天竜浜名湖線・遠江一宮駅 ― 2023年11月29日 19時02分35秒
天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線の遠江一宮駅です。「とおとうみいちのみやえき」と読みます。
天竜浜名湖線は、静岡県掛川市の掛川駅から湖西市の新所原駅を結ぶ路線距離67.7㎞で全線非電化の鉄道です。略して「天浜線」といいます。
遠江一宮駅は1940年(昭和15年)に、国鉄時代の二俣線の駅として開業しました。(現在は第三セクター)
この駅舎は2011年(平成23年)に国登録有形文化財として登録されました。
無人駅で、一日平均乗車人員は60人前後とみられています。
駅舎内には手打ち蕎麦のお店「百々や(ももや)」があり、1日数量限定の逸品を目指して多くの人々が集まるということです。
駅のシンボルともいえるイチョウの木が見事に黄葉していました。
電車は上り下りとも1時間に1本~2本の運行です。14時04分発の掛川行きがやってきました。青い電車の1両編成でした。
スズキのオートバイ「KATANA」のヘッドマークを付けています。フルラッピング車両で「KATANAラッピング列車」というそうです。
1両編成なのに「列車」なの?と思ったのですが、日本では国土交通省の定めで「停車場外の線路を運転させる目的で組成された車両」を「列車」といい、動力車単独であっても車両数に関係なく「列車」と言っていいようです。
ふ~ん、そうなんだぁ・・・
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
以外と夜も楽しめる「板前ごはん 音音」 ― 2023年11月27日 13時28分44秒
「板前ごはん」という店名から、ごはん中心のメニューしか無いのだろうと思っていたら、以外にも日本酒の品揃えが良く、夜の「飲み」にもピッタリのお店です。
「瀬戸内鮮魚のお宝造り」 2580円(価格は全て税込)
お造り5点と酒肴をプラスした盛り合わせです。カツオのたたき、マグロ中トロ、ブリ、真鯛などなど・・・
「音音名物 ふんわり笹餅豆冨」 780円
大きな笹餅みたいです。 あっ、品名も笹餅豆腐でした。
松葉で止められた笹の葉を開くと、中には真ん丸の豆腐が入っています。豆腐にしては弾力のある食感です。
「地鶏大和肉鶏もも串」 1本390円
大和肉鶏(やまとにくどり)は、奈良県で生産される地鶏です。岩塩焼と秘伝タレ焼が選べます。
「鱈の白子酢の物」 860円
「上牛たん炭火焼」 1680円
牛たんはちょっと固めで、歯ごたえが楽しめます。ごく普通の牛たんでした。
「黒毛和牛 炭火焼ステーキ」 1980円
お肉は柔らかくて美味しい。ミディアムレア状態で提供されて、鉄板で自分の好みに焼くことができます。
ソースはシャリアピンソースにしました。他にジンジャーソース 、たっぷり大根おろし 、ヒマラヤピンクソルトセットが選べます。
食前酒の生ビール(小)がサービスで、その後は八海山で一合1100円×3でした。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ラ リュー(La Rue) バラ ― 2023年11月27日 08時10分52秒
御岳渓谷の旅館建物室礼美術館「河鹿園」 ― 2023年11月26日 15時43分35秒
御岳渓谷の旅館建物室礼美術館「河鹿園」に行ってきました。
河鹿園は、大正の終わりから昭和初期にかけて粋な意匠を凝らして建てられた料亭旅館です。
2017年に旅館としての営業を終え、現在は日本画や書画のギャラリーとして一般に公開されています。
河鹿園は多摩川の流れを見下ろす小高い位置にあり、建物全体が2020年に国登録有形文化財として登録されました。
旅館建物 室礼 美術館の「室礼」とは、ご先祖様やお客様・季節の収穫に感謝の気持ちを込めて室内に装飾を施すことをいいます。「しつれい」と読むのは失礼で、「しつらい」と読みます。
各客室ごとに季節の室礼とともに書画や茶花を展示し、風情のある美術館として御岳渓谷の人気アートスポットとなっています。
御岳に住んでいた川合玉堂をはじめとする著名な画家や書家の貴重な作品を、ガラスケースの中に飾るわけでもなく、じかに見ることが出来る貴重な美術館です。 写真撮影も、「ご自由に撮ってください。」と、なんとおおらかなことか。
館内には旅館時代の部屋がそのまま残されていて、今は各部屋で「玉堂翁尽くし展」という展示を行っています。(11月15日~12月17日)
川合玉堂は1873年(明治6年)11月24日生まれで、一昨日生誕150年を迎えました。
太平洋戦争中の1944年(昭和19年)に御岳に疎開した川合玉堂が河鹿園に大変世話になったという関係から、多くの玉堂作品がこの河鹿園に残されています。
川合玉堂 《鶺鴒》 1956年
描かれているのはセグロセキレイ(背黒鶺鴒)と紅葉です。
以前はこの多摩川の川面を、多くのセグロセキレイやキセキレイが飛んでいたということです。
御岳渓谷遊歩道を歩いて河鹿園に来る途中、キセキレイ(黄鶺鴒)を見かけました。
多摩川向こう岸にある「玉堂美術館」前の、大きなイチョウの木が室内から見えます。
川合玉堂 《秋山渓声》 1921年頃
1944年から御岳に疎開した玉堂は、住居を「愚庵(ぐあん)」、画室を「随軒(ずいけん)」と称し、その地を終の棲家としました。晩年は「愚庵」を別名として用いています。
川合玉堂 《湖畔新雪》
琵琶湖の長浜あたりを描いたものだといいます。生活する人々の姿が小さくも生き生きと描かれています。
旅館の浴場入口。男湯の暖簾です。左が女湯になります。
秋のこの季節は紅葉がきれいで、一番良い季節だと言われます。
例年はモミジの紅葉が見頃になるころには玉堂美術館のイチョウは散ってしまっているのですが、今年はイチョウの黄葉が遅かったので見頃がうまく重なりました。
川合玉堂 《喜寿》
川合玉堂が喜寿を迎えた記念の作品です。
御主人が筆で手書きした解説がそれぞれの画の横に付されています。ユーモアあふれる解説も多く、見入ってしまいます。
『 思わぬところに喜寿のしるしが隠してあります さて 』
分かりましたか・・・? 喜寿は77歳のお祝いです。
大広間の展示室には数多くの美術品が並べられています。
川合玉堂 《白衣観音》
川合玉堂 《一筆寶珠》 (一筆宝珠)

川合玉堂の元旦試筆(書初め)は毎年「一筆宝珠」で始まったといいます。亡くなる1年前、83歳の書です。
障子の桟(さん)で表現しているのは「三保の松原」だそうです。すべての部屋がそれぞれ趣のある造りになっています。
ダイヤル式の黒電話、懐かしいですね。
建物で最も古いのは帳場兼主屋で1925(大正14)年ごろの建築であり、保存と運営は財政的にも苦しく、運営資金を稼ぐために旅館時代に使っていた調度品や趣味の品を館内の「我楽多市(がらくたいち)」で販売しているということです。
皆さま、お立ち寄りの節には来館記念に買ってあげてくださいませ。値段も“かなりお買い得”だと思います。
御主人のお話によると癌を患われたということで、今年4月16日をもって休館していました。
ステージ4の癌でしたが幸い抗がん剤の相性が良くて回復し、医者の許可を得て美術館を再開することができたということです。
いつまでも、いつまでも元気で過ごしていただきたいと思います。
旅館建物室礼美術館 河鹿園
住所: 東京都青梅市御岳本町335 (JR御岳駅から徒歩約1分)
定休日:月曜日、火曜日 (企画展示期間中)
開園時間:11:00-16:00 (企画展示期間中)
入館料:一般 800円 学生 400円 一日ごゆっくり券1200円(お飲み物付・再入場可)ストロベリー アイス(Strawberry Ice) バラ ― 2023年11月26日 09時09分44秒
生誕150年、川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」 ― 2023年11月25日 15時56分03秒
明治・大正・昭和の3つの時代に渡って活動した日本画家・川合玉堂が愛し、1957年〈昭和32年)に亡くなるまでの十数年を過ごした御岳渓谷(みたけけいこく)。
玉堂没後には、「玉堂の愛してやまなかった御岳渓谷に美術館を建てよう」との声が上がり、1961年5月、御岳渓谷の多摩川を眺める川岸に開館したのが「玉堂美術館」です。
建物は飛騨の民家や寺院の回廊などがモチーフとなっており、秋には枯山水の庭園が紅葉に染まります。
川合玉堂は1873年(明治6年)11月24日生まれで、昨日生誕150年を迎えました。
玉堂美術館では、15歳頃の写生から晩年の作品まで幅広く蒐集された約300点の所蔵品から、年に7回自然に合わせた展示替えを行いますが、今は「錦秋展」が開催されています。
川合玉堂の、日本の自然を雄大に描いた中に、そこに暮らす人々や動物たちの生活を自然との対比で描く画風が私は大好きです。
川合玉堂 《渓村晩秋》 1942年(69歳) 部分
1940年に授与された文化勲章や、勲一等旭日大綬章(没時叙勲)、1931年にイタリア皇帝から贈られたグラン・オフィシェー・クーロンヌ勲章なども展示されています。
川合玉堂 《秋藤老猿》 1895年(22歳)
玉堂愛用の岩絵の具なども展示されています。
玉堂は約265個の印章を、作品の大きさや色合いなどにより使い分けていました。篆刻(てんこく)者は中村蘭台と北大路魯山人(下の写真)の作品が多かったということです。
魯山人は陶芸や料理で有名ですが、本職は篆刻家だったということです。
川合玉堂 《行秋》(ゆくあき) 1953年(80歳)
庭園をゆっくり眺められるようにベンチが置かれているので、ここに座ってのんびり自然を満喫するのも良いかと思います。
庭園に面した建物には当時の画室を再現した部屋があります。ガラスに庭の木々が映り込んでいます。
玉堂美術館「錦秋展」開催概要
開催会場:玉堂美術館(東京都青梅市御岳1丁目75)
開催期間:2023年10月11日(火)~12月3日(日)
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合、翌平日
入館料:一般 600円 中・高・大生 500円 小学生 300円
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
アシュラム(Ashram) バラ ― 2023年11月25日 08時19分34秒
御岳渓谷遊歩道の紅葉 ― 2023年11月24日 17時43分42秒
御岳渓谷遊歩道の紅葉を見てきました。
JR青梅線の軍畑(いくさばた)駅で降りて遊歩道に向かいます。遊歩道へは急な階段になっています。
ここから上流の御岳(みたけ)駅に向かって遊歩道を歩きます。
流れている川は多摩川で、河口から70キロくらい上流になります。
キセキレイ(黄鶺鴒)がいました。
山の斜面から太陽が顔を出しました。日の出時刻は6時26分ですが、渓谷なので山の上から太陽が出てくるのは9時ちょと前になります。
川幅の広さによって流れが緩やかになったり、急流になったりします。
玉堂美術館前のイチョウが見事な黄色に色付いています。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
ベティ ブープ(Betty Boop) バラ ― 2023年11月24日 06時22分20秒
ベティ ブープ(Betty Boop)
作出年:1999年 作出国:アメリカ (カルース Tom Carruth ) 系統:フロリバンダ [F: Floribunda]
黄色い蕊から白、赤へのグラデーションがきれいな、半剣弁高芯咲きで中輪の花を咲かせます。
ベティ ブープ(Betty Boop)は1930年8月9日に、フライシャー兄弟によるアニメーション映画『Talkartoon(トーカートゥーン)』シリーズの『Dizzy Dishes(まぶしい皿)』という作品で銀幕へのデビューを飾りました。
日本では「ベティちゃん」の名で親しまれていて、現在でも数多くのキャラクター商品が販売されています。
そのベティちゃんの名を貰ったこの薔薇は、個性的でポップな色柄が魅力的で、赤く縁取られた花びらがとても愛らしくて人目を惹きます。
玉堂美術館前のイチョウとモミジの紅葉 ― 2023年11月23日 15時37分48秒
奥多摩の御岳渓谷にある「玉堂美術館」は、日本画壇の巨匠・川合玉堂が10余年を青梅市御岳で過ごしたのを記念して建てられた美術館です。
枯山水の庭園から見える、御岳渓谷のシンボルともいえるイチョウの木が見頃になっています。
今年は秋まで暑い日が続いたせいで咲き始めが遅れていて、イチョウは昨日もまだ見頃を保っていました。
例年だとモミジなどの紅葉が見頃になる頃にはイチョウの葉は散ってしまっているのですが、今年は紅葉とイチョウの黄葉の見頃が同時に楽しめる絶好のチャンスになっています。
お昼過ぎ頃には太陽の光が半逆光で射し込み、イチョウの木全体が黄金色に輝きます。モミジの葉も気温が急に冷え込んだことが幸いして深紅に染まっていました。
イチョウと紅葉の協演は、今週末までがベストの状態だと思われます。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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