「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」展 ― 2025年12月06日 15時22分21秒
川崎市岡本太郎美術館の展示室が、改修工事の為来年3月30日から約3年間の長期にわたり休館するにあたり、休館前最後の常設展が開催されています。(2026年3月29日まで)
企画展は「第29回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が2026年1月31日から3月29日迄開催され、これが休館前最後の企画展になります。現在企画展は開催されていません。
現在開催されている常設展は「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」。
何事に対しても全身全霊で挑み続けた岡本太郎。絵を描くこと、彫刻を彫ること、文章を書くこと、写真を撮ること、ピアノを弾くこと、スキーやテニスに熱中すること、旅すること……。ジャンルを超えた岡本の芸術活動と生き方の根底には「遊び」の精神が息づいていました。
岡本の言う「遊び」とは、単なる娯楽や余暇ではなく、自身の全存在を賭けて勝負するものでもありました。
本展では、岡本太郎の人生と芸術における「遊び」をキーワードに、当館のコレクションから必見の代表作を中心に紹介しています。
川崎市高津区二子に生まれた岡本太郎から、2度にわたり合計1,779点の主な作品が川崎市に寄贈されたことを契機として、1999年に川崎市岡本太郎美術館が開館しました。
開館後の2003年には、岡本太郎の養子である岡本敏子氏所有の、岡本太郎関連資料1,827点が寄贈されています。
3年間の休館前最後の常設展ということもあってか、岡本太郎の代表作の数々が展示され、常設展としてはまれに見る豪華な展覧会になっています。
岡本太郎の作品の中で私が一番気に入っている作品《 夜 》も展示されています。
発起人の花田清輝と岡本太郎を中心に、椎名鱗三、埴谷雄高、野間宏、佐々木基一、安部公房、関根弘らが会員・オブザーバーとして参加して発足した、文学と美術のジャンルにまたがる前衛芸術の研究会「夜の会」。 その「夜の会」という名は、当時岡本のアトリエに置かれていたこの作品が由来になったといいます。
岡本太郎 《夜》 1947年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
1940年、岡本はパリ時代に製作した多くの作品と共に帰国しますが、戦火により全て焼失してしまいました。岡本の手によりその後再制作されたものも展示されています。
左:岡本太郎 《痛ましき腕》 1936 / 1949年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
右:岡本太郎 《空間》 1934 / 1954年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
『こんな顔のクイーンがあったっていいじゃないか』。
1977年、岡本太郎はトランプをデザインして発表しています。
岡本太郎 《トランプ》 1977年 紙 川崎市岡本太郎美術館蔵
ちょっとユーモラスな作品です。岡本太郎は、ユーモアのある絵画や彫刻も数多く残しています。 タイトルは 《 ノン 》 。世の中には拒絶すべき事柄がたくさんあります。
岡本太郎 《ノン》 1970年 繊維強化プラスチック(FRP) 川崎市岡本太郎美術館蔵
「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」開催概要
開催会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2025年10月28日~2026年3月29日
今後の休館日:月曜日、12月29日〜1月3日、1月13日、2月12日、2月24日(1月12日、2月23日は開館) ※臨時休館あり
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料金:
10月28日〜2026年1月30日(常設展のみ開催):一般 500円 / 高校・大学生・65歳以上 300円
2026年1月31日〜3月29日(企画展とのセット料金):一般 700円 / 高校・大学生・65歳以上 500円
中学生以下 無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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