花筏 ― 2021年05月07日 17時50分50秒
花筏 (はないかだ) というと、桜の花びらが川の水面に散って、連なって流れているのを連想しますが、それとは別に、花筏という植物があります。
国営昭和記念公園の花筏(ハナイカダ)です。
国営昭和記念公園は現在コロナ禍のため臨時休園中ですが、4月19日に撮影した、花が咲き始めた写真をほじくり返してみました。
ハナイカダ(花筏、Helwingia japonica)はモチノキ目、ハナイカダ科に属する落葉低木です。
春に、葉面の中央に淡緑色の小さな花をつけます。葉っぱの真ん中あたりに花を付ける、珍しい植物です。
葉を筏(いかだ)に見立て、中央につく花を「筏に人が乗った姿」と考えて「花筏」の名が付いたようです。
その後、花は黒い実になります。甘味があって食べられるといいますが、食べたことはありません。
実の写真は2016年6月27日に撮影したものです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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