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甲斐荘楠音の全貌 東京ステーションギャラリー2023年08月11日 15時43分01秒

開館60周年記念として京都国立近代美術館で開催されていた展覧会「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が、東京ステーションギャラリーで開催されています。
東京ステーションギャラリーの前を通るたびに観よう、観ようと思っていたのですがチャンスが無く、27日で会期が終わってしまうので、昨日観に行きました。
甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性
甲斐荘楠音(かいのしょう  ただおと、1894年〈明治27年〉12月13日 - 1978年〈昭和53年〉6月16日)は、大正時代の日本画家で、映画人・演劇人でもあります。
甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性
主に女性像を描き、その作風はそれまでの日本画にはなかったグロテスクともいえる独特な画調で人間の生々しさを描いています。
甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性
↑展覧会チラシは2種類あります。並べてみました。

本展は、画家として、映画人として、演劇に通じた趣味人として・・・さまざまな芸術を越境する「複雑かつ多面的な個性をもった表現者」である甲斐荘の妖艶な絵画作品はもとより、スクラップブック・写真・写生帖・映像・映画衣裳・ポスターなど、甲斐荘に関する作品や資料のすべてを等しく展示して、その仕事の全貌を顧みる展覧会になっています。
絵画はもちろんのこと、甲斐荘が携わった時代劇衣裳が東映京都撮影所で近年再発見されたことを受け、映画「旗本退屈男」シリーズで市川右太衛門が袖を通した絢爛豪華な衣裳とポスターなどがずらっと並ぶ展示は圧巻です。


図録表紙に使用されている絵画は《春》 1929年 絹本金地着色/二曲一隻 屛風 95.9×151.4cm メトロポリタン美術館蔵。
甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性
ニューヨークのメトロポリタン美術館が所蔵する作品で、日本での一般公開は本展が初めてとなります。「あやしい」だけではない、甲斐荘の朗らかでロマンティックな「陽」の一面を象徴する名作です。

図録はA4変型判、312ページで、全作品のカラー画像に加え、充実のエッセイ群や甲斐荘の携わった映画作品リストなど、貴重な資料も収録しています。
税込3,300円は少し高いですが、最近は図録の価格もこのくらいにまで値上がりしています。312ページはかなりの重量があり、内容もそれに見合った充実したデータ量になっています。


甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」開催概要
開催期間:2023年7月1日(土) - 8月27日(日)
休館日:月曜日[8/14、8/21は開館]、7/18(火)
開館時間:10:00 - 18:00 ※金曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで
観覧料金:一般1,400円 高校・大学生1,200円 中学生以下無料
  ※障がい者手帳等持参の方は入館料から100円引き(介添者1名は無料)
  ※学生の方は生徒手帳・学生証を提示してください



最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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