栄誉の殿堂入りのバラ(17)ノック アウト(Knock Out) ― 2021年06月01日 16時22分19秒
イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。(2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から、順に紹介しています。
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今回は、第18回大会(2018年、デンマーク・コペンハーゲン)で選ばれた、「ノック アウト(Knock Out)」です。
ノック アウト(Knock Out) 作出年:2000年 作出国:アメリカ(ラドラー William J. Radler ) 系統:フロリバンダ(F:Floribunda)
ローズ色を帯びた赤色の半八重咲きの薔薇です。
花色がピンクの「ピンク ノックアウト」や、もっと淡い色の「ブラッシング・ノック・アウト」という品種もあります。
黒点病に強く、病害虫もノックアウトするほどの強健な性質なので「ノックアウト」という名が付けられたということです。
あっ、パンダのおしり! ― 2021年06月01日 18時54分51秒
上野動物園がある上野公園の、公衆トイレの入り口です。
デザインがなんか普通じゃないなと思ったら、人間を含めたいろいろな動物の消化器系のイラストが描かれています。
「上野トイレミュージアム」と書かれていたので、興味を持って入ってみました。
トイレです。
個室の便座に座ると、「あっ、パンダのおしり!」
目の前でジャイアントパンダがウンチをしています。
これはドアの内側に描かれた絵です。両側の壁の部分のタイルは、なんと!ウンチそのものです。
パンダのウンチってこんな形をしているんです。
下の写真は上野動物園のリーリーがウンチをしているところです。(2020年12月撮影)
座らないで立ったままするようですが、赤い矢印がウンチです。ポトンと落ちました。
見たくはないでしょうけど、アップにしてみましょう。黄色っぽい楕円形の塊がそうです。
竹ばかり食べていると緑色っぽくなりますが、リンゴやニンジンなどいろいろな物を食べさせているので、食べ物によってウンチの色も変わるといいます。
隣りの個室にはライオンがいました。ライオンの両側の壁のタイルもライオンのウンチの形をしています。
左側を見ると草原の木の下にライオンのカップルが仲睦まじく並んでいました。
キリンやペンギンの部屋もあるといいます。
それぞれのドアには動物の後ろ姿が描かれ、周りの壁にはその動物の生活環境が描かれています。
「上野トイレミュージアム」を制作したのは、上野公園に隣接してキャンパスがある東京藝術大学の学生たちです。
「美術館や博物館が立ち並ぶ上野にふさわしい、観光客も楽しめる芸術性の高いトイレにしたい。」という東京都の意向で、東京藝大に協力を持ちかけたということです。
テーマは「排泄と環境」。
上野動物園の飼育員たちは、「排泄物」の色や形から動物の健康状態などの情報を得ています。
「排泄」には不浄なイメージが付きまといがちですが、自然界における「排泄」は、消化器系を通じた体内の循環であるばかりではなく、次の食物連鎖に繋がる、生産的な行為でもあります。
自身の体の中にある小さな循環から、地球環境に関わる大きな循環へ。
入る前と出た後で、体の中だけでなく、意識の中に小さな変化が生まれることが、「上野トイレミュージアム」の目標だということです。
そういえば、私が小さい頃は「肥溜め(こえだめ)」というのがあって、そこにためた「排泄物」を畑にぶち撒いてましたっけ・・・・
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。 m(__)m
栄誉の殿堂入りのバラ 総集編 ― 2021年06月02日 15時43分49秒
イギリスのロンドンに本拠地を置き世界37ヶ国のバラ会が加盟する、世界バラ会連合(World Federation of Rose Societies)が、3年に一度「世界バラ会議」という世界大会を開催しています。
1971年にニュージーランドで第1回大会が開催され、これまで第18回大会(デンマーク・コペンハーゲン)までが開催されています。
次回第19回大会は2022年10月にオーストラリアのアデレードで、20回大会は2025年5月に日本の福山市(広島県)で開催される予定です。
第19回大会は今年(2021年)10月に開催される予定でしたが、コロナ禍の為19回と20回の開催がそれぞれ延期されました。
世界バラ会議では、1976年の第3回大会(イギリス・オックスフォード)から、毎回1品種を「栄誉の殿堂入りのバラ」として選んでいます。(2006年の第14回大阪大会では2品種が選ばれました)
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本ブログでは、「栄誉の殿堂」入りをしたバラを、第3回大会で最初の殿堂入りをした「ピース」から順に紹介してきましたが、今回はその総集編として全17品種を一覧にします。
第3回大会(イギリス・オックスフォード) 「ピース(Peace)」
第4回大会(1978年、南アフリカ共和国・プレトリア) 「クイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)」
第5回大会(1981年、イスラエル・エルサレム) 「ドゥフト ボルケ(Duftwolke)」
第6回大会(1983年、ドイツ・バーデンバーデン) 「アイスバーグ(Iceberg)」
第7回大会(1985年、カナダ・トロント) 「ダブルディライト(Double Delight)」
第8回大会(1988年、オーストラリア・シドニー) 「パパ・メイアン(Papa Meilland)」
第9回大会(1991年、イギリス・ベルファースト) 「パスカリ(Pascali)」
第10回大会(1994年、ニュージーランド・クライストチャーチ) 「ジャスト・ジョーイ(Just Joey)」
第11回大会(1997年、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ) 「ニュー ドーン(New Down)」
第12回大会(2000年、アメリカ合衆国・ヒューストン) 「イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)」
第13回大会(2003年、イギリス・グラスゴー) 「ボニカ '82(Bonica'82)」
第14回大会(2006年、大阪市・日本) 「ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)」
第14回大会(2006年、大阪市・日本) 「エリナ(Elina)」
第15回大会(2009年、カナダ・バンクーバー) 「グラハム・トーマス(Graham Thomas)」
第16回大会(2012年、南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ・サントン) 「サリー・ホームズ(Sally Holmes)」
第17回大会(2015年、フランス・リヨン) 「カクテル(Cocktail)」
第18回大会(2018年、デンマーク・コペンハーゲン) 「ノック アウト(Knock Out)」
2021年5月7日、10日、20日 生田緑地ばら苑にて撮影
上野動物園のジャイアントパンダ ― 2021年06月02日 17時00分00秒
昨日、上野公園の公衆トイレ「上野トイレミュージアム」のことを書いたので、思い出して上野動物園のジャイアントパンダの写真です。
コロナ禍の中恩賜上野動物園は長い間休園していたのですが、6月4日から再開園するということです。
お父さんパンダの「リーリー(力力 Li Li )」です。 お父さんの貫禄があります。
お母さんパンダの「シンシン(真真 Zhen Zhen )です。
木の上にカットしたニンジンが乗っているのを見つけて、取りに行こうとしています。
「シャンシャン(香香 Xiang Xiang )」です。
シャンシャンは6月12日に4歳の誕生日を迎えます。
この写真は3歳の誕生日に撮影したものです。お誕生日ケーキ(?)のプレゼントがありました。
右下に転がっている緑色の塊は「ウンチ」です。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
はまみらい(Hamamirai)バラ ― 2021年06月03日 09時22分22秒
安息 ― 2021年06月03日 11時01分11秒
皇族の名が付いたバラ(1)ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ( Diana, Princess of Wales) ― 2021年06月04日 09時57分23秒
世界バラ会議で「栄誉の殿堂入り」をしたバラ(17品種)に続いて、皇族の名を冠した薔薇を順次紹介していきます。
まずはイギリスの、今は亡きダイアナ妃から・・・
ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ( Diana, Princess of Wales)
作出年:1998年 作出国:アメリカ(Jackson & Perkins Co. Keith W. Zary) 系統:ハイブリッド ティー (HT: Hybrid Tea)
もともと故ダイアナ皇太子妃に捧げられ、ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズという名前の薔薇でしたが、、現在は「ダイアナ記念基金」との契約が切れたため、エレガント・レディ(Elegant Lady)に改名されました。
ただ、バラ園などでの表記はダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズと書かれることが多いようです。
花びらの中心がクリーム色で、端へ行くほどピンク色が濃くなります。
故ダイアナ皇太子妃の暖かい人柄、気品あふれる美貌が見事に表現された、格調とぬくもりを感じる美しいバラです。
横浜・三溪園で花菖蒲が見頃です ― 2021年06月04日 11時41分45秒
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39年)に公開された、
横浜市中区にある庭園です。
17万5千m2に及ぶ園内には、京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。
現在、国重要文化財10棟、横浜市指定有形文化財3棟を有し、2007年には国の名勝に指定されました。
その三溪園でハナショウブ(花菖蒲)が見頃になっています。
大池の周りではたくさんの花菖蒲が咲き誇っていました。
大池に浮かぶ船の上で、アオサギとカワウが仲良く羽を休めていました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スズメ(雀) ― 2021年06月04日 18時11分11秒
皇族の名が付いたバラ(2)プリンセス・オブ・ウェールズ(Princess of Wales) ― 2021年06月05日 12時00分00秒
世界バラ会議で「栄誉の殿堂入り」をしたバラ(17品種)に続いて、皇族の名を冠した薔薇を順次紹介しています。
プリンセス・オブ・ウェールズ(Princess of Wales)
作出年:1997年 作出国:イギリス(ハークネス Harkness ) 系統:フロリバンダ (F: Floribunda)
前回の「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」と同じ、プリンセス・ダイアナに捧げられた薔薇、「プリンセス・オブ・ウェールズ」です。
「プリンセス・オブ・ウェールズ」とは、イギリスのウェールズ公のお妃さまに自動的に与えられる称号で、ダイアナ妃のみを指すものではありません。現在はエリザベス2世の長男チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージが再婚した、カミラさんがその称号を与えられています。
ただし、この薔薇は1997年に不慮の死を遂げる少し前に、プリンセス・ダイアナに献上されたものです。
白い花びらの芯に向かって、ほんのりと柔らかいピンクのグラデーションを描きます。 開花するにつれて、純白の花色になっていきます。
ウェーブ状の白い花びらが、清らかで美しいダイアナ妃のイメージに重なります。
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