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百段階段の吉祥絵画「鳥や動物など」2021年01月26日 20時20分20秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

※ 吉祥模様の打掛 (12月20日)
※ エレベーターの唐獅子牡丹 (1月21日)
※ 一富士二鷹三茄子 (1月22日)
※ 松・竹・梅 (1月23日)
※ 吉祥に関わる「植物」 (1月25日)
とアップして来たので、今日は吉祥に関わる「鳥や動物など」が描かれた美術品をアップします。


「静水の間」の天井画、池上秀畝(いけがみしゅうほ)の「鳳凰」です。
鳳凰(ほうおう)は、得の高い天子が世を納める時に姿を現すと考えられていた、想像上の瑞鳥です。雄を鳳、雌を凰というそうです。梧桐(あおぎり)に棲み、霊泉を飲み、飛べば群鳥が従う鳥王とも呼ばれました。


「十畝の間」の床の間の下、床框(とこがまち)にも鳳凰が描かれています。
鳳凰の他にも「龍」が描かれていますが、どちらも時の経過とともに螺鈿(らでん)がうっすらとその輪郭を残すのみとなっています。時の流れを感じさせます。
ホテル雅叙園東京のシンボルマークでもある龍(りゅう)は、水中にすみ、雲を起こして空中を飛翔し、雨を呼ぶ霊力があるとされる想像上の動物です。進取や飛躍の気に富んだおめでたい瑞獣として尊ばれています。

「十畝の間」の天井画、荒木十畝(あらきじっぽ)画「五位鷺」です。
五位鷺(ごいさぎ)の「五位」は官位の「五位」を示しています。醍醐天皇から「五位」の位を賜ったという故事に由来します。

荒木十畝「雁」です。
美しい姿で隊列を成して飛翔する鴈(がん/かり)は、柴田勝家や真田家の家紋にも使われるなど吉祥の鳥として武人にも親しまれていました。

荒木十畝「山鳥」です。
雉(きじ)などの尾の長い鳥は鳳凰に通じるものとして縁起がかつがれます。


百段階段の天井に描かれている、川手青郷(かわてせいごう)画「叭々鳥」です。
叭々鳥(ははちょう)はムクドリ科の鳥で、飛ぶ時に翼に八の字の斑が見えるためその名が付いたといわれます。吉祥鳥とされ、水墨花鳥画の主題として流行しました。


「草丘の間」の天井画、磯部草丘(いそべそうきゅう)の「千鳥」です。
千鳥(ちどり)と波を合わせた「波千鳥」は文様としても広く知られ、「ともに荒波を乗り越えていく」という意味から、夫婦円満や家内安全などの想いが込められています。


「静水の間」にある、長嶋華涯(ながしまかがい)画「鶯」です。
鶯(うぐいす)は「春告鳥」とも呼ばれ、春を知らせる縁起の良い鳥です。鮮やかな椿の赤と鶯の緑の対比が印象的な絵です。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)画「鶴」です。
末広がりで縁起の良い形とされる扇に描かれた「鶴(つる)」です。
鶴はその優美な姿が画題として好まれ、瑞鳥(ずいちょう)、千鶴(せんかく)とも呼ばれ亀と共に長寿の象徴とされています。

私たちにとって身近な鳥や動物たちも吉祥の象徴として描かれています。

「草丘の間」にある磯部草丘(いそべそうきゅう)画「鳩」です。
愛と平和の象徴とされる「鳩(はと)」ですが、全国の八幡宮では鳩を神の使いと考え、吉祥をもたらす鳥として大切にされてきました。

磯部草丘(いそべそうきゅう)画「雀」です。
日本全国どこでも見られるごく一般的な鳥ですが、雀(すずめ)は厄をついばむ、災難を食べつくすとして家内安全の象徴といわれています。


「静水の間」にある、長嶋華涯(ながしまかがい)画「燕」です。
藤の花と共に燕(つばめ)が描かれています。
燕は鶯と同様に春を告げる瑞鳥です。燕は害虫を食べる益鳥とされ、海の彼方にある理想郷、常世の国を往来するとも信じられ、縁起の良い鳥とされています。


「静水の間」に描かれている、長嶋華涯(ながしまかがい)画「栗鼠と葡萄」です。
栗鼠(りす)は多産である鼠(ねずみ)に似ていることから子孫繁栄を象徴する動物として尊ばれました。たくさんの実をつける葡萄(ぶどう)も子孫繁栄を意味することから、栗鼠と葡萄の組み合わせは吉祥画題とされました。「武道(ぶどう)」を「律す(りす)」につながるという語呂合わせで、武家社会でも好まれたということです。

長嶋華涯(ながしまかがい)画「蛙」です。
蛙(かえる)は、卵をたくさん産むことから子宝や繁盛の象徴として信仰されて、「帰る」「還る」「変える」などとさまざまな語呂合わせにも通じます。


「星光の間」の天袋に描かれている、板倉星光(いたくらせいこう)画の「蝶」です。
百段階段入口のエレベーターの扉にも蝶(ちょう)が描かれていますが、蝶は長寿を象徴するといわれています。

「星光の間」の欄間絵、板倉星光(いたくらせいこう)が描いた「蟷螂」です。
葡萄の絵の傍らに蟷螂(かまきり)が描かれています。蟷螂は出世を寓意するといわれ、また、中国の故事から勇気ある虫ともいわれています。

「星光の間」の襖絵に、板倉星光が「鶉」を描いています。
鶉(うずら)は、安らかさを象徴する鳥といわれています。
鶉は室町時代には観賞用に飼育されていたといいます。鳴き声を日本語に置き換えた表現(聞きなし)として「御吉兆」などがあり珍重されたとされ、その吉兆の声で士気を高めるため、籠に入れた飼育状態のまま戦場に持ち込まれたこともあったといいます。
八宝菜などに入ったウズラの卵は、口の中に幸せを呼び込みます。


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「吉祥の鳥や動物など」を集めてみました。 
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

百段階段の「松竹梅」2021年01月23日 14時41分50秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。
※ 吉祥模様の打掛 (12月20日)
※ エレベーターの唐獅子牡丹 (1月21日)
※ 一富士二鷹三茄子 (1月22日)
とアップして来たので、今日は慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」に関わる美術品をアップします。

「松竹梅」は日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきました。中国の文人場で好まれる「歳寒三友」が日本に伝わったものです。

「漁礁の間」にある柱、樹齢約300年、直径約60㎝の巨木に深く掘り込まれた尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による「漁礁問答」という彫刻作品の一部です。

「松」は、風雪や厳寒に耐えて緑を保ち大木になることから長寿の象徴とされています。

同じく、尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画です。

廊下の窓の隅板(格子組を補強するために四隅に付ける力板)にも松が描かれています。

「静水の間」の天井に描かれた、池上秀畝(いけがみしゅうほ)「扇と松」です。
下から上に向かって大きく広がる扇の形は末広がりを意味し、縁起の良い形とされています。
百段階段では、おめでたい扇面画が148枚も描かれています。

同じく池上秀畝の「扇と筍」です。筍(タケノコ)が竹と一緒に描かれています。
筍は繁殖力が強く、子孫繁栄の力があるとされています。昭和の終わりごろまでは目黒は筍の産地として有名だったそうです。
下は、「星光の間」の欄間(らんま)に描かれた板倉星光(いたくらせいこう)画「筍」です。

竹は幹がまっすぐで堅く、中は中空で隠す所がなく、葉も常緑であることから吉祥文様として好まれてきました。

尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画です。「漁礁の間」にあります。

こちらも尾竹竹破(おたけちくは)原画、盛鳳嶺(さかりほうれい)彫刻による木彫りの天井画で、「紅梅」です。


早春に他の花に先駆けて咲く梅は古来より風流人に愛されてきました。松、竹とともに厳しい冬に耐える植物として尊ばれ、吉祥画題の代表格とされています。
また、梅は「好文木」の異名を持ち、学問の神様として祀られる菅原道真も梅を好みました。
荒木十畝(あらきじっぽ)の天井画「梅」です。

「草丘の間」の天井に描かれた、磯部草丘(いそべそうきゅう)画の「梅と鵲」です。
鵲(カササギ)は、七夕伝説で織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の愛の掛け橋となる縁起の良い鳥とされています。


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「松・竹・梅」を集めてみました。
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため 
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。 会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

一富士二鷹三茄子@百段階段2021年01月22日 12時44分44秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。
とアップして来たので、今日はおめでたい「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」に関わる美術品をアップします。

「一富士二鷹三茄子」は、夢、特に初夢に見ると縁起が良いとされるものを、めでたい順に並べた句といわれています。
その語源については諸説ありますが、
1) 駿河国(するがのくに=静岡県中央部)の諺で、駿河の名物を順にあげたとする説。
   江戸時代の国語辞書『俚言集覧(りげんしゅうらん)』に、駿河の名物を「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭」と書かれているといいます。
2) 徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位とする説
   一に富士、二に愛鷹(あしたか)山(足高山)、三に初茄子の値段といったことに由来するといいます。
3) 富士は高く大きく「不死」「無事」につながり、鷹は良い運をつかみ取るまたは「高」から立身出世、茄子は「(大願を)成す」に通じ、実がたくさん生ることから子孫繁栄など、それぞれ縁起の良い物とする説
などがあります。

百段階段の「富士・鷹・茄子」を集めてみました。

一、「富士」

橋本静水(はしもとせいすい)の天井画、「富士山」です。 「静水の間」にあります。
一富士二鷹三茄子

鏑木清方(かぶらききよかた)の欄間絵です。「清方の間」控えの間にあります。
今はホテル雅叙園東京と目黒駅を結ぶ「行人坂(ぎょうにんさか)」は江戸時代には富士山を望むのに絶好の場所だったということです。
一富士二鷹三茄子

「清方の間」入口の組子細工の富士山です。左下に二本の線が残されていますが、かつては舟が表わされていたのではないかといわれています。
一富士二鷹三茄子

館内装飾の美術品ではありませんが、会期中の特別展示品「粋彩切子ぐい呑み逆さ富士」です。
一富士二鷹三茄子
江戸時代からの伝統の切子(きりこ)を施し仕上げは全て手磨きで行われたぐい呑みです。
真上から見ると花火の模様になり、逆さまに置くと富士山になります。


二、「鷹」

荒木十畝(あらきじっぽ)の天井画「クマタカ」です。 「十畝の間」にあります。
一富士二鷹三茄子

磯部草丘(いそべそうきゅう)の天井画「大鷹」です。
武勇や正義の象徴であり英雄を表すモチーフの大鷹が太陽を背にして、さらに威風堂々とした姿で描かれています。 「草丘の間」にあります。
一富士二鷹三茄子


三、「茄子」

百段階段の一番下の方、階段途中の天井に描かれた、奥村玲瓏(おくむられいろう)画「茄子」です。
一富士二鷹三茄子


ホテル雅叙園東京・百段階段にある「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」を集めてみました。
「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」では、これら「吉祥」に関わる絵画や建築意匠を100点選び、やさしい解説付きで案内しています。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
   ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「百段階段の百の縁起もの」 ホテル雅叙園東京 22021年01月21日 10時23分10秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。

「百段階段」は、1935(昭和10)年に建設され当時は宴会場として利用されていた建物が、当館で現存する唯一の木造建築として残されて保全活動が行われています。
2001年に国の登録有形文化財に、そして2009年には東京都有形文化財に指定されています。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

昨日は展示されている吉祥模様の打掛をアップしましたが、今日は1階のエントランスから3階の百段階段入口に上るエレベーターの紹介です。

このエレベーターには唐獅子、牡丹、蝶が描かれています。
ホテル雅叙園東京 百段階段
これらの装飾は、貝殻の内側(虹色光沢を持った真珠層の部分)を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、「螺鈿細工(らでんざいく)」で創られています。
螺は貝、鈿はちりばめることを意味します。
ホテル雅叙園東京 螺鈿細工

エレベーター内部から見た、ドア側の装飾です。
ホテル雅叙園東京 百段階段

ドアに向かって右側には唐獅子と牡丹が描かれています。
獅子は百獣に君臨する王といわれ、勇猛さや威厳の象徴でもあります。 百花の長といわれる牡丹との組み合わせで「唐獅子牡丹」として描かれます。
ホテル雅叙園東京 百段階段

奥には見事に咲く牡丹が描かれています。牡丹は富貴の象徴とされる花です。
獅子と牡丹の関係は、仏教では獅子は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)に従い牡丹の花を食すとか、能楽では牡丹の咲き乱れる間を獅子が跳ね舞い千秋万歳(せんしゅうばんぜい)を寿ぐなど、多くの場面で説かれています。
ホテル雅叙園東京 百段階段

ドアに向かって左側です。エレベーター天井の照明が反射してしまっていますが、螺鈿細工がキラキラと輝きます。
ホテル雅叙園東京 百段階段

3階、百段階段入口から見たエレベーターのドアです。
1階のドアにも描かれていましたが、蒔絵で表された蝶が舞い飛んでいます。
蒔絵(まきえ)は、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。
ホテル雅叙園東京
蝶は中国語で八十歳を意味する「耋(てつ)」に音が通じることから長寿を象徴し、牡丹との組み合わせで「富貴長寿(ふうきちょうじゅ)」を表します。
「耋(てつ)」は「老」の下に「至」と書きます。



開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
   ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30) 観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「百段階段の百の縁起もの」 ホテル雅叙園東京2021年01月20日 10時23分00秒

ホテル雅叙園東京(旧:目黒雅叙園)で「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」というイベントが開催されています。
東京都の有形文化財に指定されている「百段階段」は、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。
"昭和の竜宮城"と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。

今回の企画では、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の絢爛豪華な装飾の中から、健康や長寿、富貴といった縁起もの(吉祥)に関わる意味や願いを込めて制作されたものを100点選び出して紹介しています。

平日ならば平常時でも広い館内は閑散としていて、人と密になることはまず無いホテル雅叙園東京の、日本画に囲まれた館内や滝があり鯉が泳ぐ庭園を散策するのは、私にとっては癒しになります。
百段階段やレストラン、ショップなどを利用すれば駐車料金が3時間無料になるので、車で行けば移動時に感染することもありません。
百段階段は7つの部屋を99段の階段廊下で繋いでいますが、平日で開場直後なので、どの部屋に行っても私一人か、稀に他に一組(1人か2人)しかいない状態でした。
入場時の手指の消毒と検温も徹底しています。

「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」は1月1日から3月14日まで開催されていますが、百段階段の吉祥モチーフの紹介のほかに、1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日まではつるし飾りをはじめとした桃の節句の装飾を展示する予定です。
今日は打掛の展示をアップします。

会場入り口にも打掛が展示されています。
鶴や松・竹・梅、牡丹など、煌びやかな吉祥柄が全体にちりばめられた、豪華絢爛な打掛です。




「草丘の間」に展示されている打掛です。部屋の欄間と天井には磯部草丘(1897-1967)による四季山水画が描かれています。





「頂上の間」の広い空間にも吉祥柄の打掛が展示されています。





日本が世界に誇れる伝統芸術です。


開催会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財 「百段階段」
開催期間:2021年1月1日(金・祝) - 3月14日(日)
休館日:2月1日(月) ※展示替えのため
  ※1月1日~31日までは打掛を、2月2日~3月14日までは桃の節句の装飾を展示
開催時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
観覧料金:一般 ¥1,000 学生 ¥500 ※要学生証呈示 未就学児無料

施設内は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカーなどは利用できません。
会場は和室のため、靴を脱いでの見学となります。(素足を避け、靴下などを着用)



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千の福ねこアート展at百段階段2020年11月07日 18時42分45秒

日本美のミュージアムホテルの異名を持つ「ホテル雅叙園東京」館内の、「百段階段」で、「千の福ねこアート展 at 百段階段」が開催されています。

創作招き猫作家の第一人者である「もりわじん」氏による、猫の一生をテーマとした「福ねこ」が、新作を含めて約1,000体展示されています。

東京都指定有形文化財でもある、歴史ある建造物「百段階段」の7つの部屋に、百花繚乱の猫アートの世界が広がります。

千の福ねこアート展at百段階段

十畝の間》 五大招福猫
千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段


漁礁の間》 泣き猫百覧会
千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段


草丘の間》 22人のアーティストによる福猫展
千の福ねこアート展at百段階段


静水の間》 誕生日猫「招きたん」
千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段


星光の間》 猫じゃれ・雨に負けるわけない
千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段

千の福ねこアート展at百段階段


清方の間》 サ゜スウォスス of キャッツ ワールド
千の福ねこアート展at百段階段


頂上の間》 おみくじ、げんかつぎ猫百覧会
「げんかつぎおみくじ」は200円です。100体の福猫がいますが、24番が出ました。
千の福ねこアート展at百段階段

【超幸福猫】です。 見ているこっちも、嬉しくなってしまいます。


千の福ねこアート展 at 百段階段 猫の一生 ~誕生から天上界まで~」展 開催概要
開催会場:ホテル雅叙園東京 百段階段
開催期間:2020年10月23日(金) ~ 2020年11月23日(月・祝)
休館日:無休
開館時間:10:00〜17:00 金曜日・土曜日・祝日の前日は20:00まで
入場料金: 一般 1600円、大学生・高校生 1000円、中学生・小学生 600円 未就学児無料



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「TAGBOAT × 百段階段」展 ~文化財と出会う現代アート~2020年09月26日 21時20分30秒

ホテル雅叙園東京(旧 目黒雅叙園)で、コロナ禍での展示休止の後初めての展覧会となる「TAGBOAT × 百段階段」展 ~文化財と出会う現代アート~ が開催されています。
ホテル雅叙園東京
この展覧会は、絢爛豪華な欄間や天井画など、昭和の竜宮城と称された「ホテル雅叙園東京・百段階段」を舞台に、「TAGBOAT」がセレクトした新進アーティスト30名が独創的なアート作品で新たな世界感を創りあげる特別企画です。
TAGBOAT」は、世界最大のオンラインギャラリーを運営する会社です。

百段階段」は、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築で、国の登録有形文化財や東京都有形文化財に指定されています。
99段の階段廊下で結ばれた7つの部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の画家や大工によって創り上げられた美の世界が広がっています。
本展では、そのような美術品と現代美術がコラボしています。

十畝の間(じっぽのま)』
展示風景

廣瀬祥子 《 sword_01 _02 _03 》 他 

友成哲郎 《 Pure 》 18㎝×17㎝ シリコン、布、毛、石膏にアクリル、レジン


魚樵の間(ぎょしょうのま)』
展示風景


草丘の間(そうきゅうのま)』
ホリグチシンゴ(奥)  Limo(手前)  展示風景

石井七歩 《 色、女、変 》 300㎝×130㎝ 布、アクリルガッシュ

橋本仁 《 Memory Code - deer's memory 》 縦35 横18 高さ23cm 鹿の頭骨にアクリルペイント、彫刻


静水の間(せいすいのま)』
展示風景


星光の間(せいこうのま)』
展示風景

Aira  展示風景

TARTAROS JAPAN 《 Realcamo World AutomaticWAVE 2020 Tokyo GDP Top5 Camouflare 》 91.5×60.5cm ジークレー、シルクスクリーン、世界100ヶ国紙幣カモフラージュコラージュ

TARTAROS JAPAN 《Automatic Wave $B55875035D Prussian blue》 91.5×60.5㎝ アクリル、金箔、銀箔、コラージュ、日本銀行券、ドル紙幣、木製パネル
よく見ると、日本の紙幣とドル紙幣が細かく切ってコラージュされています。富士山の部分には千円札に描かれている本栖湖から見た富士山が。


清方の間(きよかたのま)』
展示風景 : 後島夢乃

神田さおり 《おんせんにんぎょ -温泉人魚絵図ー》 171×176㎝ 金箔張り屏風にアクリル絵具、鱗部:ミクストメディア

大槻透  展示風景


頂上の間(ちょうじょうのま)』
伊藤咲穂 《巡る》 400×400×高さ300㎝ 楮(こうぞ)、砂鉄、鉄粉、膠(にかわ)、澱粉糊、金糸、墨

山口真人 《 City Lights Case1、Case2、Case3 》 各35×99×5.5㎝ LED Display 、Program

作者は、「アナログとデジタルが共存する空間にギャップを感じるのか、調和を感じるのか、みなさんがこの作品を通して、デジタルとアナログが混在する世界をどう感じるかを体験してもらいたいです。」と言っています。
画面に流れる文字は「THE FUTURE MAY BE DIGITAL, BUT OUR WORLD IS STILL BEAUTIFUL(全てはデジタル化されていくけど、うちらの世界はまだまだ美しい)」という詩だそうです。光の流れが早くて、動体視力が良くないと読むのは困難です。


開催場所: ホテル雅叙園東京・百段階段
開催期間: 2020年9月11日(金)~10月11日(日)
開催時間: 日~木曜日・祝日 10:00~17:00  金・土・祝前日 10:00~20:00
  ※入場は閉館の30分前まで
入場料: 一般 ¥1,600  学生 ¥500
  ※学生は要学生証呈示、未就学児無料
※新型コロナウイルスの感染予防を目的として、混雑緩和のため入場制限を行っています。一定数になりましたら、お待ちいただく場合があります。公式オンラインチケットでは通常の入場券のほか、優先的に入場できる日時指定券も販売しています。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京2020年07月27日 10時38分29秒

館内に日本画が 約700点、美術工芸品などを含めると約2,500点の作品が点在するという、他に類を見ない豪華絢爛な館内装飾が有名な「ホテル雅叙園東京」。

今日は百段階段の一番上にある「頂上の間(ちょうじょうのま)」です。

「頂上の間」は本来、京都画壇の大家「西村五雲(にしむら ごうん)」に揮毫を依頼していたのですが、描く前に他界してしまい、その願いはかなわなかったといいます。
百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

本間の床柱には黒柿の銘木を使用しています。
百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

この部屋には欄間絵は無く、天井画は松岡映丘(まつおか えいきゅう)門下の数人の画家により描かれています。
※ 公式サイトでは松岡映丘とありますが、室内にある解説では川端龍子(かわばた りゅうし)門下の画と書かれていました。
百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「頂上の間」 ホテル雅叙園東京



10回に亘って、「ホテル雅叙園東京(目黒雅叙園)」、「1億円のトイレ」、「百段階段」、「十畝の間(じっぽのま)」、「漁礁の間(ぎょしょうのま)」、「草丘の間(そうきゅうのま)」、「静水の間(せいすいのま)」、「星光の間(せいこうのま)」、「清方の間(きよかたのま)」、「頂上の間(ちょうじょうのま)」と紹介してきましたが、解説文は、公式ホームページ、各室内の解説、書籍(時の流れ・目黒雅叙園)より引用又は参考にさせていただきました。



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百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京2020年07月26日 09時24分05秒

ホテル雅叙園東京にある「百段階段」は99段の階段が7つの部屋を繋いでいます。 下から「十畝の間」、「漁礁の間」、「草丘の間」、「静水の間」、「星光の間」、「清方の間」、「頂上の間」になります。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。

百段階段」、「十畝の間(じっぽのま)」「漁礁の間(ぎょしょうのま)」「草丘の間(そうきゅうのま)」「静水の間(せいすいのま)」「星光の間(せいこうのま)」に続いて、今日は「清方の間」です。

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

この部屋は、近代日本画の巨匠「鏑木清方(かぶらぎ きよかた)が手掛けた部屋です。
百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京


床の間がある本間の欄干には、「四季美人図」が描かれています。
百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

床の間の上は歌舞伎の演目で春の花見が舞台となる「娘道成寺」、その左の欄間には「夏の蛍狩り」、更にその左には「秋の愁い」、その左には「雪しぐれ」と題し、雪の中を歩く美人が描かれています。美人図を得意とした鏑木清方の真骨頂ともいえる大作です。
床柱には北山杉天然出総丸太が使われています。
百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京


控えの間には目黒に残る江戸の風情を題材にした絵が描かれ、清方の絵を通じて目黒の町の歴史と魅力を感じることが出来る空間となっています。
百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京
この絵は左から、祐天寺の開祖・祐天上人が幼い頃、夢に不動明王が現れたという伝説から「祐天不動」。
中央には目黒に住んだ歌舞伎俳優・9代目市川団十郎。
右にはその昔目黒川に架かっていた石造りの「太鼓橋」が描かれています。
百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京


百段階段「清方の間」 ホテル雅叙園東京


明日は、百段階段で7つある部屋の一番上、「頂上の間」です。



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百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京2020年07月25日 16時15分00秒

ホテル雅叙園東京にある「百段階段」は99段の階段が7つの部屋を繋いでいます。
下から「十畝の間」、「漁礁の間」、「草丘の間」、「静水の間」、「星光の間」、「清方の間」、「頂上の間」になります。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。

百段階段」、「十畝の間(じっぽのま)」「漁礁の間(ぎょしょうのま)」「草丘の間(そうきゅうのま)」「静水の間(せいすいのま)」に続いて、今日は「星光の間(せいこうのま)です。

この「星光の間」は、京都出身の画家「板倉星光(いたくら せいこう)」によって装飾されています。
百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

控えの間の欄間にはスイカや柿などの縁起の良い実りの物が描かれています。
百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

奥の間の欄間には、鮎やカレイ、筍(タケノコ)といった四季の恵みが表されています。
百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

奥の間の天井には、「四季の花籠(はなかご)」というタイトルで、春の桜、夏の菖蒲(あやめ)と紫陽花、秋の菊、冬の牡丹と、それぞれの季節を代表する花を入れた花籠が描かれています。
百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京

「星光の間」は百段階段の部屋の中で最も天井が低くなっています。
長押や柱を全部丸い木にし、欄間絵も縦が短く四隅に丸みを持たせることによって、圧迫感を和らげているということです。
百段階段「星光の間」 ホテル雅叙園東京


明日は一つ上の「清方の間(きよかたのま)」へ行きます。



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