Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION ― 2025年12月31日 20時39分39秒
そごう横浜店の前を通ったら、入口のデジタルサイネージに、6階にある「そごう美術館」での「Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION 」開催の映像が流れていました。
Perfume(パフューム)は、私の心の故郷である広島県出身の、3人組女性アイドルグループ(テクノポップユニット)です。
アイドルグループとしての歴史は長く、1999年に結成した後メンバーを一人入れ替えて、2005年にシングル「リニアモーターガール」でメジャーデビューしています。今年、メジャーデビュー20周年を迎えながらも、年内をもって活動をひと区切りし、「コールドスリープ※」に入ることを宣言しました。
たぶん、今夜の紅白歌合戦(22時頃歌唱)が最後のステージになるのでしょう。
買い物した荷物をコインロッカーに入れて、立ち寄ってみました。
「Perfume COSTUME MUSEUM 」は、書籍『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』(文化出版局、2020年)を起点に、メジャーデビュー以降の選りすぐりの衣装を紹介する大規模衣装展として、2023年から全国を巡回してきた展覧会で、そごう美術館での展示がファイナルエディションになります。
衣装本が出版されたあとに作られた近年のものも含め、3人が着用してきた衣装から厳選した約160点が、4つの章に分けて展示されています。
グランドフィナーレとなる横浜会場では、特別な演出として「FINAL EDITION」仕様で展示を構成。これまで別々に展示していたミュージックビデオとツアーの衣装を、年代順に並べて同じ空間で展示することで、各時期のデザインの特徴や表現の広がりを、より鮮明に感じることができます。
ポールスタンドの下部に「N」と貼ってあります。「これが北側なのかな?」と思ったら、「K」と「A」もあります。「のっち」「かしゆか」「あ~ちゃん」、3人の着用衣装が分かるように表示されているものでした。
横浜会場では、2025年9月22日・23日に開催された、コールドスリープ前最後のライブステージ、「Perfume ZO/Z5 Anniversary "ネビュラロマンス" Episode TOKYO DOME」で着用された衣装(下の写真)など、12セット36着が新出展となっています。合計162点54セットの衣装によって、20年におよぶ Perfume の軌跡を一望することができます。
会場出口にはPerfumeからのメッセージが。
この展覧会の開催は知らなかったので、年末に予定外の買い物をしてしまいました。
上が「Wクリアファイル」(880円)、下左から「展覧会カタログ」(2,200円)、展覧会観賞ガイド(無料)、記念カード(無料)です。窓口で買うより200円安いオンラインチケットで入館しても、記念のカードが貰えました。
家に帰って、1枚だけ持っていた過去のDVDを探し出して観ました。「Perfume Second Tour 2009『直角二等辺三角形TOUR』」です。「10.1.13」とあるので、2010年の発売ですね。
税抜価格5,500円、税込5,775円。消費税が5%の頃の作品です。懐かしい。
※コールドスリープ
『コールドスリープとは、宇宙船での惑星間移動などにおいて、人体を低温状態に保ち、目的地に着くまでの時間経過による搭乗員の老化を防ぐ装置、もしくは同装置による睡眠状態。移動以外にも、肉体の状態を保ったまま未来へ行く一方通行のタイムトラベルの手段としても用いられる。』
(『 』内はWikipedia コールドスリープの項より引用)
「Perfume COSTUME MUSEUM FINAL EDITION 」開催概要
開催会場:そごう美術館(そごう横浜店6階)
開催期間:2025年11月15日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
休館日:1月1日(木・祝) (そごう横浜店の営業時間に準じます)
開館時間:10:00〜20:00 ※最終入館時間 19:30
観覧料金:一般1,600(1,400)円、大学・高校生1,400(1,200)円、中学生以下無料
※( )内は前売、公式オンラインチケット他
※詳細は公式サイトへ(こちら)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
国立西洋美術館・常設展 ― 2025年12月27日 20時02分09秒
2016年に「ル・コルビュジエの建築作品 -近代建築運動への顕著な貢献-」として世界文化遺産に登録された「国立西洋美術館」。
昨日上野へ行ったので、ついでに当館の常設展を観てきました。
意外と知られていないのですが、常設点のみの観覧だと、65歳以上は無料です。開館中ならいつ行っても、何回行っても無料です。
企画展は別料金で、企画展のチケットがあれば当日に限り、誰でも無料で観覧できます。
企画展は以前観たので、今回は無料の常設展だけ。
国立西洋美術館では、中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス近代彫刻を本館、新館、前庭で常設展として展示しています。
6千数百点の所蔵作品があり、テーマに応じて随時展示替えを行っています。
実業家で衆議院議員でもあった松方幸次郎が20世紀初めにヨーロッパで収集した、印象派などの19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする松方コレクションがコレクションの基礎となっており、それに加えて中世末期・ルネサンス期以降、20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品の購入を進め、常設展示しています。現在も作品の新規購入を進めています。
現存する作品が数少ないフェルメールの作品といわれている絵画です。これは、フェリーチェ・フィケレッリ(1605-60)というイタリア人画家の作品の模写です。フェルメールのサインである「Meer」と「1655」という文字が読み取れることや、使われている画材などの研究から、フェルメール1655年の作だといわれています。
ヨハネス・フェルメールに帰属 《聖プラクセディス》 1655年 油彩、カンヴァス 寄託作品
当館初展示作品、ジャコメッティの絵画です。
ジャコメッティは20世紀を代表する彫刻家として知られる一方、画家としても身近な人々をモデルにした肖像画を数多く描いています。描かれているのは作家の若き恋人カロリーヌです。
アルベルト・ジャコメッティ 《カロリーヌ》 1962年 油彩、カンヴァス 寄託作品
展示風景
現在企画展として「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」が開催されています。
企画展と常設展を同じ日に観るのは疲れますが、企画展を観た後に常設展の印象派の展示箇所だけでも観ると、とても得した気分になれます。
企画展に展示しても良いと思われる、ルノワールの「真珠色の時代」と呼ばれた頃に描かれた、華やかな肖像画です。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《帽子の女》 1891年 油彩、カンヴァス 松方コレクション
こちらも有名なモネの作品です。モネはエプト川左岸のポプラ並木に魅了され、1891年の春から夏にかけてその姿を繰り返し描きました。
クロード・モネ 《陽を浴びるポプラ並木》 1891年 油彩、カンヴァス 松方コレクション
このコーナーだけでもモネの作品が9点並びます。初展示作品の《睡蓮》です。
本作は、モネがジヴェルニーの庭の睡蓮を描き始めた、最初期の作品とされます。
葉の緑をバラ色に染める光の効果と共に、睡蓮の花が細やかな筆致で描写されています。
クロード・モネ 《睡蓮》 1897-1899年頃 油彩、カンヴァス The R.C. Collectionより寄託(協力:クリスティーズ)
「国立西洋美術館常設展」開催概要
開催会場:国立西洋美術館
開催期間:~2月15日(日) ※2月16日~3月27日は休館
休館日:毎週月曜日 ※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館 ※年末年始(12月28日〜1月1日)
開室時間:9:30~17:30 金曜・土曜日9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで
観覧料金:一般500円 大学生250円
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料(要証明)
※詳細は公式サイト「ご利用案内」へ(こちら)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
草間彌生 闘う女/絵を描く少女 ― 2025年12月20日 17時00分09秒
東京都新宿区にある草間彌生美術館(YAYOI KUSAMA MUSEUM)で開催されている、展覧会「闘う女/絵を描く少女」に行ってきました。
相変わらずインバウンドの人たちで混雑しています。
幼い頃から絵を描くことを愛してきた草間彌生は、その長い創作活動の中で様々な変遷を遂げてきました。本展では、作品に表れる彼女のアイデンティティを、「闘う女性」と「無邪気な少女」という2つの顔から紐解きます。
活動初期のドローイングをはじめ、過去のトラウマによる性への恐怖を克服するための集合彫刻や、既存の社会規範や性道徳を挑発するかのようなヌード・パフォーマンス、ファッションの記録資料など、渡米期に生み出された挑戦的な表現を展示しています。
左:《14丁目のハプニング》 右:《ウォーキング・ピース》
共に 1966年 カラースライドによるパフォーマンスの記録 写真:細江英公
近作からは、心のうちを描き出すかのように精力的に制作された絵画シリーズとともに、草間の空想世界を実体化したような少女や花がモチーフの立体作品、世界初公開の小型ミラールームを紹介しています.。
草間彌生 《決められた幻の水玉は 天国へ与えられた 私への最大の贈り物でした》 2021年 ステンレス、アルミ、鏡、ガラス、アクリル、F.R.P.、スチロール
屋上ギャラリーには、色彩豊かな大型の立体作品が展示されています。
種苗業を営む旧家に生まれた草間にとって、花や植物は幼い頃から身近な存在であり、自己を投影するモチーフとしてもたびたび登場します。童話から抜け出してきたようなあどけなさを持ちながらも、特異な官能性や毒々しさをも感じさせます。
草間彌生 《明日咲く花》 2016年 F.R.P.
図録は H:231 W:208 mm で、過去の展覧会の図録も含めて全16冊が同じサイズで統一されているので、本棚に綺麗にそろいます。56ページで、展示作品や関連資料、草間の詩作などが収められています。税込2,860円です。
「草間彌生 闘う女/絵を描く少女」開催概要
開催会場:草間彌生美術館
開催期間:2025年10月16日(木)~ 2026年3月8日(日)
休館日:月・火・水曜日(祝日を除く)
年末年始の休館:2025年12月28日(日)~ 2026年1月7日(水)
開館時間:11:00〜17:30
観覧料金:一般 1,100円 小中高生 600円 未就学児は無料
※入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。美術館窓口では販売していません。毎月1日10時に翌々月分のチケット販売を開始します(チケット購入はこちら)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語 ― 2025年12月14日 18時41分39秒
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上野の国立西洋美術館で「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」が開催されています。
会場エントランスの壁面装飾です。
19世紀美術専門の美術館として、特に印象派の作品を多く収蔵することで知られ、「印象派の殿堂」ともいわれる、パリのオルセー美術館。
そのオルセー美術館から約70点の印象派コレクションが来日しました。このような大規模来日は約10年ぶりだということです。
印象派の絵画は屋外の自然の陽光の中で、絵具を混ぜないことで色の濁りを抑えて色彩を明るく表現し、うつろう光や大気の効果をとらえた風景画をまず思い浮かべますが、彼らは室内を舞台とする作品も多く手がけました。
とりわけ生粋のパリジャンであったエドガー・ドガは、鋭い観察眼でとらえた室内の人物画に本領を発揮します。また、ピエール=オーギュスト・ルノワールは、穏やかな光と親密な雰囲気をたたえた室内画を多く描きました。
本展では、オルセー美術館の収蔵作品約70点を中心に、国内外の重要作品を加えた約100点の絵画・素描・装飾美術品を展示しています。
エドゥアール・マネ、クロード・モネ、ポール・セザンヌ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、ベルト・モリゾらの名作も一堂に会し、室内というテーマを通して印象派のもうひとつの魅力を、4つの章に渡って掘り下げていきます。
チラシです。A4・4面(A3二つ折り)の表の面を広げてみました。
第1章 室内の肖像 — 創作の空間で / モデルを映し出す部屋で
印象派の画家たちにとって、肖像画という絵画ジャンルは、人物を日常的な環境のなかに描き出し、その人となりや社会的な属性を表す試みでもありました。
今回は、若きエドガー・ドガの才気みなぎる代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》が初来日を果たしました。
この作品は、フィレンツェに亡命していた画家の叔母の家族をモデルにしています。家族のそれぞれの性格や、お互いの心理的関係までもが、表情やポーズ、配置などの巧みな操作によって示唆されています。
エドガー・ドガ Edgar Degas 《家族の肖像(ベレッリ家) Family Portrait (The Bellelli Family)》 1858 -1869年 油彩/カンヴァス オルセー美術館蔵
第2章 日常の情景 — 気晴らし、夢想、親密さ
身の回りの暮らしに画題を求めた印象派の画家たちは、家族や仲間内での奏楽会、あるいは読書、針仕事といった、家庭での楽しみや息抜き、手すさびの情景をしばしば描きとめました。
19世紀当時、ピアノを持つことは裕福さと文化的な生活を意味し、その演奏は上流階級の子女の嗜みとされました。ルノワール独特の、透明感のある柔らかい筆使いで、少女たちの優美な表情を見事に捉えています。
ピエール=オーギュスト・ルノワール Pierre-Auguste Renoir 《ピアノを弾く少女たち Young Girls at the Piano》 1892年 油彩/カンヴァス オルセー美術館蔵
第3章 室内の外光と自然 — 取り込まれる風景、植物
印象派の自然や光への関心は、彼らが作品のなかで巧妙に戸外の風景や外光を室内に挿入し、ときに両者を浸透させていきます。
ガラス戸を開け、明るい戸外からほの暗い温室へと足を踏み入れる画家の妻を描いた作品で、明暗の効果や力強い筆触による鮮やかな着彩がみられます。バルトロメ夫妻がもてなすサロンには、アカデミックな画家から印象派まで、流派を越えて数多くの芸術家や文筆家が訪れたといいます。
本展では、本作で夫人がまとっている当世風のサマードレスもあわせて展示しています。
アルベール・バルトロメ Albert Bartholomé 《温室の中で In the Conservatory》 1881年頃 油彩/カンヴァス オルセー美術館蔵
《アルベール・バルトロメ夫人のドレス Madame Albert Bartholomé’s Dress》 1880年 綿 オルセー美術館蔵
第4章 印象派の装飾 — 室内への新しいまなざし
印象派による室内への自然の取り込みは、壁面装飾のかたちで新しい芸術形式を生み出すことになります。
はじめ邸宅の室内装飾を想定していたクロード・モネの「睡蓮」の連作は、やがて公共建築を舞台とする「大装飾画」プロジェクトへと発展し、オランジュリー美術館の「睡蓮の間」へと結実します。
《睡蓮、柳の反映》の上部の欠損は、本作がフランスにあった第二次世界大戦時、作品疎開中に受けた湿気等の被害によるものと考えられています。
左:クロード・モネ Claude Monet 《睡蓮 Water Lilies》 油彩/カンヴァス 1916年
右:クロード・モネ
Claude Monet 《睡蓮、柳の反映
Water Lilies, Reflections of the Weeping
Willow》 油彩/カンヴァス 1916年 共に国立西洋美術館蔵
図録の表紙は、「エドガー・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》」と、ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》の2種類があります。内容は同じです。
オンラインショップでも購入できますが、オンラインショップでの販売は《家族の肖像(ベレッリ家)》のみなので、レアな感じのする《ピアノを弾く少女たち》にしました。
A4変形サイズ、252ページのハードカバー上製本で、本展の全出品作品97点のオールカラー画像に加え、国内外の専門家による論文・コラムを日本語・英語で収録しています。税込3,300円です。
展覧会グッズのサブレがかわいいので買ってきました。
色々な形のサブレをオリジナリティあふれる世界で描くサブレの専門店「Sablé MICHELLE」の「ヴォヤージュサブレ」です。
ルノワールの《ピアノを弾く少女たち》をあしらった本展オリジナルの缶の中には、パリやピアノから連想されるかわいいサブレが詰まっています。
味は上から、いちご、ピスタチオ、ブルーベリー、チーズ、エッフェル塔はアールグレイ、ピアノはカカオです。星のように金平糖がちりばめられており、下段には空の旅をイメージした雲型の卵サブレが敷き詰められています。税込2,300円と、本展特製なのでサブレとしてはちょっとお高め。
「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」開催概要
開催会場:国立西洋美術館
開催期間:2025年10月25日[土]-2026年2月15日[日]
今後の休館日:月曜日、12月28日[日]-2026年1月1日[木・祝]、1月13日[火](ただし、1月12日[月・祝]、2月9日[月]は開館)
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は~20:00) ※入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般2,300円、大学生1,400円、高校生1,000円、中学生以下無料
※12月12日[金]-12月26日[金]は高校生無料観覧日
※障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料
※「一般」以外は要証明
※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展も観覧できます
割引やチケットについての詳細は美術館公式ホームページへ(こちら)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今日はジョン・レノンの命日 ― 2025年12月08日 13時37分55秒
今日はジョン・レノンの命日です。
45年前の1980年12月8日、住居であるダコタ・ハウスの前で凶弾に倒れました。
銃撃した犯人はマーク・チャップマン。現在も服役中です。
ジョン・レノンは何故殺されたのか?
日本のジャーナリスト・ノンフィクション作家である青木富貴子(ニューヨーク在住)が、40数年という長い年月をかけて取材を重ねた集大成、 『ジョン・レノン 運命をたどる ヒーローはなぜ撃たれたのか』(講談社刊)が、12月1日に出版されました。
この出版を記念し、命日の12月8日にたった1日の特別展「70年代ニューヨークのジョン・レノン」が代官山・ヒルサイドプラザで開催されているので、行ってきました。(18時まで開催)
下は案内状のポストカード。
会場では2020年に亡くなった青木富貴子の夫、ピート・ハミルの弟で写真家のブライアン・ハミルが撮影した、ジョン・レノンの写真が展示されています。
ピート・ハミルは、日本では山田洋二監督の『幸せの黄色いハンカチ』の原作を書いたことでも知られています。
会場内は撮影禁止ですが、広いホールの壁面中央の大きなスクリーンにジョン・レノンの写真が映し出され、横にはピアノが置かれています。その周囲の壁をジョン・レノンの写真が囲みます。
ポストカードや書籍の表紙を飾る写真は、亡くなる5年程前にダコタ・ハウスの屋上で撮影されたものだそうです。
『音楽で世界を変える熱情、ヨーコ・オノとの出会い、精神世界への傾倒、日本への関心…レノンは何を考え、それは時代にどう響いたか?
狙撃犯・チャップマンが著者に語った「空白の真実」とは?』
( 『 』内は書籍の帯に書かれた文章です)
本書の内容
第1章 チャップマンからの手紙
第2章 運命の出会い
第3章 ヨーコからの電話
第4章 魂の源流
第5章 音楽と革命
第6章 軽井沢の夏
第7章 殺害パンフレット
第8章 グローリア洋子の証言
第9章 ジョン・レノンが死んだと想ってごらん
帯を外してみました。
『ジョン・レノン 運命をたどる ヒーローはなぜ撃たれたのか』
講談社発行 304ページ 2,200円(税込) 電子版(1,980円)もあります。
ジョン・レノンが亡くなって、もう45年も経つんですね。
♪ Imagine there's no Heaven It's easy if you try・・・・・
歌声が蘇ります。
そして今日は、日本軍による真珠湾攻撃から84年の日でもあります。(日本時間)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」展 ― 2025年12月06日 15時22分21秒
川崎市岡本太郎美術館の展示室が、改修工事の為来年3月30日から約3年間の長期にわたり休館するにあたり、休館前最後の常設展が開催されています。(2026年3月29日まで)
企画展は「第29回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」が2026年1月31日から3月29日迄開催され、これが休館前最後の企画展になります。現在企画展は開催されていません。
現在開催されている常設展は「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」。
何事に対しても全身全霊で挑み続けた岡本太郎。絵を描くこと、彫刻を彫ること、文章を書くこと、写真を撮ること、ピアノを弾くこと、スキーやテニスに熱中すること、旅すること……。ジャンルを超えた岡本の芸術活動と生き方の根底には「遊び」の精神が息づいていました。
岡本の言う「遊び」とは、単なる娯楽や余暇ではなく、自身の全存在を賭けて勝負するものでもありました。
本展では、岡本太郎の人生と芸術における「遊び」をキーワードに、当館のコレクションから必見の代表作を中心に紹介しています。
川崎市高津区二子に生まれた岡本太郎から、2度にわたり合計1,779点の主な作品が川崎市に寄贈されたことを契機として、1999年に川崎市岡本太郎美術館が開館しました。
開館後の2003年には、岡本太郎の養子である岡本敏子氏所有の、岡本太郎関連資料1,827点が寄贈されています。
3年間の休館前最後の常設展ということもあってか、岡本太郎の代表作の数々が展示され、常設展としてはまれに見る豪華な展覧会になっています。
岡本太郎の作品の中で私が一番気に入っている作品《 夜 》も展示されています。
発起人の花田清輝と岡本太郎を中心に、椎名鱗三、埴谷雄高、野間宏、佐々木基一、安部公房、関根弘らが会員・オブザーバーとして参加して発足した、文学と美術のジャンルにまたがる前衛芸術の研究会「夜の会」。 その「夜の会」という名は、当時岡本のアトリエに置かれていたこの作品が由来になったといいます。
岡本太郎 《夜》 1947年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
1940年、岡本はパリ時代に製作した多くの作品と共に帰国しますが、戦火により全て焼失してしまいました。岡本の手によりその後再制作されたものも展示されています。
左:岡本太郎 《痛ましき腕》 1936 / 1949年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
右:岡本太郎 《空間》 1934 / 1954年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
『こんな顔のクイーンがあったっていいじゃないか』。
1977年、岡本太郎はトランプをデザインして発表しています。
岡本太郎 《トランプ》 1977年 紙 川崎市岡本太郎美術館蔵
ちょっとユーモラスな作品です。岡本太郎は、ユーモアのある絵画や彫刻も数多く残しています。 タイトルは 《 ノン 》 。世の中には拒絶すべき事柄がたくさんあります。
岡本太郎 《ノン》 1970年 繊維強化プラスチック(FRP) 川崎市岡本太郎美術館蔵
「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」開催概要
開催会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2025年10月28日~2026年3月29日
今後の休館日:月曜日、12月29日〜1月3日、1月13日、2月12日、2月24日(1月12日、2月23日は開館) ※臨時休館あり
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料金:
10月28日〜2026年1月30日(常設展のみ開催):一般 500円 / 高校・大学生・65歳以上 300円
2026年1月31日〜3月29日(企画展とのセット料金):一般 700円 / 高校・大学生・65歳以上 500円
中学生以下 無料
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
国登録有形文化財 川合玉堂ゆかりの「河鹿園」 ― 2025年11月28日 18時45分12秒
2020年に国登録有形文化財に登録された「河鹿園(かじかえん)」という建物が、御岳渓谷のJR青梅線・御嶽駅前にあります。 多摩川左岸の崖上に建ち、最古の建物は大正14年頃に建てられたものです。
御岳渓谷に大正時代から営業していた「割烹旅館 河鹿園」は2017年に旅館の営業をやめ、旅館時代の建物はそのままに、趣のある床の間や欄間を備えた客室に書画などを飾る、「旅館建物室礼美術館 河鹿園」として生まれ変わりました。
当時から残る入口の看板は、川合玉堂の書によるものです。
太平洋戦争中の1944年(昭和19年)に御岳に疎開した川合玉堂が河鹿園に大変世話になったという関係から多くの玉堂作品や、円山応挙、松尾芭蕉、与謝野蕪村、伊藤若冲、鏑木清方など玉堂ゆかりの美術家による作品が、この河鹿園に残されています。
館内各所に、さりげなく季節の草花が飾られています。
現在は「玉堂翁尽くし展」として、川合玉堂の作品を中心に展示されています。(12月21日まで)
川合玉堂 《湖畔新雪》
琵琶湖の長浜あたり。雪の白さは紙の白さそのまま、薄墨の線が命だそうです。(作品に添えられたご主人の解説文より引用)
旅館の客室をそのまま美術館にした展示方法で、普通の美術館には無い心遣いが感じられます。
川合玉堂 七十九歳誕生日 《柞紅葉画賛》
(「柞」は「ははそ」と読み、ブナ科コナラ属の植物を指します)
「七十路(ななそじ)も 今日九度(ここのたび)誕生日 まなく八十路(やそじ)に 登るべからなり 偶庵」
偶庵(ぐあん)は玉堂の晩年の画号です。
大広間は過去には宴会などに使われたんでしょうか。現在は川合玉堂の作品や資料が所狭しと並べられ、圧巻です。ガラスケースなどは無く、至近距離から玉堂作品を堪能することが出来ます。
部屋からは対岸の「玉堂美術館」のイチョウの大木や、多摩川の紅葉が目に飛び込んできます。
館内は監視をする人もいなく、自由に休憩したり、畳に座ったり、写真を撮ったり出来ます。鑑賞者のマナーが重要です。
多摩川のこの周辺では、ハクセキレイやキセキレイ、セグロセキレイが尾を振りながら飛び回っているのをよく見かけます。(写真はハクセキレイ)
下の画に描かれているのはセグロセキレイ(背黒鶺鴒)だということです。
川合玉堂 《紅葉に鶺鴒図》
元旅館なので、大浴場もそのまま残されています。浴室も見ることが出来ます。昔ながらの体重計が郷愁をそそります。
懐かしい黒電話が置かれていました。旅館時代には内線や、ゼロ発信で外線も使えたようですが、今は分かりません。私には受話器を持ち上げる勇気もありません。
祝日を除く月曜・火曜は休館になります。開館11時、閉館16時、入場は15時まで。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
御岳渓谷・玉堂美術館 ― 2025年11月27日 20時41分34秒
御岳渓谷のJR御嶽駅から多摩川を挟んだ対岸に、川合玉堂の美術館「玉堂美術館」があります。
館内には趣のある枯山水庭園が広がり、秋には木々が赤や黄色に染まります。
この庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「SUKIYA LIVING MAGAGINE」において、過去22年間毎年20位以内に選ばれています。(2024年は7位)。
川合玉堂(かわい ぎょくどう、1873年〈明治6年〉 - 1957年〈昭和32年〉)は、明治・大正・昭和時代の日本で活動した日本画家です。
玉堂は太平洋戦争中の1944年(昭和19年)に、かねてより写生で頻繁に訪れていた東京都西多摩郡三田村御岳(現・青梅市御岳)に疎開し、1957年に死去するまで奥多摩の御岳渓谷で暮らしました。 玉堂の没後、香淳皇后(昭和天皇の皇后さま)を含む多数の団体・地元有志・玉堂愛好家などからの寄付により、1961年(昭和36年)5月、この地に玉堂美術館が開館しました。
玉堂の絵画には自然の中の人や動物が描かれたものが多く、自然と人が一体化した画の中には物語があり、鑑賞者は当時の人々の暮らしぶりから想像を膨らませることができます。
鑑賞者を画の中に招き入れるという玉堂画の特徴を体感できるよう、玉堂美術館では現在「玉堂画で楽しむ 画中散策展」が開催されています。
二重石門は、現在は吉野街道の払沢トンネルというコンクリート造りのトンネルになっていますが、当時は岩肌を削って造られた石門で、生活道路として利用されていました。
現在の払沢トンネルも、玉堂画に因み従来の二重石門風を残すことを最大の主眼として設計施工され、上部には植栽も施されているということです。
《二重石門》 1952年(昭和27年) 79歳
《渓村晩秋》 1942年(昭和17年) 69歳
玉堂18歳の頃の写生です。「柿栗 十月十八日 寫生」と記されています。
当時の画室を再現した部屋です。大きな窓の外には枯山水の日本庭園が広がっています。
玉堂美術館公式サイトはこちら。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
「英伸三 映像日月抄」展 ― 2025年11月10日 05時59分42秒
川崎市市民ミュージアム企画展「英伸三 映像日月抄 そのときのあのこと あのときのそのひと」が開催されています。
昨日、アーティストトークがあるというので、行ってきました。
英 伸三(はなぶさ しんぞう、1936年 - )は、1960年代から写真家として活動し、戦後の繁栄と発展の裏側に潜むものを丁寧に読み解くことで、諸問題が複雑に絡み合う日本社会の姿を浮き彫りにする作品を制作してきました。
日本写真批評家協会新人賞、日本写真協会新人奨励賞受賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞、第7回伊奈信男賞など多くの賞を受賞しています。
本展では、長年にわたり農村問題を通じて日本社会の姿を追い続けた作品、沖縄や九州から集団就職で上京する少年少女の姿をとらえたシリーズ、視覚障がい者の教育現場と就職の実態に迫った初期作品など、67点の写真作品を展示しています。
展示作品は全てゼラチンシルバープリントで、特に「盲人―その閉ざされた世界」というシリーズは、所蔵していた川崎市市民ミュージアムが2019年の台風19号による浸水被害で水没してしまった為、作者自らの手で再度プリントされたものだということです。
展示風景
写真集が、今では手に入らないような貴重なものも含めて10冊ほど置いてあったので、じっくりと「読む」ことが出来ました。
展示会場内でのアーティストトークです。1時間30分の予定が2時間に及び、撮影時の秘話など、大変楽しくお話して下さいました。
川崎市市民ミュージアム企画展「英伸三 映像日月抄 そのときのあのこと あのときのそのひと」開催概要
開催会場:向ケ丘遊園中和ビル2階(神奈川県川崎市多摩区登戸2735)
開催期間:11月8日(土)~12月21日(日)
休室日:火曜日
開室時間:10:30~17:00
観覧料金:無料
主催:川崎市市民ミュージアム
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
上野駅のウォールアート ― 2025年11月09日 07時24分31秒
JR上野駅公園口の改札内通路に展示されているウォールアートです。ジャイアントパンダやハシビロコウ、コビトカバ、レッサーパンダが、上野らしくてかわいいですね。
オカピは2023年7月に腹膜炎で死亡したため、現在上野動物園にオカピはいません。
この作品は、3年位前から開催されている「山手線を美術館にする」というプロジェクト「YAMANOTE LINE MUSEUM」の一環で、NiJi$uKe(ニジスケ、本名:土居虹亮)氏によるウォールアートです。いろいろな動物たちがカラフルなタッチで描かれています。
NiJi$uKe氏の他の作品も展示されています。
これらの作品は作品横のQRコードから購入することもできます。
NiJi$uKe 氏の公式サイトはこちら。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。

























































































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