歌麿 写楽 北斎 広重 国芳「五大浮世絵師展」 ― 2025年06月21日 07時23分46秒
4月に前売り券を買っておきながら、すっかり忘れていた展覧会。
スマホのメールの中に購入済みのお知らせがあるのを見つけ、閉幕間近になると混むので慌てて行ってきました。
上野の森美術館で開催されている「五大浮世絵師展」です。7月6日(日)まで開催されています。
開館15分前、平日なのに多くの人が入場開始を待っています。
会場に入ると、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳と、大きく5人の名前が並んでいました。
フォトスポットが用意されていますが、なんだか おどろおどろしくて、誰もこの前で記念写真を撮る気にはならないようです。
本展は「五大浮世絵師展 ―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳― 5 STARS of UKIYO-E ARTISTS」という長いタイトルの展覧会で、女性を優麗に描いた喜多川歌麿、劇的な役者絵で人気を博した東洲斎写楽、風景・花鳥・人物と森羅万象を独自に表現した葛飾北斎、名所絵を中心に浮世絵に新風を吹き込んだ歌川広重、そのユーモラスな画風で大いに存在感を発揮した歌川国芳と、江戸時代を彩った浮世絵五大スターの代表作を通してその特徴的な作風に迫ります。
大河ドラマ「べらぼう」で知られる蔦屋重三郎などの版元とのかかわり、摺りの方法など、表現方法の秘密を発見することも出来ます。
本展は、
第一章 喜多川歌麿―物想う女性たち
第二章 東洲斎写楽―役者絵の衝撃
第三章 葛飾北斎―怒涛のブルー
第四章 歌川広重―雨・月・雪の江戸
第五章 歌川国芳―ヒーローとスペクタクル
の五つの章で構成され、美人画、役者絵、風景画など各分野で人気を博した五大浮世絵師の代表作を 中心に約140点を紹介しています。
さて、あなたの「推し」は誰でしょうか?
喜多川歌麿 《教訓親の目鑑 俗二云 ばくれん》 享和2年(1802)頃 竪大判錦絵 版元:鶴屋金助
東洲斎写楽 《三代目坂東彦三郎の鷺坂左内》 寛政6年(1794) 竪大判錦絵 版元:蔦屋重三郎
葛飾北斎 《冨嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう》 天保2年(1831)頃 横大判錦絵 版元:西村屋与八
歌川広重 《月に雁》 天保5-6年(1834-35)頃 中短冊判 版元:川口屋正蔵
歌川国芳 《小子部栖軽豊浦里捕雷》 天保7-8年(1836-37)頃 竪大判錦絵 版元:西村屋与八
「五大浮世絵師展 ― 歌麿 写楽 北斎 広重 国芳 ― 5 STARS of UKIYO-E ARTISTS」開催概要
開催会場:上野の森美術館
開催期間:2025年5月27日(火)~ 7月6日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料金:一般2,000円、高校・専門学生・大学生1,500円、小・中学生800円
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2025/06/21/9783854/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。