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和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館2024年02月25日 14時44分44秒

国立新美術館では、美術館のパブリックスペースを使った小企画シリーズ「NACT View」を、2022年から開催しています。
第4回となる今回は、和田礼治郎(わだれいじろう)の《FORBIDDEN FRUIT》という作品です。
和田礼治郎は1977年広島県生まれで現在はベルリンで活動する彫刻家です。
物理的な現象や力学による独自の手法を通じて、宇宙、生命、時間などの形而上学的な主題に取り組んでいます。

和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館
建築家の黒川紀章が設計した美術館のエントランス前パブリックスペースには円形の庭があり、そこにはザクロやイチジク、レモンの果樹が生えています。中央には美術館の壁面に溶け込むような強化ガラスの構造体が放射状に配置され、ガラスのあいだにはリンゴ、ブドウ、パイナップルなど、様々な生の果実が挟まり空中で静止しています。
和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館

和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館
これらの瑞々しい果実は時間が経つにつれ徐々に萎んでいき、最終的にはガラスの間から滑り落ちてしまい、地面で朽ち果てていきます。
和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館
和田は、「生命が突然世界のなかに投げ入れられて存在し、突然落下する。生命が明滅する瞬間を果実に置き換えている」といいます。
和田礼治郎《FORBIDDEN FRUIT》国立新美術館
本作は、建築と庭園の要素を統合しつつ、生命と時間という根源的なテーマを風景として結晶化させています。
《FORBIDDEN FRUIT》は日本語で「禁断の果実」。旧約聖書の『創世記』の中でアダムとイブの話で知られる、「善悪の知識の木」を思い出します。



最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ×マティス展2024年02月24日 20時20分31秒

国立新美術館の中、逆円錐型の上部に広がる円形のレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)」で、「マティス 自由なフォルム」展とのコラボメニューを提供しています。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
黒川紀章設計による国立新美術館の建物3階にあり、中空に浮かぶように輪を描く「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は、フランスのポール・ボキューズの正統派フランス料理を気軽なスタイルで楽しめるブラッスリーです。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
座席は全て逆円錐形の外周にあり、全面ガラス張りの窓から六本木のビル群を望むことが出来ます。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
案内された席からは、ちょうど六本木ヒルズ森タワーが見えました。雨にけぶっています。

料理は、「前菜」、「魚料理」、「肉料理」、「デザート」のコースになります。国立新美術館で開催されている「マティス 自由なフォルム」展に展示されているアンリ・マティスの絵画の中から、4点をオマージュした料理になっています。

フランスパンのバゲットをカットしたものと、リエットです。リエットはほのかなカレー風味で、これだけでも全部食べられるほど美味しいです。パンはなくなりそうになると、「パンをお持ちしますか?」と聞いてくれます。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)


前菜は、「鴨フォアグラのポワレと玉ねぎのロースト ポルト酒のソースとビーツのピューレ」です。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
コクのあるポルト酒(ポートワイン)のソースが、玉ねぎの甘味にマッチして絶妙な風味を醸し出します。
鴨のフォアグラは口の中でトロ~と とろけて無くなってしまいます。舌を包み込んでくれるような優しい味です。
背景の赤茶色と肘掛けの緑色、椅子の黄色が印象的な作品、《ロカイユ様式の肘掛け椅子》をイメージしたものです。
アンリ・マティス 《ロカイユ様式の肘掛け椅子》 1946年 油彩/カンヴァス


魚料理は、「真鱈と帆立貝のポワレとホワイトアスパラガス ブールブランソース」です。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
真鱈のポワレにブールブランソースの上品な味がよく合います。ブールブランソースは白ワインとバターを使ったソースで、ホワイトアスパラの味も引き立てます。ベーコンの下にホタテ貝が隠れていました。トマトも湯煎をしたようになっていて、酸味のある甘さがとても美味しい。
これは、《森の中のニンフ(木々の緑)》をイメージした料理です。
アンリ・マティス 《森の中のニンフ(木々の緑)》 1935-1943年 油彩/カンヴァス


肉料理は「牛頬肉の赤ワイン煮込み ニース風 マカロニグラタンとポーチドエッグ添え」です。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
ポーチドエッグにナイフで切れ目を入れると、黄味が中からあふれ出してきました。えっ、どうしてこんなに黄味が多くて白身が薄いの? 赤ワインで煮込んだ牛頬肉に、その黄味を付けていただきます。ほのかにオリーブの香りがします。
牛肉の赤ワイン煮込み(ブッフ・ブルギニヨン)は、フランスのブルゴーニュ地方やニースの郷土料理です。上の写真では暗くてよく分からないのでアップにしてみました。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
《本のある静物》をイメージした料理で、牛肉を茶色い本に見立てています。全体的になんとなく似ていますね。
アンリ・マティス 《本のある静物》 1890年 油彩/カンヴァス

デザートは「昔ながらのゴーフルと色々な果実 /バタフライピーのクリームとフランボワーズのクーリー」です。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
ゴーフルというと風月堂のゴーフルを想像しますが、フランス語のゴーフル(Gaufre)を英語で言うとワッフル(Waffle)です。日本風ゴーフルではありません。上にフランボワーズをはじめ色々な果実が載っています。めちゃくちゃ美味しい❣ この味のバランスはどうやって創り出すんでしょうか・・・フランス料理にしては甘さ控えめで、すごく上品な味です。
紫色のものはバタフライピーのクリーム、赤いソースはフランボワーズのクーリーです。クーリーは、フランス料理でよく用いられるどろっとしたソースを言います。
この料理は、切り紙絵の大作《花と果実》をイメージしています。
アンリ・マティス 《花と果実》 1952-1953年 切り紙絵

ポール・ボキューズのロゴが入った、かわいいデミタスカップです。
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(BRASSERIE PAUL BOCUSE Le Musee)
反対側は「BRASSERIE PAUL BOCUSE」の文字と、Paul Bocuse のサインが入っています。

デザートを食べた後のプレートが、絵具を塗りたくったようになっていました。これも芸術です。

全ての料理のソースの味が料理にぴったり合っていて、美味しかったです。 食材も上質の物を使っています。 絵画とのコラボも楽しませてもらいました。
この味で税込8,800円はとても安いと思います。 ごちそうさまでした。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「マティス 自由なフォルム」国立新美術館2024年02月23日 13時02分41秒

「マティス 自由なフォルム」展が、六本木の国立新美術館で開催されています。
マティス 自由なフォルム
本展は、アンリ・マティス(1869~1954年)が長い芸術家人生で最後に到達した記念碑的な表現、「切り紙絵」に焦点を当てた展覧会で、フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵だけでなく絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約160点を紹介しています。

Section1:色彩の道
Section2:アトリエ
Section3:舞台装置から大型装飾へ
Section4:自由なフォルム
Section5:ヴァンスのロザリオ礼拝堂
の5つのセクションで構成されています。

マティスがその60年以上におよぶ創造の歩みにおいて、熟慮と試行を重ねた末に到達したのは、アシスタントに色を塗ってもらった紙をハサミで切り抜き、それらを組み合わせて活き活きとした構図に仕立てあげる切り紙絵でした。
本展の目玉である、切り紙絵《花と果実》は、マティスの切り紙絵の作品の中でも巨大な部類に入り、5枚のカンヴァスが繋がって構成されています。ニース市マティス美術館のメインホールで来場者を迎える切り紙絵の大作です。
アンリ・マティス《花と果実》
壁面の一面を覆う広大な画面はタペストリーのようで、鮮やかな色彩によって装飾的豊かさが加わっています。
アンリ・マティス《花と果実》
アンリ・マティス 《花と果実》 1952-1953年 切り紙絵 410×870 cm ニース市マティス美術館蔵

こちらも目玉のひとつ、オルセー美術館所蔵の《ブルー・ヌード IV 》です。
彩色された紙を切り貼りする切り紙絵の技法は、厳密な色面の構成を可能とし、印刷物やテキスタイルなどの表現媒体にも適応します。
アンリ・マティス《ブルー・ヌード IV 》1952年 切り紙絵 103×74cm オルセー美術館蔵
アンリ・マティス 《ブルー・ヌード IV 》 1952年 切り紙絵 103×74cm オルセー美術館蔵

アンリ・マティス《蜜蜂》1948年
アンリ・マティス 《蜜蜂》 1948年 グワッシュで彩色、裁断、張り合わせた紙/厚紙に糊付け(カンヴァスで裏打ち) ニース市マティス美術館蔵

1948年から1951年にかけての4年間、マティスはヴァンスにあるドミニコ会の修道女のためのロザリオ礼拝堂の建設に専心します。マティスはこの礼拝堂の室内装飾から典礼用の調度品、そして典礼のさまざまな時期に対応する祭服に至るまで、デザインのほとんどを指揮し、総合芸術作品として練り上げました。
マティス芸術の集大成とも言えるこの礼拝堂を体感できる空間が、展示室内に再現されています。

展示風景

アンリ・マティス《ステンドグラス、「生命の木」のための習作》1950年 ステンドグラス
アンリ・マティス 《ステンドグラス、「生命の木」のための習作》 1950年 ステンドグラス 78.5×91.2×2cm(左)、62.3 × 91.5 × 2 cm(右) ニース市マティス美術館蔵

アンリ・マティス《祭壇のキリスト磔刑像》1949年
アンリ・マティス 《祭壇のキリスト磔刑像》 1949年 鋳造:ヴァルスアーニ 1965年 ブロンズ ニース市マティス美術館蔵
アンリ・マティス 《聖ドミニクス》 1949年 筆と墨/紙 300×134.5 cm ニース市マティス美術館蔵

ステンドグラスの窓から透過する光は、壁面や床面に、豊かな色彩が反映されるように設計されています。



今から70年以上前の1951年3月、現在の東京国立博物館(上野)で、日本で初めてのマティス展が開催されました。東京、大阪(大阪市立美術館)、岡山(大原美術館)を巡回し、戦争を経て長く西洋文化との交流が無かった時代に、熱狂的に迎え入れられました。本展では当時の様子も資料などで紹介しています。

展覧会の主催者の一つであった読売新聞社に、マティスは3点の《顔》を寄贈しました。
展示風景 《顔》

「別冊 文芸春秋」誌では、4回にわたり表紙と裏表紙にマティスの切り紙絵が掲載されています。

本展の図録はB5変形、本文336ページ、ハードカバー上製本で、全出品作品161点のオールカラー画像に加え専門家による論文・解説を日本語とフランス語で収録しています。私はフランス語は読めませんが・・・
税込3,300円です。最近公式図録も値段が高くなりました。


開催会場:国立新美術館 企画展示室 2E (東京都港区六本木7-22-2)
開催期間:2024年2月14日(水)~5月27日(月)
休館日:毎週火曜日 ※ただし4月30日(火)は開館
開館時間:10:00 ~ 18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
観覧料金:一般:2200円/大学生:1400円/高校生:1000円
  ※中学生以下は入場無料
  ※ 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料 
  ※2024年4月3日(水)~8日(月)は高校生無料観覧日(要学生証提示)

2023年4月には、上野の東京都美術館で「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」が開催されました。ブログはこちら



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

川合玉堂の《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》皇居三の丸尚蔵館2024年02月10日 10時39分38秒

皇居三の丸尚蔵館で開催されている「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」の第2期「近代皇室を彩る技と美」で、展示替えが行われました。

私の推しである川合玉堂の作品は2点が替えられました。

「悠紀屏風(ゆきびょうぶ)」は、新しい天皇が即位した際に行う儀式で用いられる屏風のことです。
「悠紀」とは「清浄なる地」を意味し、占いによって選ばれます。儀式ではこの悠紀地方から収穫された穀物が用いられます。
悠紀屏風には悠紀地方の名所を詠んだ和歌と、その土地の様子が絵画として表されます。昭和度の悠紀地方には滋賀県が選ばれました。
昭和度は川合玉堂が描いています。
川合玉堂《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》
川合玉堂 《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》 昭和3年(1928年) 6曲1双 紙本着色

他の展示物があって画面に収まりきらないので、左隻と右隻に分けて撮ってみました。
川合玉堂《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》(左隻)
川合玉堂《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》(右隻)

美しい風景と人々の生活を描くのが得意な川合玉堂らしい、生活感があふれた滋賀の絶景が広がります。
川合玉堂 《昭和度 悠紀地方風俗歌屏風》 (部分)

春夏秋冬の季節に分けて名所が描かれ、歌が詠まれています。冬は琵琶湖西岸に連なる比良山地です。
声さむき雁のゆくへに初雪の光つらなる比良の遠山

川合玉堂の作品で、巻物も展示替えがされています。
香淳皇后(昭和天皇の皇后)は、川合玉堂から絵画の指導を受けていました。玉堂が愛した御岳渓谷にある「玉堂美術館」の設立にも、香淳皇后の支援があったといいます。
玉堂は絵画だけではなく和歌にもすぐれた作品を遺しています。これらの作品は、香淳皇后が玉堂との交流の記念に大切にしていたものだといいます。
「昭和廿三年四月四日青梅の植樹祭に行幸啓檜苗を御手植遊はさる ゝを拝して」とあります。
川合玉堂《植樹祭》昭和23年(1948年)部分
川合玉堂 《植樹祭》 昭和23年(1948年) 部分
川合玉堂《植樹祭》昭和23年(1948年)部分
御途次に於てはからすも皇后陛下より御言葉をたまはりて
草の中の ぼけに 玉歩を とめたまひ 春の ひかり か ゝやき 老の目に なみた

川合玉堂の作品を含めて、計11点の作品が展示替えされています。

明治天皇と昭憲皇太后の銀婚を祝して献上されたものです。おめでたいモチーフを組み合わせており、慶事を彩るものとなっています。
荒木寛畝、野口小蘋《旭日双鶴松竹梅図》明治27年(1894)
荒木寛畝、野口小蘋 《旭日双鶴松竹梅図》 明治27年(1894年) 絹本着色

ガチョウの卵の殻で作られた盃です。
ガチョウの卵で作った盃
《鵞鳥卵蒔絵盃(がちょうのたまご まきえさかずき)》 明治時代(20世紀)  鵞鳥卵殻、蒔絵

加茂競馬とは、寛治7年(1093年)、天下泰平と五穀豊穣を祈って宮中で行われていた競馬会を神社に移したことに始まる神事です。現在も京都の上賀茂神社に引き継がれています。
この作品は、皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)の御成婚を祝って三井家総代より献上されたものです。
山崎朝雲《加茂競馬置物》大正13年(1924年)
山崎朝雲 《加茂競馬置物》 大正13年(1924年) 銀、鋳造


「皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美―」 開催概要 
開催会場:皇居三の丸尚蔵館 
開催期間:令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜令和6年(2024)6月23日(日) 
 ●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」 令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜12月24日(日) (終了しました)
 ●第2期:「近代皇室を彩る技と美」 令和6年(2024)1月4日(木)〜3月3日(日) (開催中)
 ●第3期:「近世の御所を飾った品々」 令和6年(2024)3月12日(火)〜5月12日(日)
 ●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」 令和6年(2024)5月21日(火)〜6月23日(日) 
   ※各期で会期中、一部展示替えあり 休館日:月曜日(ただし月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日休館) 、天皇誕生日および展示替え期間 
開館時間:午前9時30分〜午後5時 (入館は午後4時30分まで) 
入館料金:一般1,000円、大学生500円 
  ※高校生以下及び満18 歳未満、満70 歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
  ※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者各1 名は無料。 
  ※事前に日時指定予約が必要です。
  ※無料入館対象の方、割引入館対象の方も予約が必要です。 ただし、障がい者手帳等をお持ちのご本人および介護者各1 名の予約は不要です。
  ※その他セット券などあります。詳細は公式チケットサイトへ。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展2024年02月04日 15時42分47秒

上野の東京都美術館で、「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展が開催されています。
東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

2月6日(火)までの平日入場者には、チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園》の絵柄のクリアファイルが、各日先着100名に配布されます。
A4サイズが入る持ち手付きの袋で、切り取るとクリアファイルになります。
2月7日(水)から22日(木)までの平日入場者は、5.7cm×5.7cmの展覧会オリジナルステッカーが貰えます。(各日先着100名)


19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集いました。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰ります。
本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に焦点をあてた展覧会になっています。
東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館は、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきました。
本展では、ウスター美術館の印象派コレクションを中心に、モネやルノワールなどのフランス印象派やアメリカ印象派を代表するハッサムなどの油彩画約70点を展示します。クールベ、コロー、シスレー、ピサロ、カサット、サージェント、ホーマー、セザンヌ、シニャックら40人以上の画家の作品が集結しています。

連作であるモネの《睡蓮》は世界中の美術館で愛されていますが、ウスター美術館は1910年にモネの《睡蓮》を美術館として世界で初めて購入しました。
本展では、ウスター美術館が《睡蓮》を購入するにあたっての交渉・手続きの際の、手紙などの資料も展示されています。
クロード・モネ 《睡蓮》 1908年 油彩、カンヴァス 94.8×89.9 cm ウスター美術館蔵

展覧会は、
Chapter 1 伝統への挑戦
Chapter 2 パリと印象派の画家たち
Chapter 3 国際的な広がり
Chapter 4 アメリカの印象派
Chapter 5 まだ見ぬ景色を求めて
の5つの章で構成され、フランスの印象派だけではなく、これまで日本で紹介される機会の少なかった、知られざるアメリカ印象派の魅力に触れることが出来ます。

1880年代半ばには、アメリカの画家や収集家の間でフランスの印象派が流行し始めていました。
アメリカの画家たちは、自国の風景や生活の描写に印象派の明るく自由な色彩を取り入れ、アメリカらしい主題をうまく表現する方法を学びました。彼らは、印象派の技法に手を加えながら独自の絵画を創り上げていったのです。
ジョゼフ・H・グリーンウッド 《リンゴ園》 1903年 油彩、カンヴァス 50.8×76.2 cm ウスター美術館蔵

章の間などに、フォトスポットがたくさん用意されていて、絵画(ポスターやタペストリー)と一緒に記念撮影をすることが出来ます。
東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展

著名なフランス印象派の画家たちの作品から、日本ではあまり知られていないアメリカ印象派の世界まで、そのつながりを知ることが出来る貴重な展覧会になっています。

図録の表紙は、クロード・モネ《睡蓮》と、チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》の2種類から選べます。
サイズはA4変形(横およそ23cm×縦およそ20cm)262ページで、見やすい横長サイズになっています。税込3,000円です。


ウスター美術館と聞くと、ウスターソースを連想してしまいますが、グッズの中に、やっぱりありました。
「ウスター展ソース」です。
ウスター展ソース
ウスターソースはイギリスのウスター市が発祥の地です。そのウスター市と姉妹都市であるアメリカのウスター市にウスター美術館があります。
そんな、こじつけのようなダジャレコラボ商品がこちらです。マークは◎に「象(ゾウ)」ではないです。印象派の「象(ショウ)」です。税込972円で売っていました。
ウスター展ソース

三つ折りケースも買ってきました。チケットケースやマスクケースとして使えます。
以前は人にチケットを渡すときなどに使っていましたが、今はQRコードの電子チケットをスマホ上で分配出来ちゃうので、使わなくなりました。税込550円です。

開催会場:東京都美術館
開催期間:2024年1月27日(土)~ 4月7日(日)
休館日:月曜日、2月13日(火) ※ただし2月12日(月・休)、3月11日(月)、3月25日(月)は開室
開室時間:9:30-17:30 金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)
観覧料金:一般 2,200円  大学生・専門学校生 1,300円  65歳以上 1,500円
  ※高校生以下無料。 日時指定予約は不要。
  ※18歳以下(2005年4月2日以降生まれ)の方は、3月1日(金)~4月7日(日)に限り無料。
  ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料。日時指定予約は不要。
  ※一般以外は、いずれも証明できるものを提示。

本展は、以下の通り巡回します。
2024年4月20日(土)~ 6月23日(日):郡山市立美術館(福島県郡山市)
2024年7月6日(土)~ 9月29日(日) : 東京富士美術館(東京都八王子市)
2024年10月12日(土)~ 2025年1月5日(日): あべのハルカス美術館(大阪府大阪市)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

東京藝術大学 卒業・終了作品展2024年02月01日 16時32分00秒

東京都美術館へ行ったら、「東京藝術大学 卒業・終了作品展(美術学部/大学院美術研究科 修士課程)」という展覧会をやっていました。
東京都美術館だけではなく大学構内各棟でも開催されているようです。
東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学は東京都美術館のすぐ傍にあるのですが、東京都美術館の展示分だけ、ざっくりと観てきました。美術学部の展示になります。
東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

東京藝術大学 / 先端芸術表現科 卒業・終了作品展

この他にも力作がたくさん展示されています。
楽しいですね。 若い人たちのエネルギー溢れる作品群を観るのは、元気が貰えます。

第72回東京藝術大学 卒業・終了作品展(美術学部/大学院美術研究科 修士課程)」開催概要
開催会場:東京都美術館・東京藝術大学大学美術館・大学構内総合工房棟/絵画棟/中央棟
開催期間:1月28日(日)~2月2日(金)
開催時間:9:30~17:30
観覧料金:無料



今日もご覧いただき、ありがとうございました。

上野駅で子パンダが生まれていました2024年01月25日 18時22分22秒

昨年10月5日にアップした、上野駅のウォールアートで、子供パンダが生まれていました。
「Yamanote Line Museum」 NiJi$uKe氏のWALL ART

昨年10月に見た時は上の写真のようでしたが、いつの間にか子供パンダがいっぱい生まれています(下の写真)。
「Yamanote Line Museum」 NiJi$uKe氏のWALL ART
上野動物園のジャイアントパンダも、このように たくさん生まれてくれると良いですね。

この作品は、「山手線を美術館にする」というプロジェクト「YAMANOTE LINE MUSEUM」の一環で、NiJi$uKe(ニジスケ、本名:土居虹亮)氏によるウォールアートです。上野動物園で飼育されている動物たちがカラフルなタッチで描かれています。
このウォールアートは展示期間終了後に19の主要パーツが切り取られて販売されます。

NiJi$uKe氏の他の作品も展示されています。
「Yamanote Line Museum」 NiJi$uKe氏の作品

「Yamanote Line Museum」 NiJi$uKe氏の作品
フレームに入った作品も、作品横のQRコードから購入することができます。

NiJi$uKe 氏公式サイトはこちら

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

アーティゾン美術館の重要文化財と新収蔵作品2024年01月21日 15時41分02秒

石橋財団は、19世紀後半の印象派から20世紀の西洋近代絵画、明治以降の日本の近代絵画、第二次世界大戦後の抽象絵画、日本および東洋の近世・近代美術、ギリシア・ローマの美術など現在約3,000点の作品を収蔵しています。現在、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)の5階、4階でこれらコレクションの中から選りすぐりの作品を紹介する「石橋財団コレクション選」が開催されています。

著名な画家たちの作品も多く展示されていますが、ここでは展示されている作品の中から新収蔵作品と重要文化財に指定された作品の一部を紹介していきます。

展示風景

【新収蔵作品】

日本に初めてアンフォルメル(フランス語:Art informel)を紹介したといわれる日本の抽象画家、今井 俊満(いまい としみつ 1928年 - 2002年)の作品です。
今井俊満 《キリスト》 1960年 油彩、砂・カンヴァス 195.0×130.0cm

スイス生まれのクレーはドイツで活動していましたが、ナチス政権の前衛芸術への弾圧によりスイスに逃れました。皮膚硬化症に罹り、闘病しながらスイスで描かれた作品です。
さまざまな形の建物や船、人など、港の様子が簡略的にして力強い描線で描かれています。
パウル・クレー 《小さな港》 1937年 油彩、グラファイト・板 35.8×63.5cm

モーリス・ド・ヴラマンクは、フォーヴィスム(野獣派)に分類される19世紀末~20世紀のフランスの画家であり、文筆家でもあります。赤、黄色、緑、ピンク、青と、色とりどりの花が乱舞しています。偶然でしょうが、上の方に笑っている人の様に見える部分があるのも面白いですね。(みんなのたあ坊の横顔みたいな・・・)
モーリス・ド・ヴラマンク 《色彩のシンフォニー(花) 》 1905-06年頃 油彩・カンヴァス 100.0×66.4cm

展示風景

本展では特集コーナー展示として、昨年6月に亡くなった日本の洋画家、野見山暁治(のみやま ぎょうじ 
 1920年 - 2023年)が取り上げられ、新収蔵作品3点を含む7点と各種資料が展示されています。
野見山暁治 《タヒチ》 1974年 油彩・カンヴァス 130.4×130.5cm

野見山暁治 《振り返るな》 2019年 油彩・カンヴァス 135.0×234.0cm

【重要文化財】

藤島 武二(ふじしま たけじ 1867年 - 1943年)は、明治末から昭和期にかけて活躍した洋画家です。
《天平の面影》(てんぴょうのおもかげ)は、藤島武二が明治時代に描いた絵画であり、代表作の1つになります。金地の背景に、箜篌(くご)という古代の撥絃楽器(はつげんがっき)を手にして立つ女性が描かれています。
藤島武二 《天平の面影》 1902年 油彩・カンヴァス 197.5×94.0cm 重要文化財

青木 繁(あおき しげる 1882年 - 1911年)は明治期の日本絵画のロマン主義的傾向を代表する洋画家です。代表作《海の幸》はその記念碑的作品と評されています。
この作品では、布良(千葉県館山)の地勢や地誌、風俗を体全体で受け留め、それを荒々しい筆づかいと、若々しさ溢れる題材で再創造しています。
青木繁 《海の幸》 1904年 油彩・カンヴァス 70.2×182.0cm 重要文化財

こちらも青木繁の作品で、古事記を題材とした絵画です。なくした釣針を探しに海底に下りた山幸彦が、海神の娘・豊玉姫(左の赤い衣)と出会う場面です。
青木繁 《わだつみのいろこの宮》 1907年 油彩・カンヴァス 180.0×68.3cm 重要文化財

尾形 光琳(おがた こうりん、万治元年〈1658年〉- 享保元年〈1716年〉)は、江戸時代の画家であり、工芸家でもあります。
《孔雀立葵図屛風》の右隻には、羽を広げ細くて長い脚を伸ばす雄孔雀と、その豪華な羽を取り囲むように配された樹幹が描かれています。
左隻は、すっくと茎を伸ばす立葵らしく垂直方向への視線が意識され、また、細かに描き込まれた孔雀とは対照的に、赤、白、緑の色の対比が際立つような意匠的な表現となっています。
尾形光琳 《孔雀立葵図屛風》 江戸時代 18世紀 紙本金地著色 146.0×173.0cm (各) 重要文化財

3月3日まで開催されている「石橋財団コレクション選」では、約3,000点の収蔵作品の中から厳選された100点余りが展示されています。


開催会場:アーティゾン美術館 5階 展示室(石橋財団コレクション選)・4階 展示室(石橋財団コレクション選・特集コーナー展示 野見山暁治)
開催期間:2023年12月9日[土] - 2024年3月3日[日]
休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月13日
開館時間:10:00ー18:00(2月23日を除く金曜日は20:00まで)
  ※入館は閉館の30分前まで 
観覧料金:一般    WEB予約=1,800円*クレジット決済のみ    窓口販売=2,000円 
    大学生 / 専門学校生 / 高校生 無料 要ウェブ予約 ※要学生証か生徒手帳提示
    中学生以下 無料 予約不要
    障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料 予約不要 ※要障がい者手帳提示
  ※この料金で企画展など同時開催の展覧会を全て観覧できます。
   同時開催 マリー・ローランサン ―時代をうつす眼(6階 展示室)



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皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」2024年01月13日 16時04分12秒

改装の為休館中だった三の丸尚蔵館が、昨年11月に開館30年を迎え、装いを新たに「皇居三の丸尚蔵館」として開館しことを記念して「皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美―」 が開催されています。
先日アップした「第1期」に続いて、「第2期」が1月4日から始まりました。
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」
第2期は、「近代皇室を彩る技と美」をテーマに、明治時代以降に宮中において室内装飾として使用された美術工芸品類とともに、御即位や大婚25年(銀婚式)など皇室の御慶事を契機として制作された作品、さらに明治・大正・昭和の三代の天皇皇后にゆかりのある品々を紹介しています。
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」

第1章:天皇皇后ゆかりの品々 ― 明治・大正・昭和
第2章:皇室の慶祝と宮殿を彩った調度
の2つの章で構成されています。

第1章 展示風景

奈良一刀彫の名工、森川杜園による、能楽『熊坂』に登場する平安時代の伝説的な盗賊・熊坂長範の置物です。
森川杜園(もりかわとえん) 《熊坂長範》(くまさかちょうはん) 1893年(明治26年) 木彫、彩色  [2月4日まで展示]

昭和天皇の御遺品として、秩父宮勢津子妃に贈られた品々です。
上左側:枕時計 服部時計店(昭和40年代)、上右側:昭和天皇在位60年記念貨幣 大蔵省造幣局 1986年(昭和61年)、下左側:カフリンクス 三越 大正~昭和、下右側: ルーペ カートン光学 昭和時代

私が本展を観に来た大きな目的のひとつでもある川合玉堂の作品で、大正天皇と貞明皇后が島津侯爵邸に滞在した際、玉堂が御前で制作したものです。
川合玉堂 《杜若に白鷺》 1917年(大正6年) 絹本着色  [2月4日まで展示]

こちらも川合玉堂の作品です。
私も初めて知りましたが、香淳皇后(昭和天皇の皇后)は川合玉堂に絵画の指導を受けていました。香淳皇后が玉堂との交流の記念に大切にしていた作品だといいます。
そういえば、御岳渓谷にある「玉堂美術館」の設立にも香淳皇后の支援があったといいます。
玉堂は絵画だけではなく和歌にもすぐれた作品を遺しています。本作は、和歌や文章とともに、草花や風景、人々の営みを素朴に描いた巻物になっています。
上: 大雪の海をも うめむ けはひ哉 おほ ふねの 汽笛とよむ や 浦の雪
下: 最中煮て しるこつくる や 雪の庵
川合玉堂 《雪の日》 昭和時代(20世紀) 紙本着色 [2月4日まで展示]

第2章 展示風景  正面に横山大観の大作 《日出処日本》 が展示されています。

舞楽「蘭陵王」を演じる姿を、様々な金工技法を駆使して作られています。面を取り外すことが出来、外すと演者の素顔が現れます。明治宮殿の鳳凰の間に飾られました。
海野勝珉(うんのしょうみん) 《蘭陵王置物》(らんりょうおうおきもの) 1890年(明治23年) 銅、銀、金、合金、彫金、象嵌 重要文化財

悠紀屏風(ゆきびょうぶ)は、新しい天皇が即位した際に行われる儀式で用いられる屏風です。
儀式で使う新穀は東日本の「悠紀(ゆき)地方」と西日本の「主基(すき)地方」からそれぞれ納められます。本作は大正度の屏風で、大正度の悠紀地方には愛知県が選ばれました。
(平成以降は、新潟、長野、静岡から東側の18都道県が悠紀地方、この3県より西の29府県が主基地方とされています。)
野口小蘋(のぐちしょうひん) 《大正度 悠紀地方風俗歌屏風》(たいしょうど ゆきちほうふぞくうたびょうぶ} 1915年(大正4年) 紙本着色  [2月4日まで展示]

縦約2.5m、横約4.5mという大作で、横山大観の代表作の一つです。
神武天皇の即位(紀元前660年)から2600年にあたるとされた記念の年に制作され、横山大観本人から昭和天皇に献上された作品です。
横山大観 《日出処日本》 1940年 紙本着色 皇居三の丸尚蔵館蔵
横山大観 《日出処日本》 1940年(昭和15年) 紙本着色


第2期の図録を販売していました。
A4サイズ40ページで、全出品作品の写真と解説、出品目録が記載されています。税込2,000円です。
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやびー受け継ぐ美ー」


「皇居三の丸尚蔵館 開館記念展 皇室のみやび―受け継ぐ美―」 開催概要
開催期間:令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜令和6年(2024)6月23日(日) 
 ●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」 令和5年(2023)11月3日(金・祝)〜12月24日(日) (終了しました)
 ●第2期:「近代皇室を彩る技と美」 令和6年(2024)1月4日(木)〜3月3日(日) (開催中)
 ●第3期:「近世の御所を飾った品々」 令和6年(2024)3月12日(火)〜5月12日(日) 
 ●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」 令和6年(2024)5月21日(火)〜6月23日(日) 
   ※各期で会期中、一部展示替えあり
休館日:月曜日(ただし月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日休館) 、天皇誕生日および展示替え期間
開館時間:午前9時30分〜午後5時 (入館は午後4時30分まで)
入館料金:一般1,000円、大学生500円
  ※高校生以下及び満18 歳未満、満70 歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。 
  ※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者各1 名は無料。 
  ※事前に日時指定予約をお願いします。
  ※無料入館対象の方、割引入館対象の方もご予約が必要です。 ただし、障がい者手帳等をお持ちのご本人および介護者各1 名のご予約は不要です。
  ※その他セット券などあります。詳細は公式チケットサイトへ。



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石橋財団コレクション選 モネ、ピカソ、ルノワール・・・2024年01月10日 18時20分20秒

アーティゾン美術館で開催されている「石橋財団コレクション選」は、モネ、ピカソ、ルノワール、ゴッホなど誰もが知っている著名な画家の作品が一堂に展示されています。

「石橋財団コレクション選」は、アーティゾン美術館が所蔵している作品から厳選されたもので、同時開催されている企画展「マリー・ローランサン ― 時代をうつす眼」展のチケットで入場することができます。

印象派の画家で人気のあるモネの《睡蓮》です。モネといえばやっぱり《睡蓮》ですね。
モネは1883年からジヴェルニーに居を移し、終の棲家としました。ジヴェルニーの自邸に造成した「水の庭」の池に生育する「睡蓮」をモチーフに制作された絵画は約250点にも及ぶといわれています。
クロード・モネ 《睡蓮》 1903年 油彩・カンヴァス 81.5×100.5cm

1908年、67歳でモネが初めてヴェネツィアを訪れた際に描かれました。夕日に染まる海に浮かぶのは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。
クロード・モネ 《黄昏、ヴェネツィア》 1908年頃 油彩・カンヴァス 73.0×92.5cm

腕を組んで座っているのは「サルタンバンク」と呼ばれる大道芸人です。力強い線と、赤や紫の鮮やかな色彩が印象的です。
パブロ・ピカソ 《腕を組んですわるサルタンバンク》 1923年 油彩・カンヴァス 130.8×98.0cm

ルノワールは優れた人物画を多く描きました。描かれているのは、パリで出版業を営むジョルジュ・シャルパンティエの娘ジョルジェット(当時4歳)です。大人用の大きな椅子と、大人びたポーズをとる少女との対比がジョルジェットのかわいらしさを際立させていて、微笑ましいですね。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》 1876年 油彩・カンヴァス 97.8×70.8cm

1886年春、ゴッホは弟のテオと共に、モンマルトルの丘の中腹にアパルトマンを借ります。この風車は、そのアパルトマンのすぐ近くにあるダンスホール、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」のシンボルです。ダンスホールの外側から描いています。ルノワールが1876年に描いた《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》の賑やかな情景とは対照的な作品です。
フィンセント・ファン・ゴッホ 《モンマルトルの風車》 1886年 油彩・カンヴァス 48.2×39.5cm

展示風景

私の好きな画家、ミロの作品です。ひとつの画面の中に動と静が混在し、赤、黄、青、緑の鮮やかな色彩の中で、黒や白の無彩色が存在感を示します。
ジョアン・ミロ 《絵画》 1952年 油彩・カンヴァス 73.7×186.0cm

新収蔵作品で、こちらも私の好きなカンディンスキーです。花を付けた菩提樹が画面中央に立ち、道を左右に二分しています。幅の広いリズミカルな筆致と鮮やかな色彩が活気を与え、なんだか楽しくなる絵画です。
ヴァシリー・カンディンスキー 《3本の菩提樹》 1908年 油彩・板 33.0×41.0cm

展示風景

この作品も新収蔵作品です。クレーのバウハウス時代の終盤に作成された作品で、この時期、クレーは二つの存在の重なり合った様態に関心を寄せていたといいます。二人の子供が一体となった、活気があって可愛らしい絵画です。
パウル・クレー 《双子》 1930年 油彩・カンヴァス 60.6×50.8cm

本展では、19世紀の印象派から20世紀までの西洋美術、戦後から現代までの作品、そして国重要文化財を含めた日本の近代洋画や尾形光琳《孔雀立葵図屏風》(国重要文化財・江戸時代)など100点余りが展示されています。
特集コーナー展示では「野見山暁治」を紹介しています。
企画展「マリー・ローランサン ― 時代をうつす眼」と一緒に、是非見て欲しい展覧会です。


「石橋財団コレクション選」開催概要
開催会場:アーティゾン美術館 5階、4階
開催期間:2023年12月9日[土] - 2024年3月3日[日]
休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月13日
開館時間:10:00ー18:00(2月23日を除く金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般    WEB予約=1,800円*クレジット決済のみ    窓口販売=2,000円 
  大学生 / 専門学校生 / 高校生 無料 要ウェブ予約 ※要学生証か生徒手帳提示
  中学生以下 無料 予約不要
  障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料 予約不要 ※要障がい者手帳提示
この料金で企画展など同時開催の展覧会を全て観覧できます。



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