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アットマーク @2008年04月03日 23時21分48秒

今朝の朝日新聞の「特派員メモ」(ローマ支局)から。

ローマ在住の米国人記者にメールアドレスを電話で教えたら、@をアットマークと教えた為、@markと打たれてしまったと言う。
これではメールは届かない。
米国では@は本来の意味でatと読むそうだ。

このやり取りを聞いていた支局のイタリア人スタッフが「キョッチョラ(かたつむり)」って言えばいいのに」と言ったとか。イタリアでの一般的な@の読み方のようだ。
この記者が前に勤務していたロシアでは「サバーチカ(子犬)」と読んでいたとか。
アテネに住むギリシャ人記者は「パパキ(アヒル)」と読むという。

それぞれ、なんとなくイメージが合っていて面白いので、いろいろと調べてみると、ポーランド・ドイツ・オランダでは「猿」をイメージし、朝鮮は「サザエ」、台湾は「ねずみ」、デンマークでは「象の鼻」、チェコでは「ニシンの巻いたもの」だそうだ。

食いしん坊の私には「ロールケーキ」に見えるのだが・・・
あったあった!スウェーデンでは「シナモンロール」と言うそうだ。
こいつか??

いや、違ったこれらしい。

雲竹斎先生の今日の薀蓄

@のJIS規格での正式な読み方は「単価記号」と言うのじゃ。
元来は、明細書やレシートでよく記される @350円×5個=1,750円 のように単価を示すのに使われたんじゃな。
指紋とも言う。なるほど、ナンにでも見えるんじゃのう。

1971年後半にじゃな、ARPANET(米国防総省関連の研究および調査を目的として設けられたコンピュータネットワーク )に接続された、並んで置かれた2台のコンピュータ間で電子メールが送信されたんじゃ。
そして翌1972年に、米国のコンピュータプログラマRaymond Samuel Tomlinsonが、ユーザーがローカルマシン上ではなく他のホスト上にいることを示す記号として初めて@を使ったんじゃ。
それが後にメールアドレスで、ローカル部とドメイン部を区切る記号として使われることになったんじゃな。
「cinnamondocomo.ne.jp」はdocomo.ne.jpにあるcinnamonのような意味で英語のatそのまんまなんじゃな。

ちなみに「アットマーク」と読むのは日本だけじゃ。アットの印・・・日本人の生真面目さがにじみ出ておるのう。

「ロールケーキ」がいいのにな・・・
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