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百段階段の吉祥絵画「鳥や動物など」2021年01月26日 20時20分20秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

※ 吉祥模様の打掛 (12月20日)
※ エレベーターの唐獅子牡丹 (1月21日)
※ 一富士二鷹三茄子 (1月22日)
※ 松・竹・梅 (1月23日)
※ 吉祥に関わる「植物」 (1月25日)
とアップして来たので、今日は吉祥に関わる「鳥や動物など」が描かれた美術品をアップします。


「静水の間」の天井画、池上秀畝(いけがみしゅうほ)の「鳳凰」です。
鳳凰(ほうおう)は、得の高い天子が世を納める時に姿を現すと考えられていた、想像上の瑞鳥です。雄を鳳、雌を凰というそうです。梧桐(あおぎり)に棲み、霊泉を飲み、飛べば群鳥が従う鳥王とも呼ばれました。


「十畝の間」の床の間の下、床框(とこがまち)にも鳳凰が描かれています。
鳳凰の他にも「龍」が描かれていますが、どちらも時の経過とともに螺鈿(らでん)がうっすらとその輪郭を残すのみとなっています。時の流れを感じさせます。
ホテル雅叙園東京のシンボルマークでもある龍(りゅう)は、水中にすみ、雲を起こして空中を飛翔し、雨を呼ぶ霊力があるとされる想像上の動物です。進取や飛躍の気に富んだおめでたい瑞獣として尊ばれています。

「十畝の間」の天井画、荒木十畝(あらきじっぽ)画「五位鷺」です。
五位鷺(ごいさぎ)の「五位」は官位の「五位」を示しています。醍醐天皇から「五位」の位を賜ったという故事に由来します。

荒木十畝「雁」です。
美しい姿で隊列を成して飛翔する鴈(がん/かり)は、柴田勝家や真田家の家紋にも使われるなど吉祥の鳥として武人にも親しまれていました。

荒木十畝「山鳥」です。
雉(きじ)などの尾の長い鳥は鳳凰に通じるものとして縁起がかつがれます。


百段階段の天井に描かれている、川手青郷(かわてせいごう)画「叭々鳥」です。
叭々鳥(ははちょう)はムクドリ科の鳥で、飛ぶ時に翼に八の字の斑が見えるためその名が付いたといわれます。吉祥鳥とされ、水墨花鳥画の主題として流行しました。


「草丘の間」の天井画、磯部草丘(いそべそうきゅう)の「千鳥」です。
千鳥(ちどり)と波を合わせた「波千鳥」は文様としても広く知られ、「ともに荒波を乗り越えていく」という意味から、夫婦円満や家内安全などの想いが込められています。


「静水の間」にある、長嶋華涯(ながしまかがい)画「鶯」です。
鶯(うぐいす)は「春告鳥」とも呼ばれ、春を知らせる縁起の良い鳥です。鮮やかな椿の赤と鶯の緑の対比が印象的な絵です。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)画「鶴」です。
末広がりで縁起の良い形とされる扇に描かれた「鶴(つる)」です。
鶴はその優美な姿が画題として好まれ、瑞鳥(ずいちょう)、千鶴(せんかく)とも呼ばれ亀と共に長寿の象徴とされています。

私たちにとって身近な鳥や動物たちも吉祥の象徴として描かれています。

「草丘の間」にある磯部草丘(いそべそうきゅう)画「鳩」です。
愛と平和の象徴とされる「鳩(はと)」ですが、全国の八幡宮では鳩を神の使いと考え、吉祥をもたらす鳥として大切にされてきました。

磯部草丘(いそべそうきゅう)画「雀」です。
日本全国どこでも見られるごく一般的な鳥ですが、雀(すずめ)は厄をついばむ、災難を食べつくすとして家内安全の象徴といわれています。


「静水の間」にある、長嶋華涯(ながしまかがい)画「燕」です。
藤の花と共に燕(つばめ)が描かれています。
燕は鶯と同様に春を告げる瑞鳥です。燕は害虫を食べる益鳥とされ、海の彼方にある理想郷、常世の国を往来するとも信じられ、縁起の良い鳥とされています。


「静水の間」に描かれている、長嶋華涯(ながしまかがい)画「栗鼠と葡萄」です。
栗鼠(りす)は多産である鼠(ねずみ)に似ていることから子孫繁栄を象徴する動物として尊ばれました。たくさんの実をつける葡萄(ぶどう)も子孫繁栄を意味することから、栗鼠と葡萄の組み合わせは吉祥画題とされました。「武道(ぶどう)」を「律す(りす)」につながるという語呂合わせで、武家社会でも好まれたということです。

長嶋華涯(ながしまかがい)画「蛙」です。
蛙(かえる)は、卵をたくさん産むことから子宝や繁盛の象徴として信仰されて、「帰る」「還る」「変える」などとさまざまな語呂合わせにも通じます。


「星光の間」の天袋に描かれている、板倉星光(いたくらせいこう)画の「蝶」です。
百段階段入口のエレベーターの扉にも蝶(ちょう)が描かれていますが、蝶は長寿を象徴するといわれています。

「星光の間」の欄間絵、板倉星光(いたくらせいこう)が描いた「蟷螂」です。
葡萄の絵の傍らに蟷螂(かまきり)が描かれています。蟷螂は出世を寓意するといわれ、また、中国の故事から勇気ある虫ともいわれています。

「星光の間」の襖絵に、板倉星光が「鶉」を描いています。
鶉(うずら)は、安らかさを象徴する鳥といわれています。
鶉は室町時代には観賞用に飼育されていたといいます。鳴き声を日本語に置き換えた表現(聞きなし)として「御吉兆」などがあり珍重されたとされ、その吉兆の声で士気を高めるため、籠に入れた飼育状態のまま戦場に持ち込まれたこともあったといいます。
八宝菜などに入ったウズラの卵は、口の中に幸せを呼び込みます。


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「吉祥の鳥や動物など」を集めてみました。 
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

百段階段の吉祥絵画「植物」2021年01月25日 09時01分57秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

※ 吉祥模様の打掛 (12月20日)
※ エレベーターの唐獅子牡丹 (1月21日)
※ 一富士二鷹三茄子 (1月22日)
※ 松・竹・梅 (1月23日)
とアップして来たので、今日は吉祥に関わる「植物」が描かれた美術品をアップします。

奥村玲瓏(おくむられいろう)「桃」です。階段の天井に描かれています。
桃の実は古来、中国や日本において不思議な力を持つ果実とされています。

「十畝の間」の天井画、荒木十畝(あらきじっぽ)「南天」です。
冬に果実をつけるおめでたい木としてお正月の床にも飾られます。また、日本では音が「難転」にも通じることから、災難や難関を転じることに繋がり、災いを避けると信じられてきました。

荒木十畝(あらきじっぽ)「八重桜」です。
花びらが幾重にも重なって咲く八重桜。「八」は末広がりの縁起の良い形とされ、お祝いの席で出される桜湯にも八重桜が使われます。

荒木十畝(あらきじっぽ)「鶏頭」です。
鶏の鶏冠(とさか)に似ているため、「鶏頭(けいとう)」、「鶏冠花(けいかんか)と呼ばれます。鶏は朝を告げることから古来、太陽と深く関わる陽鳥とみなされてきました。

荒木十畝(あらきじっぽ)「菖蒲と蜻蛉」です。
菖蒲(しょうぶ)はその強い薬効から、古来より邪気を払う力があると信じられてきました。また、「尚武」と同じ音であることから、武家にも好まれました。

荒木十畝(あらきじっぽ)「桐」
鳳凰が梧桐(あおぎり)に棲むとされることから、桐は鳳凰との組み合わせで描かれることが多いのですが、ここでは尾の長い優雅な姿をした尾長(オナガ)が鳳凰に通じるものとして描かれています。


「漁礁の間」にある、尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画「菊」です。
奈良時代に薬用として渡来した菊(きく)は平安時代には観賞用となり、9月9日の重陽の節句には菊の花を浮かべたお酒を飲んで長寿を願ったといいます。

尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻「椿」です。
椿(つばき)は冬の間も常緑を保つため、特別な霊力を持つものと信じられてきました。


「草丘の間」の天井画、磯部草丘(いそべそうきゅう)「ムベ」です。
「ムベ」はアケビ科の一種で、春に白い花が咲き、秋に楕円形の実をつけます。幼木の時は記の葉が3枚、その後5枚、実の生る頃には7枚になるので、「七五三の縁起木」といわれています。

磯部草丘(いそべそうきゅう)「アケビ」です。
アケビ、ミズキ、鳥のツグミが描かれています。アケビはザクロと並び吉祥果として知られる実です。生命力が強く、その繁殖力にあやかって子孫繁栄をもたらす縁起の良い木とされます。

磯部草丘(いそべそうきゅう)「柘榴」です。
花柘榴(はなざくろ)と高麗鶯(こうらいうぐいす)が描かれています。柘榴は鬼子母神が手に持つ魔よけの果実として知られています。一つの実の中にたくさんの種を持つことから多産の象徴とされ、子孫繁栄を表す吉祥果とされています。

階段の天井画、橋本永邦(はしもとえいほう)「蓮」です。
蓮(はす)は仏教においては仏の聖性を象徴し、その生命力の強さから豊穣の象徴ともされています。


「静水の間」の欄間に広がる、小山大月(こやまだいげつ)画「薄(ススキ)」です。
ススキは神様の依り代と考えられてきました。十五夜のお月見には豊作祈願をこめてススキを飾ります。

長嶋華涯(ながしまかがい)「水仙」です。
優雅で清らかな美しさから「凌派仙子(りょうはせんし)」とも呼ばれ、初春のおめでたい時期に花咲くことから瑞兆の花とされています。


「星光の間」の欄間には「実の生る」野菜や果物がたくさん描かれています。
「実の生る=実る」とは、始め小さかったものが大きく成熟していく「豊穣」を意味するおめでたい画題です。
板倉星光(いたくらせいこう)「柿」です。
その他、「西瓜(すいか)」「枇杷(びわ)」「葡萄(ぶどう)」「桃(もも)」など、多くの実の生る植物が描かれています。

「星光の間」の欄間絵、板倉星光(いたくらせいこう)「稲穂」です。
豊作の象徴である稲穂(いなほ)は、五穀豊穣と繁栄の祈りを込めてお正月のしめ飾りにも使われます。

「星光の間」前室の襖に描かれた、板倉星光「竜胆」です。
竜胆(りんどう)は、根の苦みが竜の胆にたとえられ、古くから薬用として用いられました。その薬効から、健康と長寿を願う植物とされています。


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「吉祥の植物画」を集めてみました。
 「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

百段階段の「松竹梅」2021年01月23日 14時41分50秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。
※ 吉祥模様の打掛 (12月20日)
※ エレベーターの唐獅子牡丹 (1月21日)
※ 一富士二鷹三茄子 (1月22日)
とアップして来たので、今日は慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」に関わる美術品をアップします。

「松竹梅」は日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきました。中国の文人場で好まれる「歳寒三友」が日本に伝わったものです。

「漁礁の間」にある柱、樹齢約300年、直径約60㎝の巨木に深く掘り込まれた尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による「漁礁問答」という彫刻作品の一部です。

「松」は、風雪や厳寒に耐えて緑を保ち大木になることから長寿の象徴とされています。

同じく、尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画です。

廊下の窓の隅板(格子組を補強するために四隅に付ける力板)にも松が描かれています。

「静水の間」の天井に描かれた、池上秀畝(いけがみしゅうほ)「扇と松」です。
下から上に向かって大きく広がる扇の形は末広がりを意味し、縁起の良い形とされています。
百段階段では、おめでたい扇面画が148枚も描かれています。

同じく池上秀畝の「扇と筍」です。筍(タケノコ)が竹と一緒に描かれています。
筍は繁殖力が強く、子孫繁栄の力があるとされています。昭和の終わりごろまでは目黒は筍の産地として有名だったそうです。
下は、「星光の間」の欄間(らんま)に描かれた板倉星光(いたくらせいこう)画「筍」です。

竹は幹がまっすぐで堅く、中は中空で隠す所がなく、葉も常緑であることから吉祥文様として好まれてきました。

尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画です。「漁礁の間」にあります。

こちらも尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画で、「紅梅」です。


早春に他の花に先駆けて咲く梅は古来より風流人に愛されてきました。松、竹とともに厳しい冬に耐える植物として尊ばれ、吉祥画題の代表格とされています。
また、梅は「好文木」の異名を持ち、学問の神様として祀られる菅原道真も梅を好みました。
荒木十畝(あらきじっぽ)の天井画「梅」です。

「草丘の間」の天井に描かれた、磯部草丘(いそべそうきゅう)画の「梅と鵲」です。
鵲(カササギ)は、七夕伝説で織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の愛の掛け橋となる縁起の良い鳥とされています。


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「松・竹・梅」を集めてみました。
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため 
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。 会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

一富士二鷹三茄子@百段階段2021年01月22日 12時44分44秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。
とアップして来たので、今日はおめでたい「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」に関わる美術品をアップします。

「一富士二鷹三茄子」は、夢、特に初夢に見ると縁起が良いとされるものを、めでたい順に並べた句といわれています。
その語源については諸説ありますが、
1) 駿河国(するがのくに=静岡県中央部)の諺で、駿河の名物を順にあげたとする説。
   江戸時代の国語辞書『俚言集覧(りげんしゅうらん)』に、駿河の名物を「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭」と書かれているといいます。
2) 徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位とする説
   一に富士、二に愛鷹(あしたか)山(足高山)、三に初茄子の値段といったことに由来するといいます。
3) 富士は高く大きく「不死」「無事」につながり、鷹は良い運をつかみ取るまたは「高」から立身出世、茄子は「(大願を)成す」に通じ、実がたくさん生ることから子孫繁栄など、それぞれ縁起の良い物とする説
などがあります。

百段階段の「富士・鷹・茄子」を集めてみました。

一、「富士」

橋本静水(はしもとせいすい)の天井画、「富士山」です。 「静水の間」にあります。
一富士二鷹三茄子

鏑木清方(かぶらききよかた)の欄間絵です。「清方の間」控えの間にあります。
今はホテル雅叙園東京と目黒駅を結ぶ「行人坂(ぎょうにんさか)」は江戸時代には富士山を望むのに絶好の場所だったということです。
一富士二鷹三茄子

「清方の間」入口の組子細工の富士山です。左下に二本の線が残されていますが、かつては舟が表わされていたのではないかといわれています。
一富士二鷹三茄子

館内装飾の美術品ではありませんが、会期中の特別展示品「粋彩切子ぐい呑み逆さ富士」です。
一富士二鷹三茄子
江戸時代からの伝統の切子(きりこ)を施し仕上げは全て手磨きで行われたぐい呑みです。
真上から見ると花火の模様になり、逆さまに置くと富士山になります。


二、「鷹」

荒木十畝(あらきじっぽ)の天井画「クマタカ」です。 「十畝の間」にあります。
一富士二鷹三茄子

磯部草丘(いそべそうきゅう)の天井画「大鷹」です。
武勇や正義の象徴であり英雄を表すモチーフの大鷹が太陽を背にして、さらに威風堂々とした姿で描かれています。 「草丘の間」にあります。
一富士二鷹三茄子


三、「茄子」

百段階段の一番下の方、階段途中の天井に描かれた、奥村玲瓏(おくむられいろう)画「茄子」です。
一富士二鷹三茄子


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」を集めてみました。
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
   ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「百段階段の百の縁起もの」 ホテル雅叙園東京 22021年01月21日 10時23分10秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

「百段階段」は、1935(昭和10)年に建設され当時は宴会場として利用されていた建物が、当館で現存する唯一の木造建築として残されて保全活動が行われています。
2001年に国の登録有形文化財に、そして2009年には東京都有形文化財に指定されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

昨日は展示されている吉祥模様の打掛をアップしましたが、今日は1階のエントランスから3階の百段階段入口に上るエレベーターの紹介です。

このエレベーターには唐獅子、牡丹、蝶が描かれています。
ホテル雅叙園東京 百段階段
これらの装飾は、貝殻の内側(虹色光沢を持った真珠層の部分)を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、「螺鈿細工(らでんざいく)」で創られています。
螺は貝、鈿はちりばめることを意味します。
ホテル雅叙園東京 螺鈿細工

エレベーター内部から見た、ドア側の装飾です。
ホテル雅叙園東京 百段階段

ドアに向かって右側には唐獅子と牡丹が描かれています。
獅子は百獣に君臨する王といわれ、勇猛さや威厳の象徴でもあります。 百花の長といわれる牡丹との組み合わせで「唐獅子牡丹」として描かれます。
ホテル雅叙園東京 百段階段

奥には見事に咲く牡丹が描かれています。牡丹は富貴の象徴とされる花です。
獅子と牡丹の関係は、仏教では獅子は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に従い牡丹の花を食すとか、能楽では牡丹の咲き乱れる間を獅子が跳ね舞い千秋万歳(せんしゅうばんぜい)を寿ぐなど、多くの場面で説かれています。
ホテル雅叙園東京 百段階段

ドアに向かって左側です。エレベーター天井の照明が反射してしまっていますが、螺鈿細工がキラキラと輝きます。
ホテル雅叙園東京 百段階段

3階、百段階段入口から見たエレベーターのドアです。
1階のドアにも描かれていましたが、蒔絵で表された蝶が舞い飛んでいます。
蒔絵(まきえ)は、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。
ホテル雅叙園東京
蝶は中国語で八十歳を意味する「耋(てつ)」に音が通じることから長寿を象徴し、牡丹との組み合わせで「富貴長寿(ふうきちょうじゅ)」を表します。
「耋(てつ)」は「老」の下に「至」と書きます。



開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
   ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30) 観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「百段階段の百の縁起もの」 ホテル雅叙園東京2021年01月20日 10時23分00秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。
東京都の有形文化財に指定されている「百段階段」は、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。
"昭和の竜宮城"と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

平日ならば平常時でも広い館内は閑散としていて、人と密になることはまず無いホテル雅叙園東京の、日本画に囲まれた館内や滝があり鯉が泳ぐ庭園を散策するのは、私にとっては癒しになります。
百段階段やレストラン、ショップなどを利用すれば駐車料金が3時間無料になるので、車で行けば移動時に感染することもありません。
百段階段は7つの部屋を99段の階段廊下で繋いでいますが、平日で開場直後なので、どの部屋に行っても私一人か、稀に他に一組(1人か2人)しかいない状態でした。
入場時の手指の消毒と検温も徹底しています。

「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」は1月1日から3月14日まで開催されていますが、百段階段の吉祥モチーフの紹介のほかに、1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日まではつるし飾りをはじめとした桃の節句の装飾を展示する予定です。
今日は打掛の展示をアップします。

会場入り口にも打掛が展示されています。
鶴や松・竹・梅、牡丹など、煌びやかな吉祥柄が全体にちりばめられた、豪華絢爛な打掛です。




「草丘の間」に展示されている打掛です。部屋の欄間と天井には磯部草丘(1897-1967)による四季山水画が描かれています。





「頂上の間」の広い空間にも吉祥柄の打掛が展示されています。





日本が世界に誇れる伝統芸術です。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



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「久留米をめぐる画家たち」アーティゾン美術館2021年01月08日 11時50分00秒

東京都中央区京橋にあるアーティゾン美術館では、現在琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」と同時開催で「石橋財団コレクション選」が開催されています。
同展の特集コーナー展示として「青木繁、坂本繁二郎、古賀春江とその時代 久留米をめぐる画家たち」も開催中です。

アーティゾン美術館(旧館名:ブリヂストン美術館)は、ブリヂストンの創業者である石橋正二郎の収集した美術品を展示するために開設されました。
石橋正二郎は1889年、福岡県久留米市に生まれました。久留米商業学校(現久留米市立久留米商業高等学校)を卒業し、石橋美術館(現:久留米市美術館)を含む総合文化施設を久留米市に設立するなど、久留米市には深い愛着を抱いています。
本展は、石橋正二郎の故郷である久留米にゆかりのある画家に焦点を当て、青木繁、坂本繁二郎、古賀春江などを、重要文化財を含む30点余の絵画と資料で紹介しています。


この作品のタイトル「わだつみのいろこの宮」とは、海の神が住む宮殿のことです。古事記の、ヤマサチヒコの物語を主題としています。
兄の大切な釣り針をなくしたヤマサキヒコが、海の神の娘トヨタマヒメ(左の女性)と出会った場面が描かれています。(右はトヨタマヒメの侍女)
ここが海底であることは、海藻のような植物や、トヨタマヒメの足元から立ち上がる泡などで表されています。
青木繁(1882‒1911) 《 わだつみのいろこの宮 》 1907 年 油彩・カンヴァス 180.0 × 68.3 cm 重要文化財


千葉県館山市の布良海岸での経験が題材になっています。10人の裸の漁師たちが、3尾のサメや銛を担ぎ、砂浜を行進しています。
青木繁 《 海の幸 》 1904 年 油彩・カンヴァス 70.2 × 182.0cm 重要文化財


東京、パリで絵を学んだ坂本繁二郎は、42歳の時に故郷の久留米に渡り、その後久留米の南隣、八代にアトリエを新築しました。この絵はその翌年に描かれたものです。
坂本繁二郎(1882‒1969) 《 放牧三馬 》 1932 年 油彩・カンヴァス 79.6 × 99.0cm


古賀春江(1895‒1933) 《 二階より 》 1922 年 油彩・カンヴァス 61.0 × 73.5cm


石橋財団コレクション選 特集コーナー展示「青木繁、坂本繁二郎、古賀春江とその時代 久留米をめぐる画家たち」開催概要
開催会場:アーティゾン美術館4階展示室
開催期間:2020年11月3日[火] - 2021年1月24日[日] 休館日:月曜日(1月11日は開館)、年末年始(12月28日 - 1月4日)、1月12日
開館時間:10:00 - 18:00  ※入館は閉館の30分前まで
入館料(税込):「琳派と印象派展」を同時開催しています(5階・6階展室)。  
 ウェブ予約チケット 1,700円 当日チケット(窓口販売)2,000円 学生無料(要ウェブ予約・中学生以下予約不要)
 *この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます。
 *ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売します。
 *スマートフォンとイヤホンをお持ちください。アプリで声優の細谷佳正さんによる所蔵作品の無料音声ガイドを楽しめます(無料)。



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アーティゾン美術館 石橋財団コレクション選2021年01月06日 09時31分00秒

ブリヂストンの創業者である実業家石橋正二郎の収集した美術品を展示するため、1952年、東京・京橋に新築されたブリヂストン本社ビル内に開館した「ブリジストン美術館」。
2015年5月より、ビルの建替えに伴ない長期休館していましたが、「アーティゾン美術館」と改称され、2020年1月に23階建ての新しいビル「ミュージアムタワー京橋」の1階から6階を利用してリニューアルオープンしました。

アーティゾン美術館は都市型の美術館として縦に層を重ねる6階建ての構成で、大きく下3階部分(1F~3F)をミュージアムショップやカフェなどのフリーゾーン、また上3階部分(4F~6F)を展示室ゾーンに分けています。
「ARTIZON」(アーティゾン)は、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの方に感じ取っていただきたい、という意志が込められています。
古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術にまで視野を広げた、幅広い収蔵品を誇ります。

そのアーティゾン美術館では今、「琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術」展と同時開催で、「石橋財団コレクション選」が開催されています。
アーティゾン美術館が所蔵する、2,800点余りからなる収蔵品の中から厳選された作品54点(同時開催の特集コーナー「久留米をめぐる画家たち」の約30点は除く)が展示されています。


アンリ・ルソー《 牧場 》1910年 油彩・カンヴァス 46.0×55.3cm


スペイン出身のピカソはブラックと共に、対象を基本的な形だけで表し、複数の視点から描く前衛芸術運動「キュビズム」を創り出しました。
この作品はキュビズム探求の後半期のもので、新聞紙や壁紙の切り抜きなどを絵に張り付ける手法、「コラージュ」が使われています。
パブロ・ピカソ《 ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙 》1913年 油彩、砂、新聞紙・カンヴァス 46.3×38.4cm


パウル・クレー 《 羊飼い 》 1929年 油彩・合板に貼られたカンヴァス 49.8×67.0cm


カンディンスキーは絵画制作を精神活動とみなし、色彩によって内面に直接働きかける作品を探求しました。
ヴァシリー・カンディンスキー《 自らが輝く》 1924年 油彩・カンヴァス 69.5×59.5cm


ジョルジョ・デ・キリコ 《 吟遊詩人 》 1948年 油彩・カンヴァス 62.4×49.8cm


赤を印象的に使ったこの絵は私の好きな絵画の一つです。
この絵は、ピカソがイタリアの影響を受けて制作した時期の終わり頃に描かれたもので、その集大成としての完成度を持っています。
サルタンバンクと呼ばれる大道芸人は、イタリア語で「椅子の上で飛び跳ねる人」を意味する言葉が語源になっています。
パブロ・ピカソ《 腕を組んですわるサルタンバンク 》 1923年 油彩・カンヴァス 130.8×98.0cm


展示風景


1930年代のマティスは、対象の余分な要素を排除し、単純化した色の面と線で画面を創りあげることを追求しました。
この頃のマティスは、制作の過程を写真に撮らせ、それを見ながらより満足のいく造形を求めて作品を修正しました。この作品にも3枚の写真が残されており、対象が次第に単純化され、表現が誇張されていった過程を知ることができるということです。
アンリ・マティス《 青い胴着の女 》 1935年 油彩・カンヴァス 46.0×33.0cm


日本人の作品も多く紹介されています。
日本の現代美術家を代表する草間彌生の作品です。
始まりも終わりもなく、ただ網目が反復する絵画シリーズ「無限の網」は、抽象表現主義が隆盛するニューヨーク・アート界でその独自性が高く評価され、草間は前衛芸術家としてのキャリアを彼の地で華々しくスタートさせました。
草間彌生 《 無限の網(無題)》 1962年頃 油彩・カンヴァス 132.1×132.1cm


藤田嗣治《 ドルドーニュの家 》1940 年 油彩・カンヴァス 45.5 × 53.3cm


岸田劉生《 麗子像 》1922 年 テンペラ・カンヴァス 41.0 × 31.9cm


法律を学ぶためにパリへ留学した黒田清輝は画家に転向し、28歳で帰国するまでの間に、大きな展覧会で女性像が入選するほどの、伝統的な技術を身に付けました。
窓辺で無心に針仕事に勤しむ女性は、黒田がパリの南東70kmにある村、グレー=シュル=ロワンで部屋を借りていた農家の娘、当時19歳のマリア・ピヨーです。
黒田清輝《 針仕事 》 1890 年 油彩・カンヴァス 81.2 × 65.0cm


40歳をはさむ4年間、ヨーロッパ留学をした藤島武二は、後半の2年をローマで過ごしました。この絵は、現地のイタリア人モデルを描いたものです。
黒い扇や白いベールは、当時のスペイン趣味を反映させたものだと思われます。
この絵は、藤島が帰国の際に持ち帰ったまま、最晩年までずっとアトリエの奥で誰の目にも触れずにしまわれていたということです。
国の重要文化財に指定されています。
重要文化財 藤島武二《 黒扇 》1908-09 年 油彩・カンヴァス 63.7 × 42.4 cm


「石橋財団コレクション選 」開催概要
開催会場:アーティゾン美術館4階展示室
開催期間:2020年11月3日[火] - 2021年1月24日[日]
休館日:月曜日(1月11日は開館)、年末年始(12月28日 - 1月4日)、1月12日
開館時間:10:00 - 18:00  ※入館は閉館の30分前まで
入館料(税込):「琳派と印象派展」を同時開催しています(5階・6階展室)。
 ウェブ予約チケット 1,700円 当日チケット(窓口販売)2,000円 学生無料(要ウェブ予約・中学生以下予約不要)
 *この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます。
 *ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売します。
 *スマートフォンとイヤホンをお持ちください。アプリで声優の細谷佳正さんによる所蔵作品の無料音声ガイドを楽しめます(無料)。



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「美少女戦士セーラームーン Eternal」公開記念2021年01月04日 10時03分08秒


1月8日(金)に「劇場版・美少女戦士セーラームーン Eternal (前編)」が公開されるのを記念して、横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」で、公開記念コラボイベントが開催されています。

劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」の作品紹介展示をはじめ、劇場版のワンシーンを臨場感あふれる映像で体験できる「VR DREAM・FLIGHT」コーナー、劇場版の世界観をモチーフにしたオリジナルドリンクやコラボグッズの販売など、大人も子供も楽しめるイベントになっています。
「美少女戦士セーラームーン Eternal」
「VR DREAM・FLIGHT」コーナーでは、ペガサスと ちびうさ が夜景を駆け巡る幻想的なシーンや、スーパーセーラームーン・スーパーセーラーちびムーンの変身シーンなどを臨場感あふれるVR映像で体感することができます。
「美少女戦士セーラームーン Eternal」

地上273メートルの「スカイガーデン」からは、晴れた日には富士山もきれいに見えます。
富士山


劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公開記念コラボイベント』開催概要
開催会場: 横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン
実施期間: 2020年12月22日(火)~2021年1月31日(日)
通常料金: 大人(18~64歳):1000円 /65歳以上・高校生:800円 小・中学生:500円/幼児(4歳以上):200円
 ※VR体験は土・日・祝日のみ実施。1月11日(月祝)は機材メンテナンスの為休止

新型コロナウィルス(COVID19)感染防止のため入場に際し、備え付けのエタノール消毒液による手指の消毒と、消毒マットでの靴うらの消毒をお願いしています。
また、未就学児及び着用の難しい方を除いて、マスクの着用が必要です。
マスクしてない人、月に代わっておしおきよ!



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「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展 後期:2021年01月03日 15時46分38秒


アーティゾン美術館
日本橋(東京)のアーティゾン美術館で開催されている「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展は、前期と後期でかなり大幅に展示替えが行われます。
1月4日までは休館日ですが、後期初日の12月22日に行った時の写真をアップします。
前期はこちら


本展の目玉となるのはやはり、国宝の「俵屋宗達 《風神雷神図屛風》」です。こちらは後期のみの展示となります。
俵屋宗達 《風神雷神図屛風》
俵屋宗達  《 風神雷神図屛風 》 江戸時代 17世紀 紙本金地著色 154.5×169.8㎝各 2曲1双   建仁寺(京都市東山区)蔵  出典:ウィキペディア・コモンズ
国宝である上に、建仁寺所蔵の貸し出し品なので写真撮影は禁止されています。この写真のみウィキペディア・コモンズから引用しました。

展覧会は5つの章で構成されていますが、前期のみ、後期のみのセクションもあり、かなり大幅な展示替えが行われています。

【序章】 都市の様子 Introduction: The Urban Context
  1. 京 Kyoto (前期のみ)
  2. 江戸 Edo (後期のみ)
  3. パリ Paris

フィンセント・ファン・ゴッホ 《 モンマルトルの風景 》 1886年 油彩・カンヴァス 48.2×39.5㎝ 石橋財団アーティゾン美術館蔵


【 第一章 】 the 琳派 Section 1: The Rimpa School
  1. 花木草花 Flowers and Plants
  2. 物語絵 Narrative Paintings (後期のみ)
  3. 墨の世界 The World of Sumi Ink (前期のみ)

池田孤邨(いけだこそん) 《 墨田川遠望図 》 江戸時代 文政9(1826)年 絹本淡彩 55.5×1076cm 1幅 東京都江戸東京博物館蔵

伝 俵屋宗達《 伊勢物語図色紙 彦星 》 江戸時代 17世紀 紙本着色 24.6×21.1cm 1幅 石橋財団アーティゾン美術館蔵


【 第二章 】 琳派×印象派 Section 2: Rimpa x Impressionists
  1. 継承 Succession
  2. 水の表現 Expressing Water
  3. 間(ま) Ma (space)
  4. 扇形 Fan Shapes
  5. 注文主 Clients

伊年印 《 源氏物語図 浮舟、夢浮橋 》 江戸時代 17世紀 紙本着色 58.3×108.5cm 1面 石橋財団アーティゾン美術館蔵

クロード・モネ 《 睡蓮 》 1903年 油彩・カンヴァス 81.5×100.5cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

エドガー・ドガ 《 踊りの稽古場にて 》 1895–98年 パステル・紙 45.9×89.8cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

中村芳中 《 四季草花図扇面貼交屛風 》 江戸時代 18–19世紀 紙本着色 157.2×157.0cm各 2曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ピエール= オーギュスト・ルノワール 《すわる 》 ジョルジェット・シャルパンティエ嬢 1876年 油彩・カンヴァス 97.8×70.8cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵


【 第三章 】 the 印象派 Section 3: The Impressionists
  1. 都市市民の肖像 Portraits of Urbanites
  2. 静物への関心 Interest in the Still Life
  3. 神話的世界 Mythical Worlds
  4. 郊外への憧憬 Adoration for the Outskirts of the City

エドゥアール・マネ 《 自画像 》 1878–79年 油彩・カンヴァス 95.4×63.4cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ベルト・モリゾ 《 バルコニーの女と子ども 》 1872年 油彩・カンヴァス 61.0×50.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵 

オーギュスト・ロダン 《 立てるフォーネス 》 1884年頃 大理石 高さ71.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ピエール= オーギュスト・ ルノワール 《 水浴の女 》 1907年頃 油彩・カンヴァス 35.4×27.0㎝ 石橋財団アーティゾン美術館蔵

展示風景 (↑ギュスターヴ・ カイユボット 《イエールの平原》  ↓ポール・ゴーガン 《ポン=タヴェン付近の風景》 など)

アルフレッド・シスレー 《 森へ行く女たち 》 1866年 油彩・カンヴァス65.2×92.2cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

クロード・モネ 《 アルジャントゥイユ 》 1874年 油彩・カンヴァス 43.0×70.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ポール・シニャック 《 コンカルノー港 》 1925年 油彩・カンヴァス73.4×53.9cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵


【 終章 】 都市を離れて Conclusion: Leaving the City

鈴木其一 《 富士筑波山図屛風 》 江戸時代 19世紀 紙本金地着色 128.3×274.2 各 6曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵

ポール・セザンヌ 《 サント=ヴィクトワール山と シャトー・ノワール 》 1904–06年頃 油彩・カンヴァス 66.2×82.1cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵


開催場所:アーティゾン美術館 6階5階展示室
開催期間:2020年11月14日[土] - 2021年1月24日[日]
   前期:11月14日[土] - 12月20日[日]
   後期:12月22日[火] - 1月24日[日]
休館日:月曜日(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日 - 1月4日)、1月12日 開館時間:10:00 - 18:00 *入館は閉館の30分前まで
入場料金:一般 WEB予約1,700円 当日窓口販売2,000円
  ※大学生 専門学校生 高校生は無料ですが予約が必要です。予約がない場合は「当日チケット(一般)の購入が必要です。
  ※中学生以下は無料で予約も必要ありません。
  ※障がい者手帳をお持ちの方と 付き添いの方1名は無料ですが予約が必要です。
  ※一般以外は証明書類が必要です。
  ※ウェブ予約チケットは各入館時間枠の終了10分前まで販売します。
  ※当日チケットはウェブ予約チケットが完売していない場合のみの販売になります。
 入場料金の詳細はWEBチケットサイトで確認して下さい。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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