スパークル(Sparkle) バラ ― 2023年02月05日 08時55分35秒
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」に行ってきました。 ― 2023年02月05日 11時46分47秒
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」に行ってきました。
上野にある東京都美術館で開催されています。
レオポルド美術館はオーストリアのウイーンにある美術館で、20世紀前半のオーストリアの美術作品を中心に、エゴン・シーレやグスタフ・クリムトの主要な絵画やデッサンが数多く収蔵されています。
ポスターやチラシに使用されている上の作品は、「《ほおずきの実のある自画像》 1912年」。
初期のチラシに使用されていた下の作品は、「《母と子》 1912年」です。
19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求しました。
当時の常識にとらわれない創作が社会の理解を得られずに逮捕されるなど、孤独と苦悩を抱えながら、ときに暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出しました。
展示風景
本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、クリムトなどウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観しています。
シーレは自然を擬人化して解釈し、そこに人間のかたちと感情を刻み込んだといいます。風に吹きさらされる枯れ木の細い枝が、神経系のように四方に伸びます。
エゴン・シーレ 《吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)》 1912年 油彩、鉛筆/カンヴァス レオポルド美術館蔵
展示風景
シーレは母親の故郷クルマウをたびたび訪れ、その風情ある街並みを繰り返し描きました。
エゴン・シーレ 《モルダウ河畔のクルマウ(小さな街 IV)》 1914年 油彩、黒チョーク/カンヴァス レオポルド美術館蔵
会場入口のパネルの他、展示室を出た所にも2ヶ所のフォトスポットが用意されています。
エゴン・シーレの作品の他、クリムト、ゲルストル、ココシュカなどの全出品作品を収録する展覧会の公式図録です。 A4変形(270×210mm)、312ページで、図版はオールカラーです。
価格は3,500円(税込)。最近は図録も値段が高くなっています。
豪華な装丁の「特装版」(限定300部)もありますが、本の内容は同じで税込12,000円です。限定という言葉に弱い私も、ちょっと買えません。
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」開催概要
開催会場:東京都美術館
開催期間:2023年1月26日 (木) ~ 4月9日 (日)
休室日:月曜日
開館時間:9:30~17:30 金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)
観覧料金:一般2,200円など各種。 日時指定予約制になっています。詳細は公式チケットサイトへ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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