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横浜トリエンナーレ 旧第一銀行横浜支店& BankART KAIKO2024年04月24日 15時22分09秒

横浜美術館をメイン会場として開催されている「第8回横浜トリエンナーレ」。
市内の文化芸術拠点や駅構内などと連携し、横浜市内各所に作品が展示されています。
横浜美術館以外の主要会場とされる「旧第一銀⾏横浜⽀店」と「BankART KAIKO」に行ってみました。
(横浜美術館会場についてはこちら

旧第⼀銀⾏横浜⽀店は、1929年に「第一銀行横浜支店」として建造された、横浜市認定歴史的建造物です。列柱を並べた半円形のバルコニーが特徴の古代ローマの建築様式「トスカナ式オーダー」という装飾を採用しています。
現在は「YCC ヨコハマ創造都市センター」という名で、芸術文化創造の拠点となっています。
旧第一銀行横浜支店

今回の横浜トリエンナーレは、紛争や不平等など、地球上の様々な問題を、地域や歴史に根ざした等身大の視点で問い直す作品が多く並びます。
第8回横浜トリエンナーレ

パレスチナの詩人/学者/活動家のレファアト・アラリールは、2023年12月に兄弟姉妹、子供たちもろともイスラエル軍の空爆で亡くなりました。意図的に標的にされたとみられています。
アラリールの詩「「If I must die(死ぬことになれば)」は殺害後に拡散され、中国語を含む58か国の言葉に翻訳されています。
香港を拠点とする、クリエイター、アーティスト、作家、農家、教師、夢想家のグループ「Gwo Bean」に属するジョン・ユー(余在思)は、ハンカチーフにその詩を記しています。
第8回横浜トリエンナーレ
詩:レファアト・アラリール 「死ぬことになれば」 2023年
カリグラフィー:ジョン・ユー

庭に住む植物や虫たちが、薬剤をふりまく庭師に、わたしたちが生きる環境を壊さないで、と語りかけます。 すると庭師に変化が起きて・・・
第8回横浜トリエンナーレ
プック・フェルカーダ 《根こそぎ》 2023-24年 HDビデオ(カラー/サウンド/6分30秒)、ハニカムボード、水性塗料


北仲ノットの「KITANAKA BRICK & WHITE」1階にある「BankART KAIKO」も主要会場の一つになっています。
この建物は歴史的建造物「旧横浜⽣⽷検査所附属⽣⽷絹物専⽤B号倉庫及びC号倉庫」(1926年竣⼯)が復元され、隣接する事務所棟とともに創建当初の歴史的景観が再現されたものです。
BankART KAIKO

会場壁面にずらっと並んでいるのは、日本のサラヤというメーカーの壁付ディスペンサー(手指消毒器)です。
作家は脳腫瘍の手術を受け、母親が医療従事者であったこともあり、身近な存在として手指消毒器を作品のモティーフに使ってきました。それがコロナ禍で世界中に広がった時、まるで自分の作品が世界に浸透したかのように感じたといいます。
第8回横浜トリエンナーレ
パピーズ パピーズ(ジェイド・グアナロクリキ=オリヴォ) 《無題(サラヤ)》 2011-24年 サラヤディスペンサー、消毒液 協力:サラヤ株式会社

パピーズ パピーズは既製品を使って個人的なことと社会的なことのつながりを示す作品を制作しています。高度な技術を詰め込んだペッパー(Pepper)が、あっという間に過去のものになる、このスピードの速さをいかにも日本らしいと感じるといいます。
(ペッパーは2023年に販売終了になりました)
第8回横浜トリエンナーレ
パピーズ パピーズ(ジェイド・グアナロクリキ=オリヴォ) 《ペッパー(ガイドするロボット)(踊るロボット)(教えるロボット)》 2024年 ペッパー

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」開催概要  
開催会場:横浜美術館、旧第⼀銀⾏横浜⽀店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜2Fクイーンモール、元町・中華街駅連絡通路  
開催期間:2024年3⽉15⽇(⾦)-6⽉9⽇(⽇)  
休場日:毎週⽊曜⽇(5⽉2⽇、6⽉6⽇を除く)  
開催時間:10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで) 6月6日(木)-9日(日)は20:00まで  
観覧料金:チケットは各種ありますので、公式チケットサイトでご確認ください(こちら



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

横浜港のスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)2023年08月14日 16時24分09秒

コロナ禍以来長い間その姿を見なかった大型クルーズ船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)」が、久しぶりに横浜港に入港していました。(一昨日12日に撮影)
16万トン超という大きな船で横浜ベイブリッジの下をくぐる事が出来ないので、ベイブリッジの外側の「大黒ふ頭客船ターミナル」に着岸しています。
横浜ベイブリッジとスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)

横浜ベイブリッジはこの先に大黒ジャンクションと大黒パーキングエリアがあって、「大黒ふ頭客船ターミナル」に車で向かうことができます。
横浜ベイブリッジとスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)

白い灯台は「旧横浜外堤防南灯台」、その左奥に小さく見える赤い灯台は「旧横浜外堤防北灯台」といい、横浜市認定歴史的建造物に指定されています
この防波堤は立ち入り禁止なんですが、釣り人たちの危険な行為が絶えません。
横浜港に入港したスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)

スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)」は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルがアジア市場に向け建造した大型客船です。
総トン数16万9,379トン、全長347m、全幅41mで、乗客定員4,246人、乗組員数1,551人です。
船籍はバハマで、母港はナッソーになります。
横浜港に入港したスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)
2019年4月18日に就航し、横浜へは2019年6月10日に初入港していますが、その年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生しました。
横浜港に入港したスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)

同船は、カプセル型展望デッキ「ノーススター」、世界数ヵ所にしか無いスカイダイビングシミュレーター「アイフライ」、ロボットバーテンダーがお好みのカクテルを供する「バイオニックバー」、洋上最大の室内スポーツ施設「シープレックス」など、斬新な施設が満載です。

スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)
船首上方に延びているクレーンのようなものは、工事をしている訳ではありません。 360度の景色が堪能できるガラス張りのカプセル型展望デッキ「ノーススター」です。旋回するアームにより、海上約90mの空の旅が楽しめます。 怖いですね。
スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)
下の写真、船尾の黄色い球体は、VRとバンジートランポリンを組み合わせたアクティビティ「スカイパッド」です。
スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(Spectrum of the Seas)

「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」は、次回は10月1日(日)6時30分に大黒ふ頭に着岸し、17時00分に離岸する予定です。



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今日は「横濱三塔の日」2021年03月10日 10時43分10秒

今日は「横濱三塔の日」です。
2007年に、3月10日の3(さん)・10(とう)の語呂合わせから制定され、様々なイベントが開催されてきました。今年は3月7日(日)に開催が予定されていましたが、非常事態宣言が3月7日まで延長見込みとなった1月25日に、横浜市が中止を発表しました。中止は昨年に続き、2年連続となります。

横濱三塔とは、横浜市中区の関内地区にある3つの歴史的建造物の愛称で、キングの塔(神奈川県庁本庁舎、高さ:約49m)・クイーンの塔(横浜税関、高さ:約51m)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館、高さ:約36m)を指します。
これらの建物が建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船から見える目印になっていました。 横濱三塔の愛称「キング」「クイーン」「ジャック」は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われています。

現在では周りに多くのビルが建ったため、3つの塔を同時に見ることは難しくなっています。この三塔を同時に見ることのできるスポット(神奈川県庁の正面、横浜赤レンガ倉庫、横浜港大さん橋国際客船ターミナル)を全て回ると願いが叶うという都市伝説があり、これを「横濱三塔物語」といいます。(横濱三塔を一望できる場所は、象の鼻防波堤など他にもあります)

この三塔に行くための最寄り駅「みなとみらい線・日本大通り駅」のコンコースには「三塔広場」というスペースがあります。
三塔広場
煉瓦で装飾された、歴史的建造物をイメージした壁面に描かれているのは、サントリーの「アンクルトリス」の生みの親、柳原良平氏が横浜を描いた壁画です。
3枚の壁画には、横浜港とみなとみらい21地区の風景が描かれています。
柳原良平の壁画
柳原良平は、壽屋(現・サントリー)に入社後、同社宣伝部で開高健や山口瞳とともにトリスウイスキーのCMを制作しました。柳原の描いたCMキャラクターの「アンクルトリス」が人気となり、数々の賞を受賞しています。この壁画の中にもアンクルトリス風の人物が描かれています。

中央の壁画に描かれたこの3つの塔が「横濱三塔」です。
左からキングの塔(神奈川県庁本庁舎)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館)・クイーンの塔(横浜税関)です。
柳原良平「横浜三塔」
この絵の前には、横濱三塔が一度に見られるビューポイントのマークが描かれています。
「三塔の日」のイベントが2年連続で中止になってしまったのは残念ですが、この壁画を前に願い事をすれば、願いが叶うかもしれません。
「コロナ禍が早く終息しますように・・・」



最後までご覧いただき、ありがとうございました。


「横濱三塔」については、こちらのブログをご覧ください。

横浜赤レンガ倉庫2020年05月07日 11時26分29秒

緊急事態宣言の下、閑散としている「横浜赤レンガ倉庫」です。
横浜赤レンガ倉庫
横浜赤レンガ倉庫(Yokohama Red Brick Warehouse)は、明治/大正の煉瓦造建築が人気の、横浜を代表する観光スポットです。

明治政府によって保税倉庫として建設され、建設当時の正式名称は「横浜税関新港埠頭倉庫」といいました。
1号倉庫と2号倉庫があり、国の模範倉庫として2号倉庫が1911年(明治44年)、1号倉庫が1913年(大正2年)に竣工しました。レンガ造りの歴史的建造物です。
創建当時から横浜港の物流拠点として活躍してきましたが、新港埠頭が物流機能を他の埠頭に譲っていく中、赤レンガ倉庫も倉庫として利用されなくなり、地区のシンボルとして静かに佇んでいました。

『ハマの赤レンガ』と呼ばれて多くの人に親しまれてきたこの赤レンガ倉庫を貴重な歴史的資産として保存し、また市民の身近な賑わい施設として活用するため、横浜市が1992年(平成4年)3月に国から取得し、2002年(平成14年4月)に「港の賑わいと文化を創造する空間」をコンセプトとした商業・文化施設としてリニューアルオープンしまし た。

横浜赤レンガ倉庫
1号館(写真上)は主に文化施設として、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が運営し、2号館(写真下)は商業施設として、株式会社横浜赤レンガが運営しています。
横浜赤レンガ倉庫

横浜赤レンガ倉庫

横浜赤レンガ倉庫

当時の倉庫内の防火扉は吊下げ式引き戸の滑車式で歴史を感じますが、現在は保存だけで使用はされていません。
横浜赤レンガ倉庫



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

横浜 赤レンガ倉庫2020年04月13日 12時03分23秒


新港中央広場に咲く花々と、その向こうに見えるのは横浜 赤レンガ倉庫です。

横濱三塔物語2019年10月15日 11時17分48秒

JR横浜駅の中央通路を東口に向かうと、「YOKOHAMA PORTA(横浜ポルタ)」があります。
その入り口、大階段エントランスにある見事なグラスアート。よく通る場所なのですが、グラスアートの美しさに目がいって上の方を見逃していました。
上をよく見ると、「横濱三塔」のデザインになっています。
左からジャックの塔(横浜市開港記念会館)、キングの塔(神奈川県庁本庁舎)、クイーンの塔(横浜税関)を表しています。
横濱三塔
見下ろすと塔の形がよく分かります。
横濱三塔のモニュメント、大階段上部スクリーン、大階段上部ステンドグラスは「PORTA横濱三塔物語」というグラスアートで、野口真理さんの作品です。

通路に銘板が設置されていますがその上を人々が何気なく歩いていました。
横濱三塔
2011年。東日本大震災の年に創られました。

左からジャックの塔(高さ5.145m)、キングの塔(5.265m)、クイーンの塔(5.165m)になります。
横濱三塔

横濱三塔

横濱三塔

「横浜三塔」とは、横浜港から見える(ビルが林立する前には見えた)、キングの塔(神奈川県庁本庁舎=1928年竣工)・クイーンの塔(横浜税関=1934年竣工)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館=1917年竣工)をいいます。
これらの建物が建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船から見える目印になっていました。
「横濱三塔」の愛称は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われています。

塔の高さはキングの塔=約49m、クイーンの塔=約51m、ジャックの塔=約36mです。
現在では多くの建造物が建ってしまい、この三塔を陸地から見ることが出来る場所は限られてしまっています。
日本大通り、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)、赤レンガパークという、「横濱三塔」を一望出来る3ヶ所のスポットを全て回ると願いが叶うという都市伝説があります。これが「横浜三塔物語」です。カップルで巡ると結ばれるという噂もあります。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルから見た「横浜三塔」です。
左からキングの塔、ジャックの塔、クイーンの塔が見えます。
横濱三塔

この3つのスポットには目印が設けられています。

日本大通りの神奈川県庁分庁舎前の歩道。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上(くじらのせなか)。
↓下の写真の場所から覗き込むと、↑上の写真の様なマークが見えます。

赤レンガ倉庫1号館のそば。岸壁に近い所にあります。


キングの塔(神奈川県庁本庁舎)です。
横濱三塔
1923年(大正12年)の関東大震災で焼失した前県庁舎を再建する為、1928年(昭和3年)に完成。歴史的建造物として、1996年に登録有形文化財(建造物)に登録されています。
横濱三塔

クイーンの塔(横浜税関)です。
横濱三塔
現在の建物は横浜税関庁舎としては三代目になります。1885年(明治18年)11月に竣工した二代目税関庁舎は、1923年(大正12年)9月の関東大震災により崩壊してしまいました。
現庁舎は1934年(昭和9年)3月に竣工し、2003年(平成15年)10月に増改築工事が行われました。

ジャックの塔(横浜市開港記念会館)です。
横濱三塔
横浜港開港50周年を記念して、開港記念横浜会館の名称で1917年(大正6年)6月30日に竣工、7月1日に開館しました。
1923年(大正12年)9月の関東大震災では、外壁を残して屋根と内部を焼失し、1927年(昭和2年)に再建されましたがドーム屋根は再現されませんでした。その後、開港130周年(市制100周年)に当たる1989年(平成元年)に建設当時の姿のようにドーム屋根が復元されました。
横濱三塔

「横濱三塔」を一望できる場所は、象の鼻防波堤など他にもあります。探して幸せをいっぱいつかんで下さい。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

キングの塔(神奈川県庁本庁舎)2017年11月29日 12時59分35秒

「キングの塔」の愛称で親しまれている神奈川県庁本庁舎です。
神奈川県庁本庁舎
県内で最初に国登録有形文化財として登録された建物で、「クイーンの塔(横浜税関)」「ジャックの塔(横浜市開港記念会館)」と共に「横浜三塔」と呼ばれています。
横浜三塔の愛称は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われています。

神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ2016年11月05日 11時47分02秒

キングの塔の愛称で親しまれている「神奈川県庁本庁舎」が米寿を迎えました。
1928年(昭和3年)10月31日に竣工し、今年で88歳になります。

それを記念して、11月2日から11月6日(日)まで「神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ」が行われています。
米寿にちなんだ黄金色の他、赤、青、緑、紫など、本庁舎が幻想的に彩られています。
神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ

神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ

神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ

神奈川県庁本庁舎米寿記念ライトアップ
ライトアップの時間は17:00~22:00。限定5日のアニバーサリーライトアップになります。

横浜・山下公園のインド水塔2016年05月30日 12時57分55秒

横浜の山下公園は端から端まで約750mある海に面した細長い公園です。
幅は約100mで、面積は74,121m² になります。
関東大震災の復興事業で生じた瓦礫などで埋め立てて造られ、1930(昭和5)年3月15日に開園しました。

その山下公園の北西側(横浜港大さん橋国際客船ターミナル側)の端に、異国の雰囲気を醸し出す建造物があります。
横浜市認定歴史的建造物に指定されている「インド水塔」です。
山下公園のインド水塔
インド水塔?インド式水飲み場という事でしょうか?
下の写真の塔の先から水が出るとしたら、インドの人ってよっぽど背が高いんですね。私がチビッ子だから届かないのか?・・・・
山下公園のインド水塔
よく見ると、下の受け皿のような形の部分に4か所水の出る部分がありました。ホッ♡

1923(大正12)年に起きた関東大震災で、当時横浜に在住していたインド人116人が被災し、28人が亡くなられたと言われています。
横浜市民は町の復興と共に、被災したインド人にもその救済の手を差し伸べ、横浜に在住し被災した在日インド人救済のため、住宅の手当てなどにも力を注ぎました。
1939(昭和14)年に、そんな横浜市民への感謝と同胞の慰霊のために、在日インド人協会からこの「インド水塔」が寄贈されました。
施工は清水組。現在の清水建設(株)です。
設計は横浜市の第四代目建築課長で同潤会アパートにも携わった 鷲巣昌氏。
イスラム風、インド風、日本風が混在したデザインが特徴的な建造物になっています。
山下公園のインド水塔
内部を覗くと天井部の装飾が大変素晴らしく、色とりどりのタイルを使用したモザイク模様が美しく輝きます。
山下公園のインド水塔


柱に英文で刻まれた文字はこのように書かれています。
山下公園のインド水塔

  水飲み場

 横浜市へ寄贈
 1923年9月1日の地震で失った同胞を記憶に留めるために

  インド人コミュニティ

バラが咲く横浜山手西洋館2016年05月16日 22時23分24秒

港の見える丘公園に建つ横浜山手西洋館のひとつ、横浜市イギリス館と山手111番館の周りにバラの花がきれいに咲き始めました。

横浜市イギリス館です。
手前のピンクのバラは「マチルダ」です。あっ、マチルダさんだ。(マチルダ・アジャン Matilda Ajan ではありません。)
横浜市イギリス館
イギリス館は、1937(昭和12)年に上海の大英工部総署の設計によって、英国総領事公邸として現在の地に建てられました。

山手111番館です。
手前の黄色いバラはゴールデンボーダーです。
山手111番館
1926(大正15)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。

この2つの建物の周りは「バラ園」として、春と秋には横浜市の花・バラが咲き誇っていました。
今年4月にリニューアル工事が終わり、<イングリッシュローズガーデン>として緑化がされ、イングリッシュローズをテーマに一年草と宿根草との混植のガーデンとなり、四季を通していろいろなバラや草花が咲き競うようになりました。
港の見える丘公園
港の見える丘公園には、大佛次郎記念館神奈川近代文学館が併設されています。
神奈川近代文学館では「100年目に出会う 夏目漱石」展が開催されています。(5月22日まで)
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