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「岡本太郎×建築 衝突と協同のダイナミズム」展2017年06月21日 12時45分38秒

川崎市にある岡本太郎美術館に行ってきました。
岡本太郎は、1911年(明治44年)に、漫画家の岡本一平と、歌人で小説家の岡本かの子との間の長男として、かの子の実家のある神奈川県橘樹郡高津村(現在の川崎市高津区二子)に生まれました。1996年(平成8年)没。
1999年(平成11年)10月30日に開館した岡本太郎美術館には、1991年から1993年にかけて岡本太郎から川崎市に寄贈された作品1779点が所蔵・展示されています。

尚、地下鉄表参道駅から近い東京都港区南青山には、岡本太郎のアトリエ兼住居があった地に「岡本太郎記念館」というのがあります。よく間違えられるので、要注意です。

川崎市岡本太郎美術館入口。右奥に見えるのは高さ40mのシンボルタワー「母の塔」です。

今、岡本太郎美術館では常設展「赤の衝動」と、企画展「岡本太郎×建築 衝突と協同のダイナミズム」展が7月2日(日)まで開催されています。
私、元気がなくなると岡本太郎をよく見に行きます。原色のエネルギーが私にパワーを与えてくれます。

「岡本太郎×建築 衝突と協同のダイナミズム」展では、丹下健三をはじめ、坂倉準三、アントニン・レーモンド、磯崎新といった建築家たちとの関わりや協同のなかで、岡本太郎と建築家たちの交流に焦点をあて、建築と美術の協同の一つのかたちについて紹介しています。
岡本にとって丹下健三とのコラボレーションは、1957年の旧東京都庁舎での壁画連作、1964年の東京オリンピック、そして1970年の日本万国博覧会での「大屋根」と「太陽の塔」という、高度経済成長期のまさに国家的プロジェクトというべき大舞台を共同で行ってきました。
建築物と共に創られた壁画などの芸術作品は、建物の解体と共に消失してしまうことが多いのですが、岡本太郎は日本万国博覧会のお祭り広場に建てられた丹下健三設計の「大屋根」をぶち抜くかたちで「太陽の塔」を建ててみせ、万博終了後ほとんどのパビリオンが解体された今も静かに建ち続けています。
会場にはその「大屋根」と「太陽の塔」の模型も展示されています。

岡本太郎美術館 利用案内
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月曜日(月曜が祝日の場合は除く)
      祝日の翌日(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)
      年末年始、他に臨時休館日あり
観覧料:7月2日までは常設展・企画展共通料金
      一般1000円、高校・大学生・65歳以上800円。中学生以下無料。
      ※企画展が開催されていない時(常設展のみ開催時)は、一般500円、高校・大学生・65歳以上300円。中学生以下無料。
その他各種割引がありますので、公式サイトでご確認ください。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

森美術館 N・S・ハルシャ展2017年05月04日 13時13分13秒

六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で6月11日(日)まで「N・S・ハルシャ展ーチャーミングな旅ー」が開催されています。
N・S・ハルシャ展ーチャーミングな旅ー
N・S・ハルシャは、南インド生まれで現在も同地に拠点を置いて絵画などの創作活動を行っているアーティストです。南インドの伝統文化や自然環境などと向き合った作品作りを行っています。
N・S・ハルシャ展ーチャーミングな旅ー

『ここに演説をしに来て』
ここに演説をしに来て
182.9㎝×182.9㎝の正方形のキャンバスが6枚並んでいます。
ここに演説をしに来て(部分)
ここに描かれた個性あふれるキャラクターの数は約2,000。 何度見ても新しい発見があり、一日中見ていても見飽きることがありません。

『空を見つめる人びと』
空を見つめる人びと
2010年のリヴァプール・ビエンナーのために制作されたインスタレーションで、床面はおびただしい数の人々の顔で埋め尽くされています。見上げると、自らもその群衆と共に天の星空の一部になります。

『ネイションズ(国家)』
ネイションズ(国家)
何段にも積まれた足踏み式ミシンには国際連合に加盟している193ヵ国の国旗を描いた布が置かれています。
足踏み式ミシンは、国家を成立させているのは人間のエネルギーや労働そのものだということを示唆しているということです。

『ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ』
ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ
365.8㎝×2,407.9cmと、全長24メートルを超える大作です。
全体を一望すると巨大な筆で描いた一筆書きのように見えますが、細部に目を向けるとおびただしい数の星を見ることが出来ます。
ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ
輪になって50m以上ある帯の中に地球を探そうとするのは、誰しも同じのようです。私たち、やっぱりちっちゃな存在なんでしょうか・・・
ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ

『タマシャ(Tamasha)』
タマシャ(Tamasha)
ハヌマーンラングールという猿は、インドの民間信仰でハヌマーン神として信仰されています。

『マター(Matter)』(屋外展示)
マターは英語で物質や物事を表す言葉です。
遠く宇宙の彼方を指さす猿は、正体不明のマターを宇宙へ持っていこうとしているのでしょうか?
マター(Matter)

開催場所:森美術館六本木ヒルズ森タワー53階)
開催期間:2017年2月4日(土)-6月11日(日) 会期中無休
開館時間:10:00-22:00(火曜は17:00まで)
       ※いずれも入館は閉館の30分前まで
入場料金:一般 1,800円 高校・大学生 1,200円 4歳ー中学生 600円 65歳以上 1,500円
       ※価格には消費税を含みます。
       ※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(屋上 スカイデッキを除く)。
       ※森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。
       ※その他各種割引有。詳細は森美術館ホームページをご覧ください。

バベルの塔2017年05月02日 18時41分58秒

『全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を混乱(バラル)し、そこから人を全地に散らされたからである。   「創世記」11章1-9節」 』
(ウィキペディア「バベルの塔 聖書の記述」より引用・一部加筆)

旧約聖書に書かれている「バベルの塔」の物語は、人間の高慢と神の戒めの物語であると同時に、なぜ世界にたくさんの言語が存在するのかという、世界の成り立ちを説明する物語とも考えられています。

この「バベルの塔」の物語については多くの画家たちによって様々なシーンの絵画が描かれていますが、中でも有名なピーテル・ブリューゲル1世による「バベルの塔」(1568年頃)が24年ぶりの来日となりました。

上野の東京都美術館で7月2日(日)まで公開されています。
「バベルの塔」展

「バベルの塔」展
『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて- (Collection of Museum Boijmans Van BeuningenBruegel's “The Tower of Babel” and Great 16th Century Masters)』という長ったらしい展覧会名ですが、わざわざボイマンス美術館所蔵と謳っているのは、ブリューゲルの「バベルの塔」は現存するもので2作品あり、この作品より5年位前に描かれた「バベルの塔」がウイーン美術史美術館に所蔵されているからだと思います。

副題に「16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えてー」とありますが、本展ではブリューゲルのみならず、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスに関しての展示も多く、同時代の16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻なども含めて、約90点の作品で構成しています。
「バベルの塔」展
「バベルの塔」は縦60cm、横75cm程で、特に大きい作品ではないのですが、描かれた塔の存在感や細部の表現は素晴らしく、近づいて見ても肉眼では判別できないくらい精細に描かれています。この小さな絵の中に約1,400人の人物が描き込まれているといいます。

東京芸術大学による拡大複製画(縦162cm、横201cm)が同じ部屋に展示されていますので、それを見れば細かい部分がよく分かると思います。

絵の中では人間はゴマ粒ほどの大きさに描かれています。この人間の身長を170cmと想定すると、描かれた塔の地面から上層部までの高さは510m程になるということです。
でも、私がチビッ子だからそう思うのかもしれませんが、いくらヨーロッパの人とはいえ500年以上前の人です。その頃でも男性平均身長170cmもあったのでしょうか??
会場出口にこんなパネルがありました。

開催会場:東京都美術館 企画展示室
開催期間:2017年4月18日(火)~7月2日 (日)
休室日:月曜日
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
入場料金:一般1,600円 大学・専門学校生1,300円 高校生800円 65歳以上1,000円 
       中学生以下無料 その他各種割引有り。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

同展は7月18日(火)~10月15日(日)に大阪市北区の国立国際美術館でも開催されます。 

東京都美術館から徒歩3分位の所にある東京芸術大学Arts & Science LAB.で関連企画「Study of BABEL」が公開されています。
会場では3メートル超の大きさで立体化された「バベルの塔」やプロジェクションマッピング、ipadによる顔合成など、芸術と科学技術の融合による新しい芸術表現が体感できます。
展示数が少ないので「ショボっ!」と思うかもしれませんが、足を運ぶ価値はあると思います。
入場無料ですし・・・。 開室時間は「バベルの塔」展に準じます。

池田理代子=「ベルばら」とともに=2017年04月27日 18時01分29秒

池田理代子のデビュー50周年記念展『池田理代子ー「ベルばら」とともにー』が横浜にやってきました。
3月から東京、大阪、京都と巡って、5月8日までの横浜展で終了になります。
不朽の名作「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子さんが作家生活50周年を迎えるのを記念した展覧会です。
初公開を含む貴重な原画や資料200点以上を通して、代表作「ベルサイユのばら」の魅力と共に、半世紀の歩みと創作の軌跡をたどっています。

会期:4月26日(水)~5月8日(月)
会場:横浜高島屋ギャラリー(8階)
開場時間:午前10時~午後8時 ※5月8日は午後6時まで
入場料:一般800円 大学・高校生600円 中学生以下無料

六本木ヒルズでマーベル展2017年04月25日 12時02分29秒

日本初のMARVEL大型総合展、「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」が六本木ヒルズ森タワー52階展望台 東京シティビューで開催されています。

私、アメリカンコミックにはあまり興味が無いので、ウインドウショッピングに行ったついでにさらっと見てみようと入ったのですが、誰でも見た事・聞いたことがあるキャラクターがずらっと展示され、意外と素人にもとっつきやすい展示になっています。しかも、よく見ていくとなんと奥の深い事、深い事。
マーベルファンにはきっとたまらない展覧会なのだと思います。
マーベル展 時代が創造したヒーローの世界

マーベル展 時代が創造したヒーローの世界
会場に入ると海抜250mからの景色をバックに、高さ5mのアイアンマンがお出迎えしてくれます。
六本木ヒルズ マーベル展
「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」は、数多くの魅力的なヒーローや作品を生み出したMARVELの魅力を、日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200点を通して紹介する大型総合展です。
本展覧会は、『HISTORY』、『HERO』、『CULTURE』、『CINEMATIC UNIVERSE』、『ART』の5つの視点から構成され、MARVELが辿ってきた歴史や、多くの人を魅了する作品を生み出し続ける秘密を紐解く構成となっています。
マーベル展 時代が創造したヒーローの世界
50階に降りると(ていうか半強制的に降ろされるのですが)「MARVEL六本木ヒルズ・ホットトイズストア」でフィギアなどを購入することが出来ます。「マーベル展」を観覧した人だけが入店出来る期間限定ショップです。

その他、東京シティビューの会場以外でも六本木ヒルズ各所でMARVELを堪能できる企画が盛りだくさんです。

森タワー・ウェストウォーク4階のメンズゾーンでは「マーベルのストリートギャラリー」を展開。
マーベル展 時代が創造したヒーローの世界

マーベル展 時代が創造したヒーローの世界

マーベル展 時代が創造したヒーローの世界

ウェストウォーク2階南側吹き抜けにはホットトイズ社製の実物大フィギア「ハルク vs ハルクバスター」が4月27日(木)までの期間限定で展示中でした。
マーベル展 時代が創造したヒーローの世界
幅6m、高さ4.8mの巨大フィギアに圧倒されます。

開催会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
開催期間:2017年4月7日(金)~6月25日(日)※会期中無休
開場時間:10時~22時(最終入場:21時30分) 
入場料金:一般1,800円、高校生・大学生1,200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円
※52階・展望台、53階・森美術館入館料を含みます(屋上スカイデッキは別料金)

この展覧会は東京展の後全国を巡回する予定だそうです。

ポーラ美術館 ピカソとシャガール2017年04月19日 13時42分30秒

ポーラ美術館で開催されている「ポーラ美術館開館15周年記念展 ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌 PICASSO AND CHAGALL : IMAGINARY DIALOGUES」に行ってみました。
ポーラ美術館
ポーラ美術館は2002年9月に神奈川県箱根町に開館しました。
今年は開館15周年にあたり、その記念展として開催されているのが「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」です。
下の写真は展覧会の案内パンフレットから。
ピカソは、絵画の革新に挑み続け、力強い線描により対象を激しくデフォルメする「破壊と想像の画家」として知られ、シャガールはあざやかな色彩により絵画を光で満たし、自身の人生の物語や故郷の風景を主題に生涯にわたり取り組んだ「物語の色彩の画家」として知られています。
20世紀を代表する二人の巨匠の、絵画を中心とした約80点の作品を通して二人の関係に光をあて、初期から晩年までの作品をたどることで彼らの芸術の本質に迫っています。

1階にあるレストラン「Array(アレイ)」では、「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」展にあわせ、特別メニュー「太陽の食卓」を提供しています。
スペイン人のピカソとロシア生まれのシャガールは、南フランスの太陽の輝きに魅せられました。
二人の巨匠が愛した土地の、彩り豊かであふれる活気をイメージした料理が楽しめます。

オードブルは「スペインのオードブルバリエ」です。
スペインのオードブルバリエ
スペインのバルで親しまれている4種類のタパス(スペイン料理の様々なアペタイザー)を一皿に仕上げています。
左から、ガスパチョ、白身魚のフリット、生ハムのブルスケッタ、野菜のピクルスです。

メインディッシュは「仔羊のロティ オリーブとバジルのソースと共に」。
仔羊のロティ オリーブとバジルのソースと共に
ロティとは、糸で縛った肉の塊をオーブンで火を通したもの。ロティ料理は豚や子牛がポピュラーで、フランスの家庭での典型的なレシピだそうです。フランス・プロヴァンス地方に縁のある食材や、香りのあるソースを味わうことが出来ます。

デザートは「サワークリームのガトーとオレンジのタルト」です。
サワークリームのガトーとオレンジのタルト
シャガールの故郷を想い、サワークリームに赤い果実のコンフィをあわせたということです。
色彩が美しく、シャガールの作品を想わせます。純白のお皿の中にフランボワーズの赤とブルーベリーの紫黒(しこく)、バジルの緑、ソースの赤や黄色が映えます。
食べているうちに、気持ちも明るく軽やかになります。

開催会場:ポーラ美術館
開催期間:2017年3月18日(土)~9月24日(日)
※会期中無休、ただし展示替のため、5月12日(金)は一部閉室。6月21日(水)は休室(常設展示のみ開室。)
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
入館料金:一般1,600円など。詳細は公式ホームページの「ご利用案内」をご覧ください。


今回の企画展「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」に合わせて、同じ開催期間でコレクション企画展として、「モネ、ルノワールからマティスまで」、「ポーラ美術館のガラス工芸」などが開催されています
展示室2で開催されている「モネ、ルノワールからマティスまで」展では、ポーラ美術館が収蔵する19世紀から20世紀にかけてのフランス近代美術の名品を、画家たちが抱いていた友情や尊敬の気持ちを示す言葉を交えて紹介しています。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「レースの帽子の少女」

クロード・モネ「睡蓮の池」、「バラ色のボート」


展示室4では「ポーラ美術館のガラス工芸」展として、ポーラ美術館の収蔵するガラス工芸作品の中から、アール・ヌーヴォーの代表的な作家であるエミール・ガレ(1846-1904)の名品を展示しています。
エミール・ガレ 「蜻蛉文香水瓶」
エミール・ガレ 「ヤグルマギク文水差」
どちらも1880年前後の作品ですが、美しい色彩を放っています。

今回の展覧会では、プロジェクションマッピングによる花の演出や、鑑賞者が自らの手で作品の周りに昆虫などのシールを貼って展示を完成させていく来館者参加型展示が試みられていました。
最近の美術館はただ鑑賞するだけではなく、楽しめる展示企画がどんどん増えてきました。

「草間彌生 わが永遠の魂」展2017年03月29日 21時40分03秒

国立新美術館で「草間彌生 わが永遠の魂」展が開催されています。
これは、「ミュシャ展」と共に、国立新美術館開館10周年を記念して開催されている美術展です。

本展では、世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生(1929年~)さんが2009年から精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」のうち日本初公開作品約130点を中心に、初期から現在に至る創作活動の全貌を、約270点の作品によって総合的に紹介しています。

国立新美術館に入るとまず目に入るのが「木に登った水玉 2017」という作品。
美術館の敷地に足を踏み入れた瞬間から、草間彌生ワールドが広がります。
「草間彌生 わが永遠の魂」展

「草間彌生 わが永遠の魂」展

「草間彌生 わが永遠の魂」展

展覧会入口に掲げられた草間彌生さんの写真です。
「草間彌生 わが永遠の魂」展
会場に入ると、50メートルプールほどもある大展示室の、高さ5メートルの壁面を埋め尽くす絵画群に圧倒されます。2009年から取り組む連作「わが永遠の魂」約130点が並びます。
草間彌生さんは今でもこのシリーズを描き続けています。
「草間彌生 わが永遠の魂」展
「真夜中に咲く花」「明日咲く花」(2016年)などのミクストメディアも展示されています。
「草間彌生 わが永遠の魂」展

真っ白な部屋の中に来館者が水玉のシールを貼る参加型アート「オブリタレーションルーム」へは「草間彌生展」の入場券を見せると参加できます。
「草間彌生 わが永遠の魂」展
既に室内は水玉でいっぱいになっていて、本来の白い部分は殆ど見えなくなっています。
「草間彌生 わが永遠の魂」展

屋外展示されている「南瓜」(2007年)の前では記念撮影をする人が後を絶ちません。
高さ4.5m、幅5mの巨大水玉カボチャです。
南瓜

草間彌生さん88歳の誕生日、3月22日には来場者にHAPPY BIRTHDAYカードが配られました。
「草間彌生 わが永遠の魂」展

音声ガイド(税込み550円、約35分)はおススメです。
草間彌生さん本人が創作にかける想いや制作秘話を語ります。自作詩の朗読や歌声も聴くことが出来る豪華版です。

草間彌生 わが永遠の魂」展 開催概要

展覧会名:国立新美術館開館10周年 草間彌生 わが永遠の魂
展覧会場:国立新美術館 企画展示室 1E
開催期間:2017年2月22日(水)~5月22日(月)
開館時間:午前10時~午後6時
       ※毎週金曜日、4月29日(土)-5月7日(日)は午後8時まで
       ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日 ※ただし、5月2日(火)は開館
観覧料:一般1,600円 大学生1,200円 高校生800円 中学生以下無料 
       ※障がい者とその付き添いの方1名は無料

ミュシャ展 国立新美術館2017年03月23日 19時40分40秒

六本木にある国立新美術館で、6月5日まで「ミュシャ展」が開催されています。
5月22日までは「草間彌生 わが永遠の魂」展も開催されていて、2つの展覧会を同時に鑑賞することが出来ます。

今回の「ミュシャ展」の見どころは「スラヴ叙事詩」全20作品が一堂に展示されていることです。
ミュシャ展
「スラヴ叙事詩」は、最大6メートル×8メートルというサイズの壁画のようなカンヴァスに描かれた20点の絵画から構成され、全20点がチェコ国外で展示されるのは世界初ということです。
ミュシャ展
アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha, アルフォンス・マリア・ムハ)は、アール・ヌーボーを代表するグラフィックデザイナーです。
ミュシャが50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間を捧げた画家渾身の作品「スラヴ叙事詩」全作品以外にも「四つの花」「四芸術」などイラストレーションとデザインの代表作を含め約100点が展示されています。


ミュシャ展」 開催概要

展覧会名:国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業ミュシャ展
開催会場:国立新美術館 企画展示室2E(2階)
開催期間:2017年3月8日(水)~6月5日(月)
開館時間:午前10時~午後6時
       ※毎週金曜日、4月29日(土)-5月7日(日)は午後8時まで
       ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日 (ただし、5月2日(火)は開館)
観覧料:一般1,600円 大学生1,200円 高校生800円 中学生以下無料 
       ※障がい者とその付き添いの方1名は無料

篠山紀信展 写真力2017年01月17日 23時22分28秒

「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」が横浜美術館にやってきました。
この展覧会は2012年6月30日から開催された熊本市現代美術館を皮切りに、全国26会場で75万人以上を動員した人気の写真展です。
写真家・篠山紀信が50年以上にわたって撮り続けてきたポートレートの中から、篠山紀信自身が厳選した約120点の作品を大型パネルに仕立てて展示しています。
展示は、横浜展のためにセレクトされた作品を加えて5つのセクションで構成されています。

「GOD 鬼籍に入られた人々」
では、ジョン・レノン、きんさんぎんさん、美空ひばり、夏目雅子、大原麗子、三島由紀夫など。

「STAR すべての人々に知られる有名人」
では、山口百恵、吉永小百合、AKB48(2010年)、松田聖子、小林旭、南沙織(篠山紀信の奥さんですね)、舟木一夫、長嶋茂雄、ピンクレディーなど、1970年代から2010年代まで、その時々の雑誌のグラビアや写真集を飾ったスターたちが。

「SPECTACLE 私たちを異次元に連れ出す夢の世界」
では、草間彌生、後藤久美子や、ミッキー・ミニーなどのディズニーキャラクター達、ミッキーとミニーにキスをされるシノラマン(篠山紀信の事です)を始めとして、歌舞伎の名役者たちがずらりと並んでいます。歌舞伎好きにはたまらないセクションです。

「BODY 裸の肉体 - 美とエロスと闘い」
では、樋口可南子、宮沢りえ(写真集サンタフェは話題になりましたね)、浅丘ルリ子、江波杏子、黒柳徹子(えっ?・・・)、舞踏家ウラジーミル・マラーホフなどなど。

「ACCIDENTS 2011年3月11日 - 東日本大震災で被災された人々の肖像」
『普通ではない理不尽を体験した人々の表情を、その時代を、写真家として残さないわけにはいかなかった』と篠山紀信は語っています。

会場内は撮影禁止ですが、作品No.1の「ジョン・レノンとオノ・ヨーコ」のみは写真撮影が許可されています。
この写真展は「鑑賞ではなく体感!」を目的としていますので、展示されているのは大型パネルの写真だけでキャプション等は一切ありません。会場入り口に置いてある作品リストをお持ちください。

会場は老若男女多くの人で賑わっていました。特に多いのはやっぱり、おばさまたちのグループです。


開催会場:横浜美術館(神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1)
開催期間:2017年1月4日(水)~2月28日(木)
休館日:木曜日 2月23日(木)は開館
開館時間:10:00~18:00 但し、2月23日(木)は~16:00、24日(金)は~20:30
観覧料金:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生600円、小学生以下無料、65歳以上1,400円



「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」に合わせて、横浜美術館が所蔵する4,200点という膨大な数の写真コレクションの中から400点超の作品が「コレクション展」として別の展示室で公開されています。
林忠彦、木村伊兵衛、秋山庄太郎、アンリ・カルティエ=ブレッソン、土門拳、桑原甲子雄、濱谷浩、緑川洋一、浜口タカシ、ロバート・キャパ、中平卓馬、マン・レイ、マルセル・デュシャン、ルネ・クレール、マックス・エルンスト、エドワード・スタイケン、アルフレッド・スティーグリッツなどなどなどなど・・・

私、もう大興奮で「篠山紀信展」なんてどうでもよくなってしまいました。
入場料は篠山紀信展に含まれています。

神の手●ニッポン展 II2016年12月01日 13時40分21秒

目黒雅叙園で「神の手ニッポン展 II」が開催されています。
匠を感じる。繊細さが見える。「神の手ニッポン展」とは、そうした日本のものづくりスピリッツを受け継ぎながら、現代のセンス&フィールドで意欲的に創作活動を行ってきたアーティストたちの作品を一堂に集めた合同展です。

目黒雅叙園エントランスに飾られたクリスマスツリー。このオーナメントも「神の手」によってつくられています。
目黒雅叙園のクリスマスツリー
クリスマスツリーの装飾に使用されている水引オーナメントは、本展に出展している水引工芸家・内藤敏子氏による作品です。
創業88年を迎えた目黒雅叙園にちなみ、88個の水引によって彩られた「和風のクリスマスツリー」です。

「みやび」 内藤敏子 2016年

「和宝石箱1」
エッグアート
エッグアーティスト 遠藤一恵氏の作品です。エッグアートとは、卵の殻に装飾を施す芸術です。
この作品にはダチョウの卵を使っています。

「あこがれ(バイク)」 
レザーアート
レザーアーティスト 本池秀夫氏の作品です。一部の金・銀を除いて、すべて牛皮・羊皮でつくられています。

「アルフォンス・ミュシャ〔夢想〕ねこバージョン」。
アルフォンス・ミュシャ「夢想」ねこバージョン
アルフォンス・ミュシャの「夢想」を基に作成された、ペーパーアーティスト 中山ゆかり氏の作品です。
アルフォンス・ミュシャ「夢想」ねこバージョン
花や衣装の一つひとつを繊細なペーパークラフトで見事に再現しています。
アルフォンス・ミュシャ「夢想」ねこバージョン
名画をモチーフにした作品が人気の作家ですが、今回は2009年「第19回紙わざ大賞」大賞受賞作品「最後の晩餐」も展示されています。

このほか、「ドラえもん」や「あしたのジョー」、「三丁目の夕陽」、「男はつらいよ」など、アニメや映画等に登場する主人公の住まいの間取りを数々のシーンをつなぎあわせながら推理し、独自の1/40スケールで製作した、立体間取りアーティスト タカマノブオ氏の作品などが展示されています。

今回出展の、水引工芸家・内藤敏子、エッグアーティスト・遠藤一恵、レザーアーティスト・本池秀夫、ペーパーアーティスト・中山ゆかり、立体間取りアーティスト・タカマノブオの各氏に加えて、前回の「神の手ニッポン展」第1期に出展された、ペーパーアーティスト・太田隆司、ビーズアーティスト・金谷美帆、ミニチュアハウスアーティスト・島木英文、立体切り絵アーティスト・SouMa、ポップアップアーティスト・HIROKO、ジオラマアーティスト・山田卓司各氏の作品も展示されています。


「神の手ニッポン展 II 」開催概要
開催会場:目黒雅叙園(めぐろがじょえん) 東京都指定有形文化財「百段階段」
開催期間:2016年11月18日(金)~12月25日(日) 期間中無休
開催時間:10:00~18:00 (最終入館17:30)
入場料金:一般1,200円 学生600円 小学生以下無料
※ 障害者手帳呈示および付添者1名は、優待価格1,000円

※ 展示会場は階段での移動となります。車椅子、ベビーカー、シルバーカー等での移動はできかねます。
※ 展示会場は畳部屋のため、お履物をお脱ぎいただきます。
※ 展覧会会場は展示品保護のため、空調を制限する場合がございます。