シャルル ド ゴール(Charles de Gaulle) バラ ― 2023年02月27日 05時53分28秒
「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 ― 2023年02月27日 17時11分17秒
川崎市岡本太郎美術館で、「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が開催されています。
岡本太郎現代芸術賞は、岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うための賞とされています。
岡本太郎が亡くなった翌年の1997年に「岡本太郎記念現代芸術大賞」として始まり、2006年に「岡本太郎現代芸術賞」に改名されました。通称の「太郎賞」の方が周知されています。
今回は595点の応募があり、その中から23名(組)が入選しています。
岡本太郎賞・岡本敏子賞については「該当作なし」となっています。コロナ禍で、芸術活動にも勢いがなくなっていたんでしょうか?
てんとう虫の背中の模様がダルマになっています。遠目で見るとボルダリングの岩のようですが、近くで見ると驚くほど緻密な描写がなされています
NISHINO HARUKA 《てんとう虫ダルマ -2022- 》(部分) 紙粘土、発泡スチロール、アクリル絵具、耐水性ペン、和紙、スチレンボード、ビーズ、リボン、レース、ワイヤー 300×400×100cm
《OHKA》 は、第二次世界大戦時に作られた特攻兵器「桜花」です。
当時(昭和19年~20年前半)の新聞の実物を使い、実物大で再現しています。
戦時中に和紙とコンニャク糊を使って作られた「気球爆弾」という兵器と同じ素材を使ったバルーン作品だということです。
意外と小さい機体です。当時の若者たちは、ただ一人この「特攻機」に乗り込んで、死を覚悟して敵地に向かったんですね。
足立篤史 《OHKA》(部分) 新聞(1945~45年)、図引和紙、コンニャク糊、送風機 100×500×600cm
関本幸治 《1980年のアイドルのノーパン始球式》(部分) ミクストメディア 500×500×500cm
Hexagon artist 《宇宙儀式》(部分) 素材は情熱、アイディア、人々の協力 500×500×500cm
川端健太 《そこに見えて居ない》(部分) 木製パネル、綿布、油彩、鉛筆、アクリルエマルジョン、ジェスモナイト 330×400×500cm
展示風景
岡本太郎のような「べらぼうな」作品23点は、どれを見ても芸術の新しい可能性と方向性を示した、楽しい作品です。
岡本太郎作品の常設展(収蔵品展)「岡本太郎とにらめっこ」と一緒に観ることができます。
「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」開催概要
開催会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2023年2月18日(土)~2023年4月16日(日)
休館日:月曜日、2月24日(金)、3月22日(水)
開館時間:9:30-17:00 (入館は16:30まで)
観覧料金:一般700円、 高・大学生・65歳以上500円、 中学生以下は無料
※この料金で常設展も観覧できます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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