カジノ(Casino) バラ ― 2023年06月20日 08時26分02秒
昭和記念公園の花菖蒲(ハナショウブ) ― 2023年06月20日 11時17分41秒
国営昭和記念公園の花木園菖蒲田と日本庭園で、ハナショウブが咲いていました。
ハナショウブ(花菖蒲)はキジカクシ目、アヤメ科、アヤメ属の多年草です。ノハナショウブ(野花菖蒲)の園芸品種で様々な色や形の品種が生み出されました。
原種であるノハナショウブは下の写真のようなシンプルな花形で、赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入ります。
アヤメ(菖蒲、文目、綾目)、カキツバタ(杜若、燕子花)、ハナショウブ(花菖蒲)は姿かたちがよく似ています。
開花時期はアヤメは5月頃、カキツバタは5月から6月にかけて、ハナショウブは6月頃で、アヤメ→カキツバタ→ハナショウブの順に咲いていきます。
自生する場所にも違いがあり、アヤメは山野の草地など湿地ではない所に咲きますが、カキツバタは水中や湿地に、ハナショウブは湿地に咲きます。なので、池などの水辺で生えていたらハナショウブかカキツバタのいずれかです。
花弁での見分け方は、花びらの根元に網目状の模様があればアヤメ、白か淡い黄色の筋状の紋が付いていたらカキツバタで、ハナショウブは紋の黄色が濃く太くなります。
アヤメ類の総称としてハナショウブをアヤメと呼ぶことも多く、「あやめ祭」などのようにハナショウブをアヤメと言っても間違いではないといいます。ショウブとアヤメは漢字で書くとどちらも「菖蒲」です。
こどもの日の菖蒲湯などに使われる「ショウブ(菖蒲)」はショウブ科(古くはサトイモ科)、ショウブ属で、別種の植物です。
「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉がありますが、見分けがつきがたいという意味の他に、優劣つけがたいくらいにどちらも素晴らしい!という意味でよく使われます。
掲載した写真は全て「ハナショウブ」です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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