多摩川の初日の出 ― 2025年01月01日 10時46分17秒
お疲れさまでした ― 2024年12月31日 08時33分26秒
秋の忘れ物 ― 2024年12月30日 15時46分34秒
「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展 ― 2024年12月29日 18時44分41秒
川崎市岡本太郎美術館で開催されている「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展に行ってきました。
屋外には高さ30mの《母の塔》や、《樹霊Ⅰ》などの立体作品が展示されています。
岡本太郎 《母の塔》 1971年原型制作 全高30m 鉄骨造 外殻 GRCクラッシュパネル仕上 クラッシュタイル(スコルト加工) 人形彫刻 FRPブロンズ仕上 16体 H=3.0~5.6m
岡本太郎 《 樹霊Ⅰ 》 1970年/97年再制作 ブロンズ
本展は川崎市市制100周年と開館25周年を記念して開催されているもので、 淺井裕介と福⽥美蘭の2⼈の現代作家による、岡本太郎をオマージュした展覧会です。
エントランスに置かれているのは、《太陽の鐘》 1966年 繊維強化プラスティック(FRP.)。
今回展示されている岡本太郎作品は、基本的に淺井裕介と福⽥美蘭によって選ばれたものです。
会場入口では、真っ赤な太陽の顔が出迎えてくれます。
展示風景
福田美蘭(ふくだ みらん、1963年2月6日 - )は、東京都世田谷区出身。父親は大阪万博(1970年)のポスターやピクトグラムなども手掛けているグラフィックデザイナーの福田繁雄です。
聖心女子学院初等科・中等科・高等科卒業後、東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業から、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画を修了しています。
名画にデジタル加工するなど、様々なアーティストのオマージュ的な作品や、芸術や⽂化、現代社会への批評的まなざしを可視化した作品で有名です。
福田美蘭の展示作品は、全てが本展の為に制作された新作です。
大阪万博が開催された時、福田美蘭は小学校1年生。父親の部屋にあった太陽の塔の置物を、来館者が自由に押せる「スタンプ」にしてしまいました。
1枚押してみました。「芸術は爆発だ」
私が岡本太郎の絵画の中で一番好きな作品、《夜》です。
背中に刃物を隠す少女の姿は、当時の旧態依然とした画壇に対する岡本太郎の心情を表しています。
岡本太郎と評論家の花田清輝が発起人となり1948年に発足した、総合芸術運動を掲げる「夜の会」という研究会は、この作品のタイトルが会の名の由来になっています。
岡本太郎 《夜》 1947年 キャンバス、油彩
福田美蘭はより可視化し、少女を取り囲む光る枝を「龍」の顔にしてしまいました。面白い発想です。
福田美蘭 《夜》 2024年 パネル、アクリル絵具
岡本太郎の持ち味である、ユーモラスでありながら森のように深い意味を持つ作品、《森の掟》。
岡本太郎 《森の掟》 1950年 キャンバス、油彩
岡本太郎が「権力」として表した赤い怪獣のチャックで閉じられた大きなお腹を、福田美蘭はいとも簡単に開いてしまいました。
福田美蘭 《森の掟》 2024年 パネル、アクリル絵具
会場を歩いていると何やら視線を感じます。人間は不思議なもので、たとえ後ろ向きであっても視線というものは感じ取れるものです。
岡本太郎は多くの《眼》の絵画を描きました。岡本太郎の《眼》をテーマにした作品を壁一面に並べ、「鳥よけ目玉風船」の大きな「眼」が鑑賞者を威嚇してきます。
福田美蘭 《眼の絵画》 2024年 岡本太郎作品(キャンバス、油彩)17点 鳥よけバルーン(ビニール)21点
福田美蘭さんの作品はこのほかにも岡本の《戦士》という立体作品を「輪投げ」にしてしまうなど、観ていてクスッと笑ってしまうものが多く、全てを紹介したいのですがそうもいきません。可能な方は会場でご覧ください。
淺井裕介(あさい ゆうすけ、1981年3月3日 - )は、東京都出身。神奈川県立上矢部高等学校普通科美術陶芸コース卒業。卒業後も制作環境を求めて4年間高校に通い続けたといいます。
抽象画、陶芸、様々な素材を使ったドローイング、巨大壁画、マスキングプラント、泥絵など、多方面で精力的な活動をしている現代美術家です。
土、水、小⻨粉、テープ、ペンなどの身近な素材によって、あらゆる生物の根源を想起させるような神話的世界を描く淺井裕介は、本展のために川崎市内で採取した土などをを絵具にして、巨大な新作を制作しました。
淺井裕介 《星、飛ビ散ル》 2024年 アルミパネルに土、アクリルレジン
展示風景
第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間がモチーフとなった《明日の神話》。渋谷駅の連絡通路に展示されている、岡本太郎の巨大壁画《明日の神話》の下絵です。
《明日の神話》と対置させた淺井裕介の新作《在処》は地元の川崎の土を中心に、これまでに淺井が訪れた様々な土地の土、弁柄、炭などすべて自然の色で作られています。
《在処》は、靴を(できれば靴下も)脱いで作品の上を歩くことが出来ます。作品に乗って作品を観るという新しい感覚と、土など自然の材料で描かれた作品の感触で自然を体感することが出来ます。
岡本太郎 《明日の神話》 1968年 キャンバス、油彩
淺井裕介 《在処》 2024年 アルミパネルにポリ塩化ビニール、土、弁柄、炭、アクリルレジン
淺井裕介は北海道や石巻を訪れて、食猟師と共に動物との命の駆け引きを経験しました。
赤い鹿の血や動物性タンパク質から作られる青い絵具「プルシアンブルー」を使った新作を制作しています。
淺井裕介
左) 《組み合わせの魔法》 2024年 キャンバス、蝦夷鹿の血とレバーから作られたプルシアンブルー
中) 《命の手触り2》 2024年 日本鹿の羊皮紙、蝦夷鹿の血とレバーから作られたプルシアンブルー
右) 《命の手触り1》 2024年 屋久鹿の羊皮紙、屋久島の土、炭、弁柄、アクリル、アクリルレジン
図録はB5判 88ページで、税込1500円でした。
本展は、絵画・彫刻・⼯芸・デザインなど、既存の枠組みを超えて活躍した岡本太郎の表現・思想の多⾯性を、 世代や表現⽅法の異なる2⼈の現代作家の視点で⾒直すことが出来る、興味深い展覧会になっています。
「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展 開催概要
開催会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2024年10月12日(土)~2025年1月13日(月)
休館日:月曜日(1月13日を除く) 12月29日(日)~1月3日(金)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
観覧料金:一般1,000円、高・大学生・65歳以上800円、中学生以下は無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
来年と再来年用のハードディスクを購入 ― 2024年12月28日 16時56分56秒
外付けハードディスクの容量が年末にちょうど無くなりそうです。
私は画像保存用に4テラバイト(TB)の外付けハードディスクドライブ(HDD)を、ミラーリング(RAID 1)にして2TBとして使用しています。
ここ数年はカメラの高画素数化により1コマのデータ量が増えたため、1年間の画像データが1TBに収まるように不要な画像は消去するようにし、1つのHDDを2年間使えるように調整してきました。
今日、来年と再来年用のHDDが届きました。
購入したのは「BUFFALO(バッファロー)HD-WL4TU3/R1J」という製品です。
ヨドバシカメラで42,730円でした。
中に2TBのハードディスクが2つ入っていて、普通に2TB×2台として使用したり、4TBの1ドライブとして使用したり、2台に同じデータを書き込むミラーリング(RAID 1)にしたりと、通常/スパニング(JBOD)/ミラーリング(RAID 1)/高速転送が出来るストライピング(RAID 0)の4種類のモード設定が選べます。
過去に、ハードディスクの一つが壊れてしまったことがあります。
新しく交換用のハードディスクを1つ買ってリビルド(再構築)できたため、大事に至らなかった経験があり、大切な写真のデータは必ずミラーリング(RAID 1)に設定したHDDに保存するようにしています。
このHDDは2011年末から販売されており、ずっとデザインが変わっていないロングセラーです。
モニターの上の台に同じHDDがずらっと並んでしまいました。
密着させると放熱が出来ないので、一番右の大きいHDDをどこかに移動して、隙間を空けてあげようと思っています。
この内の1台は8TBですが、8TBは容量が大きすぎて壊れた時のリスクも大きいので、4TBが一番使いやすいと考えています。
これからも2年毎にこの機械が増えていくのでしょうか?
写真を撮るのは楽しいけれど、撮り過ぎた写真を整理するのは大変です。
1本で36コマしか撮れなかったフィルムカメラの頃のように、1コマ1コマを大切に撮るようにしなけば・・・
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
GODIVAプレミアムショコラのエクレアとシュークリーム ― 2024年12月27日 16時39分39秒
「GODIVA プレミアムショコラのエクレア」です。
このシリーズのシュークリームは今までに5回以上食べたことがあるのですが、エクレアは食べたことがありません。
来年1月3日迄の期間限定販売だというので、買ってきて今日のおやつです。
袋を空けると、中から“ナマコ”のような形のものが出てきました。帰る途中に潰してしまったようです。
中には、くちどけの良いチョコレートクリームがたっぷり入っいて、ちょっとビターなチョコレートでコーティングされています。トッピングのチョコチップがコリコリして、なかなか良い食感です。
モンテールといえば、シュークリームやエクレア、ロールケーキなど、スーパーやコンビニではお馴染みの洋菓子メーカーです。
チョコクリームが素晴らしく美味しく感じるのは、GODIVA監修という先入観からでしょうか。
ついでに「プレミアムショコラのシュークリーム」も買ってきました。
チョコレート色をした大きなシュー生地の中に、生チョコ風のガナッシュとショコラクリームが2層仕立てにして入っています。
ガナッシュの滑らかなくちどけにショコラクリームのフワフワ感が、サクサクの生地にしっくりと合います。
これは本当に美味しい❣
普通のシュークリームも大好きで、コージーコーナーやスーパー、コンビニでよく買うのですが、この商品は1個税込258円もするので、私にとっては「プチ贅沢」の時しか買えません。
でも、たまには食べたいので、モンテールさんには継続販売して欲しいものです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
飛鳥Ⅱとにっぽん丸が横浜に同時入港 ― 2024年12月26日 20時18分32秒
横浜港の夜明けです。黎明の空の中、右の方に氷川丸やマリンタワーが見えます。
オレンジ色の空気に包まれて、飛鳥Ⅱが横浜ベイブリッジの向こうから入港してきました。
船首側に見える赤い灯台は「横浜北水堤灯台」です。 明治29年(1896年)に完成し、長い間行きかう船舶を見守り続けてきた、東京湾最古の灯台です。 灯器はLEDに変更されましたが今でも光を放ち、「赤灯台」と呼ばれて市民に親しまれています。
その奥に見えるのは太平洋製糖(株)です。「横浜・さとうのふるさと館」を開設していましたが、2004年5月に閉館しています。
左側にそびえ立つ塔は、JERAの横浜火力発電所の排気塔で、愛称「ツインタワー」といいます。高さは2本共200メートルあります。
その後方から「にっぽん丸」も入港してきます。
手前は横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)に掲げられている旗で、左から「横浜市旗」、「日本の国旗」、「ご安航を祈る という意味の国際信号旗」になります。
大さん橋に接岸する「飛鳥Ⅱ」の船首の向こうを、「にっぽん丸」が通っていきます。「にっぽん丸」はもう少し先の「新港ふ頭客船ターミナル」に接岸します。
係留ロープを岸壁のビット(係船柱)に繋ぐために、ヒービングライン(誘導用の細いロープ)を岸に向かって投げています。
船の作業って、何をやっててもかっこいいですね。
大さん橋に接岸途中の「飛鳥Ⅱ」。
船首の上に、横浜ランドマークタワー、クイーンズスクエア横浜の3つのビル、横浜ベイホテル東急、ヨットの帆を模したヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルなど、みなとみらいの高層ビルが並びます。
こちらは船尾で、向こうの船は「マリーン・ルージュ」です。
『♪マ~リンルージュで 愛されて 大黒ふ頭で 虹を見て・・・・・』 マリーンルージュは、サザンオールスターズの1998年のヒット曲「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」で全国的にその名が知られた港内観光船です。
「飛鳥Ⅱ(アスカ ツー)」(総トン数:50,444トン)は現在、横浜を母港とする唯一の外航クルーズ客船です。
来年(2025年)夏には、日本船籍最大となる新造客船「飛鳥Ⅲ(アスカ スリー)」(総トン数:52,000トン)が就航し、母港は横浜になります。
来夏以降には、「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」が並んで大さん橋に停泊している姿を見られるかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
みなとみらい全館点灯「TOWERS Milight “UP”」 ― 2024年12月25日 18時30分46秒
昨日はクリスマスイブ。そして今日はクリスマス。
昨夜、横浜みなとみらい21地区のオフィスビルによる、一夜限りの全館点灯「TOWERS Milight “UP” (タワーズミライト アップ)」が開催されました。
今年は例年より点灯を30分早め、16時35分の日没に合わせて16時30分からの点灯です。
タワーズミライトは、1993年オープンしたばかりの横浜ランドマークタワーが建物のオフィス部分の明かりをすべて点灯したことがきっかけとなりスタートしました。その後周辺のビルも協力して全館点灯を行うようになり、徐々に街のイベントとして拡がっていきました。、10年目を機にイベント名を「TOWERS Milight」としています。今年は約40のビルが参加しています。
昨今の環境問題や電力不足などをふまえた脱炭素の取組も必要と考え、2022年度からライトアップする「“UP”」にあわせて全館ライトダウンをする「“DOWN”」も開催しています。
「“DOWN”」は来年2月21日(金)に開催されますが、ライトダウンなので写真を撮っても真っ暗なだけです。
17時ちょうどに「飛鳥Ⅱ」が出航していきました。
「夜にあらわれる光の横浜 〈ヨルノヨ2024〉」の一環として、17時から21時05分の間の毎時00分と30分には、街全体が光と音で躍動する5分間のスペクタクルショー「HIGHLIGHT of YOKOHAMA(ハイライト・オブ・ヨコハマ)」が開催されています。(12月30日迄)
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(大さん橋)の屋上「くじらの背中」で開催されている、日本最大級の参加型屋外プロジェクションマッピング「大さん橋 くじら座」の向こうに、全館点灯されたビル群を見渡せます。
「くじらの背中」を大きなくじらが悠々と泳いでいきます。
19時から5分間、大さん橋の先端で「YOKOHAMA SPARKLING TWILIGHT(横浜スパークリングトワイライト)」の花火が打ち上げられました。
羽田を飛び立った飛行機が、すぐ近くを飛んでいきます。
きらびやかな光に包まれた、横浜港の一夜でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
Merry Christmas ! ― 2024年12月25日 07時00分17秒
横浜ベイクォーター Lindt Teddy’s Christmas Tree ― 2024年12月24日 10時11分04秒
今夜はクリスマスイブ。
横浜駅の東側、横浜港に面したヨコハマポートサイド地区にある商業施設、横浜ベイクォーターの3階メイン広場では、高さ約8メートルの本物のモミの木で作られたクリスマスツリー「BAY QUARTER YOKOHAMA Lindt Teddy’s Christmas Tree 」が、心地よい汐風に枝を揺らしていました。
周辺はワンちゃんの撮影をする人たちで賑わっています。
広場のすぐ横には「DOG DEPT (ドッグ デプト)」という愛犬家のためのカジュアルウエアブランドの店があり、下のフロア(2階)には「PET-SPA (ペットスパ)」というトリミングやペットホテルの店があるので、ペット愛好者には優しい施設になっています。
今年のテーマは「Lindt Teddy’s Christmas」。
ツリーやその周辺にはたくさんの「Lindt Teddy(リンツ テディ)」がオーナメントとして飾られています。
「Lindt(リンツ)」は、1845年から続くスイスのチョコレート老舗ブランドです。リンツテディというクマの形のチョコレートを販売しており、丸い個装キャンディーのような形の「リンドール」と共に人気商品になっています。
大きなリンツテディがいました。
楽しいクリスマスをお過ごし下さい。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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