桃栗3年 柿8年 柚子は9年で成下る ― 2020年01月29日 12時02分05秒
柚子の実が生っていました。
ミュージシャンの「ゆず」も好きですが、果実の「柚子(ユズ)」も大好きです。
料理に香りや酸味を加える調味料として、柚子胡椒や唐辛子などの香辛料・薬味として、料理を美味しくしてくれます。お漬物にちょこんと乗っている柚子を見ると嬉しくなります。
果肉をくりぬいて半球の皮を器にして料理を盛りつける柚子釜は、ほのかな香りが料理の味を引き立ててくれます。
酎ハイも柚子が風味的にも美味しいです。マーマレード・ジャムや、柚子茶などのドリンク類にしても最高です。
柚子湯も温まっていいですね。
そんな柚子ですが、実が生るにはかなりの年数がかかってしまう、手間がかかる果物のようです。
「時をかける少女」(大林宣彦監督・原田知世主演の1983年版映画)でも「桃栗3年 柿8年 柚子は9年で成下る・・・」と歌っていましたが、「ユズの大馬鹿18年」、「柚子は9年の花盛り」、「柚子の阿呆は13年」など、地方によっていろいろな言い方があります。
でも、どちらにしても長い年数がかかるようです。
「時をかける少女」(1983年)で高柳良一と原田知世が歌っていた「桃栗3年・・・・」の歌ですが、作詞:平田穂生 作曲:大林宣彦 編曲:松任谷正隆のオリジナル曲で、題名は「愛のため息」というようです。
意外な題名です。
この曲は2番まであって、歌詞を紹介すると、
1番) 桃栗3年 柿8年 柚子は9年で成下る 梨の馬鹿めが18年
2番) 愛の実りは海の底 空のためいき星屑が ヒトデと出会って億万年
となります。
空のため息が星屑になって落ちてきて、海の底で星のようなヒトデと出会って憶万年の愛が実るなんて、ロマンチックですね。
でも、「ヒトデ」の名の由来は「人の手」の形をしているから「人手」じゃなかったかな?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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薀蓄仙人「雲竹斎」じゃ。
確かに「ヒトデ」は人の手の形をしているから和名では「人手」なんじゃが、英語では「starfish」(星の魚)あるいは「sea star」(海の星)、フランス語では「étoile de mer」(海の星)、ドイツ語では「Seestern」(海の星)などといわれておるんじゃ。学名も「Asteroidea」という。
日本でもヒトデを漢字では「海星」と書くことが多いんじゃ。
ヒトデは現在の星型や星マーク(☆・★)の元となったとも言われておる。
やっぱり、「Romanticが止まらない」んじゃ。
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