海苔弁いちのや「夏」海苔弁 ― 2024年09月06日 17時43分49秒
迷走台風10号の影響で雨が降っていた頃は関東地方も涼しかったのですが、昨日・今日とまた暑さがぶり返してきました。
そんな中、「海苔弁いちのや」の海苔弁「夏」です。
夏バテをしみじみと感じ始めるこの頃に最適の疲労回復食「鰻」と、今が旬の夏野菜「茄子」がメインの海苔弁です。
ご飯は新潟県産 新之助に、もち麦が混ざっています。
最下段に海苔を一枚敷き、その上にご飯と半熟卵、さらにその上に一枚海苔を敷いて、最上段は写真の通りです。一番上は竹輪の磯部揚げ、その下左からきんぴら牛蒡、野沢菜、茄子の焼き浸し、獅子唐辛子に薑(はじかみ)、鰻の蒲焼、大根に鶏もも肉の味噌だれ焦がし焼きです。
鰻や茄子を退けて海苔をめくってみると、中にはタレに一晩漬けこんだ半熟卵が隠れています。
一折食べると夏バテなんか吹っ飛んじゃいます。一緒に財布の中身も吹っ飛んじゃいました。税込1800円です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
横浜港の日の出 ― 2024年09月07日 19時03分52秒
目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論 ― 2024年09月08日 16時47分56秒
メタセコイヤの林が青々と茂り、鳥のさえずりが木々の間にこだまする生田緑地。
水をたたえた「奥の池」には覆いかぶさるような緑が映りこんでいます。
生田緑地の計画面積179ヘクタール(ha)とういう広大な敷地の中には、日本民家園、伝統工芸館、かわさき宙(そら)と緑の科学館、川崎市岡本太郎美術館、川崎国際生田緑地ゴルフ場、生田緑地ばら苑のほか、「ドラえもん」でお馴染みの藤子・F・不二雄ミュージアムなどの施設が点在します。
川崎市 岡本太郎美術館で開催されている常設展「目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論」に行ってきました。
屋外に展示されている岡本太郎美術館のシンボルタワー、高さが30メートルもある《母の塔》です。
岡本太郎の母、岡本かの子は多摩川のほとりに生まれ、太郎が誕生したのも母の実家であるこの地です。1964年に、岡本かの子文学碑《誇り》が太郎の手によって、多摩川河畔に建立されましたが、《母の塔》はこの碑と向かい合うように設計されました。
岡本太郎 《母の塔》 原型制作年1971年 構造:鉄骨造/外装:外殻GRCクラッシュパネル仕上 クラッシュタイル/人形彫刻: FRPブロンズ仕上 全高30m
「カフェテリアTARO」前の池に展示されている《樹霊Ⅰ》です。
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の際、《太陽の塔》の地下に展示された作品です。
岡本太郎 《樹霊Ⅰ》 制作年1970年/再制作年1997年 ブロンズ 高さ250cm 幅180cm 奥行100cm
川崎市岡本太郎美術館エントランスです。草がうっそうと茂って、「目もあやなオバケ王国」という展示テーマにぴったりのイメージです。
「目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論」展は収蔵作品展(常設展)として10月6日(日)まで開催されています。
「目もあやな」という言葉、最近あまり聞かれなくなりました。漢字では「目も綾な」と書きます。目にも鮮やかなという意味があり、眩しいほどに美しい様子を表します。本展では「VIVID」という英訳で表現しています。
会場入口に展示されているのは、《千手》(せんじゅ)という奇妙な作品です。
岡本太郎 《千手》 1975年 アルミニウム
『岡本の作品には人間の内にある真の姿として、オバケのようなキャラクターがたびたび現れます。岡本の冷静かつ無邪気な目線から表現された世界では、ほとんど妖怪に近い姿をなした生き物が駆け回り、生を哄笑します。 本展ではオバケ同様に既存の体制に抗いながらも、愛嬌ある作品を生み出し続けた、岡本が作り出した鮮やかなオバケ王国をご覧ください。』
(『 』内本展案内文のまま)
1950年代後半から、岡本太郎はオバケについて興味を持ち、独自の視点でいくつかの記事を書いています。本展では「現代生活に失なわれているものは、何よりもイマジネーションだ。」と語る岡本太郎が集めたオバケについての資料、過去に語った怖い話やオバケに関する言葉を作品と合わせて紹介し、《夜》 《森の掟》 《駄々っ子》 《ノン》などの著名な作品から、《疾走する眼》 《赤い手》 《青い手》など人気作品を多数展示しています。
第1章:岡本太郎とオバケ
私が大好きな岡本作品 《夜》 が展示してありました。
稲妻のように燃える赤い目、下から忍び寄る足とも手ともつかぬ指、ひそかに覗く髑髏の目、何ともおどろおどろしい絵画ですが、ナイフを隠し持って凛と佇む少女が正義の勝利を予感させます。
1948年に岡本太郎と、評論家の花田清輝が発起人となり、総合芸術運動を掲げて発足した研究会「夜の会」。その名称は、当時岡本のアトリエに掛かっていたこの作品《夜》に因んで付けられました。
岡本太郎 《夜》 1947年 油彩・キャンバス
岡本太郎は長年、資料としてしか見られてこなかった縄文土器の芸術性を再発見し、東北や沖縄に伝わる伝統的行事を取材してフィールドワークを行い、日本に眠っている古代から伝わる「伝統」を再発見しました。カメラを持って各地を回り、写真や文章で記録しています。その際岡本は「なまはげは霊である」というコメントを残しています。
岡本太郎 《なまはげ 秋田》 1957年2月12日 ゼラチン・シルバー・プリント
第2章:美術におけるオバケ
各地を回った際に購入した岡本太郎の収蔵品の数々も展示されています。
第3章:見つめるオバケ
1970年の大阪万博の際に創られた《太陽の塔》は、未来を表す上部の「黄金の顔」と、現在を表す正面胴体部の「太陽の顔」の他に、過去を表す「黒い太陽」が背面に描かれています。
《太陽の塔》背面 1970年 繊維強化プラスチック(FRP)
第4章:目もあやな人間王国
河童(かっぱ)は、日本の水の妖怪とされ、水神、またはその依り代、またはその仮の姿ともいわれています。
《河童像》は青森県小牧温泉(現・星野リゾート青森屋)内の、人口の湖がある公園に設置されていました。
岡本太郎 《河童像》(部分) 1981年 繊維強化プラスチック(FRP)
展示風景
「目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論」開催概要
開催会場:川崎市 岡本太郎美術館
開催期間:2024年7月12日(金)~2024年10月6日(日)
本日以降の休館日:月曜日(9月16日、9月23日を除く)、9月17日(火)、9月24日(火)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
観覧料:一般500円、高・大学生・65歳以上300円
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
横浜水上警察署の警備艇「神8 はやかぜ」 ― 2024年09月09日 11時21分56秒
神奈川県警・横浜水上警察署の警備艇「神8 はやかぜ」が、水上警察署の船溜まりから出てきました。向こうは山下公園です。
右の塔は横浜マリンタワー、中央の大きな船は国重要文化財・氷川丸です。警備艇がすごく小さく見えます。
「神8 はやかぜ」は総トン数10トン、全長14メートルで、乗船定員は14名(うち常務船員2人)です。2016年に配備されました。
横浜港の海の安全を守る神奈川県警・横浜水上警察署は、現在8艇の警備艇と、水上バイクを所有しています。
神1 そうぶ 21トン
神2 あしがら 21トン
神3 つるぎ 10トン
神5 はこね 10トン
神6 みうら 10トン
神7 ちどり 1.5トン
神8 はやかぜ 10トン
神11やまゆり 1.3トン です。
「神」は神奈川県警の「神」です。他に「はやぶさ」という水上バイクを所有しています。
「神8 はやかぜ」は2番目に大きいクラスの船で、同じ10トンクラスの船は4隻あります。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
最近のコメント