アプリコット キャンディ(Apricot Candy) バラ ― 2023年08月22日 08時45分19秒
アメリカ海軍のミサイル追跡艦などが横浜港にいました ― 2023年08月22日 17時00分00秒
アメリカ海軍所属の補助艦が、横浜港の瑞穂埠頭に停泊していました。
着岸しているのは、横浜港の「瑞穂埠頭(みずほふとう)」にある、在日アメリカ陸軍及び在日アメリカ海軍の港湾施設「横浜ノース・ドック( Yokohama North Dock)」です。 横浜ノース・ドックは、連合国に接収されていた時からの名称「ノース・ピア (North Pier)」とも呼ばれています。
終戦後の1946年(昭和21年)に連合国の駐留軍に接収され、1952年(昭和27年)の講和条約発効以降は、日本からの提供敷地として在日米軍が使用しています。
写真左から、アメリカ海軍の
ミサイル追跡艦 「USNS ハワード・O・ローレンツェン(USNS Howard O. Lorenzen T-AGM-25)」、
音響測定艦「USNS エイブル (USNS Able) T-AGOS-20」、
高速輸送艦「USNS グアム(USNS Guam)T-HST-1」です。
USNSは、「United States Naval Ship」の略で、アメリカ海軍 海上輸送司令部に所属する高速戦闘支援艦、病院船、事前集積船などの補助艦艇に付けられる接頭辞です。
ミサイル追跡艦 「USNS ハワード・O・ローレンツェン(USNS Howard O. Lorenzen T-AGM-25)」です。
ハワード・O・ローレンツェンはアメリカ海軍のミサイル追跡艦で、アメリカ海軍の軍事海上輸送コマンド(Military Sealift Command, MSC)に所属し、海軍軍人と民間技術者の手でアメリカ空軍の支援を得て任務を実施しています。
乗組員はアメリカ海軍軍人と民間人合わせて88名で、船の大きさは全長約163m(534ft)、全幅約27m(89ft)、満載排水量12,575トンです。
煙突の後方にある白い四角い箱は弾道ミサイル追尾レーダーシステムで、「コブラキング」という名称で呼ばれています。
後部船橋の煙突直後の高い位置にあるものがSバンドのアンテナで、その後方、低い位置にあるのがXバンド回転式フェーズド・アレイ・アンテナです。
このレーダーシステムのSバンド・レーダーでは高速で移動する弾道ミサイルの弾頭を複数同時に追うことができ、 さらにXバンド・レーダーでは高速で移動する対象物を動く点としてではなく、弾頭がどの方向を向いているかなど画像化して見ることができるといいます。
※ Sバンド・Xバンドは、IEEE(アイ・トリプル・イー、Institute of Electrical and Electronics Engineers)によるマイクロ波の使用周波数による分類で、Sバンドは3,000MHz帯(2,000~4,000MHz)を、Xバンドは9,000MHz帯(8,000~12,000MHz)を使用するものを指します。
音響測定艦「USNS エイブル (USNS Able) T-AGOS-20」です。
音響測定艦は武装はほとんど施されていませんが、水上艦用曳航ソナー・システムなどを搭載し、潜水艦の探知などを行います。
排水量は3,100トン(軽荷)、3,384トン(全備)で、全長72m(235ft)、全幅29m(94ft)です。
高速輸送艦「USNS グアム(USNS Guam)T-HST-1」です。
全長114 m (373ft)、全幅24 m (78ft)で、人員866名と車262台を載せることができます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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