ヤエドクダミ(八重咲きドクダミ) ― 2025年06月16日 17時01分23秒
国営昭和記念公園で、八重咲きドクダミが咲いています。
かなり広い範囲に咲いているので、遠くから見た時はシロツメクサかと思いましたが、近付いてよく見るとドクダミです。葉っぱの形が全然違いますね。
ヤエドクダミ(八重ドクダミ)といわれ、道端などでよく見かけるドクダミの園芸品種です。
普通に見られるドクダミは、下の写真のように穂状花序が長く、花びらのように見える白い総苞(葉の特殊化した物)は通常4枚のみです。
ドクダミ(蕺・蕺草・蕺菜)はコショウ目、ドクダミ科、ドクダミ属の多年草です。
ヤエドクダミは白い花びらのような総苞の上に小苞が重なります。この白い花弁のように見えるものは全て葉の特殊化したもので、花弁(花びら)ではありません。
横から見ると苞が幾重にも重なって見えます。
ヤエドクダミの花期は5月~6月で、冬には地上部が枯れますが、春に再び芽吹いてきます。非常に強健で繁殖力が強いので、園芸品種と言えども植え場所には注意が必要です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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