今日は「啓蟄(けいちつ)」 ― 2021年03月05日 15時29分00秒
今日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。
「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味で、「啓蟄」で「冬ごもりの虫が這い出る」という意味になります。
私たち人間も「巣ごもり生活」から早く抜け出したいのですが、首都圏4都県で続いている新型コロナウィルス対応の緊急事態宣言が2週間延長されるとの正式発表が今夜にでもあると思います。
ジャイアントパンダが3頭いる上野動物園も、緊急事態宣言中の3月7日まで臨時休園を予定していましたが、休園も延長されるでしょう。
そんな中、上野動物園では、ジャイアントパンダの「シンシン」(メス)に発情の兆候の変化が認められたため、「リーリー」(オス)との同居の準備を始めたと昨日(4日)発表がありました。
『オスは2020年11月中旬から、逆立ち排尿やマーキング、体のこすりつけの回数が増えたり、メスの部屋や放飼場に入る際に床やメスの排泄物のにおいをかいだりするなど、発情期によくみられる行動があらわれ、現在も継続しています。
メスは2021年2月23日ごろから尿中ホルモン値の変化があらわれはじめ、2月24日ごろから放飼場において、マーキングの回数が増え、2月26日夜間から、体の一部を冷やすようすが見られ始めました。尿中ホルモン代謝物の値の上昇や発情に係る行動が発現したことなどを総合的に検討し、発情のピークが近づいていると判断しました。』
『 』内は上野動物園公式サイト(ニュース:2021/3/4)より抜粋引用
今後はメスの交配適期を見極めながら、パンダが繁殖に集中できる落ち着いた環境を整えるため、西園「パンダのもり」全域の立入り規制をおこなうということです。
上野動物園が再開園しても、暫くはリーリーとシンシンおよび「パンダのもり」にいるレッサーパンダ、キジ類の展示は中止となる見込みです。
再開園されれば、シャンシャン(3歳)は両親とは別の「東園パンダ舎」にいるので、中国に返還されるまでは会うことが出来ます。
オスの「リーリー(15歳)」とメスの「シンシン(15歳)」は、2011年2月21日に中国ジャイアントパンダ保護研究センターから上野動物園にやってきました。今年は来日10周年になります。
ジャイアントパンダの赤ちゃんが又生まれて、シャンシャンのように元気に育ってくれるといいですね。
上野動物園、お母さんパンダの「真真(シンシン : Zhen Zhen)」です。
お父さんパンダの「力力 (リーリー : Li Li )」です。
上野動物園は2020年12月26日から継続して臨時休園中です。
上の写真はいずれも2020年12月8日に撮影したものです。
緊急事態宣言も、ここで解除すれば皆の気が緩んで感染が再拡大することは目に見えています。
100人の新規感染でも警戒していた流行初期の頃を思い出して、更に気を引き締めていきたいものです。
啓蟄や われらは何を かく急ぐ 中村汀女
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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