☆ほしのつぶやき☆

昨日開園５０周年を迎えた港の見える丘公園、Ｖｏｌ.２です。

昨日は、園内図でフランス橋側から入って、旧フランス領事官邸遺構まで来ました。
今日は林間広場です。

領事官邸の風車が水を汲み上げていた井戸です。
１８９６年(明治２９年）のフランス領事官邸竣工時に設置されたものを改修しています。

水はすでに涸れていますが、井戸の深さは約３０ｍあり、井戸の形をきれいな円形に積む為に、使われている煉瓦は扇形をしています。

林間広場には大野林火の句碑があります。
大野林火（１９０４～１９８２）は、横浜生まれの俳人です。

白き巨船きたれり　春も遠からず
この地にピッタリの句だと思います。季語は「春」ではなく、「春も遠からず」で冬ですね。

さて、この母子像は何でしょう？

「愛の母子像　-あふれる愛を子らに-」と刻まれています。

１９７７年９月２７日、アメリカ海兵隊の戦術偵察機が横浜市緑区（現青葉区）荏田町に墜落し、３歳と１歳の兄弟は全身火傷で翌日死亡、母親も全身に火傷を負い、苦しい闘病生活と私生活を送りながら４年４ヵ月後に亡くなりました。
生前に「海を見たい」と願っていたことから、遺族の希望により横浜市に寄贈する形で１９８５年にこの地に設置された、母子のブロンズ像です。

横浜港を見つめる方向を向いています。
いつまでもいつまでも海を見続けて、母子３人幸せであり続けて欲しいものです。


次回は展望広場地区に行きます。