疫病退散! アマビエ饅頭 ― 2020年10月03日 12時15分18秒
茨城県議会が、新型コロナウイルス感染者の情報を登録者に通知するシステム「いばらきアマビエちゃん」を導入・義務化する条例を可決し、昨日10月2日に施行されたということで話題になっています。
アマビエは日本に伝わる妖怪で、コロナ禍の中、疫病退散の効果があるということで政府・厚労省公認のキャラクターになる程人気が急上昇してきました。 困った時の妖怪頼みですね。
浜離宮恩賜庭園の売店「濱見世」で、「アマビエ饅頭」というのを売っていたので買ってみました。1個税込300円です。
形が崩れないように気を付けてバッグに入れて持って帰ったのですが、少し潰れてしまったようです。
アマビエは、江戸時代後期に製作されたとみられる瓦版に類する刷り物に、絵と文とが記されています。
『肥後国海中の怪(アマビエの図)』 (京都大学附属図書館所蔵 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
『 肥後国海中に毎夜光物出ル 所之役人行 見るニ づの如し者現ス 私ハ海中ニ住アマビヱト申者也 當年より六ケ年之間 諸国豊作也 併 病流行 早々私ヲ写シ人々ニ見せ候得と 申て海中へ入けり 右ハ写し役人より江戸え 申来る写也
弘化三年四月中旬 』
と書かれています。弘化三年は西暦1846年(江戸時代後期)になります。
肥後国(現・熊本県)の夜ごとに海に光り物が起こったため、土地の役人がおもむいたところ、アマビエと名乗るものが出現し、役人に対して「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作がつづく。しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行ったというような文章です。
さて、「アマビエ饅頭」ですが、作っているのは東京都の大泉学園にある、1950年(昭和25年)創業の老舗和菓子店「あわ家惣兵衛」です。
かわいいアマビエの中には胡麻餡(ごまあん)がたっぷり入っていました。胡麻餡は甘さが抑えられていて、胡麻がほんのりと香る上品な味です。アンコだけでもいくらでも食べられます。
かわいいアマビエの中には胡麻餡(ごまあん)がたっぷり入っていました。胡麻餡は甘さが抑えられていて、胡麻がほんのりと香る上品な味です。アンコだけでもいくらでも食べられます。
胡麻の脂質に含まれるリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸は、免疫力を高める効果があるといいます。
みんなで食べて新型コロナウィルスを撃退しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hoshino.asablo.jp/blog/2020/10/03/9301699/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。