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生誕150年、川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」2023年11月25日 15時56分03秒

明治・大正・昭和の3つの時代に渡って活動した日本画家・川合玉堂が愛し、1957年〈昭和32年)に亡くなるまでの十数年を過ごした御岳渓谷(みたけけいこく)。
玉堂没後には、「玉堂の愛してやまなかった御岳渓谷に美術館を建てよう」との声が上がり、1961年5月、御岳渓谷の多摩川を眺める川岸に開館したのが「玉堂美術館」です。

建物は飛騨の民家や寺院の回廊などがモチーフとなっており、秋には枯山水の庭園が紅葉に染まります。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」

川合玉堂は1873年(明治6年)11月24日生まれで、昨日生誕150年を迎えました。

玉堂美術館では、15歳頃の写生から晩年の作品まで幅広く蒐集された約300点の所蔵品から、年に7回自然に合わせた展示替えを行いますが、今は「錦秋展」が開催されています。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」

川合玉堂の、日本の自然を雄大に描いた中に、そこに暮らす人々や動物たちの生活を自然との対比で描く画風が私は大好きです。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」
川合玉堂 《渓村晩秋》 1942年(69歳) 部分

川合玉堂

1940年に授与された文化勲章や、勲一等旭日大綬章(没時叙勲)、1931年にイタリア皇帝から贈られたグラン・オフィシェー・クーロンヌ勲章なども展示されています。
川合玉堂「玉堂美術館」

川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」
川合玉堂 《秋藤老猿》 1895年(22歳)

川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」

玉堂愛用の岩絵の具なども展示されています。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」

玉堂は約265個の印章を、作品の大きさや色合いなどにより使い分けていました。篆刻(てんこく)者は中村蘭台と北大路魯山人(下の写真)の作品が多かったということです。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」
魯山人は陶芸や料理で有名ですが、本職は篆刻家だったということです。

川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」
川合玉堂 《行秋》(ゆくあき) 1953年(80歳)

庭園をゆっくり眺められるようにベンチが置かれているので、ここに座ってのんびり自然を満喫するのも良いかと思います。
川合玉堂「玉堂美術館」
庭園に面した建物には当時の画室を再現した部屋があります。ガラスに庭の木々が映り込んでいます。
川合玉堂「玉堂美術館 錦秋展」

玉堂美術館「錦秋展」開催概要
開催会場:玉堂美術館(東京都青梅市御岳1丁目75)
開催期間:2023年10月11日(火)~12月3日(日)
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合、翌平日
入館料:一般 600円 中・高・大生 500円 小学生 300円



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