鳥 ― 2024年11月28日 07時46分54秒
上野公園でイチョウが見頃です ― 2024年11月27日 17時38分18秒
今日上野公園に行ったら、JR上野駅前のイチョウの木が黄色く染まっていました。
まだ緑色が残っている木もありますが、駅前のベンチにはイチョウの葉がたくさん落ちています。
西郷さんの銅像辺りは日当たりが良いので、今がちょうど見頃になっています。
清水観音堂前のモミジとサザンカが、青空の下で紅白のコントラストを見せています。
イチョウが黄色く色付く中、サクラの花が咲いていました。
十月桜です。十月桜は春だけではなく、秋から冬にも花を咲かせる2期咲きのサクラです。
東京文化会館横のイチョウ並木は、このちょうど良い時期に工事中です。なんてこった!
秋の空気に浸りながら、物思いにふける人がいました。
オーギュスト・ロダン 《考える人》(拡大作) 1881-82年(原型)、1902-03年(拡大)、1926年(鋳造) ブロンズ 186 x 102 x 144cm 国立西洋美術館
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
国登録有形文化財「河鹿園」 ― 2024年11月26日 20時23分34秒
東京都青梅市の御岳渓谷にある「玉堂美術館」から多摩川を挟んで向かい側(JR御嶽駅側)に、旅館建物室礼美術館「河鹿園」があります。
御岳渓谷沿いに100年近く続く元料亭旅館「河鹿園(かじかえん)」の建物を利用し、国登録有形文化財の指定を受けた歴史的な建造物と書画を展示する美術館です。
建物で最も古いのは帳場兼主屋で1925(大正14)年ごろの建築になります。
1930(昭和5)年ごろに数寄屋座敷の「山魚楼(さんぎょろう)」や磨き丸太が目を引く「渓梅庵(けいばいあん)」、上質な客室を備える「枕流亭(ちんりゅうてい)」、独創的な造作の「射山荘(しゃざんそう)」が建てられました。建材は主に屋久杉で出来ています。
2017年に旅館としての営業を終え、現在は日本画や書画を歴史的建造物の中に展示するギャラリーとして、一般に公開されています。2020年に国登録有形文化財に指定されました。
現在は、12月22日(日)まで「玉堂翁尽くし展」が開催されていて、旅館のすべての部屋に川合玉堂や、玉堂ゆかりの画家たちの作品が展示されています。
大広間には川合玉堂の書画が所狭しと並びます。
画号は当初「玉舟(ぎょくしゅう)」、間もなく「玉堂」に改め、晩年は終の棲家と同名の「偶庵(ぐあん)」を別号として用いていました。当館には「偶庵」の落款が多く見られます。
全ての元客室に作品が展示されていて、各部屋からは多摩川の絶景を眺めることが出来ます。
見事な黄葉のイチョウの木は、多摩川を挟んだ玉堂美術館の前に植えられているものです。
床の間にも置物や草花などと共に、玉堂の作品が飾られています。
ご主人の手書きの解説文が、ほぼすべての作品に添えられています。時にはユーモアをもって・・・
川合玉堂 《雙馬》 《孤鹿》
川合玉堂 《初音》
日本の四季の山河と、そこで生きる人間や動物の姿を描いた玉堂の画は、厳しい風景の中にも人々の営みの温かさが感じられます。
川合玉堂 《湖畔新雪》
室内のテーブルに紅葉が反射します。
ベランダに出て撮影してみました。イチョウの手前に多摩川の流れが見えます。
旅館当時のお風呂も見ることが出来ます。
客室にあったドレッサーです。
「玉堂翁尽くし展」開催概要
開催会場:旅館建物室礼美術館 河鹿園
開催期間:2024年10月30日(水)~2024年12月22日(日)
休館日:月曜日・火曜日(企画展示期間中のみ開館)
開館時間:11:00-16:00 (入館は15:00まで)
観覧料金:一般900円 学生400円 一日ごゆっくり券 1,300円(お飲み物付き 再入場可)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
玉堂美術館・川合玉堂「家路」展 ― 2024年11月25日 16時20分18秒
御岳渓谷のJR御嶽駅から多摩川を挟んだ対岸に、川合玉堂の美術館「玉堂美術館」があります。
黄色く色付いたイチョウの木の右側に見える、白い塀と壁の建物が美術館です。
館内には趣のある枯山水庭園が広がり、秋には木々が赤や黄色に染まります。
川合 玉堂(かわい ぎょくどう、1873年〈明治6年〉 - 1957年〈昭和32年〉)は、明治・大正・昭和時代の日本で活動した日本画家です。
玉堂は太平洋戦争中の1944年(昭和19年)に、かねてより写生で頻繁に訪れていた東京都西多摩郡三田村御岳(現・青梅市)に疎開し、1957年に死去するまで奥多摩の御岳渓谷で暮らしました。
玉堂の没後、香淳皇后(昭和天皇の皇后さま)を含む多数の団体・地元有志・玉堂愛好家などからの寄付により、1961年(昭和36年)5月、この地に玉堂美術館が開館しました。
香淳皇后が玉堂から絵画の指導を受けていたという関係もあるのか、皇居内にある「皇居三の丸尚蔵館」でも、多くの玉堂作品を収蔵しています。
1889年(明治22年)16歳の頃の写生です。動物、植物の細かい描写を、若い頃から研究していたようです。上手いですね(当たり前でしょうが・・・)
今回の展覧会は「家路」をテーマに、秋の風景が多く展示されています。
川合玉堂 《河畔晩秋》 1929年(昭和4年) 56歳
展示風景
玉堂の絵画には自然の中の人や動物が描かれたものが多く、自然と人が一体化した画の中には物語があり、鑑賞者は当時の人々の暮らしぶりから想像を膨らませることができます。
川合玉堂 《河畔清秋》 1950年(昭和25年) 77歳
川合玉堂の絵画を観るとなぜかほっこりとするのは、厳しい風景に立ち向かっていくのではなく、温かい家庭に向かって「家路」に付く人々が描かれているように感じられるからではないでしょうか。
川合玉堂 《時雨》 1953年(昭和28年) 80歳
左から、文化勲章(1940年/昭和15年)、イタリア皇帝よりグラン・オフィシェー・クーロンヌ勲章(1931年)、勲一等旭日大綬章(1957年/昭和32年)が展示されています。
川合玉堂愛用の岩絵の具です。
玉堂は約265個の印章を、作品の大きさや色合いなどにより使い分けていました。多くの篆刻(てんこく)者の印章を使っていましたが、中村蘭台と北大路魯山人(下の写真)の作品が多かったということです。
本展は、12月8日(火)まで開催されています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
バジルサルシッチャ&サルサヴェルデ ― 2024年11月24日 15時37分36秒
本年5月、横浜市都筑区のセンター北駅近くに、日本におけるボッシュグループの新本社が完成し、日本全体のボッシュ(BOSCH)グループ従業員約6,400名のうち、約2,000名がこの地に集約されました。
そのボッシュ新本社の中にある「café 1886 at Bosch」へ行ってみました。
「café 1886」の1886って何?
1886年はボッシュがドイツで創業した年だそうです。日本進出は1911(明治44)年です。
「café 1886」は、本社が渋谷にあった時に本社内にあった店が、本社移転と共に横浜に移ってきたということです。
バジルサルシッチャ&サルサヴェルデという舌を噛みそうな名前の、(お店の分類では)ピザがあったので食べてみました。コーヒーは「アメリカーノ」。エスプレッソをお湯で割ったものです。ドリンクセットで1,230円です。
サルシッチャはイタリア発祥の、肉やハーブ、バジルなどを腸詰めにした太めのソーセージです。
バジルたっぷりの太いサルシッチャが1本丸のまま入っていました。
サルサヴェルデって何だか分かりませんでしたが、イタリアンパセリを使ったソースだそうです。
バジルとパセリ、爽やかな味に仕上がっていて、ほのかなガーリックの香りが食欲をそそります。超美味しい❣
ボリュームがあって、お腹いっぱいになります。
ピザ、パニーニ、パスタなどがあり、ドイツやイタリアのファストフードを扱うカフェとしては、かなり本格的なお店でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
JR只見線・第一只見川橋梁の秋 ― 2024年11月23日 17時19分17秒
御岳渓谷に行ってきました ― 2024年11月22日 20時24分44秒
JR青梅線・軍畑(いくさばた)駅近くの、御岳渓谷遊歩道入口です。
遊歩道ということですが、かなり急な下り坂です。転がっていくと、早く下まで行けそうです。
秋の御岳渓谷は3回目になります。今年はあまり綺麗ではないような気がします。川の水が青空を映して綺麗ですね。
多摩川の流れは急流の部分と穏やかに流れる所があって、変化に富んでいます。
ハクセキレイ(白鶺鴒)がいました。
軍畑駅から沢井駅、御嶽駅と、上流に行くにつれて赤や黄色の色が鮮やかになってきました。
この遊歩道周辺には記念碑が多くあります。「お山の杉の子記念碑」というのがありました。
作詞:吉田テフ子(ちょうこ) 作曲:佐々木すぐる の童謡です。
作曲家の佐々木すぐるは、たびたび御岳渓谷を訪れ、居住したこともあるといいます。この曲はこの地で作曲されたということです。
「♪ 昔 昔 その昔 椎(しい)の木林の すぐそばに 小さなお山が あったとさ あったとさ ・・・・・」
という歌ですね。
山の上から朝日が昇って、反対側の山々を照らしていきます。
変化にとんだ急流を持つ御岳渓谷は、全国でも有数のカヌーのメッカだといいます。
玉堂美術館前のイチョウの大木が、朝の光に輝いていました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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