「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展 後期: ― 2021年01月03日 15時46分38秒
日本橋(東京)のアーティゾン美術館で開催されている「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」展は、前期と後期でかなり大幅に展示替えが行われます。
1月4日までは休館日ですが、後期初日の12月22日に行った時の写真をアップします。
前期はこちら。
本展の目玉となるのはやはり、国宝の「俵屋宗達 《風神雷神図屛風》」です。こちらは後期のみの展示となります。
俵屋宗達 《 風神雷神図屛風 》 江戸時代 17世紀 紙本金地著色 154.5×169.8㎝各 2曲1双 建仁寺(京都市東山区)蔵 出典:ウィキペディア・コモンズ
国宝である上に、建仁寺所蔵の貸し出し品なので写真撮影は禁止されています。この写真のみウィキペディア・コモンズから引用しました。
展覧会は5つの章で構成されていますが、前期のみ、後期のみのセクションもあり、かなり大幅な展示替えが行われています。
【序章】 都市の様子 Introduction: The Urban Context
1. 京 Kyoto (前期のみ)
2. 江戸 Edo (後期のみ)
3. パリ Paris
フィンセント・ファン・ゴッホ 《 モンマルトルの風景 》 1886年 油彩・カンヴァス 48.2×39.5㎝ 石橋財団アーティゾン美術館蔵
【 第一章 】 the 琳派 Section 1: The Rimpa School
1. 花木草花 Flowers and Plants
2. 物語絵 Narrative Paintings (後期のみ)
3. 墨の世界 The World of Sumi Ink (前期のみ)
池田孤邨(いけだこそん) 《 墨田川遠望図 》 江戸時代 文政9(1826)年 絹本淡彩 55.5×1076cm 1幅 東京都江戸東京博物館蔵
伝 俵屋宗達《 伊勢物語図色紙 彦星 》 江戸時代 17世紀 紙本着色 24.6×21.1cm 1幅 石橋財団アーティゾン美術館蔵
【 第二章 】 琳派×印象派 Section 2: Rimpa x Impressionists
1. 継承 Succession
2. 水の表現 Expressing Water
3. 間(ま) Ma (space)
4. 扇形 Fan Shapes
5. 注文主 Clients
伊年印 《 源氏物語図 浮舟、夢浮橋 》 江戸時代 17世紀 紙本着色 58.3×108.5cm 1面 石橋財団アーティゾン美術館蔵
クロード・モネ 《 睡蓮 》 1903年 油彩・カンヴァス 81.5×100.5cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
エドガー・ドガ 《 踊りの稽古場にて 》 1895–98年 パステル・紙 45.9×89.8cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
中村芳中 《 四季草花図扇面貼交屛風 》 江戸時代 18–19世紀 紙本着色 157.2×157.0cm各 2曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵
ピエール= オーギュスト・ルノワール 《すわる ジョルジェット・シャルパンティエ嬢》 1876年 油彩・カンヴァス 97.8×70.8cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
【 第三章 】 the 印象派 Section 3: The Impressionists
1. 都市市民の肖像 Portraits of Urbanites
2. 静物への関心 Interest in the Still Life
3. 神話的世界 Mythical Worlds
4. 郊外への憧憬 Adoration for the Outskirts of the City
エドゥアール・マネ 《 自画像 》 1878–79年 油彩・カンヴァス 95.4×63.4cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
ベルト・モリゾ 《 バルコニーの女と子ども 》 1872年 油彩・カンヴァス 61.0×50.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
オーギュスト・ロダン 《 立てるフォーネス 》 1884年頃 大理石 高さ71.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
ピエール= オーギュスト・ ルノワール 《 水浴の女 》 1907年頃 油彩・カンヴァス 35.4×27.0㎝ 石橋財団アーティゾン美術館蔵
展示風景 (↑ギュスターヴ・ カイユボット 《イエールの平原》 ↓ポール・ゴーガン 《ポン=タヴェン付近の風景》 など)
アルフレッド・シスレー 《 森へ行く女たち 》 1866年 油彩・カンヴァス65.2×92.2cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
クロード・モネ 《 アルジャントゥイユ 》 1874年 油彩・カンヴァス 43.0×70.0cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
ポール・シニャック 《 コンカルノー港 》 1925年 油彩・カンヴァス73.4×53.9cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
【 終章 】 都市を離れて Conclusion: Leaving the City
鈴木其一 《 富士筑波山図屛風 》 江戸時代 19世紀 紙本金地着色 128.3×274.2 各 6曲1双 石橋財団アーティゾン美術館蔵
ポール・セザンヌ 《 サント=ヴィクトワール山と シャトー・ノワール 》 1904–06年頃 油彩・カンヴァス 66.2×82.1cm 石橋財団アーティゾン美術館蔵
「琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術」開催概要
開催場所:アーティゾン美術館 6階5階展示室
開催期間:2020年11月14日[土] - 2021年1月24日[日]
前期:11月14日[土] - 12月20日[日]
後期:12月22日[火] - 1月24日[日]
休館日:月曜日(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日 - 1月4日)、1月12日 開館時間:10:00 - 18:00 *入館は閉館の30分前まで
入場料金:一般 WEB予約1,700円 当日窓口販売2,000円
※大学生 専門学校生 高校生は無料ですが予約が必要です。予約がない場合は「当日チケット(一般)の購入が必要です。
※中学生以下は無料で予約も必要ありません。
※障がい者手帳をお持ちの方と 付き添いの方1名は無料ですが予約が必要です。
※一般以外は証明書類が必要です。
※ウェブ予約チケットは各入館時間枠の終了10分前まで販売します。
※当日チケットはウェブ予約チケットが完売していない場合のみの販売になります。
入場料金の詳細はWEBチケットサイトで確認して下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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