雀のお宿で深大寺蕎麦 ― 2024年05月13日 19時22分30秒
神代植物公園に行ったので、深大寺そばのそば屋さん「雀のお宿」で昼食です。深大寺参道沿いにあります。
深大寺では「深大寺そば」が有名で、周辺には深大寺そばのお店がたくさんあります。
お店が深大寺のそばになくても深大寺そばのお店ですが、「雀のお宿」は正真正銘深大寺のそばにあるそば屋さんです。
門をくぐって階段を数段上がると、古民家風で風情のある建物があります。
写真右側も客席ですが、正面の部屋に案内されました。
天ざるそば(くず餅つき)をいただきました。税込1,800円です。
くず餅はデザートで食べるつもりでいましたが、先に出てきました。
フランス料理のパンと同じですね。パンを目の前にして前菜が出てくるのを待っている時は、「おあずけ」をさせられて、なかなか「よし!」と言って貰えないワンちゃんの気持ちがよく分かるのです。
置いておいて食後にいただきました。もっちりとした硬めの食感のくず餅が2切れに、甘い蜜と きな粉がかかっています。上品な甘さです。
天ざるそばです。私は外で日本蕎麦はあまり食べないので味はよく分かりませんが、天ぷらはサクサクッとしてとても美味しかったです。エビはもちろん、甘いカボチャが美味しい。
下の方に私の大好きなレンコンの天ぷらがありました。レンコンの天ぷらは食感に当たり外れが大きいのですが、これは当たりでした。
おそばの量が多いので、お腹いっぱいになります。 ごちそうさまでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
バニラの花が咲いていました ― 2024年05月14日 07時37分09秒
5月9日は「アイスクリームの日」でした。
そのアイスクリームの美味しい香りの素になる「バニラ」の花が、神代植物公園の大温室の中で咲いていました。
バニラ(華尼拉、英名: Vanilla)は、キジカクシ目、ラン科、バニラ属の常緑蔓(つる)性植物です。原産地はメキシコ、中央アメリカといわれています。
つる性なので、他の樹木につるを絡ませながらどんどん上に成長していきます。
花の寿命は短く、一つの花は咲いてから8時間位で萎んでしまうそうです。
バニラの香りがするかと思って花の匂いを嗅いでみましたが、香りはありませんでした。
後で調べてみると、花や収穫した豆(種子鞘)には香りはないそうです。ここから発酵・乾燥を繰り返すキュアリングという工程を行う事によって、初めて独特の甘い香りがするようになるということです。
キュアリングを経た種子鞘が「バニラ・ビーンズ」で、その成分を抽出して溶剤に溶かしこんだものが「バニラ・エッセンス」や「バニラ・オイル」として利用されます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
仏教三大聖樹「ムユウジュ(無憂樹)」 ― 2024年05月15日 10時02分50秒
神代植物公園の大温室で、ムユウジュの花が咲いていました。
ムユウジュ(無憂樹・無憂華、無憂花)は、マメ目、マメ科(ジャケツイバラ科)、サラカ属(アショカノキ属)の常緑小高木です。
学名は Saraca asoca で、アソッカとも呼ばれます。別名に阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)、阿輸迦樹(アショーカジュ)などがあり、英名は Asoka Tree 又は Sorrowless Tree といいます。
ムユウジュの花は、葉腋や幹に円錐花序を付けます。花は花弁がなく、4枚の花弁のように見えるのは萼(がく)です。萼の色は黄色~オレンジ色~赤色と変化し、その中心から1本の雌蕊(めしべ)と数本の雄蕊(おしべ)が突き出ています。
温室の奥の方で咲いていたのですが、鮮やかな色彩なので目立ちます。
ムユウジュは、「インドボダイジュ(印度菩提樹)」、「シャラソウジュ(沙羅双樹)」とともに仏教三大聖樹と呼ばれ、神聖視されています。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
ブルグマンシア(エンジェルストランペット) ― 2024年05月15日 14時38分20秒
神代植物公園でブルグマンシア・ウェルシコロルが咲いています。
ブルグマンシア(Brugmansia)は、ナス目、ナス科、ブルグマンシア属(キダチチョウセンアサガオ属)の熱帯花木です。学名も Brugmansia です。
日本名でキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)と呼ばれることも多いようです。
園芸品種名でエンジェルストランペット(Angel's Trumpet)ともいいます。
キダチチョウセンアサガオといいますが、アメリカ大陸の熱帯地方が原産で、朝鮮原産ではありません。何故「チョウセン(朝鮮)」という名が付いたのかは分かりません。単に「海外から入ったきたもの」という意味合いが強いようです。漢字を見る前は「気立挑戦朝顔」かと思っていました。
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花を付けます。花はつぼみから飛び出すような形で咲き、花弁の先端は5つに分かれて反り返り、ラッパ状になります。
この花はブルグマンシア・ウェルシコロル(Brugmansia versicolor)という品種で、エクアドルの太平洋岸に分布します。花は長さ30cm~50cmと非常に大きくなります。
ウェルシコロルは「変色の」と言う意味で、花は咲き始めが淡いオレン色で時間の経過とともに濃く変色していきます。
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メディニラ・マグニフィカ&火の鳥 ― 2024年05月16日 16時16分16秒
神代植物公園で咲いていた「メディニラ・マグニフィカ」です。
メディニラ・マグニフィカ(Medinilla magnifica)は、フトモモ目、ノボタン科、メディニラ属の常緑小低木です。
フィリピン原産で、高温多湿を好み寒さには弱い熱帯花木です。神代植物公園では大温室の中で花を咲かせていました。
花は枝先からブドウの房の様に下垂して咲きます。花序は長さ30㎝位で、上の方にピンク色の苞と呼ばれる覆いがパラシュートの様に数枚付き、その下にコーラルピンクの小さな花が房になってたくさん付きます。
花全体が大変美しいことから「熱帯の宝石」とも呼ばれています。
大温室では、日本生まれの「メディニラ・火の鳥」の花も咲いていました。
“火の鳥”(Medinilla hinotori)は、メディニラ・マグニフィカとメディニラ・ミニアータを交配して、日本で作出された品種です。赤い色がより鮮やかで、ルビーのような色合いが美しい花です。
この他にもメディニラ属全体では約400種類があるということです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
国立西洋美術館 常設展 ― 2024年05月16日 20時57分18秒
JR上野駅の公園口前にある国立西洋美術館は西洋美術全般を対象とする美術館で、実業家松方幸次郎(1866 - 1950)が収集した、印象派など19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする「松方コレクション」が、コレクションの基礎となっています。
本館は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として、世界文化遺産に登録されています。
常設展には企画展を観た後に毎回立ち寄ります。展示内容は基本的には変わらないのですが、行くたびにテーマに沿った展示方法を楽しめます。
今は企画展はやっていないので、常設展だけ寄ってみました。
展示風景
16世紀前半の宗教画、人物画から、19世紀後半の印象派、20世紀中頃のミロやピカソまで、部屋ごとにほぼ年代を追って展示されています。
中央パネルと開閉可能な左右の翼部で構成されている「三連祭壇画」という画法で、1500年代前半の作品です。
ヨース・ファン・クレーフェ 《三連祭壇画:キリスト磔刑》 16世紀前半 油彩、板 中央部: 116 x 83; 両翼部: 117 x 36 cm
展示風景
17世紀半ばの作品ですが、鮮やかな瑠璃色の絵具には高価なラピスラズリが使われています。
カルロ・ドルチ 《悲しみの聖母》 1655年頃 油彩、カンヴァス 82.5 x 67cm
展示風景
チケットにはクロード・モネの《舟遊び》が描かれていました。
クロード・モネ 《舟遊び》 1887年 油彩、カンヴァス 145.5 x 133.5cm
展示風景
今回が初展示となるピカソの作品は、2点展示されていました。本作は、当時のピカソの愛人、ドラ・マールを描いたものです。
パブロ・ピカソ 《小さな丸帽子を被って座る女性》 1942年 油彩、カンヴァス
展示風景
展示の最後には、ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品3点が並んでいました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ばらをつけた女》、《ばら》、《風景の中の三人》
「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」というコーナーがあり、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤが手掛けた版画集『戦争の惨禍』全場面82点も展示されています。(26日迄)
国立西洋美術館「常設展」開催概要
開室時間:9:30~17:30 金曜・土曜日 9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで
休館日:毎週月曜日 ※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館 ※年末年始(12月28日〜1月1日) ※臨時休館あり
常設展観覧料金:一般500円、大学生250円
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名は無料 (入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳を提示)
※Kawasaki Free Sunday(原則毎月第2日曜日)、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)は常設展のみ無料となります。
※企画展は別料金となります。また、企画展の観覧券で常設展も観覧できます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
若葉の候 ― 2024年05月17日 20時51分53秒
ユーフォルビア・ゴットレベイ(Euphorbia gottlebei) ― 2024年05月18日 10時41分07秒
神代植物公園の大温室で、ユーフォルビア・ゴットレベイの花が咲いていました。
ユーフォルビア・ゴットレベイ(Euphorbia gottlebei)は、キントラノオ目、トウダイグサ科、トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑低木で、学名も Euphorbia gottlebei です。
マダガスカル原産で、学名(種小名)の gottlebei は、マダガスカル島に居住したドイツ人植物コレクター、ギュンター・ゴットレベ(Gunter Gottlebe)氏の名にちなんでいます。
アップにすると、茎の周囲に細く鋭いトゲが密集して生えているのが分かります。触ると痛そうです。葉も細く長く成長し、トゲを隠してしまうくらいになります。
花は茎の先の方にまとまって付きます。赤い花弁のように見えるのは、正確には苞が色付いたものだそうです。
苞とは、1個の花または花の集まり(花序)の基部にある特殊化した葉のことをいいます。
もっとアップにしてみました。 ケーキ屋さんのショーケースみたいで美味しそうですね。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
「HYPER ZONe ENERGY」を無料配布していました ― 2024年05月18日 14時31分23秒
昨日、駅前でサントリーフーズの「HYPER ZONe ENERGY」を無料配布していました。
「貰えるものなら夏でもストーブ」の私は、飛び付いて有難く頂いてきました。
貰った缶ボトル表側には真っ黒な中に薄く「スイッチON」のマークと「5.28 DEBUT」と印刷されているのが見えます。発売前のシークレットデザインのようです。
「HYPER ZONe ENERGY」の400ml缶自体は一昨年くらいからシリーズが販売されていました。
5月28日にはどんな新製品が出るのでしょうか?
データ的には従来の「HYPER ZONe ENERGY」よりエネルギーや炭水化物、ビタミンB2が減っている代わりに、食塩相当量が少し増えています。夏向きにさっぱりした味で、塩分補給を考えているのでしょうか。
コップに注いでみました。ビタミンB2を含んだエナジードリンク特有の、黄色い色をしています。
カフェインが150㎎とあります。
私、萎縮性胃炎で治療中なのでカフェインや炭酸を含む飲料は控えています。 残念~!
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
「生命の交歓 岡本太郎の食」川崎市岡本太郎美術館 ― 2024年05月19日 07時16分09秒
川崎市岡本太郎美術館で開催されている「生命の交歓 岡本太郎の食」展に行ってきました。
美術館入り口にバラの花が咲いています。
本展は「川崎市市制100周年記念展 」として開催されているもので、「食」を切り口に、油彩をはじめ岡本太郎が制作した食器や陶器、得意料理のレシピ、取材先で撮影した写真など、約200点の多彩な資料を本人の言葉とともに紹介しています。
『岡本太郎にとって「食」とは、味わうことや、栄養をとるということだけではなく、食べる者と食べられる者との生命と生命のぶつかり合いであり、闘いとった生命を自身の身体に取り込む喜びであると考えました。また、芸術は生活と一体であるべきと考えた岡本は、食卓などの家具やティーポットやグラスといった食器など、食の場で使われ生活にいろどりを与える作品の数々を制作しました。
さらに岡本は、書を絵付けした大皿や顔のある茶器など、岡本独自の感性とユーモアあふれる陶芸作品も手がけています。岡本はまた、国内外の食文化や食を支える市場に興味を抱き、取材に訪れる先々の市場に出かけ、そこに住む人々の暮らしや活気あふれる市場の様子など数多く撮影しました。』
(『 』内展覧会公式サイトより引用)
本展では「生きものが生きものを食べるのは、まさに生命の交歓である。」(岡本太郎「食べ物に挑む 私の食事観」『暮しの設計』中央公論社、1974年)
という岡本太郎の言葉に基き、両親の岡本一平・かの子と過ごした少年時代から、青年期を過ごしたパリ、そして戦後から晩年まで、岡本の食にまつわる資料を展示し、人生、芸術、そして食べることもまた闘いだと考えていた岡本太郎を「食」という視点から読み解いていきます。
第1章:岡本太郎と岡本一平・かの子
第2章:パリ時代~戦後
第3章:生命の交歓
第4章:生活を彩る
第5章:岡本太郎の陶芸作品
第6章:旅と食 岡本太郎の写真
の6つの章で構成されています。
第1章:岡本太郎と岡本一平・かの子
岡本太郎の父は、画家・漫画家・文筆家・仏教研究家の岡本 一平(おかもと いっぺい、1886年 - 1948年)です。
母、岡本かの子(おかもと かのこ、本名:岡本 カノ、旧姓:大貫(おおぬき)、1889年 - 1939年)は、小説家、歌人、仏教研究家として活躍していました。
かの子は料理は得意ではなくあまり作らなかったと言われていますが、美食家であり、家族でフランス、イタリアをはじめ欧米各地を食べ歩いています。
岡本一平が描いた岡本かの子観音像に、かの子が短歌を詠んでいます。
岡本一平(画)/岡本かの子(短歌) 《かの子観音》 制作年不明 紙、墨、絵具 川崎市岡本太郎美術
母、岡本かの子の文学碑となった作品です。かの子文学の支持者と、川端康成、瀬戸内晴美(のちに寂聴)、建築家の丹下健三らの協力により、かの子の生地(川崎市高津区二子)に建てられている《誇り》の原型です。
高津区二子にある文学碑の台座には「この誇りを亡き一平とともにかの子に捧ぐ 太郎」と刻まれています。
岡本太郎 《誇り》 1962年 繊維強化プラスチック(FRP) 川崎市岡本太郎美術館蔵
第2章:パリ時代~戦後
著名な父母を持ち、パリでの勉学を目指した太郎は、セザンヌやピカソの作品との出会いを経て、前衛芸術家や思想家たちと共に最先端の芸術運動に身を投じました。
第2次世界大戦がはじまった翌年の1940年(昭和15年)、パリにドイツ軍が侵攻し、岡本太郎は日本に帰国します。 ニ科展に出品し個展を開催するなど、パリでの成果を発表していましたが、徴兵され中国に渡ります。
1946年に復員した岡本は、青山の自宅もパリで描いた作品も、戦火のためすべてを焼失してしまっていました。
パリのG.L.M社から発行された画集『OKAMOTO』記載のサイズを参考に実物大の写真パネルで、若きパリ時代の作品を紹介しています。
岡本太郎 《リボンを結んだ女》1936年 《リボンの祭》1935年 戦火により焼失
岡本太郎の代表作のひとつ、《痛ましき腕》です。1936年にパリで描いた作品は焼失してしまいました。1949年に再制作しています。
岡本太郎《痛ましき腕》1936/1949年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
第3章:生命の交歓
岡本太郎は、「食べる」ということは“いのち”対“いのち”と考え、神聖な行為であり命の饗宴だといいます。
1951年、岡本太郎は「縄文土器」との衝撃的な出会いをし、日本人の根源的な生命感を表すものであると考えました。
岡本太郎 《縄文人》 1982年 繊維強化プラスチック(FRP) 川崎市岡本太郎美術館蔵
岡本太郎 《樹霊Ⅰ》 1970年 繊維強化プラスチック(FRP) 川崎市岡本太郎美術館蔵
第4章:生活を彩る
岡本太郎は日々の生活の中に機能性だけではなく、彩が必要だと考え、食器、照明、椅子から鯉のぼり、飛行船に至るまで様々なデザインを行い、芸術を生活の中に溶け込ませることを目指しました。
岡本太郎 《夢の鳥》 1977年 陶磁 川崎市岡本太郎美術館蔵 他
岡本太郎 《水差し男爵》 1977年 ガラス 川崎市岡本太郎美術館蔵 他
1985年の「EXPO’85 科学万博」の記念として岡本太郎がデザインした《人間ボトル》です。
男性ボトルにはウイスキー、女性ボトルにはブランデーが入っています。
岡本太郎 《人間ボトル》 1985年 陶磁 川崎市岡本太郎美術館蔵
第5章:岡本太郎の陶芸作品
岡本太郎は、勅使河原蒼風(草月流の創始者)、陶芸家でもあった北大路魯山人、陶芸家の濱田庄司などとも親交があり、陶芸作品も多く残しています。
都立多磨霊園の、岡本太郎一家3人が眠る墓に置かれた作品です。
太郎の父である岡本一平の墓標になっていて、1954年の七回忌に設置されました。岡本太郎が陶芸作品として初めて発表した作品だといわれています。
岡本太郎 《顔》 1952年 陶磁 川崎市岡本太郎美術館
第6章:旅と食 岡本太郎の写真
パリで写真家のブラッサイなどから手ほどきを受けた太郎は、カメラを愛し自ら多くの写真を撮影しました。それらは自身の文章の挿図として、雑誌や著書に掲載されています。
撮影:村上善男 《牛と岡本太郎/岩手》 1957/6/18 ゼラチン・シルバー・プリント 川崎市岡本太郎美術館蔵
会場にはニコンのニコマートやオリンパスPEN FTブラックが展示してありましたが、岡本太郎はその他にもいろいろなカメラを使用し、収集もしていたようです。
ニコマート/NIKKOR H Auto 28mm F3.5
展覧会図録はA5サイズ56ページで、税込550円です。
常設展として「前衛たちの足跡 岡本太郎とその時代」を同時開催し、岡本太郎と交流のあった同時代の作家たちの活動の一端を紹介しています。
中国からの復員後、戦後の前衛芸術運動に岡本太郎が関わった「夜の会」や「アヴァンギャルド芸術研究会」、「世紀の会」の活動資料や、そこに集った池田龍雄、北代省三、山口勝弘といった同時代の作家たちと、1950年代に交流のあった芥川(間所)紗織の作品を展示し、芸術家たちの足跡をたどっています。
発起人の花田清輝と岡本太郎を中心に、椎名鱗三、埴谷雄高、野間宏、佐々木基一、安部公房、関根弘らが会員・オブザーバーとして参加して発足した、文学と美術のジャンルにまたがる前衛芸術の研究会「夜の会」。
その「夜の会」という名は、当時太郎のアトリエに置かれていたこの作品から取られたといいます。
岡本太郎 《夜》 1947年 油彩、キャンバス 川崎市岡本太郎美術館蔵
お土産です。
岡本太郎コースター《夢の鳥》2枚セット。880円(税込)
ギターのピックも4~5種類売っていました。これはホログラムの輝きが光の方向によってキラキラと変わります。税込170円です。
川崎市市制100周年記念展 「生命の交歓 岡本太郎の食」開催概要
開催会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2024年4月27日(土)~2024年7月7日(日)
休館日:月曜日(7月1日を除く)、7月2日(火)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
観覧料金:一般900円、高・大学生・65歳以上700円 ※中学生以下は無料
同時開催 常設展「前衛たちの足跡 岡本太郎とその時代」 2024年4月18日(木)~7月7日(日)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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