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大島桜(オオシマザクラ)2015年04月08日 11時52分41秒

今日は寒の戻り。真冬並みの寒さで、都心でも雪が降りました。
新橋駅前のお天気カメラは地上200mの高さにあり、お天気カメラでは雪が舞っているのですが、地上では雨になっているという、微妙な現象も起きています。
月曜日の夜からぐずついた天気が続いていて、雨に濡れると融けてしまう私は外に出る気が失せてしまっています。

そこで、月曜日(4月6日)午前中に撮った大島桜(オオシマザクラ)の写真です。
大島桜(オオシマザクラ)
大島桜は私の好きな桜の一つです。
大島桜は潮風など環境耐性に強く、接ぎ木の台木として多くの園芸品種を生み出しています。ソメイヨシノも大島桜とエドヒガン系との交配種です。
咲き始めと散り始めでは色を変える艶やかさ、果実は食用としても利用出来、葉は桜餅に、樹皮は漢方薬や茶筒などの工芸品に、幹は建材・家具材料や浮世絵の版木としても利用されるなど、華やかで元気な万能選手的な性質は、まるで桜界の大島優子や~。
大島桜(オオシマザクラ)
花びらが散り始めるころには花の中心部分が赤くなってきますが、咲き始めからしばらくは中心が淡緑色をしています。(萼の色が緑色から紅色に変わっていきます)
その為、満開の頃に遠目に見ると僅かに緑色を帯びた白色に見え、ピンク系の他の桜の中で特に目立った存在になります。(下の写真は3月31日に撮影)
大島桜(オオシマザクラ)

大島桜の葉は丸みを帯びた楕円形をしていて、桜餅を包み込むのに適した形をしています。
葉に産毛が無く、桜餅の特徴的な天然香気成分の「クマリン」を多く含む事も桜餅に大島桜の葉が使われる理由になっています。「クマリン」です。「クマモン」ではありません。
大島桜(オオシマザクラ)

初夏になると1cm位の大きさの実を付けます。写真は5月末に撮影したものです。
赤く熟して美味しそうに見えますが、渋みが強くてとても食べられませんでした。
大島桜(オオシマザクラ)の実
黒紫色になるまで熟すと甘みが増してきます。真っ黒に見えるくらいまでになれば、かなり甘くなってそのまま食べることが出来ます。それでも生食用として市場に出るまでには至らず、ホワイトリカーに漬けてサクランボ(?)酒にしたり、ジャムにして食べる人が多いようです。
大島桜(オオシマザクラ)の実

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